JPS604515B2

JPS604515B2 - 紙幣処理方法

Info

Publication number: JPS604515B2
Application number: JP52109009A
Authority: JP
Inventors: 正雄山崎; 俊雄内藤; 寿良竹原; 毅西野; 成治渡辺; 剛久保; 信潮屋; 亨岡; 靖夫溝淵; 見真竹花; 義弘村岡
Original assignee: Toshiba Corp; Shinko Electric Co Ltd; Takamisawa Cybernetics Co Ltd; Tateisi Electronics Co
Current assignee: Toshiba Corp; Omron Corp; Shinko Electric Co Ltd; Takamisawa Cybernetics Co Ltd
Priority date: 1977-09-10
Filing date: 1977-09-10
Publication date: 1985-02-04
Also published as: JPS5442198A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は機械利用者により機内に挿入された紙幣を紙幣
分類処理装置によって券種ごとに分類し、分類された紙
幣をつり銭として使用する場合の紙幣処理方法に関する
。

紙幣取扱機たとえば自動券売機において、機械利用者に
より機内に挿入された紙幣をつり銭として使用する場合
には、機内の紙幣回収用金庫より紙幣を取出して、これ
を券種ごとに分類、計数を行ない、分類したつり銭とし
て使用する紙幣をつり銭収容カセット内に装填する必要
がある。

しかし、従釆においてはこれらの作用を係員の手作業に
よって行なわれていたので時間がかかり、しかも係員の
不正の防止や紛失の防止に対処しなければならないとい
う問題を有している。本発明は、上記事情にもとづきな
されたもので、その目的とするところは、上言己一連の
処理を人が紙幣に直接触れることなく行なわせることが
できる紙幣処理方法を提供しようとするものである。

以下、本発明を図示の−実施例にもとづいて説明する。

第１図は本方法を実施するためのシステムを示すもので
、１は紙幣取扱機としての自動券売機であり、この自動
券売機１は利用者により挿入された１万円札、５千円札
、および千円札等の紙幣Ａ・・・・・・・・・・・・の
真偽を判定して紙幣回収用カセット金庫２内に順次積み
重ねた状態で一括して収容するとともに必要に応じてつ
り銭機構３から釣銭として千円札をつり銭口に送り出す
ようになっている。また、４は自動券売機１から回収し
た各種紙幣Ａ・・・・・・・・・・・・計数および分類
集積等を行なう紙幣分類処理装置あり、通常、自動券売
機１から離れた箇所に独立して設置される。この紙幣分
類処理装置４は第２図に示すように構成されており、自
動券売機１から取外した紙幣回収用カセット金庫２を供
給部５に倒した状態で装着するようになっている。

この供給部５に装着されたカセット金庫２内の紙幣Ａ・
・・・・・・・・・・・は取出しロータ６によって最前
端の紙幣Ａから１枚ずつ取出されたのち搬送路を搬送さ
れ、厚さ検知器７および真偽検知器８を順次通過し、こ
れら検知器７，８からの検知信号にもとづいてリジクト
した紙幣Ａおよび千円、１万円、５千円の各券種に分類
されカセット金庫９，１０，１１，１２にそれぞれ集積
されるようになっている。またそのうちの自動券売機１
においてつり銭として使用する低額紙幣であるところの
千円札を収容するカセット金庫１０は上記紙幣回収用カ
セット金庫２と同一構成で、しかもこれらカセット金庫
１０，２はつり銭機構３のつり銭収容用カセット金庫１
３としてそのまま使用できるようになっている。一方、
カセット金庫１０，１１，１２に収容された千円、１万
円、５千円の各紙幣Ａ・・・・・・・・・・・・は自動
計数されることになる。また、上記紙幣回収用カセット
金庫２、紙幣分類処理装置４のつり銭として使用する紙
幣Ａ…・・・・・・・・・を収容するカセット金庫１０
、およびつり銭収容用カセット金庫１３は第３図および
第４図に示すように構成されている。

