JPS604508A - オレフインの重合方法 - Google Patents

オレフインの重合方法

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JPS604508A
JPS604508A JP11025183A JP11025183A JPS604508A JP S604508 A JPS604508 A JP S604508A JP 11025183 A JP11025183 A JP 11025183A JP 11025183 A JP11025183 A JP 11025183A JP S604508 A JPS604508 A JP S604508A
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magnesium
catalyst
copolymer
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Kazuhiko Murata
和彦 村田
Shuji Minami
南 修治
Hidekuni Oda
小田 秀邦
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、炭化水素媒体に可溶性の低原子価チタン化合
物、有機基を有するマグネシウム化合物及び有機アルミ
ニウム化合物から形成される触媒の存在下に、オレフィ
ンを重合もしくは共重合する方法に関し、さらには分子
量分布の狭い重合体を製造する方法に関する。
なお、本発明において重合という語は共重合を包含した
意味で、また同様に重合体という語は共重合体を包含し
た意味でもちいることがある。
種々のマグネシウム化合物に遷移全屈化合物を担持させ
た担体付高活性遷移金属化合物成分について数多くの提
案が知られている。通當、オレフィン類の重合に先立っ
て該担体付触媒成分の調製重合器への定量的な装入ある
いは重合器中における均一な分散を達成するのに特別な
配慮が必要である。そしてこのような配慮を払ったとし
ても、上記不溶性触媒成分を使用する限り、生成重合体
が不均一になる不都合を生ずることが多い。
上記不利益を回避するため、重合用触媒に可溶性のマグ
ネシウム化合物を用いたオレフィンの高活性重合方法が
特公昭46−15635号公報、特公昭46−3196
8号公報及び特公昭50−39117号公報に提案され
ている。しかしながら、これらの提案でマグネシウム化
合物を使用することによってもたらされる収量増加の程
度は、マグネシウム化合物不使用の場合に比して約10
倍以内であり、前述の不利益を伴なう前記担体触媒成分
に匹敵するものとは言い難かった。とくに、上記特公昭
50−39117号公報の提案においては、種々のマグ
ネシウム化合物を溶解して使用する方法が示されており
、例えば塩化マグネシウムに関しては、有機アルミニウ
ム化合物に溶解して使用する方法が開示されている。し
かしながらそのようなマグネシウム化合物を使用するこ
とによって達成されるポリエチレンの収量増加は、高々
3倍弱にすぎないことが示されている(該提案の例27
〜30)。
本発明者等は、前述の重合用炭化水素溶媒に不溶性の触
媒成分の利用により達成される高活性に比して、優ると
も劣らない優れた高活性を有し、且つ従来提案の該不溶
性触媒成分の利用における前述した不利益を克服すべく
研究を行った。その結果、重合溶媒である炭化水素媒体
に可溶性とした低原子価チタン化合物成分、有機基を有
する炭化水素媒体に可溶性マグネシウム化合物成分及び
有機アルミニウム化合物から形成される触媒を使用子る
ことにより、前述の先行技術文献に提案されている従来
の触媒系にくらべて高活性であってかつ分子量分布の狭
い重合体が得られることを見出し、本発明に到達したも
のである。
従って、本発明の目的は、重合用媒体である炭化水素に
可溶性の各構成成分から形成された新規なオレフィン重
合用触媒を用いたオレフィンの重合方法を提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、重合の際の活性が
