JPH08281664A - ゴム成形金型 - Google Patents

ゴム成形金型

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JPH08281664A
JPH08281664A JP7084994A JP8499495A JPH08281664A JP H08281664 A JPH08281664 A JP H08281664A JP 7084994 A JP7084994 A JP 7084994A JP 8499495 A JP8499495 A JP 8499495A JP H08281664 A JPH08281664 A JP H08281664A
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JP
Japan
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mold
rubber
burr
cavity
metal
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Pending
Application number
JP7084994A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Koretsune
義信 是常
Koji Kaneyoshi
幸治 兼吉
Hiroshi Suminoe
宏史 住江
Sadao Inoue
貞夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の金型構造を大幅に変更せず、しかも割
り型や金属筒体に高精度が要求されず、コストアップを
招くことなく確実にゴムバリを除去する。 【構成】 上型1,中型2及び下型3で構成されるキャ
ビティ8に内筒M1 及び外筒M2 をセットする。この状
態で、キャビティ8にゴム成形材料を充填して加硫し、
ゴム成形体Rが内筒M1 と外筒M2 との間に一体に加硫
接着された金属ゴム複合体Cを得る。薄肉バリ部r1 を
形成する浅溝部14aと厚肉バリ部r2 を形成する深溝
部14bとが連続してなるバリ溝14を内筒M1 及び外
筒M2 の両端面が接触する上型3及び下型5のキャビテ
ィ構成型面1b,12bに形成する。この際、バリ溝1
4の浅溝部14aを金属ゴム複合体Cの内筒M1 及び外
筒M2 とゴム成形体Rとの境界側に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属とゴムとの複合体
を得るためのゴム成形金型に関し、特に、成形時に生ず
るゴムバリ対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、金属筒体からなる内
筒M1 と、同じく金属筒体である外筒M2 との間にゴム
成形体Rが一体に加硫接着されて構成され、かつ該ゴム
成形体Rの下端で上記内筒M1 と外筒M2 との間にリン
グ溝r1 が形成された金属ゴム複合体Cを図5に示すよ
うなトランスファー成形金型aで製作する場合、上下に
重ね合わされた割り型としての上型b、中型c及び下型
dで構成されたキャビティeに上記内筒M1 及び外筒M
2 をセットし、ポット型fのポットhに投入されたゴム
成形材料(図示せず)をプランジャiの押出し動作によ
ってスプルーjを経て上記キャビティeに充填して加硫
するようになされている。なお、図5中、kは型締め及
び型開き時に一体となって昇降する上型b及びポット型
fを上下に案内するガイドロッド、mは上下に重ね合わ
されたポット型f、上型b、中型c及び下型dを水平方
向にずれないように固定する固定ブロックである。
【0003】この場合、通常、上型bと下型dとで挟み
込まれる内筒M1 は、その高さが基準寸法よりプラス目
