JPS6044939B2 - 縦形打球ゲ−ム機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一定数の球をーゲームの開始のときに回収貯
留路から補給位置に送給し、その一個ずつを誘導レール
の発射位置に供給して遊技板面に発射し、該板面を転動
し終つた球を前記回収貯留路に回収するようにした縦形
打球ゲーム機に於て、ゲーム進行の状況により予備球繰
出装置をソレノイドにより往復移動し、ボーナスとして
予備球貯留部から予備球を前記発射位置に送給して、こ
れを前記の一定数の球と同様に発射して遊技板面を転動
させ、ゲームの成績に予備球による成績を加えてその総
合成績をーゲームの成績として判断できるようにした縦
形打球ゲーム機に係るものであつて、その目的とすると
ころは従来の縦形ゲーム桟によるゲームが一定数の球の
打終りによリーゲームを終了するようにしている単調性
を打破り、 ゲームの成績次第で打球数を増加しかつ増
加された予備球による成績をも総合できる新たな遊技内
容をもたせた縦形打球ゲーム機を提供するにある。

本発明の一実施例を添付図面について説明する。

第１、２図は縦形打球ゲーム機の一例を示し、ゲーム機
本体１は固定枠２とその固定枠に開扉可能に支持されて
常にロックを施される前枠３とからない、前枠３のガラ
ス窓４の後側には前面”に渦形の誘導レール６を敷設し
た遊技板５を固定する。前記レール６には発射槌９の発
射嘴を臨ませた発射位置７と、戻り球排出口８が設けら
れる。誘導レール６によつて囲まれた遊技板面１０には
、球を内部に通して下方に通過させる適数の通過筒１１
を一個の通過筒１２を設け、さらに下方部に一定数の球
と同数のチヤツカー１３ａを連設した横長連結チヤツカ
ー１３を設けてすべての球を捕捉する。 遊技板面１０
には通過筒１１とチヤツカー１３ａの総数と同一個数の
ランプ照明区劃１５を設けた成績表示器１４を取付け、
また通過筒１１とチヤツカー１３ａとに球の通過を確認
する検出スイッチを夫々設けそれらのスイッチにより発
生する球通過信号により、各スイッチに別々に対応する
ランプ照明区劃１５のランプを点灯して表示する。

尤もーゲーム中に同じ通過筒１１又はチヤツカー１３ａ
の検出スイッチが二度以上に作動しても、前記点灯は最
初の球通過のときに発せられた球通過信号により行なわ
れるだけである。通過筒１２にも検出スイッチが設けら
れるが、この通過筒１２は後記する予備球補給機構の繰
出装置２４の操作を可能にする信号を発生するものであ
つて、その球通過信号により例えばカウンタースイッチ
を駆動して一信号毎に例えば四個の予備球繰出許容表示
ランプ１６を次々に点灯する。

遊技板５の後面は、チヤツカー１３により捕捉されて裏
部に流出する球を受ける誘導路１７と回収貯留路１８と
を横■形彎曲の形態で連通させて取付ける。回収貯留路
１８は下流端を機前への放出口１９に連通すると共にソ
レノイドストッパ２１と上流部の排除口２０との間に、
一定数例えば一六個の球ａ１を一列に整列させて貯留で
きる構成にする。第２，５図は本発明の縦形打球ゲーム
機の裏面において回収貯留路１８の下方に配置して設け
た予備球補給機構であつて、上端を前記貯留路１８の排
除口２０に連通し、下端に出口２２ａを設けた予備球貯
留部２２と、前記出口２２ａの一個の予備球Ａ２を受け
るポケット部２４ａを有していて、ソレノイド２５の適
時駆動によソー方向に移動し、復動をソレノイド２５の
プランジャ復動と共に生する繰出装置２４とからなり、
該繰出装置２４には前記した移動と共に前記の出口２２
ａに移動して後続の予備球Ａ２を受けるストッパ２４ｂ
を設ける。又繰出装置２４のソレノイド２５による移動
によりポケット部２４が移動した位置に繰出口２３を設
け、該繰出口２３は機裏の誘導レール６上に第１図の通
りに開口させたものである。予備球貯留部２２は、図面
において前記排出口２０から入つた一定数の球を一列に
して出口２２ａの方向に流動させるものであるが、出口
２２ａにおいて一列になればよい。