高くかつ分子量分布の狭い重合体を製造できる製造方法
を提供することにある。本発明の前記目的及び更に多く
の他の目的ならびに利点は、以下の記載により一層明瞭
となろう。
本発明を概説すれば、本発明は、 (A)電子供与体によって炭化水素媒体に可溶なな状態
にされた低原子価チタン化合物、(B)有機基を有する
マグネシウム化合物、及び(C)有機アルミニウム化合
物、 から形成される触媒の存在下に、オレフィンを重合もし
くは共重合体することを特徴とするオレフィンの重合方
法、を要旨とするものである。
不発、明の方法において使用される触媒構成成分の低原
子価チタン化合物成分(A)は、電子供与体によって炭
化水素媒体に可溶化させられた4価未満の低原子価チタ
ン化合物である。ここで可溶化処理に供される低原子価
チタン化合物としては4価未満、具体的には3(i[I
i又は2価の原子価のチタン化合物が使用され、さらに
具体的には四塩化チタンをチタン金属で還元したT i
c e−3・T型、アルミニウム金属で還元したTiC
β3・A型、水素で還元したTiCN3・H型、(C2
HH)3 A (1、(CzHy)2A j! Ce、
(C2H3)(,5A (l Cff1.5 (7)よ
うな有機アルミニウム化合物で還元したTiCβ3のよ
うな三ハロゲン化チタン、Ti (OCIl3)3、T
i (OCzlj馬、Ti (OC4119)3、Ti
 (OCI(3) C(lz・2 CH2OHlTi 
(OCIl−A)2Ce−CH2OH(7)ようなアル
コキシチタン(III)化合物、TiChを水素還元し
て得られるTiCl12などを例示することができる。
該低原子価チタン化合物の可溶化処理には電子供与体が
使用され、電子供与体としては含酸素電子供与体又は含
窒素電子供与体が好適である。低原子価チタン化合物の
炭化水素媒体への可溶化処理方法としては、該低原子価
チタン化合物のチタン1グラム原子に対して該電子供与
体を通常的0.5ないし約60モル、好ましくは約3な
いし約20モルの範囲で炭化水素媒体中で接触させる方
法が採用される。該低原子価チタン化合物が一部分しか
熔解しない場合もあるが、その場合には可溶化された部
分のみを分離して使用するのが好ましい。
接触の際の温度は通常的0ないし約200℃、好ましく
は約20ないし約150℃の範囲である。
該酸素電子供与体としてはアルコール、エーテル、エス
テル、カルボン酸、アルデヒドなどが使用され、該窒素
電子供与体としてはアミン、アミドなどが使用される。
該酸素電子供与体を具体的に示すと、アルコールとして
は好適には炭素数6以上のアルコールとして例えば2−
メチルペンタノール、2−エチルブタノール、n−ヘプ
クノール、n−オククノール、2−エチルブタノール、
デカノール、ドデカノール、テトラデシルアルコール、
ウンデセノール、オレイルアルコール、ステアリルアル
コールのような脂肪族アルコール、シクロヘキサノール
、メチルシクロヘキサノールのような脂環族アルコール
、ベンジルアルコール、メチルヘンシルアルコール、イ
ソプロピルベンジルアルコール、α−メチルヘンシルア
ルコール、α、α−ジメチルベンジルアルコールなどの
芳香族アルコール、n−ブチルセロソルブ、1−ブトキ
シ−2−プロパツールなどのアルコキシル基を含んだ脂
肪族アルコールなどを例示でき、他のアルコールとして
はメタノール、プロパツール、ブタノール、エチレング
リコール、メチルカルビノールの如き炭素数5以下のア
ルコールを例示することができる。エーテルとしては、
例えばモロ−ヘキシルエーテル、ジローオクチルエーテ
ル、ジn−デヅルエーテルなどを使用することができる
カルボン酸としては、炭素数が7以上、好ましくは7な
いし20のものであり、カルボン酸の具体例としては、
カプリル酸、2−エチルへキサン酸、ノニル酸、カプリ
ン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸などを例示すること
ができる。また、アルデヒドとしては、炭素数が7以上
