JPS6043572B2 - 自動スキツプ機能を有するテ−プレコ−ダ - Google Patents

自動スキツプ機能を有するテ−プレコ−ダ

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JPS6043572B2
JPS6043572B2 JP54089986A JP8998679A JPS6043572B2 JP S6043572 B2 JPS6043572 B2 JP S6043572B2 JP 54089986 A JP54089986 A JP 54089986A JP 8998679 A JP8998679 A JP 8998679A JP S6043572 B2 JPS6043572 B2 JP S6043572B2
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Japan
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magnetic tape
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政贊 喜多村
秀雄 尾上
宏紀 清水
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6043572B2 publication Critical patent/JPS6043572B2/ja
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    • G11B15/005Programmed access in sequence to indexed parts of tracks of operating tapes, by driving or guiding the tape
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/102Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
    • G11B27/107Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating tapes
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    • G11B27/30Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording
    • G11B27/3018Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording used signal is a pilot signal outside the frequency band of the recorded main information signal
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/90Tape-like record carriers

Landscapes

  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 磁気テープ中に連続して記録された信号の再生に当つて
、再生を希望する信号だけが選択的に再生されるように
、また再生を希望しない信号の記録部分は磁気テープを
早送りしてその部分の信号が再生されないようにするこ
と、すなわち、再生を希望しない信号の記録部分をスキ
ップして所望の信号の再生だけが行なわれるようにする
ことは、例えばプログラムソースが放送番組の時に、連
続的に記録された情報の内でコマーシャルの部分を除い
た情報だけの再生を行ないたいことを希望されるような
場合に必要とされる。
上記のようなスキップ再生を行なうために、記録済みの
磁気テープ中において再生が希望されない信号の記録部
分を消去しておき、再生に当つてはその消去によつて形
成された無記録部分を早送りする、というやり方が考え
られるが、このようなやり方が採用された場合には、消
去動作に当り誤つて必要な信号の部分の消去が行なわれ
てしまうことも絶無でないと考えられる点で、このよう
なやり方は適当なものとはいえないのである。
本発明は、記録済み磁気テープ中において再生を希望し
ない信号の記録部分、すなわち、記録済み磁気テープ中
でスキップしたいと希望する信号の記録部分に、所定の
周波数値のスキップマーク信号を重畳記録しておいて、
スキップ再生が良好に行なわれうるようにした自動スキ
