JPS604369B2 - 流体の流れ方向制御装置 - Google Patents

流体の流れ方向制御装置

Info

Publication number
JPS604369B2
JPS604369B2 JP10713878A JP10713878A JPS604369B2 JP S604369 B2 JPS604369 B2 JP S604369B2 JP 10713878 A JP10713878 A JP 10713878A JP 10713878 A JP10713878 A JP 10713878A JP S604369 B2 JPS604369 B2 JP S604369B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow
control plate
control
control device
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10713878A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5533959A (en
Inventor
範夫 菅原
基之 名和
豊 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10713878A priority Critical patent/JPS604369B2/ja
Priority to US06/953,968 priority patent/US4326452A/en
Priority to DE19782846076 priority patent/DE2846076A1/de
Priority to FR7830109A priority patent/FR2406742B1/fr
Priority to GB7841818A priority patent/GB2008741B/en
Priority to CA314,092A priority patent/CA1127903A/en
Publication of JPS5533959A publication Critical patent/JPS5533959A/ja
Publication of JPS604369B2 publication Critical patent/JPS604369B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体の流れ方向制御装置の制御板の上流側を変
形することにより、少ない制御板の回転角度で大きな偏
向角度を得ることを目的とする。
本発明を説明するにあたって、公然知られていない先行
技術を第1図により本発明を理解しやすくするために説
明する。第1図は流れ方向制御装置を示す。
1は上流路、2aと2bはノズル、3aと3bが案内壁
、4は軸5を中心として回転する制御板である。
動作を説明する。まず制御板4が水平を向いている場合
について説明する。上流流路1に入った流れは制御板4
で上下に分離し、上の流れはバイアス流れFaと制御板
4に沿った流れFbとに分かれ、ノズル部2で再び合流
してFcというやや下を向いた流れとなる。便宜上、上
側,下側という表現を用いるが、実際にはどの方向でも
作動は可能である。下の流れも同様にしてFcとF′c
とが合流して正面向きの流れFoとなって出ていく。次
に制御板4をやや下に向けた場合を第3図に示す。下の
流れF′a,F′bのうちの流れF′bは制御板4が下
を向いているので下に向かい、2つの合流した流れF′
cはやや下を向くことになる。F′cがやや下を向くと
案内壁3bとの間の巻き込み効果により流れF′cは案
内壁3bに沿って流れるようになる。すなわちコアンダ
効果により、流れは案内壁に付着する。一方制御板の上
の流れはFbとFaが合流した流れFcがやや下を向く
と共に案内壁3bに付着した流れF′cに誘引されて流
れF′cと合流し、共に案内壁3bに付着して流れFo
となって出て行く。流れF′cが案内壁に付着する度合
いは制御板4の傾きのこ応じて変化するので、合流した
流れFDの流出方向は制御板4の傾き8に応じて変化す
ることになる。すなわち、制御板4を任意の角度81こ
傾けることによって、その拡大された任意の角度の方向
Qに流れを吹き出させることができる。従って制御板4
を回転させるだけのトルクで流れを大きく偏向させてや
ることができるという特長を持つ。しかしながらソレノ
イドやモータ等を用いて自動的に制御板の回転を制御し
たい場合には、ソレノィド等の特性や、効率上より小さ
な制御板の回転角度8でより大きな偏向角度Qを得るこ
とが望まれている。上記の点に鑑み本発明がなされたも
ので、以下にその一実施例について説明する。尚、本発
明は特に下向きの偏向角度を増加させることを目的とし
ている。第4図に本発明の流れ方向制御装置を示す。
Iは上流流路、2aと2bはノズル、3aと3bが案内
壁、4は軸5を中心として回転する制御板であり、折り
曲げ部4aが設けられている。第5図,第6図は作動原
理を示す図である。第7図は本発明を壁掛けヒートポン
プに応用した場合の例である。6は壁掛けヒーポンプ室
内ユニットである。
7は熱交換器、8は送風機、9は空調流吹出し部すなわ
ち、本発明の流れ方向制御装置である。
1川ま送風機8のリャガイダー、11はスタビライザー
である。
12は熱交換器7の霧受け皿、13はフィルター、14
は本体ケーシング、15は前面グリルである。
16は前面グリルの吸い込み部である。
17は、室内ユニット6を正面から見た場合の左右方向
に流れ偏向を生じさせる羽根である。
第8図に先行技術での制御板を上方に向けた場合の作動
原理、第9図に本発明での作動原理を示す。次に動作を
説明する。
第4図において、上流流路1に入った流れは折り曲げ部
4aの最上流端において制御板の上の流れと下の流れに
分離する。第4図においては制御板4が下を向いている
ので、下に入った流れは、前記の先行技術の場合と同様
に案内壁3bに付着する流れとなる。一方上の流れは前
記の下の流れによって誘引される流れとなる。制御板4
が上を向いている場合はこの逆である。実験により、制
御板の角度Qと位置が一定の場合、下の流れの比率が上
の流れに対して大きい程、二つの流れの合流が容易にな
り下に向かう偏向角度ばか大きくなることが確認されて
いる。すなわち、下の流速が上の流速に対して大きい程
、偏向角度Qが大きくとれることになる。従って折り曲
げ部4aを設けることにより、下側の入口の比が上側に
対して大きくなり、従って下側の流れの流速が大きくな
って偏向角度ばが大きくなるということがわかる。折り
曲げ部は図においては直線であるが、カーブを画いた曲
線でも同じ効果が得られる。曲線にした場合を、第10
図に示す。作動原理は同じであるが、曲線の場合は流れ
の抵抗が少なくなるという利点を有する。一方、直線の
折り曲げの場合には製造が容易であるという利点を有す
る。しかし原理的には、同じなので、以後直線折りまげ
において説明する。折り曲げの角度は制御板の回転角度
の設定範囲によって決定し、制御板を回転させた場合に
折り曲げ部4aの先端が最上流端にくる範囲内で設定す
る必要がある。次に偏向の過程を第5図と第6図におい
て説明する。第5図は制御板4を水平にした場合で、上
流流路1に入った流れは折り曲げ部4aの先端で制御板
4の上側と下側に分離される。この場合、上側と下側の
流量に差が生ずるが、制御板4は水平を向いているので
先行技術の場合と同様に流れFcとF′cは案内壁と反
対の方向を向くため案内壁に付着することがないので流
れFcとF′cの合流F。はほぼ水平方向を向く。制御
板4を下に向けた場合は、第6図に示すように折り曲げ