、好ましくはフないし20のものでありその具体例とし
てはカプリルアルデヒド、2−エチルヘキシルアルデヒ
ド、デシルアルデヒド、ウンデシルアルデヒドなどを例
示することができる。さらに、アミンとしては炭素数が
7以上、好ましくはフないし20のものであり、その具
体例としてはヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニル
アミン、デシルアミン、ラウリルアミン、ウンデシルア
ミン、2−エチルヘキシルアミンなどを例示することが
できる。
本発明の方法において使用される触媒構成成分のマグネ
シウム化合物成分(C)は、有機基を有するマグネシウ
ム化合物であり、さらに具体的には炭素水素基、アルコ
キシル基、エステルなどの有機基を少なくとも1個有す
る化合物であって、その代表的なものは、 一般式 (R’) nMg (R2)2−n(Rは炭素
化水素基、アルコキシル基、アリールオキシ基、エステ
ル基などの有機基、R2は有機基又はハロゲンなど、n
は0くn≦2)で表されるマグネシウム化合物を代表例
として示すことができる。より具体的には、ジイソプロ
ピルマグネシウム、ジブチルマグネシウム、ジノルマノ
婢シルマグネシウム、ジデシルマグネシウム、ジシクロ
ヘキシルマグネシウム、ジフェニルマグネシウム、ノル
マルブチルエチルマグネシウム、ノルマルブチルノルマ
ルオクチルマグネシウムのようなジアルキル(又はジア
リール)マグネシウム、エチルマグネシウムクロリド、
イソブチルマグネシウムクロリドのようなアルキル(又
はアリール)マグネシウムハライド、ブチルイソプロポ
キシマグネシウム、ドデシルブトキシマグネシウム、シ
クロヘキシルブトキシマグネシウムなどのアルキル(ア
リール)マグネシウムアルコキシド(又は了り一ロキシ
ド)、エトキシマグネシウムクロリド、メトキシマグネ
シウムクロリドなどのアルコキシマグネシウムハライド
、マグネシウムメトキシド、マグネシウムエトキシドな
どのマグネシウムアルコキシド、シクロヘキシル酪酸マ
グネシウム、ステアリン酸マグネシウムなどを例示する
ことができる。これらのうち、重合媒体に可溶のもの、
又はアルコール、カルボン酸、アルデヒド、エーテルな
どの電子供与体を用いて可溶化したものを用いるのが好
ましい。
有機基含有マグネシウム化合物としては、また他の金属
との錯化合物を用いてもよい。その代表的なものはアル
ミニウムとの錯化合物であって、例えばジアルキルマグ
ネシウムとアルキルアルミニウムの錯体、アルキルマグ
ネシウムハライドとアルキルアルミニウムの錯体などを
例示することができる。
本発明においては、上記有機基含有マグネシウム化合物
とともに各々ハロゲン化剤、好ましくはクロル化剤を併
用してもよい。例えばケイ素、アルミニウムなどのハロ
ゲン化物、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化水素などを
示すことができる。
本発明の方法において触媒構成成分として使用される有
機アルミニウム化合物成分(C)としては、少なくとも
分子内に1個のAp−炭素結合を有する化合物が利用で
き、例えば次のタイプの化合物を挙げることができる。
(i) 一般式 (R’) m A l (OR’) 
、n 1lpXq(ここでR1およびR2ば炭素原子通
常工ないし15個、好ましくは1ないし4個を含む炭化
水素基で互いに同一でも異なってもよい。Xはハロゲン
、mば0≦m<3、nは0≦、−t<3、pはO≦p 
< 3、qは0≦q<3の数であって、しかもm +n
 + p+q−3である)で表される有機アルミニウム
化合物、 (ii) 一般式 M’A (1(R’)4(ここで、
M′はLi 、NaまたはKであり、R′は前記と同し
)で表される第1族金属とアルミニウムとの錯フルキル
化物、などを挙げることができる。
前記(i)に属する有機アルミニウム化合物としては、
次のものを例示することができる。
一般式 (R’) m A R(OR”)a−m(ここ
で、R1およびR2は前記と同じ。mは好ましくは1.
