JPS6045307B2 - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
分配型燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JPS6045307B2 JPS6045307B2 JP837578A JP837578A JPS6045307B2 JP S6045307 B2 JPS6045307 B2 JP S6045307B2 JP 837578 A JP837578 A JP 837578A JP 837578 A JP837578 A JP 837578A JP S6045307 B2 JPS6045307 B2 JP S6045307B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- plunger
- fuel injection
- engine
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M41/00—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
- F02M41/08—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
- F02M41/10—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor
- F02M41/12—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor
- F02M41/123—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
- F02M41/125—Variably-timed valves controlling fuel passages
- F02M41/126—Variably-timed valves controlling fuel passages valves being mechanically or electrically adjustable sleeves slidably mounted on rotary piston
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関用分配型燃料噴射ポンプに関し、特に
機関回転速度に応じて燃料噴射量を制御する機構の改善
に関する。
機関回転速度に応じて燃料噴射量を制御する機構の改善
に関する。
ディーゼルエンジン等燃料噴射式内燃機関では機関回転
速度を燃料噴射量によつて制御することはよく知られる
。
速度を燃料噴射量によつて制御することはよく知られる
。
例えばガバナ付分配型燃料噴射ポンプを備えたディーゼ
ルエンジンの場合に、負荷一定での燃料噴射量特性が第
１図実線グラフに示すようになるべく設計される。即ち
、始動時には始動性を良くするため燃料噴射量を増量し
（図示Ａ−Ｂ）、一定の回転速度に達すると噴射量一定
のまま機関回転速度を増大させ（図示Ｃ−Ｄ）、制御回
転域に達するとガバナスプリング等が燃料噴射量減少方
向に作用して機関回転速度の上昇を抑制し、該回転速度
を略一定ノ状態に維持する（図示Ｄ−Ｅ）。
ルエンジンの場合に、負荷一定での燃料噴射量特性が第
１図実線グラフに示すようになるべく設計される。即ち
、始動時には始動性を良くするため燃料噴射量を増量し
（図示Ａ−Ｂ）、一定の回転速度に達すると噴射量一定
のまま機関回転速度を増大させ（図示Ｃ−Ｄ）、制御回
転域に達するとガバナスプリング等が燃料噴射量減少方
向に作用して機関回転速度の上昇を抑制し、該回転速度
を略一定ノ状態に維持する（図示Ｄ−Ｅ）。
しかし、実際には燃料噴射ポンプから噴射ノズルに通じ
る燃料圧送通路の流通抵抗が機関回転速度の上昇に伴な
う燃料送出速度の増大と共に増大するため、第１図点線
グラフに示すように、機関５高速回転域での燃料噴射量
が減少する傾向にあつた。
る燃料圧送通路の流通抵抗が機関回転速度の上昇に伴な
う燃料送出速度の増大と共に増大するため、第１図点線
グラフに示すように、機関５高速回転域での燃料噴射量
が減少する傾向にあつた。
このため、燃料噴射量を機関低速回転域に合わせて調整
すると高速回転域で出力不足となつたり、又逆に高速回
