JPS6045131B2 - アルカリ電池用活物質の製造法 - Google Patents

アルカリ電池用活物質の製造法

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JPS6045131B2
JPS6045131B2 JP55054500A JP5450080A JPS6045131B2 JP S6045131 B2 JPS6045131 B2 JP S6045131B2 JP 55054500 A JP55054500 A JP 55054500A JP 5450080 A JP5450080 A JP 5450080A JP S6045131 B2 JPS6045131 B2 JP S6045131B2
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JP
Japan
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niooh
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reaction
solution
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秀和 加藤
吉和 山道
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Dowa Holdings Co Ltd
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Dowa Mining Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、苛性アルカリ水溶液を電解液とする一次電池
のニッケル陽極に用いられるニッケル活物質の製造方法
に関するものである。
ニッケル活物質として知られているNi00Hは、結晶
構造の上からβ−NiOOHとγ−Ni00Hとがあり
、β−NiO0Hはニカド電池に使用されているが、自
己放電の多い一次電池に対してはこれは自己分解が多い
のて使用されておらず、代りに保存性の良いγ−NiO
OHが1次電池に使用されている。
γ−NiO0Hとβ−NiO0Hは単に結晶構造が異る
だけであり、X線的には低角度附近のピークに特長があ
る。このγ−Ni00Hの電極反応は γ−Ni0OHfH2Ofe−→Ni(OH)2+OH
一・・・・・・(1)E■O、49Vしたがつて、その
製造は上記の酸化還元電位よりも高い電位を有する酸化
剤で、Ni(OH)Oを酸化すれば良いということにな
る。
γ−Ni00Hの製造方法として従来より知られている
ものは、(1)熔融性、(2)湿式酸化法、(3)乾式
法などである。
(1)の溶融法は、Ni坩堝にNi粉を入れ、これにN
aOHとNa。
02を添加して、600〜700℃に加熱熔融し、長時
間加熱してγ−NiOOHを製造するものであり、この
方法によると結晶性の良い燐片状のものができるが、製
造コストが高い。
(2)の湿式酸化法は、Ni水溶液をアルカリ性でNa
Cl0によって溶液酸化すると保存性に優れたγ−Ni
00Hができるというものである。
(3)の乾式法はNi(OH)Oをオゾン気流中で一酸
化する。
上記の如く各種のγ−Ni00Hの製造法があるが、い
づれも若干の問題点がある。
本発明者等は更に新しい製法を見つけるべく研究を重ね
たところ、これらの従来法に比して、安定したγ−NI
OOHを製造性よく簡易に製造できる方法を見Jい出し
た。本発明によるこのアルカリ電池用活物質(γ−Ni
OOH)の製造法は、苛性アルカリ溶液中にニッケル塩
水溶液と過硫酸塩水溶液とをそれぞれ連続的に添加し、
そのさいの反応系を100〜1100Cに維持しておく
ものである。例えば、後5記実施例でも示すが、苛性ア
ルカリ水溶液例えばION−NaOH水溶液を入れた容
器に、ニッケル塩水溶液例えば2mo1/e(7)Ni
SO。水溶液を一定量づつ加え、これと同時に別の供給
口から理論酸化剤所定量の約2倍の過硫酸塩水溶液例え
ばK2S2O8またはNa2s2O8飽和水溶液を連続
的に加えて100〜110℃の温度で酸化反応を進行さ
せるとγ−NiOOHが生成沈殿することが見い出され
た。此の際、Ni塩水溶液はNiSO4、NiCl。等
の水溶性塩を溶解したものであり、その濃度は任意に選
定してもよい。また、生成したγ−NiOOHはPHl
O以下で分解するおそれがあるのでPHlO.5〜11
.5の間で反応終点とするのがよい。また好ましくは、
酸化剤は反応の始めにNi量の115当量程度加えてお
いてから、Ni塩水溶液の注入を始める。過硫酸塩の濃
度も任意に選定できるが、飽和濃度に近い方が容器中の
反応液の増加量が少ないので好ましい。過硫酸塩水溶液
を注入する場合、一度に多量の試薬を加えると急激に温
度が上昇して危険であるため、少量づつしか添加できず
、Ni塩水溶液の注入部ての酸化効率を高くすることと
、Ni(0H)2の沈殿が生成しないようにすることが