部4aの効果で制御板の下側の流量が増加し流れF′c
の流速が流れFcに対して大きくなるため流れFcとF
′cの合流が容易になり、合流した流れFoの偏向角度
は大きくなる。第7図に本発明を壁掛けヒートポンプに
応用した例を示す。
ヒートポンプにおいては空調効果や人体の体感の改善の
関係上、暖房時は下吹きに、冷房時は水平吹きに、又暖
房時にディアィスやサーモスタットが○FFした場合に
冷風が体に当たらないように水平吹きに切り換える等の
吹出し方向の切換操作が必要である。これをいちいち手
動で切り換えるのはめんどうであり、且つ手の届く所に
器具を設置しなければならないという問題が生じている
。そのためこれを、電気的に吹出し温度を検知し、ソレ
ノィド等を用いて制御板を動かして自動的に吹出方向を
変えてやろうという試みがなされた。しかしながら前記
の先行技術では所定の偏向角度を得るためには制御板の
回転角度範囲が大きくなり、ソレノィドも大きなものが
必要である。また、回転角度範囲を小さくする一つの方
法としては制御板の中を広くするという手段が考えられ
るが、これでは制御板の回転トルクが大きくなるためソ
レノイドを小さくすることはできないと共に材料も多く
かかるという問題がある。この問題を解決するために本
発明が応用された。第7図において、送風機8によって
大気から吸い込まれ、フィルター13、熱交換器7を通
った空調流は本発明を応用した空調流吹出部9によって
吹出方向を考えられて出ていく。吹出方向はソレノィド
を用いて制御板4を回転させることによって変化させる
ように構成されている。図において吹きにする場合は制
御板4を下に向ければよいが、前記のように制御板を回
転させる角度は先行技術の場合と比較して少ない角度で
良いことになる。水平吹きの場合は、制御板4を上方に
向けなければならないがこの場合の作動を第8図と第9
図において説明する。第8図は先行技術の場合であるが
、原理は下向きの場合と同様である。前には表記しなか
ったが制御板をある角度以上に傾けると渦Cが生ずる。
先行技術の場合には、要求される大きさの偏向角度を得
るに必要な制御板角度を傾けると渦Cが生じ、上下噴流
の合流を妨げる原因になっている。第9図に示すように
本発明の制御板形状にすることによって渦の発生を防止
することができる。従ってその分だけ2噴流の合流が容
易になり、制御板の折り曲げによって上側の流量が少な
くなることによる合流の妨げをおぎなうことになる。従
って制御板を上に向けた場合にも偏向角度が悪くなるこ
とはなく、渦が発生しなくなった分だけ風量抵抗が減少
するという利点を有する。従って全体としては制御板の
回転角度は小さくて、所定の偏向角度が得ることができ
るということになる。
これによってソレノイドを小さくすることが可能となる
。又、先行技術においては左右偏向羽根17の影響によ
って流れが乱され、偏向角度が悪くなるという問題があ
ったが、本発明においては制御板の上下の2噴流の合流
が容易に行なわれるために流れの乱れが少なく偏向角度
の悪化を少なくすることができる。先行技術におけるも
う一つの問題として、制御板の自重によりたわみや空調
流により振動がある。これは補強材を付加することによ
って防止することができるが、その結果として制御板の
回転トルクが大きくなってしまう・という欠点がある。
本発明によれば制御板自身を折り曲げる結果として、補
強材を用いずに断面係数を大きくすることができ、たわ
みや振動を減少させることができる。なお、制御板4は
その折り曲げ部4aを第10図のように滑らかな円弧状
に形成してもよい。
以上の実施例の説明から明らかなように、本発明の流体
の流れ方向制御装置によれば、制御板の上流側を変形す
ることにより次の様な効果を有する。【1} 上向きの
偏向角度を悪化させずに下向きの偏向角度を増加させる
ことができる。
従って全体として小さい制御板角度の回転で所定の偏向
角度が得られるのでソレノィド等による自動制御が容易
になる。(2} 下向きの場合には案内壁に付着する側
の流量が増加するため、制御板の上下の流れの合流が容
易になって、左右偏向羽根等の付加抵抗による偏向角度
の悪化を減少させることができる。
{3ー 折り曲げ部を設けることによって制御板の断面
係数が増加し、制御板のたわみや風による振動の悪影響
を低減する。従ってたわみや振動の防止のための制御板
の補強材を省略することができ、制御板の回転トルクを
減少させると共に余分な材料を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明先行技術における流体の流れ方向制御装
置、第2図と第3図は第1図の作動原理図、第4図は本
発明の一実施例における流体の流れ方向制御装置の断面
図、第5図と第6図は第4図に示す装置の作動原理図、
第7図は同装置を採用した壁掛けヒートポンプ式空気調
和機の断面図、第8図と第9図は制御板を上に向けた場
合の作動原理図で、第8図が先行技術の装置、第9図が
本発明一実施例における流体の流れ方向制御装置を示し
、第10図は本発明の他の実施例における流体の流れ方
向制御装置の断面図である。 1・・・上流流路、2a,2b・・・ノズル、3a,3
b…案内壁、4・・・制御板、4a・・・折り曲げ部、
5・・・軸。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体の流れを絞つて噴出させる一つのノズルと、こ
    のノズルの下流において漸次拡大形状に設けられた少な
    くとも一つの案内壁と、流体の流線状態を制御するよう
    軸を中心として回動する制御板とを備え、前記制御板の
    上流端に曲がり部を設けた流体の流れ方向制御装置。
JP10713878A 1977-10-24 1978-08-31 流体の流れ方向制御装置 Expired JPS604369B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10713878A JPS604369B2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 流体の流れ方向制御装置
US06/953,968 US4326452A (en) 1977-10-24 1978-10-19 Fluid diverting assembly
DE19782846076 DE2846076A1 (de) 1977-10-24 1978-10-23 Mediumablenkvorrichtung, vorzugsweise fuer den aus einem klimageraet austretenden luftstrom
FR7830109A FR2406742B1 (fr) 1977-10-24 1978-10-23 Ensemble de deflexion de fluide
GB7841818A GB2008741B (en) 1977-10-24 1978-10-24 Fluid deflecting assembly
CA314,092A CA1127903A (en) 1977-10-24 1978-10-24 Fluid diverting assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10713878A JPS604369B2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 流体の流れ方向制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5533959A JPS5533959A (en) 1980-03-10
JPS604369B2 true JPS604369B2 (ja) 1985-02-04