ップ機能を有するテープレコーダ、すなわち、前述した
ような問題点がなく、良好なスキップ再生を実現するこ
とのできるテープレコーダを提供したものであつて以下
、添付図面を参照しながら本発明の自動スキップ機能を
有するテープレコーダの具体的な内容を詳細に説明する
。第1図は本発明の自動スキップ機能を有するテープレ
コーダの概略構成を示すブ罎ンク図であつて、この第1
図において、TRはテープレコーダ(テープレコーダ本
体)であり、このテープレコーダ本体TRは磁気テープ
Tの駆動機構、各種モードへの切換機構、情報信号の記
録再生のための電気回路(第1図中には、一部の構成し
か示されてはいない)、磁気ヘッドH1消去ヘッドHe
l巻取りリールと運動して回転するテープカウンタTC
lテープカウンタTCの回転によつて巻取りリールの回
転数と対応する信号を発生する信号発生器PGなどを含
んで構成されている。
第1図のテープレコーダでは、その磁気ヘッドHが録音
ヘッドであるとして示されているが、磁気ヘッドHとし
て録音ヘツと再生ヘッドとの2個の磁気ヘッドが用いら
れているテープレコーダに本発明を適用してもよいこと
は勿論である。
第1図示のテープレコーダにおいて、それが録音モード
となされた時は、録再切換スイッチSWsの可動接点C
が固定接点a側に切換えられ、また、それが再生モード
となされた時は録再切換スイッチSWsの可動接点Cは
固定接点b側に切換えられる。BOSCはバイアス発振
器てあり、バイアス発振器BOSCからの出力は録音モ
ード時に結合コンデンサCと録再切換スイッチSWsの
固定接点a及び可動接点Cなどを介して磁気ヘッドHに
供給されると共に、図示の例においては通常の録音モー
ド時において切換スイッチSWsの固定接点bと可動接
点Cとを介して消去ヘッドHeも供給されるものとされ
ている。
切換スイッチSWsは、再生モード時及びスキップマー
ク信号の記録を行なう場合の録音モード時には、それの
可動接点Cが固定接点a側に切換えられるのであり、前
記した切換スイッチSWsの可動接点Cの切換え態様の
変更は、制御装置CDから線′11を介して与えられる
切換制御信号によつて行なわれる。
なお、第1図示の例では消去ヘッドHeに対する消去電
流がバイアス発振器BOSCから供給されるものとして
示されているが、消去ヘッドHeによる消去が直流電流
によつて行なわれるようになされてもよいことは勿論で
ある。
切換スイッチSWmは、通常の録音モード時にそれの可
動接点Cが固定接点a側に切換えられて、録音入力端子
1rからの入力信号が録音増幅器RAに与れられるよう
にし、また、スキップマーク信号の記録が行なわれる場
合の録音モード時には、それの可動接点Cが固定接点b
側に切換えられて、スキップマーク信号発生器MOSC
からのスキップマーク信号が録音増幅器RAに与れられ
るようにするためのもので、この切換スイッチSWmに
おける可動接点Cの切換え態様も制御装置CDから線E
llを介して送出される切換制御信号によつて行なわれ
るのである。
切換スイッチSWvは、通常の再生モード時においては
、それの可動接点Cが固定接点a側の切換えられて、前
置増幅器PAからの再生信号を直接に再生信号の信号レ
ベルの検出回路LDに与え、また、スキップ指令が発せ
られている状態の再生モード時においては、それの可動
接点Cが固定接点b側に切換えられて、前置増幅器PA
からの再生信号を電圧制御フィルタVCFを介して信号
レベルの検出回路LDに与える。
電圧制御フィルタ■CFは、それの中心周波数が線′1
3を介して与えられる制御電圧によつて可L変となされ
るフィルタであつて、それの中心周波数は再生信号中の
スキップマーク信号の周波数値と一致するようにDA変
換器DACから線El3を介して供給される制御電圧に
よつて制御されるのであり、DA変換器DACは信号伝
送路112を介して制御装買QDから与えられる信号を
DA変換して、前記した電圧制御フィルタVCFがその
中心周波数を前述のような変化態様で変化しているもの
となるような制御電圧を電圧制御フィルタVCFに送出
するのである。
次に、切換スイッチSWfはそれの可動接点cが固定接
点a側に切換えられた状態においては、前置増幅器PA
からの再生信号をミユーテイング回路MUCの入力側に
供給し、また、それの可動接点cが固定接点b側に切換
えられた状態においては、前置増幅器PAからの再生信
号がスキップマーク信号の除去用フィルタFを介してミ
ユーテイング回路■℃の入力側に供給されうるように切
換えるというような切換動作を行なう切換スイッチであ
つて、この切換スイッチSWfの上記のような切換動作
は、制御装置CDから線ElOを介して送出される切換
制御信号によつて制御装置CDの制御の下に自動的に行
