JPS6045137A - 接合部が強化された耐圧紙容器 - Google Patents

接合部が強化された耐圧紙容器

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JPS6045137A
JPS6045137A JP14917783A JP14917783A JPS6045137A JP S6045137 A JPS6045137 A JP S6045137A JP 14917783 A JP14917783 A JP 14917783A JP 14917783 A JP14917783 A JP 14917783A JP S6045137 A JPS6045137 A JP S6045137A
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JP
Japan
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paper
film
pressure
plastic
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP14917783A
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English (en)
Inventor
穣 鈴木
健治 高佐
中村 政克
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ビール、炭酸飲料等の容器に適する耐圧紙製
容器において、胴体と蓋体との接合部を強化した耐圧紙
製容器に関する。
紙容器は牛乳あるいは果汁/eラックに見られるごとく
、市場で多量に使用されているのは周知の通シである。
しかし々から、ビール、炭酸飲料等の容器は、炭酸ガス
による内圧が作用すると共に炭酸ガスの透過を防止し得
るものでなければならないので、従来よシガラス瓶やア
ルミニウム等の金属缶が主として使用されて来た。更に
最近ではブロー成形によるポリエステルビンも使用され
てきて吟る。しかしながら、紙は資源的にリサイクル性
で、軽量且つ安価であり、易圧潰性及び使用後の焼却も
極めて容易である上に、故紙として再利用することも出
来るなどの種々の利点を有しているので、ビール、炭酸
飲料等の容器についても紙製容器への転換が強く要望さ
れて来ている。
紙製耐圧容器の開発が遅れている大きな理由は、第1に
ビールや炭酸飲料等の炭酸ガス含有液用の耐圧容器に要
求される耐圧力の仕様が可成シ高いことである。因みに
、♂−ルは常温で2〜2.sKq/ Hcn”G、 5
0℃で4〜5 K47cm2G 、炭酸飲料は常温で3
〜3.5 Ky/cm”a、50℃で6〜7 h/m”
Gの内圧を有している。第2に紙は折シ曲げ加工性が悪
いだめに、胴体と蓋体との接合を金属缶の如く、巻締め
によって、強固に接着固定させることが困難である等が
挙げられる。
本発明者らは、これらの障害にもかかわらず、紙製耐圧
容器の有する多くの効用性に着目し、その実現を図って
鋭意研究を重ねて来た結果、既にいくつかの知見を得る
に至った。
即ち、容器胴体に関しては、例えば熱可塑性樹脂フィル
ムがラミネートされた積層紙を筒状に複数回巻きつけた
多重壁構造を有する胴体を、容器蓋体に関しては、その
耐圧性を持たせるために、その形状を球殻状に湾曲させ
て、内部応力の均一化を図ることが必要であシ、このよ
うな形状を有する蓋体として、例えば紙の原料であるパ
ルプにポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる合成パル
プが混合された混合ノξルプから形成された不織布状マ
ットを加熱加圧成形することによって得られた蓋体等を
見い出した。
一方、胴体と蓋体との接合部もかかる耐圧を満足しなけ
ればkらないが、紙は折り曲げ加工性が悪いために、こ
の接合部を金属缶のように巻締め法によるシールによっ
て、その耐圧を満足させることは困難である。そこで、
胴体と接する蓋の周縁部が、胴体との接合のために胴体
と平行で胴部に嵌合接合されるスカート部を有する形状
が考えられた。
即ち、耐圧容器の形状としては、例えば予め製造された
多重壁構造を有する管状の胴体の上・下端の内周面と上
蓋及び底蓋にそれぞれ設けられたスカート部の外周面と
が強固に接合された第1図に示すような構造が本発明者
等によって考えられた。この場合、胴体1と蓋体3との
接合部4は、接着剤または胴体及び蓋体の最外層にそれ
ぞれラミネートされている熱可塑性樹脂を介して、熱加
熱溶着法、超音波溶着法、高周波誘導加熱溶着法等によ
シ強固に接合されている。
しかしながら、このように接合部4が強固に接合されて
いても、内圧による剪断力でこの接合部。
4は破壊することがあった。この原因は接合部の接着面
は非常に強固に接合して一体化しているが、紙自身の強
度が、剪断力に耐えられず、接合部に隣接する胴体を構
成する紙すなわち内容物収容側の紙屑が縦方向に剪断破
壊されるためであった。
例えば、内径74m+の胴体と外径74−の蓋体を有効
接合幅Lowのスカート部で胴体の端部に接合し、これ