になると金型を破損するおそれがあることから、加工上
のバラツキを考慮して基準寸法よりマイナス目に製作さ
れる。そのため、上記上型bと内筒M1 の上端面との
間、及び下型dと内筒M1 の下端面との間に間隙が生
じ、この間隙にゴム成形材料が流れ込んでゴムバリが発
生する。一方、個々の割り型や上下に隣り合う割り型の
型合わせ面についても、加工上の寸法公差が必要である
ことから、内筒M1 と上型b及び下型dとの間にはどう
しても隙間が生じ、ゴムバリが発生してしまう。また、
加硫中のゴム成形材料の熱膨張によっても型合わせ面に
隙間が生じてゴムバリが発生する。このゴム成形材料の
熱膨張はキャビティ全体に均一に加わるのではなく部分
的、局所的に加わることから、発生するゴムバリは、常
に決まった場所や一定量であるとは限らない。このよう
なバリ発生の要因としては、上述の如き上型b及び下型
dと内筒M1 及び外筒M2 との間の隙間以外にキャビテ
ィe内のエアの存在も深く関係している。つまり、ゴム
成形材料の熱膨張によってキャビティe内のエアが押し
出され、ゴムバリが発生するのである。
【0004】このようなゴムバリは、成形後にナイフで
切り取ったり、あるいは研磨紙等の研磨材で削り取った
りしている。このバリ取り作業は、製品の品質を作り込
む上で何ら関係するものではなく、できだけ簡単にかつ
確実になし得ることが望まれる。
【0005】しかしながら、ゴムバリの内筒M1 や外筒
M2 に対する付着量が少量でかつ薄膜状に付着している
場合には、ゴムバリが途中で切れたり壊れたりするの
で、内筒M1 及び外筒M2 の輪郭に沿って奇麗に取り除
き難く、バリ取り作業に大きな時間と労力を費やしてい
るのが現状である。特に、ゴム成形材料が内筒M1 の内
周面に流れ込んで密着したゴムバリは除去が非常に困難
であり問題となっている。また、ゴム成形材料が内筒M
1 の内周面に流れ込む過程で上型b及び下型dにゴム成
形材料が付着し、金型の掃除の頻度が多くなることも問
題である。
【0006】そこで、例えば特公平3−57163号公
報、特公平3−79166号公報、実公昭63−372
16号公報、特開平3−223号公報等に開示されてい
るように、ゴムバリが発生しないようにしたゴム成形金
型が提案されている。一方、実開昭63−104011
号公報等に開示されているように、ゴムバリを簡単に取
り除くようにしたゴム成形金型も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の前者
の提案例をも含めてゴムバリが発生しないようにするに
は、次のような対策が必要とされる。
【0008】金属筒体の寸法精度を向上させる。
【0009】金型の寸法精度を向上させる。
【0010】ゴム成形材料の予熱温度を高くするか、
あるいはゴム成形材料の加硫温度を低くしてゴムの熱膨
張を小さくする。
【0011】金型の強度を高めて型締め力を大きくす
る。
【0012】金型の構造を大きく変える。
【0013】そして、これら〜の対策を講ずるに
は、型構造の大掛かりな変更や金属筒体(内筒,外筒)
及び金型の寸法精度アップを必要とし、大幅なコストア
ップとなり、しかも、生産性の低下を招くという問題が
ある。
【0014】また、後者の提案例では、複数のバリ溝
(オーバーフロー溝)をキャビティ周りに所定間隔をあ
けて形成することにより、厚肉のゴムバリを発生させて
取り除き易いようにしているが、上述の如くゴム成形材
料の熱膨張はキャビティ全体に均一に加わらないことか
ら、常に一定の場所にゴムバリが発生せず、またその量
も一定でないのが現状である。したがって、全てのバリ
溝に対して一定量のゴム成形材料が均等にオーバーフロ
ーすることは希であり、通常は各バリ溝でキャビティ内
からオーバーフローするゴム成形材料に過不足が生じ、
オーバーフローの量が少ないところでは、ゴム成形材料