すなわち、１４は金庫外枠１５および金庫内枠１６から
なり上面に紙幣挿脱用関口部１４ａを有する金庫本体で
、この前端面側には把手１７が取着されている。また、
金庫内枠１６内には紙幣受板１８が上下動可能に設けら
れていて、この上面に紙幣Ａ・・・・・・・・・・・・
が集合集積するようになっている。この紙幣受板１８は
両端部を金庫内枠１６の両側壁および金庫外枠１５の両
側壁に形成されたスリット１９・・．・・．・・．・・
・および２０・・・・・・・・・・・・を介して金庫本
体１４外に突出させた受板作動軸２１，２１に固定され
ている。また、これら受板作動軸２１，２１の下方には
両端をスリット１９・・・・・・・・・・・・を介して
金庫内枠１６と金庫外枠１５との間に形成された空隙部
２２内に突出させた補助固定軸２３，２３が設けられお
り、これら補助固定軸２３，２３は紙幣受板１８の下面
に取着された保持板２４に固定されていて、上記受板作
動軸２１，２１との間に所定の間隔を形成するようにな
っている。さらに、受板作動軸２１，２１および補助固
定軸２３，２３の両端部には溝付ローラ２５・・・・・
・・・・・・・が回転自在に装着されているとともにこ
れら溝付ローラ２５・…・・・・・・・・は上記空隙部
２２内に垂直状態に配設されたガイド軸２６・・・・・
…・・・・に転接していて、上記紙幣受板１８に円滑に
上下動し得るようになっている。

また、上記受板作動軸２１，２１の両端は、カセット金
庫２，１０，１３をセットしたとき図示しない集積量検
知器からの検知信号によって往復勤する作動体としての
作動レバー２７，２７のスリット内に係合し、紙幣受板
Ｉ８が紙幣Ａ・・・・・……・の収容量に最も通した位
置に自動的に偏位するようになっている。また、金庫本
体１４の非セット時は開□部１４ａが金庫内枠１６の上
端部を曲成することにより形成された溝２８を案内とし
て装着された蓋体２９によって閉塞されていて鍵３０に
よって係止しバー３１と蓋体２９の係止溝３２を解除し
ないかぎり引き抜けない構造となっている。

さらに、蓋体２９の下面側には金庫本体１４の前面側か
ら挿脱自在な紙幣押えバ一３３，３３を必要に応じて取
着し得る構成となっていて、金庫本体１４を倒した状態
で蓋体２９を取外しても紙幣Ａ…………が飛び出さない
ようにできるようになつている。

しかして、自動券売機１から取外した紙幣回収用カセッ
ト金庫２を紙幣分類処理装置４の供給部５に倒した状態
でセットする。

上記カセット金庫２は蓋体２９によって閉口部１４ａを
閉差しないと自動券売機１から取外すことができずしか
も蓋体２９の係止溝３２に係止しバー３１が自動的に係
合して蓋体２９が金庫本体１４に対してロックされると
ともに紙幣分類処理装置４の供給部５にセットすること
により蓋体２９のロックが解除され、蓋体２９の取外し
が可能となる。

また、カセット金庫２は供給部５に倒した状態でセット
するためカセット金庫２の取外し時金庫本体１４の蓋体
２９の下面側に予め紙幣押えバ一３３，３３を挿入して
おいて蓋体２９を取外したとき紙幣Ａ・・・・・・・・
…・が飛び出さないようにし、取出しロータ６との位置
関係が正しくセットされた状態でこれら紙幣押えバー３
３，３３を引き抜き紙幣Ａ・・・・…・・・・・を正し
〈取出しロータ６に対向させることになる。つぎに、紙
幣分類処理装置４を始動すると前述したようにカセット
金庫２内の紙幣Ａ・・・・・・・・・…が１枚ずつ取出
しロータ６を介して取出され、これら紙幣Ａ・・・・・
・・・・・・・が千円札、１万円札、５千円札に分類さ
れるとともに計数を行ない、ついで紙幣分類処理装置４
の集積側に配設されたカセット金庫１０，１１，１２に
区分集積される。

なおりジェクトされた紙幣Ａ・・・・・・・・・・・・
はカセット金庫９に区分集積されることになる。一方、
各々カセット金庫２，９，１０，１１，１２の受板作動
軸２１，２１は集積量検知器からの検知信号によって往
復勤する作動レバー２７，２７の動きに連動し、受板作
動軸２１，２１と一体の紙幣受板１８・・…・……は閉
口部１４ａ側に向って前進あるいは後退する。