大切である。Ni(0H)2沈殿ができると反応が拡散
に支配されるため酸化がなかなか進まないし、また微細
沈殿なので、結晶性が悪く、ガラス状でありろ過性も極
端に悪くなる。枦過性が良くなると、沈殿の洗浄も良く
なり不純物の少ないγ−NiOOHを得ることができる
ので電池特性の良いものができる。したがつて枦過性の
良い沈殿を得;るために種々の工夫を行なつたところ、
次の良い方法が見い出された。即ち、最初に熔融法で作
つた結晶性の良いγ−NiOOHを、反応の開始以前に
、例えば濃厚アルカリ1e当りに約1y添加しておくと
、それ以降jの沈殿生成で粗大な結晶が生成され、淵過
性の良いものできることがわかつた。
酸化剤としてはNa2s2O8でもK2S2O8でもよ
く、またアルカリとしてはKOHでもNaOHでも何れ
も良い結果を得ることができる。
γ−NlOOHは3灰黒色の粉末てあり真比重は3.8
5てあるが、実際の粉末の比重は1.3f/CTl程度
であり、これに前記の様な種結晶を添加した場合には若
干比重の大きい1.5f/C7l程度のものができる。
反応温度は100℃以上が酸化進行上望ましく、104
±2℃の加熱状態が最も望ましい。110以上にすると
酸化剤の分解反応が起こるので望ましくなく、該反応は
急激な分解反応が生ずるので突沸する危険性もある。
100′C以下の温度では酸化力が弱いので、Ni(0
H)2の生成が起りまた結晶性も悪い。
反応式としては 2NiS04+Na2S2O8+n−NaOH→2γ−
NlOOH+4Na2S04+21(20+(n−6)
NaOHで表わされるが、実際の生成結晶の分析結果か
らは〔Nl3O3(0H)3〕(0H)2Naとして沈
殿してい・ることが推定される。
NiOOHの含有量の分析は、一定量の試料を秤量して
蓚酸を添加して酸化還元反応を生じさせ、未反応の蓚酸
をKMnO4で逆滴定することにより求めた。酸化度と
は沈殿生成物中の含有Ni%に対してγ−NiOOHと
して存在しているNi%の比率を表わすものであるが、
酸化度を上げるには反応温度としては100〜110℃
程度が良好であり、好ましくは104±2℃が良く、更
に、最後にNi塩水溶液の添加が終つてからも酸化剤だ
けを加えると良い。実施例 第1図の実験装置を用いた実施例について述べると次の
如くである。
31容量の反応槽1中に2eの10N−NaOH水溶液
を入れ104±2℃にヒーター2で加熱して攪拌し、こ
れに熔融法で作つたγ一NlOOHの結晶核を2y添加
する。
2rT101/′のNiSO詠溶液およびK2S2O8
またはNa2s2O8の酸化剤水溶液を供給口3と4か
ら別々に連続的に供給することにより、P過性の良いγ
−NiOOHの結晶が沈殿する。
これを水洗、涌過し50゜Cで2肴間を要して乾燥して
製品とする。なお、第1図において5は測温抵抗体、6
は温度コントロ−ラーである。表1の実験結果に見る如
くに、温度104℃以上でγ−NiOOHが生成してく
る。
70〜80℃では酸化が充分でない。
γ−NiOOH(7)X線回析の結果は第2図の如くで
あり、(4)熔融法はシャープなピークを有しているが
、(B)Na2S2O8酸化の核なしはプロードなピー
クであり、結晶が微細であることを示す。(C)はNa
2s2O8酸化で結晶核を添加した場合であり、シャー
プなピークを示しており結晶性が良好である事がわかる
。圧縮密度を5t/Cltのブレス圧成型体で測定した
ところ、囚熔融法のものは3.8y/CTlであるのに
対して、本発明のNa2s2O8酸化のものは、結晶核
を添加したものもしないものも3.2y/CTlであり
若干小さい。斯くしてできたγ−NiOOHに炭素粉を
加えて陽極とし、陰極を亜鉛粉として電解液をKOHで
構成した電池で容量を測定したところ(4)熔融法γ−
NiOOH・・・160rr1AH/f(B)NaCI
O酸化・・・260n1AH/y(C)本発明Na2s
2O8酸化・・・260n1AH/yであり、本発明の
ものは性能が良いことが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明法の実施例に使用した実験装置の概略
系統図、第2図はγ−NiOOHのX線回析図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 苛性アルカリ溶液中にニッケル塩水溶液と過硫酸塩
    水溶液とをそれぞれ連続的に添加し、この反応系を10
    0〜110℃の温度に維持することからなるアルカリ電
    池用ニッケル活物質の製造法。 2 γ−NiOOHの結晶核を予め添加した苛性アルカ
    リ溶液中にニッケル塩水溶液と過硫酸塩水溶液とをそれ
    ぞれ連続的に添加し、この反応系を100〜110℃の
    程度に維持することからなるアルカリ電池用ニッケル活
    物質の製造法。
JP55054500A 1980-04-24 1980-04-24 アルカリ電池用活物質の製造法 Expired JPS6045131B2 (ja)

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