Family

ID=14451464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10713878A Expired JPS604369B2 (ja) 1977-10-24 1978-08-31 流体の流れ方向制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS604369B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59121209A (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流れ方向制御装置
KR900001876B1 (ko) * 1983-07-26 1990-03-26 마쯔시다덴기산교 가부시기가이샤 흐름방향 제어장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5533959A (en) 1980-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0109444B1 (en) Direction-of-flow controller
JPH07115579B2 (ja) 車輌用空気調和装置
JPH09300943A (ja) 空調用レジスタ
JP7232986B2 (ja) 天井埋め込み形空気調和機
JPS6135403B2 (ja)
JPS604369B2 (ja) 流体の流れ方向制御装置
JPS6135402B2 (ja)
EP0056483B2 (en) Electric cross-flow fan assembly
JP3198936B2 (ja) 吹き出し気流制御装置
JPH0354254B2 (ja)
JPS604368B2 (ja) 流体の流れ方向制御装置
JPS6211268B2 (ja)
JPS604367B2 (ja) 流体の流れ方向制御装置
JPS6135406B2 (ja)
JPS6113136B2 (ja)
JPH055395Y2 (ja)
JPS5938447B2 (ja) 流れ方向制御装置
KR940006913B1 (ko) 에어콘의 공기방향 조절장치
JP2676783B2 (ja) 流れ偏向装置
JP6528111B2 (ja) 空気調和機
KR100360258B1 (ko) 공기조화기
JPS6234957B2 (ja)
JPS6343599B2 (ja)
JPH0122479B2 (ja)
JPS6364642B2 (ja)