が折角バリ溝に流入してもバリ溝を十分に満たさずに薄
膜状のゴムバリが発生し、取り除き辛い。逆にオーバー
フローの量が多過ぎてバリ溝の容積を超えると、ゴム成
形材料がバリ溝の外に溢れ出てこの溢れ出たゴム成形材
料が薄膜状のゴムバリとなって取り除き辛い。
【0015】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ゴム成形材料をオーバ
ーフローさせるバリ溝の形状を工夫することにより、大
幅なコストアップや生産性の低下を招く型構造の大掛か
りな変更や金属筒体及び金型の寸法精度アップ化等をす
ることなく、全体に均一な厚みの厚肉のゴムバリを発生
させてゴムバリを残すところなく簡単にかつ確実に取り
除こうとすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、バリ溝を割り型のキャビティ構成型面に
金属筒体の端面に対向するように設けたものである。
【0017】具体的には、本発明は、複数に分割された
割り型を重ね合わせて構成されるキャビティに金属筒体
をその両端面が割り型の重ね合わせ方向に向くようにセ
ットした状態で、上記キャビティにゴム成形材料を充填
して加硫することにより、ゴム成形体がキャビティ形状
に成形されて上記金属筒体に一体に加硫接着された金属
ゴム複合体を得るゴム成形金型を対象とし、次のような
解決手段を講じた。
【0018】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記金属筒体の両端面が接触する割り型のキャビティ構成
型面に環状のバリ溝を上記金属筒体の両端面に対向する
ように形成する。さらに、上記バリ溝を薄肉バリ部を形
成する浅溝部と、該浅溝部に連続し厚肉バリ部を形成す
る深溝部とで深さが異なるように構成する。また、上記
バリ溝の浅溝部を金属ゴム複合体の金属筒体とゴム成形
体との境界側に位置させたことを特徴とする。
【0019】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、金属筒体の両端面が接触する割り型の少な
くとも一方のキャビティ構成型面に、成形時にキャビテ
ィ内のエアを型外に逃がす貫通孔を上記バリ溝の深溝部
に接近するように開口させたことを特徴とする。
【0020】本発明の第3の解決手段は、第1又は第2
の解決手段において、金属筒体を内筒と外筒とで構成す
る。さらに、ゴム成形体を上記内筒と外筒との間に一体
に加硫接着して金属ゴム複合体を構成したことを特徴と
する。
【0021】本発明の第4の解決手段は、第1〜3の解
決手段のいずれか1の解決手段において、複数の割り型
を、上型、中型、下型及びポット型で構成されたトラン
スファー成形用のものとする。さらに、上記上型、中型
及び下型の三者でもってキャビティを構成する。また、
上記ポット型にプランジャを進退可能に設け、該プラン
ジャにより上記ポット型のポットに投入されたゴム成形
材料を上記キャビティ側に押し出すようにしたことを特
徴とする。
【0022】
【作用】上記の構成により、本発明の第1の解決手段で
は、金属筒体がセットされたキャビティにゴム成形材料
が充填されて加硫され、ゴム成形体が上記金属筒体に一
体に加硫接着された金属ゴム複合体が得られる。この
際、第3の解決手段では、金属筒体として内筒と外筒の
2つの筒部材が用いられ、得られる金属ゴム複合体は、
ゴム成形体が内筒と外筒との間に一体に加硫接着された
ものである。第4の解決手段では、ポット型のポットに
投入されたゴム成形材料が、上型、中型及び下型で構成
されたキャビティにプランジャの押出し動作により充填
される。
【0023】このキャビティに充填されたゴム成形材料
は、割り型のキャビティ構成型面に上記金属筒体の両端
面に対向するように形成された環状のバリ溝にも浸入す
る。したがって、得られた金属ゴム複合体の金属筒体の
