JPS604369Y2 - 鉛蓄電池 - Google Patents

鉛蓄電池

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JPS604369Y2
JPS604369Y2 JP9644578U JP9644578U JPS604369Y2 JP S604369 Y2 JPS604369 Y2 JP S604369Y2 JP 9644578 U JP9644578 U JP 9644578U JP 9644578 U JP9644578 U JP 9644578U JP S604369 Y2 JPS604369 Y2 JP S604369Y2
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JP
Japan
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lead
acid battery
glass mat
anode plate
fine glass
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JP9644578U
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JPS5512565U (ja
Inventor
正男 中沢
隆正 吉田
明 大住
Original Assignee
株式会社ユアサコーポレーション
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は寿命性能が良好で安価な鉛蓄電池を提供するこ
とを目的とするものである。
従来のペースト陽極板に直径約20ミクロンのガラス繊
維マット(以下通常ガラスマット)を当接した鉛蓄電池
は、高率放電を繰り返すと、該陽極板上部の活聞質の軟
化脱落によりその陽極板が劣化し、これが原因で電池が
短寿命となるという欠点があった。
この従来の鉛蓄電池の欠点を除去し、電池寿命を向上さ
せるために、ペースト陽極板の全面に陽極活物質の脱落
防止に極めて効果のある直径1ミクロン以下のガラス繊
維を主体とする微細ガラス繊維マット(以下、微細ガラ
スマットという)を当接した鉛蓄電池が提案された。
この鉛蓄電池ではその繰り返し高率放電における電池寿
命を前記従来の鉛蓄電池に比べ約140%に向上するこ
とができる。
しかしながらこの反面、ペースト式陽極板の全面に微細
ガラスマットを当接した鉛蓄電池では、以下、a ”−
’ cの欠点を有していた。
a 微細ガラスマットは通常ガラスマットに比べ極めて
高価格であるため、従来の鉛蓄電池に比べて製造コスト
が上昇する。
b 流動する電解液を充分に備えた鉛蓄電池に適用した
場合、電解液の拡散が悪く、特に低率放電において容量
が出にくい。
C流動する電解液を制限して陽極板で発生した酸素ガス
を陰極板で吸収させる形式のいわゆる密閉鉛蓄電池にお
いては、極板の高さが高くなり、特に約15−を越える
と、充分に電解液を吸い上げることができず、性能が悪
い。
本考案は従来の鉛蓄電池および前記のごときペースト陽
極板の全面に微細ガラスマットを当接した鉛蓄電池の有
する欠点を除去し、繰り返し高率放電における寿命性能
などの性能を向上させると共に、安価な鉛蓄電池を提供
することを目的とするものである。
すなわち本考案の要旨は上部に微細ガラスマットを、下
部に直径10乃至30ミクロンのガラス繊維マットを当
接してなるペースト陽極板を備える鉛蓄電池にある。
本考案をその一実施例を示す第1図により説明する。
敗因において1は鉛蓄電池、2は微細ガラスマット、3
はペースト陽極板、4は通常ガラスマットを示す。
微細ガラスマット2は繰り返し高率放電におけるペース
ト陽極板3上部の活物質軟化脱落を防止するためペース
ト陽極板3の上部の1/47″J至1/2の面積に当接
するごとく配されている。
また通常ガラスマット4はペースト陽極板3の下部に配
されている。
次に上部1/4に微細ガラスマットを当接し、下部3/
4に通常ガラスマットを当接した本考案による鉛蓄電池
A1上部1/2に微細ガラスマットを、下部1/2に通
常ガラスマットを当接した本考案による鉛蓄電池Bと、
従来の全面に通常ガラスマットを当接した鉛蓄電池C1
および同じ〈従来の全面に微細ガラスマットを当接した
鉛蓄電池りとを製作して、25℃の温度条件で試験を行
った。
この結果を第1表に示す。
なおこれらの鉛蓄電池はいずれも定格が6Vで、5時間
率放電時の容量が80Ahの、流動する電解液を充分に
備えた鉛蓄電池である。
またこれらの試験結果は、初期低率放電容量として5時
間率放電試験時の結果を、初期高率放電容量として3分
間率放電試験時の結果を、また繰り返し高率放電寿命回
数として、3分間率電流で30!J7間の放電、放電量
の125%の充電の交互充放電試験時の結果をそれぞれ
採用している。
なおそれぞれの値は鉛蓄電池りを100%とした場合の
相対比率で示されている。
本考案の鉛蓄電池によれば以下のA−Cのごとき効果
を有している。
A 繰り返し高率放電において、前記のごときペースト
陽極板の全面に微細ガラスマットを当接した鉛蓄電池と
ほぼ同等の絞合性能を有腰かつこの鉛蓄電池に比べ、製
造コストを約10乃至15%低減さることができる。
B 流動する電解液を充分に備えたものにおいては、電
解液の拡散が比較的よいので、低率放電において、従来
の鉛蓄電池と、ペースト式陽極板の全面に微細ガラスマ
ットを当接した鉛蓄電池とのほぼ中間の容量特性を有す
る。
C密閉形鉛蓄電池に適用した場合、微細ガラスマットの
方が通常ガラスマットよりもその吸液力が強いので、電
解液が充分、上方の微細ガラスマットに吸い上げられ、
上部の電解液の液切による性能の劣化がない。
成上、本考案によれば繰り返し高率放電における寿命性
能などの性能が良好で、かつ安価な鉛蓄電池を提供する
ことのできるものであり、その実用的価値は甚だ大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略半裁叙視図である。 1:ペースト式鉛蓄電池、2:微細ガラスマット、3:
陽極板、4:通常ガラスマット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に直径1ミクロン以下のガラス繊維を主体とする微
    細ガラス繊維マットを、下部に直径10乃至30ミクロ
    ンのガラス繊維を主体とするガラス繊維マットを当接し
    てなるペースト陽極板を備える鉛蓄電池。
JP9644578U 1978-07-12 1978-07-12 鉛蓄電池 Expired JPS604369Y2 (ja)

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JP9644578U JPS604369Y2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12 鉛蓄電池

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JP9644578U JPS604369Y2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12 鉛蓄電池

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JPS5512565U JPS5512565U (ja) 1980-01-26
JPS604369Y2 true JPS604369Y2 (ja) 1985-02-07

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JPH0251199U (ja) * 1988-10-05 1990-04-10

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JPS5512565U (ja) 1980-01-26

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