5≦m<3の数である。)で表される有機アルミニウム
化合物、 一般式 (R’) m A (t Xi−m(ここで、
R1は前記と同し。Xはハロゲンを示しmは好ましくは
Q<m<3である)で表される有機アルミニウム化合物
、 一般式 (R’) m A It Ha−m(ここで、
R1は前記と同し。mば好ましくは2≦m<3である)
で表される有機アルミニウム化合物、 一般式 (R’) m A ll(OR’) n Xq
(ここで、R1およびR2ば前記と同じ。Xは)\ロゲ
ンを示し、Q<m≦3.0≦n<3.0≦q<3であっ
て、m+n+q=3である)で表される有機アルミニウ
ム化合物などを例示することができる。
(i)に属するアルミニウム化合物において、より具体
的にはトリエチルアルミニウム、トリブルケニルアルミ
ニウム、ジエチルアルミニウムエトキシド、ジブチルア
ルミニウムブトキシドなどのジアルキルアルミニウムア
ルコキシド、エチルアルミニウムセスキエトキシド、ブ
チルアルミニウムセスキブトキシドなどのアルキルアル
ミニウムセスキアルコキシドのほかに、 一般式 R’ンSA p (o R2)o、sなどで表
される平均組成を有する部分的にアルコキシル化された
アルキルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロリド
、ジブチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウ
ムプロミドのようなジアルキルアルミニウムヒドリド、
エチルアルミニウムセスキクロリド、ブチルアルミニウ
ムセスキクロリド、エチルアルミニウムセスキプロミド
のようなアルキルアルミニウムセスキハロゲニド、エチ
ルアルミニウムジクロリド、プロピルアルミニウムジク
ロリド、ブチルアルミニウムジブロミドなどのようなア
ルキルアルミニウムジハロゲニドなどの部分的にハロゲ
ン化されたアルキルアルミニウム、ジエチルアルミニウ
ムヒドリド、ジブチルアルミニウムヒドリドなどのジア
ルキルアルミニウムヒドリド、エチルアルミニウムジク
ドリド、プロビルアルミニーウムジヒドリドなどのアル
キルアルミニウムジヒドリドなどの部分的に水素化され
たアルキルアルミニウム、エチルアルミニウムエトキシ
クロリド、ブチルアルミニウムブトキシクロリド、エチ
ルアルミニウムエトキシプロミドなどの部分的にアルコ
キシル化及びハロゲン化されたアルキルアルミニウムで
ある。また(i)に類似する化合物として、酸素原子や
窒素原子を介して2以上のアルミニウムが結合した有機
アルミニウム化合物であってもよい。このような化合物
として例えば、 (C2H3)2 A j! OA 1! (Czlh)
2、(C4’kh)2 ApOA j! (C4H9)
2、また、これら例示化合物を混合して用いてもよい。
前記(ii)に属する化合物としては、LiAl!、(
C2Hs眸、LiAj2(C7I餉)4などを例示でき
る。これらの中ではとくにトリアルキルアルミニウム及
びアルキルアルミニウムハライドを用いるのが好ましい
本発明の方法において、重合に用いるオレフィンとして
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−
1−ペンテン、1−オクテンなどであり、これらは単独
重合のみならずランダム共重合、ブロック共重合を行う
ことができる。共重合に際しては、共役ジエンや非共役
ジエンのような多不飽和化合物を共重合成分に選ぶこと
ができる。
多不飽和化合物、例えばブタジェン、イソブチレン、1
,4−ヘキザジエン、ジシクロペンタジェン、5−エチ
リデン−2−ノルボルネン、1.7−オクタジエンなど
を共重合する場合は約0,1ないし約10モル%、好ま
しくは約0.2ないし約5モル%程度の割合で共重合さ
せておいてもよい。この場合、ヨウ素価として約5ない
し約50程度の共重合体となり、硫黄加硫可能である。
その加硫物性も優れており、強度の高い加硫ゴムとして
使用することが可能である。得られるポリオレフィンは
、樹脂状であってもゴム状であってもよい。
本発明の方法によれば、従来の各可溶性のチタン触媒に
くらべて高活性であり、しかも分子量分布(Hw/Mn
)が狭い重合体が得られるという特徴がある。
本発明においては、前記触媒成分を用い炭化水素液媒中
で重合を行う。炭化水素液媒としては、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油の
ような脂肪族炭化水素及びそのハロゲン誘導体;シクロ
