JP2982545B2 - 密閉形蓄電池 - Google Patents

密閉形蓄電池

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JP2982545B2 JP5064556A JP6455693A JP2982545B2 JP 2982545 B2 JP2982545 B2 JP 2982545B2 JP 5064556 A JP5064556 A JP 5064556A JP 6455693 A JP6455693 A JP 6455693A JP 2982545 B2 JP2982545 B2 JP 2982545B2
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  • Secondary Cells (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉形蓄電池に関する
ものであり、特に電解液保持体とペースト式極板との間
の密着性を改善するものである。
【0002】
【従来の技術】密閉形鉛蓄電池等の密閉形蓄電池は、充
電時に陽極板から発生する酸素ガスを陰極板に吸収させ
て、陰極板からの水素ガスの発生を抑制するため、酸素
ガスが通過しやすい電解液保持体を用いる。電解液を保
持する方法としては微細な径のガラス繊維等の繊維から
なる不織布を電解液保持体として用いるリテーナ式や、
シリカゲル(SiO2 )等の無機粉体を電解液に含有さ
せて電解液をゲル状にするゲル式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に電
解液保持体を用いた電池では、酸素ガスは通過しやすい
ものの、電池に充放電を繰り返すうちに電解液保持体の
上部の電解液濃度が低下し、下部の電解液濃度が高くな
るといういわゆる成層化現象が起きる。特に電解液保持
体と極板との間にできる僅かな隙間に滞留する電解液が
成層化すると、電池の充放電反応が局部的になるため、
電池の容量及び寿命が低下し、電池の寿命が短くなると
いう問題がある。
【0004】また、電解液をゲル状にした電池では、電
解液の移動が抑制されるため、電解液の成層化は防止で
きるものの、イオンの移動が抑制されて、電池の高率放
電性能が低下する。また電解液をゲル状にすると電池の
製造条件の設定が難しくなるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、高率放電性能を低下させ
ることなく、電解液保持体と極板との界面部における電
解液の成層化を防いで、容量が高く、寿命の長い密閉形
蓄電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明では、繊維からな
る電解液保持体を間に介してペースト式極板を積層して
なる極板群を有する密閉形蓄電池を対象にして、電解液
保持体の表面部の重量比表面積を中心部の重量比表面積
より大きくする。そして、電解液保持体の表面部をペー
スト式極板の活物質層中に部分的に食込ませる。そし
て、電解液保持体の表面部を主として多孔質のガラス繊
維により構成する。
【0007】また、電解液を主として保持する第1の分
割電解液保持体と、第1の分割電解液保持体の両側に配
置されてそれぞれ隣接するペースト式正極板及びペース
ト式負極板の活物質層中に部分的に食い込む第2及び第
3の分割電解液保持体とから電解液保持体を構成し、第
2及び第3の分割電解液保持体の重量比表面積を第1の
分割電解液保持体の重量比表面積より大きくするのが好
ましい
【0008】更に、第1の分割電解液保持体の重量比表
面積を0.1〜3.0 m2 /gとし、第2及び第3の分割
電解液保持体の重量比表面積は3〜500 m2 /gとする
のが好ましい
【0009】
【作用】発明のように電解液保持体の表面部をペース
ト式極板の活物質層中に部分的に食込ませると、電解液
保持体とペースト式極板とが物理的に結合して両者の間
に大きな成層化現象を発生するような隙間は形成されな
い。そのため、ペースト式極板の活物質層と電解液保持
体との密着性が大幅に向上する。その上、本発明では、
電解液保持体の表面部の重量比表面積を中心部の重量比
表面積よりも大きくするので、電解液保持体の表面部に
おける電解液の保液性能が高くなり、電解液保持体の表
面部内における成層化現象の発生も抑制する。したがっ
て、本発明によればペースト式極板の活物質層と電解液
保持体との界面部における電解液の成層化を確実に抑制
して、電池の容量を高め、寿命を延ばすことができる。
しかも本発明によれば、電解液をゲル状にすることなく
電解液の成層化を防止できるので、電池の高率放電性能
が低下しない利点がある。特に本発明では、電解液保持