両端面には、ゴムバリが上記バリ溝の容積に相当して形
成され、しかもこのゴムバリは金属筒体の両端面を取り
囲むように全周に亘って形成されている。
【0024】このことから、キャビティに対してゴム成
形材料の熱膨張が不均一であっても、ゴム成形材料はバ
リ溝全体に均一に行き渡って金属筒体の端面全周におい
て部分的に過不足を生じず、金属筒体の端面全周に亘っ
て均一な厚みの厚肉のゴムバリが発生し、ゴム成形材料
の過不足に起因する薄膜状のゴムバリが発生しない。し
かも、上記バリ溝は半径方向に深度の異なる2段構えに
構成され、浅溝部が金属筒体とゴム成形体との境界側に
位置していることから、発生するゴムバリの半径方向の
肉厚は、金属筒体側が比較的薄くなっている。したがっ
て、ゴムバリはこの薄肉部で容易に引き裂かれ、金属ゴ
ム複合体に付着残存することなく簡単にかつ確実に取り
除かれる。
【0025】また、割り型(上型,下型)のキャビティ
構成型面にバリ溝や貫通孔を形成するだけであることか
ら、型構造を大幅に変更したり、あるいは割り型や金属
筒体の寸法精度を高めたり、さらにはゴム成形材料の予
熱温度や加硫温度等の成形条件をコントロールするとい
った諸々の管理が不要となり、これらが必要な場合に比
べてコストや生産性が大幅に向上する。
【0026】第2の解決手段では、バリ発生に深く関わ
るキャビティ内のエアが、バリ溝の深溝部に接近するよ
うに開口する貫通孔を経て型外に速やかに排出され、こ
のエアの排出に伴ってゴム成形材料がバリ溝に引き込ま
れるので、ゴム成形材料がバリ溝全体に速やかに浸入
し、金属筒体の端面全周においてゴムバリの不均一な発
生が防止される。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0028】図1は本発明の実施例に係るゴム成形金型
としてのトランスファー成形金型Aを示す。このトラン
スファー成形金型Aは、図4に示すように、金属筒体か
らなる円筒形の内筒(ブッシュ)M1 と、同じく金属筒
体である外筒(フランジ付き側面補強板)M2 との間に
ゴム成形体Rが一体に加硫接着されて構成された金属ゴ
ム複合体Cを製作するためのものであり、ゴム成形体R
は内筒M1 全体を取り囲むようにその外側に設けられて
いるとともに、外筒M2 は上記ゴム成形体Rの下端面に
設けられ、これら三者は同心状に配置されている。ま
た、上記ゴム成形体Rの下端で上記内筒M1 と外筒M2
との間には円環状のリング溝r1 が形成されている。こ
のように構成された金属ゴム複合体Cは、外筒M2 のボ
ス部をプレートPの取付孔p1 に挿入するとともにフラ
ンジをプレートP上面に接触させた状態でプレートPに
取り付けられるようになされている。
【0029】上記トランスファー成形金型Aは、上型
1、中型2、下型3及びポット型4の4つの割り型を備
えてなり、これらの割り型はポット型4を最上部にして
上型1、中型2、下型3の順に重ね合わされ、固定ブロ
ック5でもって水平方向にずれないように固定されてい
る。上記上型1には下方に延びるガイドロッド6が突設
され、一方、上記中型2及び下型3にはガイド孔2a,
3aが上下に連続して貫通形成され、該ガイド孔2a,
3aに装着されたスリーブ7a,7bに上記ガイドロッ
ド6が上下方向に摺動可能に上方から嵌挿されている。
上記ポット型4及び上型1は、型締め時及び型開き時に
図示しない昇降装置の作動によって一体となって昇降す
るようになっており、この昇降動作に伴い上記ガイドロ
ッド6がスリーブ7a,7bを上下方向に摺動してポッ
ト型4及び上型1を上下に案内するようになっている。
【0030】上型1、中型2及び下型3には、各々を上
下に重ね合わせた状態でこの三者でもって内部にキャビ
ティ8が構成され、当然、該キャビティ8は金属ゴム複
合体Cの形状に対応して形成されていて、このキャビテ
ィ8に上記内筒M1 及び外筒M2 をその両端面が上型