ヘキサン、メチルシクロペンクン、メチルシクロヘキサ
ンのような脂環族炭化水素及びそのハロゲン誘導体;ベ
ンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素及
びクロルベンゼンの如きそのハロゲン誘導体;を例示す
ることができる。また重合に用いるオレフィン自体を液
媒として使用することもできる。
本発明の方法において、各触媒成分の使用割合は次のと
おりである。該可溶性低原子価チタン化合物成分(A)
の使用量は、該可溶性低原子価チタン化合物成分(A)
/有機基含有マグネシウム化合物成分(B)のモル比で
好ましくは約0.005ないし約L −Fx好ましくは
約0.01ないし約0.33、さらに一層好ましくは約
0.033ないし約0.25となる範囲にある。また、
液相1j2当り遷移金属化合物の濃度は遷移金属に換算
して好ましくは約0.0005ないし約1ミリグラム原
子、−m好ましくは約0.001ないし約0.5ミリグ
ラム原子の範囲に、また該有機基含有マグネシウム化合
物成分(B)の濃度をマグネシウム原子換算で好ましく
は約0.0005ないし約200ミリグラム原子、−N
好ましくは約0.003ないし約50ミリグラム原子と
なるように選ぶのがよい。一方、該有機アルミニウム化
合物成分(C)は、少なくともアルコール等によって失
活されない量を加えられねばならず、通常遷移金属1グ
ラム原子当りの、アルミニウム原子が通常約5ないし約
2000グラム原子、好ましくは約20ないし約500
グラム原子とするように使用するのがよい。
本発明においては、オレフィン類を連続的に重合系に供
給し、重合体を含む炭化水素を重合系から連続的に排出
するという連続重合方式を採用することもできるし、半
連続法又は回分法を採用することもできる。
本発明において、前記各触媒成分(A)、(B)、(C
)の添加方法は任意であり、各々別個に重合系に供給し
てもよく、あるいはそのうちの任意成分を予め予備混合
しておいてもよい。たとえば(B)と(C)などを予備
混合し、生成した固体成分を用いてもよい。また、(A
)と(B)とを別々に調整するかわりに前記低原子価チ
タン化合物及び炭化水素不溶性のマグネシウム化合物を
前記電子供与体を用いて同時に可溶化したものを用いて
もよい。
本発明の方法において、オレフィンの重合もしくは共重
合の際の温度は、一般には約20ないし約300°C1
好ましくは約65ないし約200°Cである。
とくに、共重合体の製法において透明性良好なポリオレ
フィンを製造するには、不活性炭化水素媒体を用いた液
相重合を行い、ポリオレフィンが溶解する温度を選択す
るのが好ましい。例えば、エチレンと少割合の他のα−
オレフィンとの共重合によって樹脂状共重合体を製造す
る場合には、該共重合体の融点ないし約200℃の温度
とするのが好ましい。また、重合圧力は、大気圧ないし
約100 kg/ c11!−〇、とくには大気圧ない
し約50kg / ant −Gとするのが好ましい。
本発明を実施するに当り、分子量調節、立体規則性制御
などの目的で、水素、周期律表第2族金属の有機金属化
合物、及び/又は前記以外の各種電子供与体、例えばア
ルコール、エーテル、エステル、アミン、ゲトン、カル
ボン酸、アミド、リン化合物、硫黄化合物、酸無水物な
どを共存させてもよい。
次に実施例により、さらに詳細に説明する。
実施例1 (1)触媒合成 充分に乾燥した200m (l四ツ目丸底フラスコに温
度計、窒素吹きこみ管、滴下ロート及びジムロート冷却
管をとりつけ、充分窒素置換し、該丸底フラスコにT 
iCI!* (東邦チタニウム社製、商品名TA C−
131) 5.0mMとn−デカン50m 7!を加え
11.さらに2−エチルヘキザノール(以後EHAと略
す)を45mM加え、80℃でIhr攪拌し、青緑色の
均一溶液を得た。
(n)共重合 充分に乾燥した1βのセパラブルフラスコに攪拌羽根、
ガス吹込管、温度針、冷却管及び滴下ロートをとりつけ
充分窒素で置換した。このフラスコにモレキュラーシー
ブで脱水乾燥したn−デカン250m eを入れた。窒
素流通下滴下ロートに(I)で合成したチタン触媒をチ
タン換算で0.0125mM (0,05mM/ l 
)加え、フラスコにジエチルアルミニウムクロリドを0
.375mM (1,5mM/ j2 )加えた。ガス
吹込管を通して乾燥したエチレン120 A/hr、プ
ロピレン18012 brの混合ガスを70°Cに温度
制御したフラスコに10分間通した。
(n −C6H1az M gをMg換算で0.125
