JPS6047209A

JPS6047209A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPS6047209A
Application number: JP15575783A
Authority: JP
Inventors: Kazutake Yamamori; 山森　一毅
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-08-26
Filing date: 1983-08-26
Publication date: 1985-03-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は磁気記録媒体上を磁気ヘッドが摺接して情報の
記録再生を行う磁気記録再生装置に係り、特に上記磁気
記録媒体として強磁性金属薄膜媒体（以下「金属薄膜媒
体」と呼ぶ）を用いた磁気記録再生装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近時、高記録密度化の図れる磁気記録媒体として、強磁
性金属薄膜を記録層とする金属薄膜媒体が注目されてい
る。

金属薄膜媒体は、基板上に、たとえば、Ｃ０−Ｎ１やＣ
ｏ　−Ｎｉ　−Ｐからなる強磁性金属層を蒸着・スパッ
タリングあるいは電解メッキ等で形成したものであり、
金属層における磁性体の充填率がほぼ１００％となるの
が大きな特徴である。

このため、金属薄膜媒体は、従来の酸化物塗布型媒体に
比べ飽和磁束密度を数倍に向上させることができ、高い
保磁力を維持しながら記録層の薄型化を図ることが可能
となる。従って、従来、高記録密度化を実現するりえで
の最大障害であった媒体内の自己減磁界を減少させるこ
とができ、もって、記録密度の向上化が図れる。

また、最近、一部で実用化されている垂直磁化屋記録方
式においても、上述の理由から、金属薄膜媒体が使用さ
れている。

ところで、このような金属薄膜媒体は、良導電体である
が故に外来の電磁ノイズを受信し易く、特にこのような
媒体を用いたＶＴＲや外部記憶装置等では、上記ノイズ
に起因した再生系のい低下、誤信号の入力などの影響が
無視できないという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、金属薄膜媒体に起因した外来
ノイズの影響を抑え、信頼性の高い磁気配録再生装置を
提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、装置本体に装着された磁気記録媒体の強磁性
金属薄膜からなる記録層と、記録媒体上を摺接する磁気
ヘッドに対して電気的信号の授受を行う電気回路の共通
電位点とを、少なくとも記録または再生時において電気
的に接続してなることを特徴としている。

〔発明の効果〕

本発明によれば、金属薄膜媒体の記録層と、磁気ヘッド
に対し電気的信号の授受を行う電気回路の共通電位点と
を接続しているので、上記記録層が電磁シールド板とし
て作用する。こめため、外来ノイズの影響を抑制でき、
信頼性の向上化が図れる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の詳細を図示の実施例に基づき説明する。

第１図において、工は円板状磁気記録媒体であり、この
磁気記録媒体ユは、可撓性の円板上フィルム２と、この
フィルム２上にまたとエバスパッタリング等の手段によ
って形成されたＣｏ−Ｎｉ等からなる強磁性金属薄膜３
ａ、３ｂと、フィルム２の中央孔に嵌合された導電性の
センタリングハブ４とで構成されている。上記金属薄膜
３ａおよび３ｂとセンタリングハｆ４とは、たとえば、
導電性接着剤などの適当な手段によって電気的に接続さ
れている。

しかして、この記録媒体ユは、上記センタリングハブ４
を導電性のスピンドル５の先端部に設けられた円板状支
持部６に密着して、スピンドル５に支持キれ【いる。こ
のスピンドル５は、さらに導電性のベアリング７により
て回転自在に支持されている。ベアリング７は、記録媒
体ユの記録面上を摺接する磁気へ、ド８に対し電気的な
信号の授受を行う増幅器９の共通電位点、一般的にはＧ
ＮＤ部１ｏと電気的に接続されている。なお、図中１１
は磁気へラド８と記録媒体ユとの確実な摺動を図るため
のヘッドｔ４　ｙドである。

とのよ５に構成することにより、記録媒体１の金属薄膜
ａｍおよび３ｂは、センタリングハブ４〜スピンドル５
〜ベアリング７を介して前記増幅器９のＧＮＤ部１部属
０続され、記録媒体１の電位は増幅器９のＧＮＤ部１部
属０位と等しくなる。この結果、上記金属薄膜３＆およ
び３ｂは電磁シールド板として機能し、外来ノイズの影
響を十分に抑制することが可能となる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。