1、中型2及び下型3の重ね合わせ方向に向くようにセ
ットするようにしている。
【0031】上記ポット型4には、1ショット分のゴム
成形材料(図示せず)を収容するポット4aが上方に開
口して形成され、該ポット4aには、上記ポット型4に
投入されたゴム成形材料を上記キャビティ8側に押し出
すプランジャ9が上下方向に進退可能に配置されてい
る。
【0032】上記上型1には上下方向に延びるスプルー
1aが形成され、該スプルー1aの上端は上記ポット4
aに開口しているとともに、下端は上記キャビティ8に
開口している。そして、上記内型M1 及び外筒M2 をキ
ャビティ8にセットした状態で、上記プランジャ9の押
出し動作によりポット4a内のゴム成形材料をスプルー
1aを経て上記キャビティ8に充填することにより、ゴ
ム成形体Rがキャビティ8形状に成形されて上記内筒M
1 及び外筒M2 に一体に加硫接着された金属ゴム複合体
Cを得るようになされている。
【0033】図2に示すように、上記上型1の下面中央
部には、キャビティ構成型面1bが形成されているとと
もに、上部支持ピン10が下端の円錐台状膨出頭部10
aを上記キャビティ構成型面1bからキャビティ8内に
臨ませるように埋設されている。
【0034】上記中型2の中央部には円筒形の中空部が
上下方向に貫通して形成され、該中空部の内周面でもっ
て上記上型1のキャビティ構成型面1bに連続するキャ
ビティ構成型面2bが形成されている。
【0035】上記下型3は、下型本体11と、該下型本
体11の中央部に装着された入子型部材12とを備えて
なり、該入子型部材12の上面には、金属ゴム複合体C
のリング溝r1 を形成するためのリング状の突起12a
が突設されている。また、上記入子型部材12の上面及
びその外側の下型本体11の上面でもって上記中型2の
キャビティ構成型面2bに連続するキャビティ構成型面
12bが形成されているとともに、その中央部には下部
支持ピン13が上端の円錐台状膨出頭部13aを上記キ
ャビティ構成型面12bからキャビティ8内に臨ませる
ように埋設されている。そして、上記上型1、中型2及
び下型3の3つのキャビティ構成型面1b,2b,12
bでもって上記キャビティ8を構成している。また、上
記内筒M1 をキャビティ8にセットする際、上記上部支
持ピン10の膨出頭部10aを内筒M1 の一端(上端)
に上方から嵌合するとともに、上記下部支持ピン13の
膨出頭部13aを内筒M1 の他端(下端)に下方から嵌
合し、内筒M1 を上部及び下部支持ピン10,13で上
下方向から動かないように支持している。
【0036】本発明の特徴として、上記内筒M1 及び外
筒M2 の両端面が接触する上型1及び入子型部材12
(その外側の下型本体11の一部を含む)のキャビティ
構成型面1b,12bには、円環状のバリ溝14が上記
内筒M1 及び外筒M2 の両端面に対向するように1つず
つ形成されている。該各バリ溝14は、薄肉バリ部r2
を形成する浅溝部14aと、該浅溝部14aに連続し厚
肉バリ部r3 を形成する深溝部14bとで深さが異なる
ように構成され、上記バリ溝14の浅溝部14aは、金
属ゴム複合体Cの内筒M1 及び外筒M2 とゴム成形体R
との境界側に位置している。つまり、上記内筒M1 側の
上下2つのバリ溝14,14では共に、浅溝部14aが
内筒M1 外側に向けられている。一方、上記外筒M2 側
の2つのバリ溝14,14のうち外側のバリ溝14で
は、上記内筒M1 側の各バリ溝14と同様に浅溝部14
aが内筒M1 外側に向けられているが、内側のバリ溝1
4では、上記内筒M1 側の各バリ溝14とは逆に浅溝部
14aが内筒M1 内側に向けられている。
【0037】上記各バリ溝14の形状をさらに詳しく説
明するに、図3に拡大詳示するように、浅溝部14aの
深さL1 は0.1mmに、深溝部14bの深さL2 は3.