に10Kf/m”Gの内圧を加えると、蓋体内面には4
30Kfの荷重が加わる。この結果、接合部には、43
0Kfの力が剪断力として作用し、有効接合幅が10+
n+nであれば18.5〜/倒2の剪断応力に耐えかけ
ればならない。接合部の接合面は強固に接合しており、
この程度の剪断応力に対しては充分に耐え得るが、胴体
の紙自牙はパルプ繊維の長い良質の紙を選定したにもか
かわらず、剪断強度は15V4/cm”程度しかないの
で、接合部に隣接した紙の層にそって縦方向に破断を生
じることが判明した。その対策の一つとして、胴体と蓋
体の接合部の幅を犬きくして有効接合面積を増せば良い
が、即ちスカート部の面積を増せば良いが、容器自体が
形状が不恰好になシ好ましくない。
本発明者らは、以上の知見に基づき、紙製耐圧容器の完
成を目指し、引続きこの問題について、鋭意検討を続け
た結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、少なくとも内容物収容側の紙の内容物収容側の面に
プラスチックフィルムが積層され且つ少なくとも2層の
紙を有する積層体よシなる筒形の胴体の端部の内周と、
少なくとも紙の内容物収容側の面にプラスチックフィル
ムが積層された蓋体の周面のスカート部とが接合−され
、前記の接合領域において胴体の最内層側の紙にほぼ等
間隔に平均して配設された複数の孔にプラスチックが充
填され且つ内容物収容側の面のプラスチックフィルムに
接合していることを特徴とする耐圧紙容器を提供するも
のである。
本発明において、紙製とは、)eルプ繊維以外にプラス
チックなどの繊維、粉末、シート等が併用されていても
、純紙製品と大差のない易圧潰性や燃焼性などの物性を
有する物を主要部とするものである。プラスチックフィ
ルムとは、ポリエチレンなど超音波印加によって発熱し
て溶着する樹脂のフィルム(概ね200μ未満)やシー
ト(概ね200μ以上)であり、更にバリヤー性フィル
ムが好ましく、ノ々リヤー性すなわち酸素、炭酸ガスま
たは他のガスについて、約200以下の透過度(透:I
a度とは、安定状態に到達した後の、1気圧、温度23
℃、相対湿度50%下で24時間中に、lミルの厚さに
おいて1m”当シ透過するガスのα数で表わされる数値
を意味する)を有するフィルムであって、例えば「サラ
ン」の商品名で販売されているポリ塩化ビニリデン、ポ
リアミド、ポリエステル、二軸延伸ポリプロピレン、ぼ
り塩fヒビニル、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体
、ポリビニルアルコール、「エノζ−ル」の商品名で販
売されているエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化樹脂
、セロファン〉よび「パレツクス」の商品名で販売され
ているニトリル系樹脂等からなるフィルムが包含される
。紙の両面に炭酸ガスバリヤ−性フィルムを積層したも
のは、それらのフィルムの合計厚さに相当する厚さの単
一フィルムを用いたものに比べて、炭酸ガスバリヤ−効
果が大きい。
またフィルムは単一層または2種以上の積層体であって
もよい。また、ノ々リヤー性フィルムの片面あるいは両
面に、非バリヤー性フィルムをラミネートしたフィルム
も使用できる。この種のラミネートフィルムには、例え
ば「サラネツクス」の商品名で販売されているポリエチ
レン/〆り塩化ビニリデン/ポリエチレンラミネートフ
ィルムがある。この場合、ポリエチレンはヒ・−トシー
ルを促進し、ガスの透過度には犬きく影響しない。また
、フィルム表面にノ々リヤー性材別を被覆したフィルム
も使用できる。この種のフィルムとして、例えば「サラ
ンコートフィルム」あるいは「Kコートフィルム」と称
される。Iセリ塩化ビニリデン樹脂をコーティングした
フィルムがある。
筒形とは、筒の横断面に実質的に直線部分がなく、外側
に凸な断面形状たとえば円、楕円、卵形などである。
次に図面により本発明の芙施態様を説明する。
第2図および第3図において、この場合筒形の胴体1は
基本的に内外2層の紙屑よシ構成されている。胴体外層
紙1aは両面に炭酸ガス)Z +Jヤー性ラプラスチッ
クシなる外面フィルムlbおよび内面フィルムICが積
層されている。胴体内層紙1dは両面に炭酸ガスバリヤ
−性プラスチックよシなる外面フィルム1eおよび内面
フィルム1fが積層されている6、胴体外層紙1aの内
面フィルムICと胴体内層紙1dの外面フィルム1eは
融着1/ 4これらを介して胴体外層紙1aおよび胴体
内層紙1dは積層体を形成している。・胴体内層紙1d
は内容物収容側の紙に相当している。蓋体3は紙3aの
両面に一酸ガス・マリャー性プラスチックよシなる外面
フィルム3bおよび内面フィルム3Cが積層されてiB
、中央部分が球殻状に形成され、周縁部分に胴体1の軸
方向に平行なスカート部3dが胴体lに嵌挿すべく形成
されている。胴体内層紙1dの内面フィルム1fの胴体
1端部と蓋体1の内面フィルム3Cのスカート部3dが
融着し、これらを介して胴体lと蓋体3が接合している
この接合領域において、胴体内層紙1dを貫通して複数
の孔2が穿孔されほぼ等間隔に平均して配設され、これ