なわれ得るものであると共に、前記した線′10を介し
て伝送される切換制御信号が手動スイッチSWhによつ
て切換スイッチSWfに与えられない状態において、切
換スイッチSWfの可動接点cを手動的に操作して固定
接点A,bの何れか一方へ切換えることによつても行な
われ得る。
第1図において、MUCは制御装置CDから線E6を介
して送出される制御信号Smにより再生信号をミユーテ
イングするミユーテイング回路、LDはこれに与えられ
る信号の信号レベルを検出するレベル検出回路、COM
Pは前記したレベル検出回路LDからの出力信号を基準
電圧■Sと比較して、それに与れられた信号の信号レベ
ルが予め定められた信号レベル以上か以下かによつて出
力信号レベルを異にする出力信号を送出する比較器、W
Pは信号発生器PGで発生された信号を波形整形する波
形整形回路であり、この波形整形回路WP!は必要に応
じて設けられている。
さらに、第1図において、0Pは操作部であつて、この
操作部0Pでは、それに備えられている各種の操作釦を
操作することにより、テープレコーダ本体TRの色々な
動作モードでの動作に関する入力情報、頭出し・のため
のプログラム番号に関する入力情報、スキップ指定に関
する入力情報などを信号路′5を介して制御装置CDに
与える。制御装置CDは、例えばマイクロコンピュータ
を含んで構成されており、それは操作部0Pで設定され
て信号路E5を介して与えられる各種の入力情報及び線
E7を介して比較器COMPから与えられる比較器CO
MPの出力信号、ならびに巻取りリールと運動して回転
するテープカウンタTCの回転によつて巻取りリールの
回転数と対応する信号を発生する信号発生器PGから線
E9を介して波形整形回路WPに与えられた信号が波形
整形回路WPによつて波形整形された後に線E8を介し
ノて供給される回転数信号などにより、装置各部が所要
の制御動作を行ないうるような各種の制御信号を発生し
て、それを線′1〜線E4を介してテープレコーダ本体
TRに与え、また、線′6を介してミユーテイング回路
M[−JTに与え、さらに、・線′10を介して切換ス
イッチSWfに与え(線′,。
には手動スイッチSWhが設けられていることは既述の
とおりである)、さらにまた、線El4を介して切換ス
イッチSWvに与え、また信号路El2を介してDA変
換器DACに与えるのである。制御装置CDとテープレ
コータ本体TRとの間の線e1〜E4を介して制御装置
CDからテープレコーダ本体TRに与えられる制御信号
は、テープレコーダ本体TRを各種の動作モードで動作
させるための制御信号てあつて、線e1を介して伝送さ
れる制御信号は早送リモート用の制御信号SFFであり
、また、線′2で伝送される制御信号は巻戻しモード用
の制御信号SREぃ、線F3で伝送される制御信号は再
生モード用の制御信号SPLA.,、線E4で伝送され
る制御信号は停止モード用の制御信号SSTOPである
。また、制御装置CDからミユーテイング回路MUCに
線′5を介して与えられる制御信号はミユーテイング用
の制御信号Smである。テープレコーダ本体TRでは、
制御装置CDから線e1〜E4を介してテープレコーダ
本体TRに伝送された制御信号によつて、磁気テープの
走行速度の切換え動作電気回路の切換動作が所要のよう
に行なわれる。
また、テープレコーダ本体TRは、早送リモートでの動
作(早送り動作)時、及び巻戻しモードでの動作(巻戻
し動作)時においても、再生モード時における動作の場
合と同様に、磁気ヘッドHが磁気テープTと接触した状
態となされている。さて、磁気テープの長手方向へ直列
的に記録されている複数の情報信号の相互間に、それぞ
れ無信号期間を設けておき、その無信号期間をプログラ
ムの切れ目の区間として利用することは、従来から実施
されているところであるが、磁気テープに直列的に記録
される複数の情報信号と対応する情報内容が音楽であつ
た場合には、前記した磁気テープ上の無信号期間は、各
曲目間の空白部分である。
以下の説明においては、磁気テープに記録されている複
数の情報信号と対応する情報内容が、それぞれ異なる曲
目の音楽であるとされているが、磁気テープに記録され
ている複数の情報信号が音楽信号以外のものであつても
よいことはいうまでもない。さて、磁気テープに記録さ
れている複数の情報信号の相互間に設けられている無信
号部分の磁気テープ上での長さは一定ではないから、再
生信号の信号レベルの低下を検出した時点からテープレ
コーグを再生モードとして信号の再生が行なわれるよう
にした場合には、再生モードに変えられた時点から再生
音が出初めるまでの時間長にばらつ−きが生じてしまう
のであるが、第1図示の装置では、プログラムの頭出し
