JPH0342976Y2 - - Google Patents

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JPH0342976Y2
JPH0342976Y2 JP4410386U JP4410386U JPH0342976Y2 JP H0342976 Y2 JPH0342976 Y2 JP H0342976Y2 JP 4410386 U JP4410386 U JP 4410386U JP 4410386 U JP4410386 U JP 4410386U JP H0342976 Y2 JPH0342976 Y2 JP H0342976Y2
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JP
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mold
gas vent
vent hole
foaming
foam
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JP4410386U
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JPS62154908U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はポリウレタンフオーム等の発泡モール
ド成形体の製造に用いるモールド成形型の改良に
関する。
〔従来の技術〕
第3図はポリウレタンフオームの発泡モールド
成形に従来用いられている成形型の斜視図であ
る。同図において1は下型、2は上型である。こ
れらはアルミニウム等の金属からなつている。下
型1には目的とする成形体に対応した所定形状の
成形室が形成されており、下型1と上型2とは蝶
番により開閉自在に連結されている。また、上型
2には発泡反応により生成する発泡ガスを逃がす
ためにのガス抜き孔3…が穿設されている。この
ガス抜き孔3…の形状を第4図に示す。図示のよ
うに、ガス抜き孔3…は全体に均一な径で上型2
を貫通して設けられている。
なお、上記のようなガス抜き孔3…を設けるの
は、発泡反応で生成したガスを型外に逃がすため
で、ガス抜きが行なわれないと成形体に欠肉や亀
裂等を生じるからである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の成形型を用い、例えばポリウレタンフオ
ームの発泡モールド成形を行なうと、発泡原液が
発泡ガスと共に外部に流出し、第5図Aに示すよ
うに上型の表面に所謂「玉」4を形成する。この
「玉」は成形体5を脱型する前に除去されるが、
ガス抜き孔3の内部に溜つたカス4′は除去され
ない。このため、第5図Bに示すように、成形体
の脱型後もガス抜き孔3はカス4′で塞がつたま
まになる。
従つて、このモールド型を次の発泡モールド成
形に用いるためには、ガス抜き孔3に詰つたカス
4′を針金等で除去するといつた煩雑な作業を必
要とし、生産性を妨げる要因になつている。
当然ながら、上記問題は上型2の肉厚が厚くな
るほど顕著となる。従つて、例えば発泡圧の高い
処方で発泡させるときのように、型の肉厚を厚く
せざるを得ない場合には、上記問題の解決が強く
要望されている。
そこで、本考案は発泡モールドで型表面に形成
された「玉」を除去して脱型する際に、ガス抜き
孔内部に詰つたカスも同時に除去することができ
る発泡モールド用成形型を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による発泡モールド用成形型は、目的と
する成形体の形状に対応した成形室を形成するよ
うに構成された下型および上型からなり、該上型
におけるガス抜き孔位置の外表面および内表面に
ガス抜き孔の径よりも大きな凹部を設け、これら
凹部の底面で肉厚の薄くなつた部分を貫通するガ
ス抜き孔を形成したことを特徴とするものであ
る。
本考案における前記凹部の形状は特に限定する
ものではないが、例えば矩形断面あるいは上型表
面に向かつて拡開した略台形の断面形状を有する
もの等が挙げられる。また、半球状の凹部として
もよい。
本考案の成形型を構成する材料としては、アル
ミニウムや鉄等の金属、あるいは樹脂等を用いる
ことができる。
〔作用〕
本考案における発泡モールド用成形型は、ガス
孔の上下両端部に径の大きな凹部が形成されてい
るため、「玉」や成形体は該凹部を充填して形成
され、これらは当然ながらガス抜き孔を閉塞する
カスに連結されることになる。しかも、径の狭い
ガス抜き孔の長さは前記凹部を設けたことで実質
的に短縮されているから、「玉」の除去および成
形体の脱型により、ガス抜き孔に詰つたカスは
「玉」または成形体の何れかに付着した状態で除
去されてしまう。
従つて、カス除去の工程を別途行なわなくと
も、次の発泡成形に再使用することができる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の一実施例になる発泡モール
ド用成形型における上型ガス抜き孔部分を示す断
面図である。同図において、11はアルミニウム
製の上型本体部分である。該上型本体のガス抜き
孔形成位置の外表面には、逆円錐台形の凹部12
が形成されている。また、同じ位置の内表面には
円錐台形の凹部12′が形成されている。そして、
両凹部12,12′により肉厚が薄くなつた部分
には、上型を貫通するガス抜き孔13が形成され
ている。その他の構成は第5図の従来の発泡モー
ルド用成形型と同じである。
上記実施例になる発泡モールド成形型の作用に
ついて説明すれば次の通りである。
型内にポリウレタン発泡原液を注入し、閉型し
て発泡させると、第2図Aに示すように成形体部
分21が形成されると共に、ガス抜き孔から流出
した原液が「玉」22を形成する。しかし、この
ときの「玉」22は凹部22の形状より逆円錐台
形に形成される。しかも、ガス抜き孔13が実質
的に短くなつているから、「玉」22を除去する
と、第2図Bに示したように、ガス抜き孔13に
詰つていたカスは「玉」22に付着して一緒に除
去されてしまう。また「玉」除去のときにカスが
除去されなくても、脱型の際に成形体21と一緒
に除去されるから、最後にカスがガス抜き孔13
に残留することは殆どなくなる。
従つて成形体21を脱型した後は、従来のよう
にカス除去工程を行なうことなく、同じ成形型を
次の発泡モールドに用いることができる。
なお、ガス抜き孔13の径は任意であるが、一
般的なポリウレタンフオームの発泡モールド成形
に用いるものでは略1〜3mm程度である。また、
このときの凹部12の大きさは10〜20mm程度とす
るのが望ましい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案による発泡モール
ド用成形型によれば、発泡モールド成形で型表面
に形成された「玉」を除去して脱型する際に、ガ
ス抜き孔内部に詰つたカスも同時に除去すること
ができ、カス除去の工程を省略して生産性を向上
できる等、顕著な効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例になる発泡モールド
用成形型の上型ガス抜き孔部分の構造を示す断面
図であり、第2図はその作用を示す説明図、第3
図はポリウレタンフオームの発泡モールド成形に
用いられている従来の成形型の斜視図であり、第
4図はそのガス抜き孔部分の断面図、第5図は従
来の発泡モールド成形体の問題点を示す説明図で
ある。 11……上型、12,12′……凹部、13…
…ガス抜き孔、21……発泡モールド成形体、2
2……「玉」。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 目的とする成形体の形状に対応した成形室を形
    成するように構成された下型および上型からな
    り、該上型におけるガス抜き孔位置の外表面およ
    び内表面にガス抜き孔の径よりも大きな凹部を設
    け、これら凹部の底面で肉厚の薄くなつた部分を
    貫通するガス抜き孔を形成したことを特徴とする
    発泡モールド用成形型。
JP4410386U 1986-03-26 1986-03-26 Expired JPH0342976Y2 (ja)

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JP4410386U JPH0342976Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JP4410386U JPH0342976Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JPS62154908U JPS62154908U (ja) 1987-10-01
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