らの孔2に外面フィルムle、内面フィルム1fと同種
のプラスチックが充填され(以下、充填プラスチック2
aという)、外面フィルムleと充填プラスチック2a
およびこれと内面フィルム1fが融着している。
前記において、積層、接合などはプラスチックを溶融せ
しめて融着する方法、適当な接着剤で接着する方法など
複数の部材が強固にくっつく手段によって行われる。充
填プラスチック2aは通常、紙に積層されているフィル
ムと同じものが接合上好ましいが、フィルムと接合性、
機械的物性などが優れていれば、他の種類のプラスチッ
クも利用できる。充填プラスチック2aの断面形状は、
特゛に限定されないが、円形状が紙との間に隙間ができ
にくく、応力集中や製造容易さの点から好ましい。充填
プラスチック2aの配列は円周方向、軸方向に集中しな
いように等間隔にきめられる。
本発明の胴体1と蓋体3のスカート部3dとの接合強度
は胴体の内層を構成する紙がフィルムで単にラミネート
されているだけの容器の接合強度に比べ、格段に優れた
ものである。すなわち、胴体内層紙1dの孔2に充填プ
ラスチック2aによシ、胴体内層紙1dの縦剪断破壊が
防止される。
さらに内面フィルム1fが充填プラスチック2aによっ
て外面フィルム1eおよび内面フィルム1cと一体化し
ているために、内面フィルムIfの強度に外面フィルム
1bおよび内面フィルム1cの強度と胴体外層紙1aの
剪断強変分が加えられることになシ、蓋体3と胴体1の
接合領域の強度が格段に増大する。
更に、同様に、蓋体3のスカート部3dに複数の孔を穿
けて充填プラスチックを配設すれば、蓋体3と胴体1の
接合領域の強度が尚一層内上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は球殻部と周縁のスカート部とよシ々る蓋体のス
カート部と胴体の端部とが接合している状況を示す概略
断面図、第2図は接合部分を拡大して示す一実施態様の
部分断面図、第3図は第2図のAA断面図である。 1・・・胴体、la−・・胴体外層紙、1b・・・外面
フィルム、1c・・・内面フィルム、1d・・・胴体内
層紙、1e・・・外面フィルム、1f・・・内面フィル
ム、2・・・孔、2a・・・充填プラスチック、3・・
・蓋体、3a・・・紙、3b・・・外面フラステック、
3c・・・内面フィルム、3d・・・スカート部 特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも内容物収容側の紙の内容物収容側の面にプラ
    スチックフィルムが積層され且つ少なくとも2層の紙を
    有する積層体よシなる筒形の胴体1の端部の内周と、少
    なくとも紙の内容物収容側の面にプラスチックフィルム
    が積層された蓋体3の周囲のスカート部3dとが接合さ
    れ、前記の接合領域において胴体の最内層側の紙にほぼ
    等間隔に平均して配設された複数の孔にプラスチックが
    充填され且つ内容物収容側の面のプラスチックフィルム
    に接合していることを特徴とする耐圧紙容器
JP14917783A 1983-08-17 1983-08-17 接合部が強化された耐圧紙容器 Pending JPS6045137A (ja)

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JP14917783A JPS6045137A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 接合部が強化された耐圧紙容器

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JP14917783A JPS6045137A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 接合部が強化された耐圧紙容器

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JPS6045137A true JPS6045137A (ja) 1985-03-11

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ID=15469475

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JP14917783A Pending JPS6045137A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 接合部が強化された耐圧紙容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012029261A2 (en) 2010-08-31 2012-03-08 Canon Kabushiki Kaisha Porous glass and optical member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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