0mmにそれぞれ設定され、かつ浅溝部14aと深溝部1
4bとの境界には傾斜角度θが約20度に設定された傾
斜面14cが形成されている。このように構成された各
バリ溝14は、上記内筒M1 の上端面側及び下端面側で
は、各々の外径D1 が内筒M1 の外径d1 と同じに設定
され、全体の溝幅W1 は内筒M1 の厚みw1 よりも小さ
く5.0mmに設定されて内筒M1 の筒内にゴム成形材料
が浸入しないようにしているとともに、そのうち浅溝部
14aの溝幅W2 は0.5mmに設定されている。つま
り、内筒M1 の上端面側及び下端面側の2つのバリ溝1
4,14は上下対称に配置されているほかは同じであ
る。一方、上記外筒M2 側の2つのバリ溝14,14と
外筒M2 との位置関係も、内側に位置するバリ溝14全
体の溝幅W1 が外筒M2 の厚みw2 と同じに設定されて
いるほかは、上記内筒M1 とその周りの各バリ溝14と
の位置関係と同じである。
【0038】上記下型3の下型本体11の入子型部材1
2周りには、直径約1mmの複数の貫通孔15が形成さ
れ、該各貫通孔15は、上記内筒M1 の下端面が接触す
る下型3のキャビティ構成型面12b(実際にはキャビ
ティ8内に臨む下型本体11上面)に上記外側のバリ溝
14の深溝部14bに接近するように該深溝部14bか
ら約5mmだけ内側に離れて開口せしめられ、成形時にキ
ャビティ8内のエアを上記各貫通孔15を経て型外に逃
がすようにしている。
【0039】次に、上述の如く構成されたトランスファ
ー成形金型Aにより金属ゴム複合体Cを製作する要領に
ついて説明する。
【0040】 上型1及びポット型4を上昇させた型
開き状態で、内筒M1 の下端側を下部支持ピン13の膨
出頭部13aに上方から嵌合してその両端面が上型1等
の割り型の重ね合わせ方向に向くようにセットするとと
もに、外筒M2 を下型3のキャビティ構成型面12bの
所定位置に配置してセットする。
【0041】 上型1及びポット型4を下降させて型
締めし、これにより上部支持ピン10の膨出頭部10a
を内筒M1 の上端側に上方から嵌合させ、内筒M1 を上
部及び下部支持ピン1013で上下方向から支持してキ
ャビティ8内に位置決めする。
【0042】 ポット型4のポット4aに1ショット
分のゴム成形材料を投入し、プランジャ9を下方に前進
させて上記ゴム成形材料をスプルー1aを経てキャビテ
ィ8に充填する。
【0043】この際、キャビティ8に充填されたゴム成
形材料は、内筒M1 側及び外筒M2側の4つのバリ溝1
4にも浸入する。このバリ溝14は内筒M1 及び外筒M
2 の両端面の外周を取り囲むように形成されており、し
たがって、ゴム成形材料の熱膨張がキャビティ8に均一
に作用していない場合であっても、バリ溝14に浸入し
たゴム成形材料をバリ溝14に沿って流動させ、内筒M
1 及び外筒M2 の両端面の外周を取り囲むようにバリ溝
14全体に亘って均一に過不足なく行き渡らせることが
できる。
【0044】 所定の加熱及び加圧条件の下で上記キ
ャビティ8内のゴム成形材料を加硫して固形のゴム成形
体Rとする。これにより、ゴム成形体Rがキャビティ8
形状に成形されて内筒M1 と外筒M2 との間に一体に加
硫接着された金属ゴム複合体Cが得られるとともに、そ
の外周全体にバリ溝14の浅溝部14aに相当して薄肉
バリ部r2 が、深溝部14bに相当して厚肉バリ部r3
が形成される。
【0045】 上型1及びポット型4を上昇させて型
開きし、上記金属ゴム複合体Cを脱型する。
【0046】この際、ゴムバリ(薄肉バリ部r2 、厚肉
バリ部r3 )は、従来の薄膜状のものに比べて厚手に形
成されて金属ゴム複合体Cとの一体感が比較的強くなっ
ているので、上型1側及び下型3側に残らず、製品側で
ある金属ゴム複合体C側に確実に残り、脱型後にゴムバ
リが金型側に残った場合の除去作業をなくすことができ
る。
【0047】この脱型された金属ゴム複合体Cの内筒M
1 及び外筒M2 には、上記ゴムバリ(薄肉バリ部r2 、