ソレノイド２５は前記に例記したカウンタースイッチの
オン動作で活線にされる駆動回路に接続し、その回路の
押釦スイッチＳＷにより駆動される。

該スイッチはソレノイド２５の駆動と同時にカウンター
スイッチを帰零方向に駆動して、一押−圧ごとに予備球
繰出許容ランプ１６を一灯ずつ順次に消灯する。遊技板
面１０の前面には放出口１９と戻り球排出口８とを上流
端で受けるように接続し、下流端の供給口２７を誘導レ
ール６の発射位置７の側部に臨ませた補給樋２６を取付
ける。

この補給樋２６には前枠３に精算スイッチ釦３０ととも
に設けたコイン投入口２９から投入される正規のコイン
を確認するコインスイッチの作動により駆動されるソレ
ノイドストッパ２１の退避移動とともに放出口１９から
流出する回収貯留路１８上の一定数の球ａ１を受入れる
ようにしてある。供給口２７の下部には前記の球ａ１の
先端の一個を載せるストツ”バの作用に兼ねた可動供給
器２８が設けてあり、該供給器は発射槌９の発射準備動
作に連動上昇して前記の一個の球を発射位置７に供給す
る。前記供給樋２７は戻り球排出口８から戻る球を上流
端に受入れる構成をもつ。精算スイッチ釦３０はーゲー
ム又は数ゲームの終りに押して、成績表示器１４に表示
された成績に応じた賞品（コイン）を機前の皿３１に流
出させるものであつて、成績表示器１４のランプ照明そ
の他の照明はスイッチ釦３０又は既述したコイ゛ンスイ
ツチの作動で取消す。

前記実施例機においては予備球貯留部２２に五個の予備
球Ａ２が貯留されて待機し、回収貯留路１８には十六個
を一定量とする球ａ１が整列する。

ここでコイン投入口２９から正規のコインを投入すると
、直ちにコインスイッチがオンに作動して投入を確認し
、ソレノイドストッパ２１を駆動してストッパ先端を退
避させるから、回収貯留路１８の全球ａ１が放出口１９
から補給樋２６に送出され、可動供給器２８の前で一列
に整列して停止する。ソレノイドストッパ２１は一定の
時間の後に駆動を解除されてストッパ先端を再び回収貯
留路１８中に戻る。遊技者は発射槌９を操作し、一個ず
つの球ａ１を発射位置７に供給しては遊技板面１０に打
出す。遊技板面１０では球ａ１が通過筒１１，１２を通
つたり、或は通らないで最後にはチヤツカー１３ａに入
り、機裏において誘導路１７を経て回収貯留路１８に回
収されてソレノイドストッパ２１の前に整列する。而し
て通過路１１とチヤツカー１３ａのどれかを通つた球ａ
１により前記のようにそれら通過筒又はチヤツカー１３
ａに対応するランプ照明区劃１５にランプ照明がなされ
て成績を表示する。尤も同じ通過筒又はチヤツカー１３
ａを二個以上の球ａ１が通つたときは最初の一個で所定
のランプ区劃１５を照明し、二個目からは無効通過球に
なる。他方、通過筒１２を通つてからチヤツカー１３ａ
に入る球によつては、予備球繰出許容ランプ１６がその
通過個数に対応する数て灯る。よつてそのとき遊技者が
押釦スイッチＳＷを押すと、前記許容ランプ１６の一個
が消灯され、同時にソレノイド２５が駆動して繰出装置
２４を矢線方向に引くため、ポケット部２４ａに受けら
れた出口２２ａの一個の球Ａ２は、前記ポケット部２４
ａの繰出口２３との合致とともに、該口２３から繰出口
２３から誘導レール６上に発射位置に落ちつくから、こ
こで再び発射槌９を操作して遊技板面１０に打出し、予
備球許容ランプ１６の全部が消えるまで同じ操作を繰出
装置２４の移動の間はストッパ２４ａが出口２２ａを閉
じて予備球貯留部２２からの球の流出を防ぐ遊技板面１
０を転動する予備球Ａ２が、球ａ１がまだ通過していな
い通過筒１１、チヤツカー１３ａを通ると、成績表示器
１４の別のランプ照明区劃１５が照明される。また、予
備球Ａ２が通過筒１２を通れば再び予備球繰出許容ラン
プ１６が通過数に応じて点灯されるから、再度スイッチ
ＳＷを押して遊技板面１０に発射できる。予備球Ａ２が
誘導レール６の戻り球排出口８から補給樋２６に戻つた
ときには、球ａ１の戻りのときと同じように再発射でき
る。それらの予備球Ａ２がチヤツカー１３ａを経て誘導
路１７に受けられると、回収貯留路１８の上流部の球ａ
１との間で若干の入替えはあるが、前の定数が予備球貯
留部２２に入る。成績表示器１４は多くのランプ照明区
劃１５の照明が一種又は数種の特定の模様になつたとき
入賞と判定するようにしてあり、入賞の等級も任意に定
められる。