転域に合わせると、低速回転域度での燃料噴射量が過剰
となつて燃費を悪くする等の欠点を生じていた。
すると高速回転域で出力不足となつたり、又逆に高速回
転域に合わせると、低速回転域度での燃料噴射量が過剰
となつて燃費を悪くする等の欠点を生じていた。
この欠点の対策として特公昭５２−４８２５３号公報に
よる発明が提供されているが、この装置にあつてはポン
プ室内油圧を受けて変位するプランジャと、該プランジ
ャにカム面を設けると共に、中央部が軸支され、一端が
前記カム面に接し、他端がガバナレバーに当接する角型
レバーを配置するため、本来小型が望ましい分配型燃料
噴射ポンプが大型となり好ましくない。本考案は、かか
る欠点を解消するため為されたもので、プランジャ基部
に形成したカットオフボートの開時期をプランジャを摺
動するコントロールスリーブ位置によつて制御する分配
型燃料噴射ポンプにおいて、コントロールスリーブ内に
設けたリリーフ通路及び該リリーフ通路の絞り抵抗を可
変制御する制御弁機構によつて非制御域での燃料噴射量
特性をフラットとし若しくは機関速度上昇に伴なつて燃
料噴射量が増大するように構成しもつて良好な機関特性
が得られるようにした分配型燃料噴射ポンプを提供する
ものである。以下に本発明を図面に示す一実施例に基づ
いて説明する。
よる発明が提供されているが、この装置にあつてはポン
プ室内油圧を受けて変位するプランジャと、該プランジ
ャにカム面を設けると共に、中央部が軸支され、一端が
前記カム面に接し、他端がガバナレバーに当接する角型
レバーを配置するため、本来小型が望ましい分配型燃料
噴射ポンプが大型となり好ましくない。本考案は、かか
る欠点を解消するため為されたもので、プランジャ基部
に形成したカットオフボートの開時期をプランジャを摺
動するコントロールスリーブ位置によつて制御する分配
型燃料噴射ポンプにおいて、コントロールスリーブ内に
設けたリリーフ通路及び該リリーフ通路の絞り抵抗を可
変制御する制御弁機構によつて非制御域での燃料噴射量
特性をフラットとし若しくは機関速度上昇に伴なつて燃
料噴射量が増大するように構成しもつて良好な機関特性
が得られるようにした分配型燃料噴射ポンプを提供する
ものである。以下に本発明を図面に示す一実施例に基づ
いて説明する。
第２図及び第３図において、燃料は燃料タンク．１から
フィードポンプ２により吸入加圧され、ポンプハウジン
グ３内の吸込空間４に圧力制御弁５の調圧作用を受けて
供給される。
フィードポンプ２により吸入加圧され、ポンプハウジン
グ３内の吸込空間４に圧力制御弁５の調圧作用を受けて
供給される。
ポンプハウジング３に穿設した孔６にはポンプ用プラン
ジャ７が摺動自由に嵌挿され、このプラ５ンジヤ７は後
述の如く往復並びに回転連動せしめられる。
ジャ７が摺動自由に嵌挿され、このプラ５ンジヤ７は後
述の如く往復並びに回転連動せしめられる。
即ち、機関駆動されるドライブシャフトによりドライビ
ングディスク（いずれも図示せず）を介してプランジャ
７と一体のカムディスク８を回転させる。カムディスク
８には機関の気筒５数に対応する数の山を等配形成した
カム面が形成してあり、このカム面はロールホルダ（図
示省略）により押付けてあるので、カムディスク８従つ
てプランジャ７は回転と同時に一定の往復運動を行なう
わけである。 ４プランジャ
７が図で下動する吸入行程時にある楊合はプランジャ７
の頭部と孔６との間で形成されるポンプ室１０の容積が
増大する。このとき、プランジャ７の頭部外周面に設け
た複数個の縦溝１１の１つが一端を前記吸込空間４に開
放させた吸入通路１２の他端と対向するため、ポンプ室
１０に燃料が吸入される。プランジャ７が図で上動する
圧送行程に移行すると、吸入通路１２と、縦溝１１とが
切離され、ポンプ室１０に吸入されている燃料はプラン
ジャ７の中央部を縦通する通路１３からプランジャ７の
外周面に開設した分配用縦溝１４を介して、燃料圧送通
路１５に送出され、デリバリバルブ１６ノを経て噴射ノ
ズル（図示省略）に圧送されて気筒内に噴射される。
ングディスク（いずれも図示せず）を介してプランジャ
７と一体のカムディスク８を回転させる。カムディスク
８には機関の気筒５数に対応する数の山を等配形成した
カム面が形成してあり、このカム面はロールホルダ（図
示省略）により押付けてあるので、カムディスク８従つ
てプランジャ７は回転と同時に一定の往復運動を行なう
わけである。 ４プランジャ
