JPS604419Y2 - 携帯用安全バンド取付機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は携帯用安全バンド取付機構に関する。

ビデオカメラや８ミリカメラ等の撮像装置は、グリップ
に携帯用安全バンドの着脱を可能にしており、その着脱
は取付金具を螺着するものが一般的であり、取付金具の
螺着が弛むとバンドストラップの回動に伴って携帯用安
全バンドが外れる惧れがあった。

そこで、本考案は上述の点に鑑みバンドストラップの取
付を確実にした新規且つ有効な携帯用安全バンドを提案
せんとするものである。

以下、本考案を図示せる一実施例に従い説明する。

本実施例は、第１図に図示せる如くテレビカメラのグリ
ップ１の下方にバンドストラップ２を吊り下げる取付金
具３を螺着すると共に、螺着位置近傍にロック解除釦４
を配し、螺着の選択的な係止を可能にするものである。

本実施例の取付機構の取付金具３は、第３図に図示せる
如く、バンドストラップ取付部３ａと、締付部３ｂと、
雌螺子部３ｃと、その先端の係止頭部３ｄとより威り、
前記バンドストラップ取付部３ａのみが前記締付部３ｂ
に対して回動自在に支持されている。

また前記係止頭部３ｄを係止するロック機構は、第２図
及び第３図に図示せる如く、前記ロック解除釦４と、ロ
ック板５と、発条６とより威り、前記ロック板５には前
記ロック解除釦４の押込位置でのみ前記係止頭部３ｄの
抜けを許容する抜止め透孔５ａを形成している。

従って取付金具３を装着するためには、前記ロック解除
釦４を押込んだ状態で前記雄螺子部３ｃを前記グリップ
１内に固定したナツト７に螺合せしめて締付けた後前記
ロック解除釦４の押圧を解除すれば前記取付金具４を完
全な装着状態にロックすることができる。

よって、このロック状態で前記雌螺子３ｃの螺合が弛ん
でも前記係止頭部３ｄが前記ロック板５に係止されるた
め、前記締付部３ｂの回動は制限されて前記取付金具４
が外れることはない。

また前記取付金具３を離脱せしめるためには、前記ロッ
ク解除釦４を押圧した状態で前記締付部３ｂを回動せし
めれば容易に取外しが可能となる。

尚本実施例に於て前記係止頭部３ｄはテーパー状に形成
されているため、前記ロック解除釦４の押圧は、前記取
付金具３の着脱の初期に押圧するだけでも良い。

上述せる如く、本考案によれば取付金具の螺着をロック
機構によって係止するため、確実な装着が実現でき、そ
の効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を採用するテレビカメラの測面図、第２
図及び第３図は本考案の一実施例に係るロック機構の横
断面図と縦断面図をそれぞれ顕わす。 主な図番の説明、１・・・・・・グリップ、２・・・・
・・バンドストラップ、３・・曲ロック解除釦、３ａ・
・曲バンドストラップ取付部、３ｂ・・・・・・締付部
、３ｃ・・・・・・雄螺子、３ｄ・・・・・・係止頭部
、５・曲・ロック板、６・・・・・・発条、７・・・・
・・ナツト、４・・・・・・ロック解除釦。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バンドストラップ取付部と締付部とグリップ中のナツト
   に螺合する雌螺子部と該雌螺子部の先端に形成した係止
   頭部とより成る取付金具と、該取付金具の装着位置で前
   記係止頭部に選択的に係合するロック板、と該ロック板
   を係合方向に付勢する発条と、前記ロック板を保合解除
   方向に変位せしめるため前記グリップの外方に突出する
   ロック解除釦とより戒るロック機構とを配して戒る携帯
   用安全バンド取付機構。