体の表面部を主として多孔質のガラス繊維により構成す
ので、電解液保持体の表面部の重量比表面積を大幅に
高めることができる。また多孔質の繊維を用いると活物
質層への食い込みが向上する。更に電解液中の硫酸イオ
ンを電解液保持体の繊維の表面に確実に保持できるの
で、ペースト式極板の活物質層と電解液保持体との界面
部における電解液の成層化を確実に抑制できる。
【0010】また、電解液保持体を第1〜第3の分割電
解液保持体により構成すると、重量比表面積の異なる分
割電解液保持体を組み合わせるだけで表面部の重量比表
面積の大きい電解液保持体を簡単に構成することでき
る。また、第2の分割電解液保持体を一方の極性の極板
の側面にペースト乾燥前に圧着して一方の極性の極板ユ
ニットを作り、第3の分割電解液保持体を他方の極性の
極板の側面にペースト乾燥前に圧着させて他方の極性の
極板ユニットを作れば、電解液保持体の表面部を構成す
る第2及び第3の分割電解液保持体をペースト式極板の
活物質層中に確実にしかも容易に食い込ませることがで
きる。その上、各極性の極板ユニットを第1の分割電解
液保持体を介して積層するだけで簡単に極板群を作るこ
とができる。
【0011】更に、第1の分割電解液保持体の重量比表
面積を0.1〜3.0 m 2 /gとし、第2及び第3の分割
電解液保持体の重量比表面積は3〜500 m 2 /gとすれ
ば、電解液保持体の表面部を構成する第2及び第3の分
割電解液保持体に活物質への電解液の供給性能を大きく
低下させることなく硫酸イオンを十分に保持させること
ができる。また、電解液保持体の中心部を構成する第1
の分割電解液保持体に酸素透過性を良好に保ちながら、
弾力性を持たせることができる。
【0012】
【実施例】以下、密閉形鉛蓄電池を例にして本発明の実
施例の密閉形蓄電池を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施例の密閉形鉛蓄電池の極板群の断面図を示
している。図1において、1は正極板ユニットであり、
2は負極板ユニットであり、3は第1の分割電解液保持
体を構成するリテーナである。正極板ユニット1はペー
スト式正極板1aの一方の側面に厚みの薄い第2の分割
電解液保持体1bが配置されて構成されており、負極板
ユニット2はペースト式負極板2aの一方の側面に厚み
の薄い第3の分割電解液保持体2bが配置されて構成さ
れている。正極板ユニット1及び負極板ユニット2は基
本的には活物質層を除いて同じ構造を有しているため、
正極板ユニット1を用いて極板ユニットの構造について
説明する。ペースト式正極板1aは格子体からなる集電
体に活物質層が形成されて構成されている。第2の分割
電解液保持体1bは、図2に模式的に示すように径寸法
が0.7〜1.0μm で平均多孔度30%の多孔質のガ
ラス繊維1b1 を主として用いて不織布状に構成したも
ので、150 m2 /gの重量比表面積を有している。第2
の分割電解液保持体1bとしては、その重量比表面積が
電解液の硫酸イオンを十分に保持することができ、しか
も活物質への電解液の供給性能を大きく低下させない範
囲にあるものを用いればよく、本実施例では3〜500
m2 /gの範囲のものを用いるのが好ましい。分割電解液
保持体1bはペースト式正極板1aの活物質層の表面部
に食い込んでいる。したがってペースト式正極板1aと
分割電解液保持体1bとの接合部では図3に詳細に示す
ように、ペースト式正極板1aの活物質層の表面部内に
分割電解液保持体1bのガラス繊維1b1 の一部が入り
込んでいる。
【0013】本実施例では、正極板ユニット1を次のよ
うにして作った。まず正極活物質ペーストをPb−Ca
−Sn合金よりなる格子体に充填して厚み4.0mmの未
乾燥極板を作った。次に68重量%のSiO2 と21重
量%のB2 3 と7重量%のNa2 Oとからなる繊維素
材を作り、この繊維素材を約550℃で加熱して、Si
2 とB2 3 ・Na2 Oとを分相させ、これを1Nの
HClで処理し、B23 及びNa2 Oを溶出させて多
孔質のガラス繊維を作った。そしてこのガラス繊維を主
体として厚み0.5mmの第2の分割電解液保持体1bを
形成した。次に前述の未乾燥極板の一方の側面に分割電
解液保持体1bを配置し、該分割電解液保持体の表面全
体を未乾燥極板の厚み方向にプレスして分割電解液保持
体1bを極板1aに圧着した。分割電解液保持体1bは
活物質ペーストが格子体から大きくはみ出ることがな
く、しかも活物質ペーストに分割電解液保持体1bが十
分に食い込む程度の圧力でプレスすればよく、本実施例
では30〜50 kg/cm2 の圧力で10秒間分割電解液保
持体1b,1bをプレスして、分割電解液保持体1bの
10〜20体積%を活物質層中に食い込ませた。次にこ