７が図で下動する吸入行程時にある楊合はプランジャ７
の頭部と孔６との間で形成されるポンプ室１０の容積が
増大する。このとき、プランジャ７の頭部外周面に設け
た複数個の縦溝１１の１つが一端を前記吸込空間４に開
放させた吸入通路１２の他端と対向するため、ポンプ室
１０に燃料が吸入される。プランジャ７が図で上動する
圧送行程に移行すると、吸入通路１２と、縦溝１１とが
切離され、ポンプ室１０に吸入されている燃料はプラン
ジャ７の中央部を縦通する通路１３からプランジャ７の
外周面に開設した分配用縦溝１４を介して、燃料圧送通
路１５に送出され、デリバリバルブ１６ノを経て噴射ノ
ズル（図示省略）に圧送されて気筒内に噴射される。
尚、前記通路１５は気筒数に対応する数だけ円周方向に
等配されているので、プランジャ７の往復回転運動に伴
なつて所定の順序で各気筒内に燃料が噴射される。
等配されているので、プランジャ７の往復回転運動に伴
なつて所定の順序で各気筒内に燃料が噴射される。
プランジャ７の吸込空間４側に突出している基部には、
該基部外周面と前記ポンプ室１０とを通路１３を介して
連通させるカットオフボート１７を開設してあり、該基
部に摺動自由に装着したコントロールスリーブ１８の内
周面でカットオフボート１７を閉じている。
該基部外周面と前記ポンプ室１０とを通路１３を介して
連通させるカットオフボート１７を開設してあり、該基
部に摺動自由に装着したコントロールスリーブ１８の内
周面でカットオフボート１７を閉じている。
従つて、プランジャ７が上動してカットオフボート１７
がコントロールスリーブ１８の上縁１８ａから外れて吸
込み空間４に開口すると、通路１３内の燃料がカットオ
フボート１７から吸込空間４に流出するので、デリバリ
バルブ１６側への送出は停止され、噴射終りとなる。
がコントロールスリーブ１８の上縁１８ａから外れて吸
込み空間４に開口すると、通路１３内の燃料がカットオ
フボート１７から吸込空間４に流出するので、デリバリ
バルブ１６側への送出は停止され、噴射終りとなる。
コントロールスリーブ１８には機関の回転速度を設定す
る操作入力機構と機関の回転速度を検出するガバナ機構
（いずれも図示省略）とで揺動されるレバー１９を係合
し、機関回転速度を低速に設定する場合はコントロール
スリーブ１８を図で下動させて噴射終りを早くし、以つ
て噴射量を減少させるようにしてある。ここで、コント
ロールスリーブ１８内周面に燃料圧送行程中にプランジ
ャ７のカットオフボートに合致するように環状溝からな
るリリーフボート２０を形成すると共に、スリーブ１８
外周面から半径方向に摺動孔２１を穿ち、両者を孔２２
によつて連通させる。
る操作入力機構と機関の回転速度を検出するガバナ機構
（いずれも図示省略）とで揺動されるレバー１９を係合
し、機関回転速度を低速に設定する場合はコントロール
スリーブ１８を図で下動させて噴射終りを早くし、以つ
て噴射量を減少させるようにしてある。ここで、コント
ロールスリーブ１８内周面に燃料圧送行程中にプランジ
ャ７のカットオフボートに合致するように環状溝からな
るリリーフボート２０を形成すると共に、スリーブ１８
外周面から半径方向に摺動孔２１を穿ち、両者を孔２２
によつて連通させる。
該摺動孔２１には制御弁としてのピストン２３を摺動自
由に嵌挿し、ピストン２３頭面と摺動孔２１とで室２４
を形成する。ピストン２３の端部側には圧縮スプリング
２５を介装した上で受座２６をねじ込み、該受座２６を
コントロールスリーブ１８外側からナット２７により締
結する。受座２６とピストン２３頭面との間に形成され
た室２８を通路２９を介して吸込空間４に連通させる。
ピストン２３の内部には、一端が前記室２４に開口し、
２股に分岐した他端が外周面の環状溝３０に開口するＴ
字溝３１を穿設してある。
由に嵌挿し、ピストン２３頭面と摺動孔２１とで室２４
を形成する。ピストン２３の端部側には圧縮スプリング
２５を介装した上で受座２６をねじ込み、該受座２６を
コントロールスリーブ１８外側からナット２７により締
結する。受座２６とピストン２３頭面との間に形成され
た室２８を通路２９を介して吸込空間４に連通させる。
ピストン２３の内部には、一端が前記室２４に開口し、
２股に分岐した他端が外周面の環状溝３０に開口するＴ
字溝３１を穿設してある。
又、コントロールスリーブ１８には、一端が摺動孔２１
の内周面に開口し、他端が吸込空間４に開口する２本の
通路３２，３３を穿設する。