mM (0,5mM/β)フラスコに加えた後、チタン
触媒を滴下して共重合を開始し、70℃で30分間共重
合を行った。
共重合停止ば、ブチルアルコール10n+ j!を重合
溶液に添加することにより行った。重合終了後、重合液
を大量のアセトン、メタノール混合液中に投入し、共重
合体を得た。共重合体の収量は23.4g、共重合体中
のエチレン(以下、02″と略記することがある。)組
成は59.5mo1%であり、共重合体の135℃デカ
リン中で測定した極限粘度(以下、〔η〕と略記するこ
とがある。)は1.45dl/gであった。また、共重
合体の分子量分布(G P CによるMw/Mn、以下
単にMw/Mnと略記することがある。)は5.0であ
った。なお、エチレン共重合体の分子量分布の測定は、
武内著、丸善発行の「ゲルパーミェーションクロマトグ
ラフィー」に準じて行なった。
比較例1 実施例1において、触媒合成を行わないでチタン触媒と
してTi(J!をそのまま使用する以外は実施例1と同
様に行ったがT iC’*重合活性は非常に低く、ポリ
マー性状の評価もできなかった。
比較例2 実施例1において、触媒合成を行わないで、チタン触媒
としてTiCj23をそのまま用い、(n −Cd(ω
2Mgを用いないように変更した以外は、実施例1と同
様に行なった。重合活性は非常に低く、ポリマー性状の
評価もできなかった。
比較例3 実施例1において、(n C6Hl3)2 M gを用
いないように変更した以外は、実施例1と同様に行なっ
たかほとん一?重合活性を示さず、従ってポリマー性状
の評価もできなかった。
比較例4 実施例1において、触媒合成を行わないでチタン触媒と
してTiCβ4を用いる以外は実施例1と同様に行なっ
た。
共重合体の収量は15.hであり、そのCン″組成は5
9.4mo1%であり、〔η〕は1.44み7gであり
、Mw/Mnは7.5であった。
比較例5 (1)炭化水素可溶性Mg化合物の合成市販の無水塩化
マグネシウム50gを窒素雰囲気下でn−デカンII!
、に懸濁させ、2−エチルへキシルアルコール205g
 (塩化マグネシウムに対して3倍モル)を添加し、攪
拌しながら徐々に昇温し、130℃で1時間反応させた
マグネシウム固体は完全に消失し、無色透明な液体が得
られた。
この溶液を室温に冷却しても固体の析出はなく、無色透
明な/8液のままであった。このようにして可溶化され
た塩化マグネシウム−2−エチルヘキシルアルコール錯
体を得た(以後、Mg液と称する)。
(+1)共重合 実施例1において、(n −C6HI)2M gのかわ
りに、(1)で得たMg液をMg換算で0.25+++
M用いるように変え、チタン触媒、ジエチルアルミニウ
ムクロリドをそれぞれ0.025mM、 1.5mM用
いるように変更し、さらにエチレン9Q7!/hr、プ
ロピレン210p、/hrの混合ガスを用いるように変
更した以外は、実施例1と同様に行った。共重合体の収
量は4.0gであり、その02″組成は51.2mo1
%であり、〔η〕は2.5b/f/gであった。
実施例2〜10 実施例1の触媒合成において、E HAのかわりに表1
に示した化合物を用いた以外は実施例1実施例12 実施例1の共重合において、Cn C6H192Mgの
かわりにn −CtHqMg cJ”;を用いた以外は
、実り缶IN 1と同様に行なった。共重合体の収量は
23.2gであり、そのC2“組成は60.1mo1%
であり、〔η〕は1.50a/gであり、Mw/Mnは
5.1であった。
実施例13 実施例1において、(n C(H1312M gのかわ
りに、n−〇4H炊ICβを用い、エチルアルミニウム
セスキクロリドを0.75mM用いるように変更した以
外は、実施例1と同様に行なった。なお、n −C4H
9Mg C(lは、n−デカン溶媒中でn C4C41
(9C1の3倍モルのE HAを加え130゛Cでlh
r攪拌して均一溶液とした後、重合に用いた。共重合体
の収量は23.0gであり、そのC2″組成は61.0
mo1%であり、〔η〕は1.48dl/gであり、M
w/Mnは5.2であった。
実施例14 実施例13において、Mg化合物を (C2HぢO)MgC#にかえた以外は、実施例13と
同様に行フた。なお、(C,、)I=o ) M g 
Cj2は、n−デカン溶媒中で(C,、HrO) Mg
 C12の3倍モルのEHAを加え室温でlhr攪拌し
て均一溶液とした後側いた。共重合体の収量は22.5
gであり、そのC2″組成は69.5mo1%であり、
〔η〕は1.62dl/ gであり、Mw/Mnは5.