の分割電解液保持体1bが圧着された未乾燥極板を熟
成、乾燥して正極板ユニット1を完成した。負極板ユニ
ット2は負極活物質ペーストを用いて活物質層を形成
し、その他は正極板ユニット1と同様の方法で製造し
た。
【0014】リテーナ3は分割電解液保持体1bと同じ
材質(SiO2 )で径寸法が0.7〜5.0μm のガラ
ス繊維を不織布状に構成したものである。このリテーナ
3は0.2 m2 /gの重量比表面積を有しており、極板間
の短絡防止を図るために、分割電解液保持体1b,2b
よりも大きい外形寸法と厚みとを有している。リテーナ
3と該リテーナの両側に位置する正極板ユニット1の第
2の分割電解液保持体1b及び負極板ユニット2の第3
の分割電解液保持体2bとにより電解液保持体が構成さ
れる。第1の分割電解液保持体を構成するリテーナ3と
しては、酸素透過性を良好に保ち、しかも弾力性を有す
る範囲にあるものを用いればよく、本実施例では0.1
〜3.0 m2 /gの範囲のものを用いるのが好ましい。
【0015】次に本実施例の密閉形蓄電池の特性を調べ
るために、3種類の2V−30Ahの電池a〜cを作
り、試験を行った。電池aは前述の本実施例の密閉形蓄
電池である。電池bは、電解液保持体を活物質に食い込
ませることなく重量比表面積0.2 m2 /gの1枚のリテ
ーナにより電解液保持体を構成した従来のリテーナ式の
密閉形鉛蓄電池である。電池cは電解液保持体として重
量表面積0.2 m2 /gの1枚のリテーナを用い、コロイ
ダルシリカを10重量%添加した電解液を用いた従来の
ゲル式の密閉形鉛蓄電池である。尚、電池a〜cの活物
質層、電解液保持体はいずれも同じ厚みを有しており、
電池a〜cは電解液保持体を除いては同じ構造を有して
いる。最初にこれらの電池に周囲温度25℃で終止電圧
1.3Vまで1CA放電を行い電池a〜cの高率放電特
性を調べた。表1はその測定結果を示している。
【0016】
【表1】 本表より、本実施例の電池aの高率放電特性は従来のゲ
ル式の電池cより高く、従来のリテーナ式の電池bと略
同じであるのが判る。
【0017】次に各電池a〜cに、周囲温度30℃にお
いて7.5Aで3時間放電した後に2.50V/セル
(制限電流6A)で9時間充電する充放電を繰り返し、
100サイクル目の各電池の極板表面部における上部と
下部との電解液の比重差と、各電池のサイクル寿命特性
とを調べた。尚、サイクル寿命特性は50サイクルごと
に6A(周囲温度25℃)で終止電圧1.7Vまで放電
を行い容量確認を行ったそして、放電容量が定格容量
(30Ah)の80%となる点を寿命とした。表2は1
00サイクル目の各電池の電解液の比重差を示してお
り、図4は各電池の寿命特性を示している。
【0018】
【表2】 図4から従来のリテーナ式の電池bは400サイクルで
寿命に達するのに対して、本実施例の電池aは従来のゲ
ル式の電池cと同様に700サイクルで寿命に達するの
が判る。これは表2に示した100サイクル目の電解液
比重差に示されるように、従来のリテーナ式の電池bで
は電解液の比重差が大きいのに対し、本実施例の電池a
及び従来のゲル式の電池cは電解液の比重差が僅かであ
り、成層化が抑制されていることに起因している。
【0019】尚、本実施例では電解液保持体の表面部に
相当する第2及び第3の分割電解液保持体を多孔質のガ
ラス繊維で形成して、電解液保持体の表面部の重量比表
面積を中心部の重量比表面積より大きくしたが、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば、電解液保持
体の表面部の繊維の線径を中心部の繊維より線径の小さ
くして、電解液保持体の表面部の重量比表面積を中心部
の重量比表面積より大きくしても構わない。
【0020】また本実施例では第1の分割電解液保持体
を構成するリテーナと第2及び第3の分割電解液保持体
とを組み合わせて電解液保持体を構成したが、一体形式
の電解液保持体を用いることもできる。例えば、第1の
分割電解液保持体をベースにして第2及び第3の分割電
解液保持体を抄紙して形成した電解液保持体を用いても
構わない。また本実施例ではガラス繊維を用いて電解液
保持体を形成したが、ポリエチレン等の合成樹脂繊維を
用いて電解液保持体を形成しても構わない。
【0021】
【発明の効果】発明によれば、電解液保持体の表面部
をペースト式極板の活物質層中に部分的に食込ませるの
で、ペースト式極板の活物質層と電解液保持体との密着
性が大幅に向上する。その上、本発明では、電解液保持
体の表面部の重量比表面積を中心部の重量比表面積より
も大きくするので、電解液保持体の表面部内における成
層化現象の発生も抑制する。したがって、本発明によれ
ばペースト式極板の活物質層と電解液保持体との界面部