の内周面に開口し、他端が吸込空間４に開口する２本の
通路３２，３３を穿設する。
このｊうち、通路３３は通路３２に比べて断面積が小さ
く従つて燃料通過時の絞り抵抗が大きくなるように形成
する。ここで、孔２２、室２４、通路３２、通路３３が
、リリーフボート２０と吸込空間４とを制御弁としての
ピストン２３を介して連通するリリーフ通路を構成する
。そして、ピストン２３頭面が摺動孔２１端面に当接す
るときには、通路３２，３３は共にピストン２３周面で
塞がれるが、ピストン２３が図中若干右行した位置（図
示の位置）では、通路３２，−３３の摺動孔２１がわの
開口面がピストン２３の環状溝３０に合致し、さらにピ
ストン２３が図中右行すると通路３２はピストン２３で
塞がれ、通路３３だけが環状溝３０に合致するように通
路構成する。
く従つて燃料通過時の絞り抵抗が大きくなるように形成
する。ここで、孔２２、室２４、通路３２、通路３３が
、リリーフボート２０と吸込空間４とを制御弁としての
ピストン２３を介して連通するリリーフ通路を構成する
。そして、ピストン２３頭面が摺動孔２１端面に当接す
るときには、通路３２，３３は共にピストン２３周面で
塞がれるが、ピストン２３が図中若干右行した位置（図
示の位置）では、通路３２，−３３の摺動孔２１がわの
開口面がピストン２３の環状溝３０に合致し、さらにピ
ストン２３が図中右行すると通路３２はピストン２３で
塞がれ、通路３３だけが環状溝３０に合致するように通
路構成する。
即ち、ピストン２３はリリーフボート２０を、孔２２、
室２４、Ｔ字溝３１、環状溝３０から夫々通路３２を介
して吸込空間４に連通させる第１のリリーフ通路と、通
路３３を介して吸込空間４に連通させる第２のリリーフ
通路とを機関回転速度と共に上昇する導入燃料圧力に応
じて選択的に開閉する制御弁としての機能を有している
（ここでいう室２４の燃料圧力は単位時間当りの噴射回
転数て機関回転速度の関数となる）。かかる構成によれ
ば、まず機開始動時にはプランジャ７のカットオフボー
ト１７からリリーフボート２０、孔２２を介して室２４
に導入される燃料圧力が低く、スプリング２５の抗力に
よつてピストン２３頭面が摺動孔２１端面に当接してい
るから、前記したように通路３２，３３はピストン２３
周面に塞がれており、燃料はリリーフされないため従来
どおりカットオフボート１７がコントロールスリーブの
上縁１８ａから外れるまで燃料が噴射ノズル方向に圧送
され燃料噴射量が増量に維持される。次に、機関回転低
速度域では室２４の燃料圧力が高まりピストン２３が図
中若干右行される。
室２４、Ｔ字溝３１、環状溝３０から夫々通路３２を介
して吸込空間４に連通させる第１のリリーフ通路と、通
路３３を介して吸込空間４に連通させる第２のリリーフ
通路とを機関回転速度と共に上昇する導入燃料圧力に応
じて選択的に開閉する制御弁としての機能を有している
（ここでいう室２４の燃料圧力は単位時間当りの噴射回
転数て機関回転速度の関数となる）。かかる構成によれ
ば、まず機開始動時にはプランジャ７のカットオフボー
ト１７からリリーフボート２０、孔２２を介して室２４
に導入される燃料圧力が低く、スプリング２５の抗力に
よつてピストン２３頭面が摺動孔２１端面に当接してい
るから、前記したように通路３２，３３はピストン２３
周面に塞がれており、燃料はリリーフされないため従来
どおりカットオフボート１７がコントロールスリーブの
上縁１８ａから外れるまで燃料が噴射ノズル方向に圧送
され燃料噴射量が増量に維持される。次に、機関回転低
速度域では室２４の燃料圧力が高まりピストン２３が図
中若干右行される。
低速度域では室２４の燃料圧力はまだそれ程高まらずピ
ストン２３はその環状溝３０と通路３２，３３の開口面
が合致する所まで移行し、室２４内の燃料はピストンＴ
字溝３１、環状溝３０から通路３２，３３の両方を通つ
て吸込み空間４内にリリーフされる。この場合、室２４
内の燃料圧力が低いためＴ字溝３１を介して通路３２，
３３からリリーフされる燃料の絞り抵抗は小さく従つて
噴射ノズルへの燃料圧送量に対して吸込空間４への燃料
リリーフ量割合を大きく採れる。機関高速回転域では、
室２４の燃料圧力がさらに増大してピストン２３がその
環状溝３０が通路３３とだけ合致するところまで移動す
るため燃料は該通路３３だけから吸込空間４にリリーフ
されることになるが、この場合燃料圧力が高くかつ通路
３３断面積が小さいため該通路３３を流れる燃料の絞り