1であった。
実施例15 実施例13において、Mg化合物をステアリン酸マグネ
シウムのn−デカン均一溶液(n−デカン溶媒中、13
0℃lhr反応して得た)に変えた以外は、実施例13
と同様に行った。共重合体の収量は21.5gであり、
そのCz″組成は60.1mo1%であり、〔η〕は1
.64cU/gであり、Mw/Mnは5.3であった。
実施例16 実施例1において、< n −C6H,312M gの
がわりに、ジノルマルブチルマイ°°ネシウムとトリエ
チルアルミニウムとの錯体である7、5 (n −C4
Hq)2Mg・(C2H!1)3A Eを用いた以外は
実施例1と同様に行った。共重合体の収量は23.6g
であり、そのC2“組成は60.7mo1%であり、〔
η〕は1.42d1/ gであり、Mw/Mnは5.1
であった。
実施例17 実施例1の共重合において、5−エチリデン−2−ノル
ボルネン0.25g及びチタン触媒0.0125mMを
i下ロートに加え、さらにジエチルアルミニウムクロリ
ド0.375mMをフラスコに加えるように変更し、(
n C6HJ> M gを0.125mM加えるように
変えた以外は実施例1と同様に行った。共重合体の収量
は15.2gであり、そのC2“組成は62.3 mo
1%であり、(η〕は1.60a/gであり、沃素価は
5.7であった。
実施例18 実施例17において、5−エチリデン−2−ノルボルネ
ンをジシクロペンタジェンに変えた以外は実施例17と
同様に行った。共重合体の収量は14.0gであり、そ
のC2″組成は63.4mo1%であり、〔η〕は1.
73Lil/ gであり、沃素価は5.6であった。
実施例19 実施例1のT iC13(T A C−131)のかわ
りに、T i CI14をEt3Aρで還元したTi化
合物を用いるように変更した以外は実施例1と同様に行
った。
共重合体の収量は22.3gであり、そのC2″組成は
60.3 mo1%であり、〔η〕は1.36dl/g
であり、Mw/Mnは5.2であった。
なお、TiC4のEtiAI!、による還元は次のよう
にして行った。充分に乾燥し、窒素置換した200m 
/三ツロフラスコにT fCA’450mMとn−ヘキ
サン50m j+とを仕込みT jC%攪拌下θ℃でE
t:sAI!。
25mMをlhrにわたり徐々に滴下し、lhrかけて
20℃に昇温し、20°Cで2hr熟成した。析出した
固体を濾別し、n−ヘキサノで充分に洗浄しその後濾別
し、赤紫色の固体を得た。
出願人 三井石油化学工業株式会社 代理人 山 口 和

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11(A)電子供与体によって炭化水素媒体に可溶な
    状態にされた低原子価チタン化合物(B)有機基を有す
    るマグネシウム化合物、及び (C)有機アルミニウム化合物、 から形成される触媒の存在下に、オレフィンを重合もし
    くは共重合することを特徴とするオレフィンの重合方法
JP11025183A 1983-06-21 1983-06-21 オレフインの重合方法 Granted JPS604508A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56104908A (en) * 1980-01-25 1981-08-21 Mitsui Petrochem Ind Ltd Continuous polymerization of olefin

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JPS56104908A (en) * 1980-01-25 1981-08-21 Mitsui Petrochem Ind Ltd Continuous polymerization of olefin

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