たとえば、第２図に示す如く、センタリングハブを持た
ない金属薄膜媒体からなる円板状磁気記録媒体１５を上
部スピンドル１６および下部スぎンドル１７で挾持する
方式の磁気記録再生装置にも、また、テープ状記録媒体
を用いた装置にも、それぞれ適用可能である。

また、第２図に示すように、導電性のブラシ１８を記録
媒体の記録面上に摺接させて、このブラシ１８を増幅器
９のＧＮＤ部１部属０続するようにしてもよい。

また、第３図に示す如く、ヘッド／？ッド１１を導電性
部材で形成し、このヘッドパッドを増幅器９のＧＮＤ部
１部属０続するようにしてもよい。この場合には、記録
媒体の両面を、たとえば、銀ペースト等、適当な方法に
よって短絡状態にすればよい。

さらには、第４図に示す如く、磁気ヘッド８のコアを増
幅器９のＧＮＤ部１部属０続し、少なくとも記録または
再生時において記録層と上記ＧＮＤ部１０との電位を等
しくしてもよい。そして、この場合には、同時に上記記
録層をも第１図または第２図に示すような手段によって
前記ＧＮＤ部１０）Ｉｃ接続・することにより、以下の
ような効果が得られる。

すなわち、金属薄膜媒体は、良導電体であり、これに摺
動する磁気ヘッドのコアも、たとえばＭｎ　−Ｚｎフェ
ライトでは抵抗率が約１０−！Ω−釧。

Ｎｉ−Ｚｎフェライトでは１０５Ω−釧、またセンダス
トやＦｅ系、Ｃｏ系、Ｓ１系、Ｂ系をはじめとするアモ
ルファス金属などは完全な良導電体である。このため、
記録または再生時において、金属薄膜媒体と磁気ヘッド
とが摺接する瞬間、接触電位差が原因と思われるノ々ル
ス性のノイズが信号系統に混入することがあった。しか
るに、上述の如く、金属薄膜媒体と磁気ヘッドのコアと
を個々ＶｃＧＮＤ部に接続しておけば、接触電位差が生
ずることがない。

以上述べたように本発明によれば、外来ノイズ等の抑制
に大きな効果を奏することムマ明ら力１である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である磁気記録再生装置の模
式図、第２図乃至第４１１本発明の他の実施例である磁
気記録再生装置をそｆｔぞれ示す模式図である。１．１５・・・円板状磁気記録媒体、２・・・フィルム
・３！Ｌ、３ｂ・・・強磁性金属薄膜、４・・・センタ
リングハブ、５・・・スピンドル、６・・・支持部、７
・・・ベアリング、８・・・磁気ヘッド、９・・・増幅
器、１０・・・ＧＮＤ　部、１１−・・ヘッドノ”ｙＹ
、１６・・・上部スピンドル、１７・・・下部スピンド
ル、１８・・・導電性ブラシ。出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第１図第３ｒｊＩＪ１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）強磁性金属薄膜層を記録層とする磁気記録媒体を
装着してなる装置本体と、この装置本体に装着された上
記磁気記録媒体と摺接して情報の記録または再生を行う
磁気ヘッドと、この磁気ヘッドに対し電気的信号の授受
を行う電気回路の共通電位点と前記記録層とを、少なく
とも記録または再生時において電気的に接続する接続手
段とを具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。
（２）前記磁気記録媒体は、円盤状媒体であり、前記接
続手段は、前記磁気記録媒体の記録層と電気的短絡状態
で前記磁気記録媒体を保持するとともに回転駆動する導
電性のスピンドルと、このスピンドルを回転自在に支持
し、前記電気回路の共通電位点と電気的に接続された導
電性のベアリングとからなることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。
（３）前記接続手段は、前記磁気記録媒体の記録層に摺
接し、前記電気回路の共通電位点と電気的に接続された
導電性のブラシからなることを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の磁気記録再生装置。
（４）前記接続手段は、前記磁気記録媒体の記録層に摺
接し、前記電気回路の共通電位点と電気的に接続さ庇た
：導電性のノや、ドからなることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。
（５）前記接続手段は、前記電気回路の共通電位点と電
気的に接続された前記磁気ヘッドの導電性コアからなる
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気記録
再生装置。
（６）前記接続手段は、前記記録層と前記磁気ヘットの
導電性コアとを個々に前記電気回路の共通電位点に接続
することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気
記録再生装置。