抵抗は極めて大きくなり吸込空間４への燃料リリーフ量
は少となる。
ストン２３はその環状溝３０と通路３２，３３の開口面
が合致する所まで移行し、室２４内の燃料はピストンＴ
字溝３１、環状溝３０から通路３２，３３の両方を通つ
て吸込み空間４内にリリーフされる。この場合、室２４
内の燃料圧力が低いためＴ字溝３１を介して通路３２，
３３からリリーフされる燃料の絞り抵抗は小さく従つて
噴射ノズルへの燃料圧送量に対して吸込空間４への燃料
リリーフ量割合を大きく採れる。機関高速回転域では、
室２４の燃料圧力がさらに増大してピストン２３がその
環状溝３０が通路３３とだけ合致するところまで移動す
るため燃料は該通路３３だけから吸込空間４にリリーフ
されることになるが、この場合燃料圧力が高くかつ通路
３３断面積が小さいため該通路３３を流れる燃料の絞り
抵抗は極めて大きくなり吸込空間４への燃料リリーフ量
は少となる。
従つてプランジャ７のポンプ室１０から噴射ノズルに通
じる燃料圧送通路における絞り抵抗が機関回転速度に伴
なつて増大しても燃料圧送量即ち燃料噴射量を低速回転
時と略同量に維持することができるため噴射量特−性は
第１図実線で示したように機関低速から高速回転に至る
までフラットとなり機関特性が安定する。又、通路３２
と通路３３との絞り抵抗の差を拡げることにより第１図
実線に示すように高速時の１燃料噴射量をやや増大させ
る特性とすることもできる。
じる燃料圧送通路における絞り抵抗が機関回転速度に伴
なつて増大しても燃料圧送量即ち燃料噴射量を低速回転
時と略同量に維持することができるため噴射量特−性は
第１図実線で示したように機関低速から高速回転に至る
までフラットとなり機関特性が安定する。又、通路３２
と通路３３との絞り抵抗の差を拡げることにより第１図
実線に示すように高速時の１燃料噴射量をやや増大させ
る特性とすることもできる。
尚、第４図に示すようにピストン内にＬ字型の通路４２
を形成すると共に、ピストン下流の通路４１を１本だけ
形成して、孔２２、室２４、通路５４２及び通路４１で
リリーフ通路を構成し、通路４２の開口面と通路４１の
開口面との重合度をピストンの移動に伴ない減少させる
ことにより絞り抵抗を増大させる構成としてもよい。
を形成すると共に、ピストン下流の通路４１を１本だけ
形成して、孔２２、室２４、通路５４２及び通路４１で
リリーフ通路を構成し、通路４２の開口面と通路４１の
開口面との重合度をピストンの移動に伴ない減少させる
ことにより絞り抵抗を増大させる構成としてもよい。
本発明は以上説明したようにコントロールスリ゛θ−ブ
内に設けた比較的簡単なリリーフ通路及び該通路に介装
された制御弁の構成によつて機関低速回転時には燃料の
吸込空間へのリリーフ量を大きく、高速回転時には絞り
抵抗を増大させてリリーフ量を小さくするようにしたか
ら燃料噴射量が機関低速から高速に至るまで略一定若し
くはやや増量させることができ機関の全回転速度域にお
いて良好な運転特性が得られるものである。
内に設けた比較的簡単なリリーフ通路及び該通路に介装
された制御弁の構成によつて機関低速回転時には燃料の
吸込空間へのリリーフ量を大きく、高速回転時には絞り
抵抗を増大させてリリーフ量を小さくするようにしたか
ら燃料噴射量が機関低速から高速に至るまで略一定若し
くはやや増量させることができ機関の全回転速度域にお
いて良好な運転特性が得られるものである。
第１図は従来及び本発明に係る燃料噴射ポンプの燃料噴
射特性を示すグラフ、第２図は本発明に係る燃料噴射ポ
ンプを示す一部縦断面図、第３図は同燃料噴射ポンプの
プランジャ基部及びコントロールスリーブの内部構造を
示す縦断面図、第４図は本発明の他の実施例におけるプ
ランジャ基部及びコントロールスリーブの内部を示す縦
断面図である。 ３・・・・・・ポンプハウジング、４・・・・・・吸込
空間、６・・・・孔、７・・・・・・プランジャ、１３
・・・・・・通路、１７・・・・カットオフボート、１
８・・・・・・コントロールスリーブ、２０・・・・・
リリーフボート、２２・・・・・・孔、２３・・・・・
・ピストン、２４・・・・・・室、３０・・・・・・環
状溝、３１・・・・・・Ｔ字溝、３２・・・・・・通路
、３３・・・・・・通路、４１・・・・・通路。
射特性を示すグラフ、第２図は本発明に係る燃料噴射ポ
ンプを示す一部縦断面図、第３図は同燃料噴射ポンプの
プランジャ基部及びコントロールスリーブの内部構造を