厚肉バリ部r3 )が付着している。このゴムバリ(薄肉
バリ部r2 、厚肉バリ部r3 )は、バリ溝14の容積に
相当して肉厚に形成されているので、従来のバリ防止対
策の結果発生したゴムバリに比べて相当厚手のものにな
っている。しかも、このゴムバリ(薄肉バリ部r2 、厚
肉バリ部r3 )は内筒M1 及び外筒M2 の両端面を取り
囲むように全周に亘ってとぎれることなく形成されてい
る。
【0048】したがって、内筒M1 及び外筒M2 の両端
面に発生するゴムバリ(薄肉バリ部r2 、厚肉バリ部r
3 )をバリ溝14の容積に相当して全周に亘って均一な
厚みにすることができ、ゴム成形材料の過不足に起因す
る薄膜状のゴムバリの発生をなくすことができる。
【0049】しかも、このゴムバリは、バリ溝14の浅
溝部14a及び深溝部14bに相当して半径方向内側の
薄肉バリ部r2 と、半径方向外側の厚肉バリ部r3 とで
構成され、かつ上記薄肉バリ部r2 は内筒M1 及び外筒
M2 の両端面との境界側に位置しているので、ゴムバリ
を手で引っ張ることで上記薄肉バリ部r2 から容易に引
き裂くことができ、ゴムバリを金属ゴム複合体Cに付着
残存させることなく簡単にかつ確実に取り除くことがで
きる。
【0050】また、エアがキャビティ8内に介在して
も、このエアはバリ溝14を経て貫通孔15に達し、該
貫通孔15から型外に速やかに出て行くので、エアのゴ
ム成形材料に対する熱膨張の影響を少なくすることがで
き、しかもこの際、ゴム成形材料がエアの流入に促され
てバリ溝14に引き込まれるので、ゴム成形材料をバリ
溝14全体に速やかに浸入させることができ、内筒M1
及び外筒M2 の両端面全周においてゴムバリの不均一な
発生を防止することができる。
【0051】さらに、上型1のキャビティ構成型面1b
と下型3のキャビティ構成型面12bにバリ溝14と貫
通孔15を形成するだけで、そのほかは従来の金型構造
をそのまま用いることができ、また、上型1や下型3等
の割り型や内筒M1 及び外筒M2 の寸法精度を高くする
必要がなく、さらにはゴム成形材料の予熱温度や加硫温
度等の成形条件をコントロールすると行った管理も不要
であり、これらが必要な場合に比べてコストや生産性を
大幅に向上させることができる。
【0052】なお、上記実施例では、貫通孔15を外筒
M2 の外側のバリ溝14に接近した下型3部分にだけ設
けたが、外筒M2 の内側のバリ溝14に接近した下型3
部分や、内筒M1 側のバリ溝14に接近した下型3部分
及び上型1部分等にもキャビティ8形状に応じて設けて
もよい。
【0053】さらに、上記実施例で、金属ゴム複合体C
として、内筒M1 と外筒M2 との間にゴム成形体Rが一
体に加硫接着されたものを示したが、これに限らず、1
つの金属筒体の外周あるいは内周にゴム成形体Rを加硫
接着したものであってもよい。
【0054】また、上記実施例では、割り型が上型1、
中型2、下型3及びポット型4である場合を示したが、
例えば上記構成から中型2を省略したものであってもよ
く、ゴム成形金型もトランスファー成形金型Aに限らな
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4に係
る本発明によれば、金属筒体の両端面が接触する割り型
のキャビティ構成型面に環状のバリ溝を上記金属筒体の
両端面に対向するように形成し、該バリ溝を浅溝部と深
溝部との2段構えにするとともに、このうちの浅溝部を
金属ゴム複合体を構成する金属筒体とゴム成形体との境
界側に位置させたので、従来の薄膜状のゴムバリに比べ
て厚手のゴムバリを金属筒体の両端面全周に亘って均一
に発生させることができ、厚手のゴムバリを手で引っ張
ることで簡単にかつ確実にゴムバリを取り除くことがで
きる。また、割り型のキャビティ構成型面にバリ溝や貫
通孔を形成するだけなので、型構造の大幅な変更、割り
型や金属筒体の高度な寸法精度、ゴム成形材料の予熱温