における電解液の成層化を確実に抑制して、電池の容量
を高め、寿命を延ばすことができる。しかも本発明によ
れば、電解液をゲル状にすることなく電解液の成層化を
防止できるので、電池の高率放電性能が低下しない利点
がある。特に、電解液保持体の表面部を主として多孔質
の繊維により構成するので、電解液保持体の表面部の重
量比表面積を大幅に高めることができる。また多孔質の
繊維を用いると活物質層への食い込みが向上する。更に
電解液中の硫酸イオンを電解液保持体の繊維の表面に確
実に保持できるので、ペースト式極板の活物質層と電解
液保持体との界面部における電解液の成層化を確実に抑
制できる。
【0022】また、電解液保持体を第1〜第3の分割電
解液保持体により構成するので、重量比表面積の異なる
分割電解液保持体を組み合わせるだけで表面部の重量比
表面積の大きい電解液保持体を簡単に構成することでき
る。また、電解液保持体の表面部を構成する第2及び第
3の分割電解液保持体をペースト式極板の活物質層中に
確実にしかも容易に食い込ませることができる。その
上、各極性の極板ユニットを第1の分割電解液保持体を
介して積層するだけで簡単に極板群を作ることができ
る。
【0023】更に、第1の分割電解液保持体の重量比表
面積を0.1〜3.0 m 2 /gとし、第2及び第3の分割
電解液保持体の重量比表面積は3〜500 m 2 /gとすれ
ば、電解液保持体の表面部を構成する第2及び第3の分
割電解液保持体に活物質への電解液の供給性能を大きく
低下させることなく硫酸イオンを十分に保持させること
ができる。また、電解液保持体の中心部を構成する第1
の分割電解液保持体に、酸素透過性を良好に保ちながら
弾力性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の密閉形鉛蓄電池の極板群の断面図
である。
【図2】 第2の分割電解液保持体を形成する多孔質の
ガラス繊維の拡大断面図である。
【図3】 ペースト式正極板と分割電解液保持体との界
面部を示す概略図である。
【図4】 試験に用いた電池の寿命特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 正極板ユニット 1a ペースト式正極板 1b 第2の分割電解液保持体 1b1 多孔質なガラス繊維 2 負極板ユニット 2b 第3の分割電解液保持体 3 リテーナ(第1の分割電解液保持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−112067(JP,A) 特開 平5−36436(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 10/12 H01M 2/16 - 2/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維からなる電解液保持体を間に介して
    ペースト式極板を積層してなる極板群を有する密閉形蓄
    電池であって、 前記電解液保持体は表面部の重量比表面積が中心部の重
    量比表面積より大きくなるように構成されており、 前記電解液保持体の前記表面部が前記ペースト式極板の
    活物質層中に部分的に食込んでおり、 前記電解液保持体の前記表面部は主として多孔質のガラ
    ス繊維により構成されていることを特徴とする密閉形蓄
    電池。
  2. 【請求項2】 前記電解液保持体は、電解液を主として
    保持する第1の分割電解液保持体と、前記第1の分割電
    解液保持体の両側に配置されてそれぞれ隣接するペース
    ト式極板の活物質層中に部分的に食い込む第2及び第3
    の分割電解液保持体とからなり、 前記第2及び第3の分割電解液保持体の重量比表面積は
    前記第1の分割電解液保持体の重量比表面積より大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の密閉形蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記第1の分割電解液保持体の重量比表
    面積は0.1〜3.0m 2 /gであり、前記第2及び第3
    の分割電解液保持体の重量比表面積は3〜500 m 2 /g
    であることを特徴とする請求項2に記載の密閉形蓄電
    池。
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WO2010055653A1 (ja) * 2008-11-11 2010-05-20 日本板硝子株式会社 密閉型鉛蓄電池用セパレータ及び密閉型鉛蓄電池

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