示す縦断面図、第４図は本発明の他の実施例におけるプ
ランジャ基部及びコントロールスリーブの内部を示す縦
断面図である。 ３・・・・・・ポンプハウジング、４・・・・・・吸込
空間、６・・・・孔、７・・・・・・プランジャ、１３
・・・・・・通路、１７・・・・カットオフボート、１
８・・・・・・コントロールスリーブ、２０・・・・・
リリーフボート、２２・・・・・・孔、２３・・・・・
・ピストン、２４・・・・・・室、３０・・・・・・環
状溝、３１・・・・・・Ｔ字溝、３２・・・・・・通路
、３３・・・・・・通路、４１・・・・・通路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 孔内を摺動自由に嵌挿されたプランジャを軸方向に
往復並びに軸回りに回転運動させることにより、ポンプ
ハウジング内の吸込空間からプランジャの頂部と前記孔
との間に形成されるポンプ室に吸入した燃料を内燃機関
の各気筒の燃料噴射弁に圧送分配すると共に、前記プラ
ンジャの基部に摺動自在に装着されたコントロールスリ
ーブの位置を制御することによりプランジャの基部外周
面に前記ポンプ室と連通して形成されたカットオフポー
トを前記吸込空間に開口させる時期を制御してなる分配
型燃料噴射ポンプにおいて、前記コントロールスリーブ
にその内周面に形成したリリーフポートと前記吸込空間
とを制御弁を介して連通するリリーフ通路を形成し、か
つ、前記制御弁は、前記カットオフポートからリリーフ
ポートを介して導入される燃料圧力を入力として移動し
、機関の低速回転域に対応する低燃料圧力入力時の位置
ではリリーフ通路の絞り抵抗を小さくし、機関の高速回
転域に対応する高燃料圧力入力時の位置ではリリーフ通
路の絞り抵抗を大きくするように構成したことを特徴と
する分配型燃料噴射ポンプ。 ２ リリーフ通路は、制御弁下流で絞り抵抗の異なる２
つの通路を有し、制御弁が低燃料圧力入力時の位置で少
なくとも絞り抵抗の小さな通路を開通させ、高燃料圧力
入力時の位置で絞り抵抗大なる通路だけを開通させるよ
うに構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の分配型燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP837578A JPS6045307B2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP837578A JPS6045307B2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54102423A JPS54102423A (en) | 1979-08-11 |
| JPS6045307B2 true JPS6045307B2 (ja) | 1985-10-08 |
Family
ID=11691474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP837578A Expired JPS6045307B2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6045307B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0694601B2 (ja) * | 1984-05-16 | 1994-11-24 | ペアウドウス | パンツおよびその製造方法 |
Families Citing this family (9)
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-
1978
- 1978-01-30 JP JP837578A patent/JPS6045307B2/ja not_active Expired
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| JPH0694601B2 (ja) * | 1984-05-16 | 1994-11-24 | ペアウドウス | パンツおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54102423A (en) | 1979-08-11 |
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