度や加硫温度等の成形条件のコントロールをなくしてそ
の分だけコストや生産性を大幅に向上させることができ
る。
【0056】特に、請求項2に係る本発明によれば、金
属筒体の両端面が接触する割り型の少なくとも一方のキ
ャビティ構成型面に貫通孔をバリ溝の深溝部に接近する
ように開口させたので、キャビティ内の空気を上記貫通
孔から型外に速やかに排出して金属筒体の端面全周に対
するゴムバリの不均一な発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るトランスファー成形金型
の縦断面図である。
【図2】成形後のキャビティ部分を拡大して示す縦断面
図である。
【図3】図2において上型のバリ溝部分を拡大して示す
縦断面図である。
【図4】金属ゴム複合体の縦断面図である。
【図5】従来例のトランスファー成形金型の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 上型(割り型) 1b キャビティ構成型面 2 中型(割り型) 3 下型(割り型) 4 ポット型(割り型) 4a ポット 8 キャビティ 9 プランジャ 12b キャビティ構成型面 14 バリ溝 14a 浅溝部 14b 深溝部 15 貫通孔 A トランスファー成形金型 C 金属ゴム複合体 M1 内筒(金属筒体) M2 外筒(金属筒体) R ゴム成形体 r2 薄肉バリ部 r3 厚肉バリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/14 9543−4F B29C 45/14 // B29K 21:00 B29L 9:00 23:00 (72)発明者 井上 貞夫 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数に分割された割り型を重ね合わせて
    構成されるキャビティに金属筒体をその両端面が割り型
    の重ね合わせ方向に向くようにセットした状態で、上記
    キャビティにゴム成形材料を充填して加硫することによ
    り、ゴム成形体がキャビティ形状に成形されて上記金属
    筒体に一体に加硫接着された金属ゴム複合体を得るゴム
    成形金型であって、 上記金属筒体の両端面が接触する割り型のキャビティ構
    成型面には、環状のバリ溝が上記金属筒体の両端面に対
    向するように形成され、 該バリ溝は、薄肉バリ部を形成する浅溝部と、該浅溝部
    に連続し厚肉バリ部を形成する深溝部とで深さが異なる
    ように構成され、 上記バリ溝の浅溝部は、金属ゴム複合体の金属筒体とゴ
    ム成形体との境界側に位置していることを特徴とするゴ
    ム成形金型。
  2. 【請求項2】 金属筒体の両端面が接触する割り型の少
    なくとも一方のキャビティ構成型面には、成形時にキャ
    ビティ内のエアを型外に逃がす貫通孔が上記バリ溝の深
    溝部に接近するように開口せしめられていることを特徴
    とする請求項1記載のゴム成形金型。
  3. 【請求項3】 金属筒体は、内筒と外筒とからなり、 金属ゴム複合体は、ゴム成形体が上記内筒と外筒との間
    に一体に加硫接着されて構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のゴム成形金型。
  4. 【請求項4】 複数の割り型は、上型、中型、下型及び
    ポット型で構成されたトランスファー成形用のものであ
    り、 上記上型、中型及び下型の三者でもってキャビティが構
    成され、 上記ポット型には、ポットに投入されたゴム成形材料を
    上記キャビティ側に押し出すプランジャが進退可能に設
    けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載のゴム成形金型。
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