すなわち、紙幣Ａを供給するカセット金庫２は紙幣受板
１８が紙幣Ａ・・・・…・・・・・の取出し量に応じて
前進し、紙幣Ａを集積するカセット９〜１２は紙幣受板
１８が集積量に応じて後退し、紙幣Ａ……・・・・・・
の収容量に最も適した位置に自動的に偏位する。したが
って、紙幣Ａの取出しおよび集積が確実に行なえること
になる。このように紙幣処理装置４で区分集積された紙
幣Ａのうちつり銭として使用する千円札を収容するカセ
ット金庫１０は、自動券売機１のつり銭機構３のつり銭
収容用カセット金庫１３としてそのまま使用することに
なる。

このとき、カセット金庫１０の蓋体１８の着脱およびロ
ックは上述したカセット金庫２の場合と同様であり、一
連の処理を人が紙幣Ａに直接触れることなく行なえるこ
とになる。

以上説明したように本発明は、機械利用者により機内に
挿入された紙幣を収容する紙幣回収用カセット金庫を紙
幣分類処理装置の供給側に装着して上記カセット、金庫
内の紙幣を集積側に装着したカセット金庫内に券種ごと
に分類集積し、ついで分類集積された金庫内の紙幣のう
ち低額紙幣をつり銭として使用するもので、上記紙幣分
類処理装置のつり銭として使用する紙幣を収容するカセ
ット金庫を上記紙幣回収用カセット金庫と同一構成とし
、しかもこれらカセット金庫をつり銭収容用カセット金
庫としてそのまま使用し得るようにした紙幣処理方法に
ある。

したがって、自動券売機等の紙幣取扱機の機械利用者に
より機内に挿入された紙幣を収容する紙幣回収用カセッ
ト金庫を紙幣分類処理装置の供給部に装着できるととも
に紙幣分類処理装置で分類集積された紙幣のうちつり銭
として使用する紙幣を収容するカセット金庫をつり銭収
容用カセット金庫としてそのまま使用できるため、一連
の処理を人が紙幣に直接触れることなく行なえ、処理時
間、を大幅に短縮できるとともに係員の不正の防止や紛
失の防止に確実に対処できる。また、紙幣分類処理装置
のつり銭として使用する紙幣を収容するカセット金庫を
紙幣回収用カセット金庫と同一構成とし、しかもこれら
カセット金庫をつり銭収容用カセット金庫としてそのま
ま使用し得るようにしたから、カセット金庫の共通化お
よびこれらカセット金庫が装着される機器にも多くの共
通個所が得られ、製造コストの低減が図れるといった種
々の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は紙幣処
理方法を実施するためのシステムの説明図、第２図は紙
幣分類処理装置の概略的構成図、第３図はカセット金庫
の一部切欠した側面図、第４図は同じく正面図である。１・・・・・・紙幣取扱機、２・・・・・・紙幣回収用
カセット金庫、４・・・・・・紙幣分類処理装置、５・
・・・・・供給部、１０・・・・・・カセット金庫、１
３・・・・・・つり銭収容用カセット金庫。第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

１機械利用者により機内に挿入された紙幣を収容する
紙幣回収用カセツト金庫を紙幣分類処理装置の供給部に
装着して上記カセツト金庫内の紙幣を集積側に装着した
カセツト金庫内に券種ごとに分類集積し、ついで分類集
積された金庫内の紙幣のうち低額紙幣をつり銭として使
用するもので、上記紙幣分類処理装置のつり銭として使
用する紙幣を収容するカセツト金庫を、金庫外枠および
金庫内枠からなり紙幣挿脱用開口部を有する金庫本体と
、この金庫本体の紙幣挿脱用開口部を開閉する開口面に
沿って平行にスライド可能な蓋体と、上記金庫内の上記
蓋体のすぐ内側に設けられた上記蓋体の開放時収納した
紙幣の飛び出しを防止する一対の着脱自在な紙幣押さえ
バーと、上記金庫本体の金庫内枠内に金庫外部から往復
駆動可能に設けられた紙幣受板とで構成し、このカセツ
ト金庫を上記紙幣回収用カセツト金庫およびつり銭収容
用カセツト金庫としてそのまま使用し得るようにしたこ
とを特徴とする紙幣処理方法。