本発明は前記したように、−ゲームごとに一定数の球ａ
を遊技板面に発射してゲームを進めるようにされた任意
形式の縦形打球ゲーム機に、予備球Ａ２を出口２２ａに
おいて一列にする予備球貯留部２２と、出口２２ａの一
個の予備球Ａ２を受けるポケット部２４ａとを有し該ポ
ケット２４ａほ移動と共に前記出口２２ａに移動するス
トッパ２４ｂを設けた移動可能な繰出装置と、その繰出
装置を適時に移動させるソレノイド２５と、前記ポケッ
ト部２４ａの移動と共に合致させ機裏の誘導レール６上
に開口する繰出口２３とからなる予備球補給機構を設け
たものであつて、前記繰出装置はゲーム進行の情況、例
えば遊技板面に特設したスイッチに球ａ１が触れて通過
するとか、特定のチヤツカーに球ａ１が入るとか、或は
成績表示器の点灯が特定の模様になつた場合に操作を許
容すること等で、球ａ１のみで得た成績に、予備球Ａ２
で得た成績を加算したり球ａ１で得た成績の一部を予備
球Ａ２により入換えたりすることができるから、ゲーム
のルールを遊技者に有利に与えるように変更でき、さら
にゲームの趣向を新たにし得る効果をもつ。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の一実施例を示し、第１図は概要正面
図、第２図は要部の裏面図、第３図は第２図Ａ−Ａ線切
断面図、第４図は繰出装置２４の斜視図、第５図は繰出
装置２４の作動状態を示した説明図である。 １→ゲーム機本体、６→誘導レール、７→発射位置、９
→発射槌、１０→遊技板面、１３→横長連結チヤツカー
、１４→成績表示器、１５→ランプ照明区劃、１８→回
収貯留路、２２→予備球貯留部、２３→繰出口、２４→
繰出装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 予備球ａ＿２を出口２２ａにおいて一列にする予備
   球貯留部２２と、出口２２ａの一個の予備球ａ＿２を受
   けるポケット部２４ａとを有し、該ポケット部２４ａの
   移動と共に前記出口２２ａに移動するストッパ２４ｂを
   設けた移動可能な繰出装置と、その繰出装置を適時に移
   動させるソレノイド２５と、前記ポケット部２４ａの移
   動と共に合致させて機裏の誘導レール６上に開口する繰
   出口２３とからなる予備球補給機構を設けてなる縦形打
   球ゲーム機。