を行なう探索モード(サーチモード)時においては、再
生ヘッドを磁気テープに接触させた状態として磁気テー
プTを早送りまたは巻戻して、その時の再生信号中にお
ける無信号期間が、再生モード時における一定の時間巾
以上の無信号期間(磁気テープにおける複数の情報信号
の相互間に設けられている無信号期間の内で最も短かい
ものを再生モードで再生した時に再生信号中に現われる
無信号期間の時間長を考慮して、一定の時間巾と対応す
る時間長が決定される)である場合に、その無信号期間
をプログラムの切れ目の区間であるという判定を行なう
ようにし、前記のプログラムの切れ目の区間が検出され
た場合には、そのプログラムの切れ目に続いて先頭部分
が位置している曲の再生が、テープレコーダが再生モー
ドに切換えられた時点から予め定められた時間後に行な
われ初めるようになされており、また、操作部0Pにお
いて設定した曲目が迅速に探索されて曲目の演奏が行な
われ得ると共に、探索動作中には再生音中に雑音の発生
がないようになされている。
前記したプログラムの頭出しのための探索動作は、磁気
テープが早送りの状態あるいは、巻戻しの状態において
行なわれるのであるが、周知のように磁気テープの走行
速度や磁気テープの巻取り駆動用のモータの回転数など
は、磁気テープが早送りの状態あるいは巻戻しの状態と
なされている場合には、リールにおける磁気テープの巻
径に応じて変化しており、また、巻取りリールと連動し
て動作するように構成されているテープカウンタTCの
計数速度よりも磁気テープの巻取り駆動用のモータの回
転数の変化に応じて変化したものとなつているから、テ
ープカウンタTCに付属して構成されている巻取りリー
ルの回転数と対応する信号を発生する信号発生器PGか
らの信号の周期(または繰返し周期)は、リールに対す
る磁気テープの巻回量の状態に応じて異なつたものとな
つている。それで、探索動作時に、再生信号中に無信号
期間として現われる曲と曲との間の空白部分、すなわち
、プログラムの切れ目の時間長は、リールにおける磁気
テープの巻取り量がどうであるかに応じて異なつたもの
となつているから、探索動作時に再生信号中に現われた
無信号期間の時間長をみただけでは、それが本当に曲と
曲との間の空白部分と対応して再生信号中に生じた無信
号期間てあるのかどうかは判からない。
第2図は、テープカウンタTCがその回転数と巻取りリ
ールの回転数とが同一となるように構成されており、ま
た、テープカウンタTCに巻取りリールの回転数と対応
する信号の信号発生器を附属させた場合において、リー
ルへ巻取られた磁気Jテープの巻取り半径を横軸として
、磁気テープの走行速度係数(曲線1)、信号発生器P
Gから発生された信号の1周期当りの磁気テープの走行
距離(曲線■)信号発生器PGから発生された信号の周
期(曲線■)、リールの回転速度(曲線■)及び7オー
バーラン量を信号発生器PGから発生された信号の周期
の数で表わした曲線(曲線■)、などを示した曲線例図
であり、この第2図に例示されているところからも判る
ように、リールにおける磁気テープの巻取り量、すなわ
ち、リールへ巻取フられた磁気テープの巻取り半径の大
きさに応じて、探索動作時における磁気テープの走行速
度や信号発生器PGから発生される信号の周期、その他
の諸量が変化するから、探索動作時に再生信号中に現わ
れる無信号期間の時間長が、ある定められた一定の時間
長よりも長いか短いかだけをみても、再生信号中に現わ
れた無信号期間が曲間の空白部分であるのかどうかを知
ることはできない。
そこで、第1図示のテープレコーダにおいては、探索動
作時にリールへ巻取られた磁気テープの巻取り半径の大
きさに応じて変化する前記のような諸量のデータを、制
御装置CD内の記憶装置に記憶させておいて、探索動作
時に再生信号中に現われた無信号期間の時間長を、信号
発生器PGで発生された信号の基づく回転数信号の計測
値によつて補正できるようにし、補正された前記の無信
号期間の時間長が再生モード時において示す時間巾を推
定して、前記の時間長がプログラムの切れ目の区間か否
かの判別を、前記の推定した時間巾が再生モード時に曲
間の空白部分が示す一定の時間巾以上かどうかによつて
行なうようにしているのてある。探索動作時に高速走行
している磁気テープTに接触する再生ヘッドHにより再
生された信号は、前置増幅器PAで増幅された後に切換
スイッチSW■の可動接点cと固定接点aとを介してレ
ベル検出回路LDに与えられると共に切換スイッチSW
fの固定接点aと可動接点cとを介してミユーテイング
回路MUCに与えられる。
ミユーテイング回路MUCは制御装置CDから線一′6
を介して供給される制御信号によつて、頭出しの行なわ
れたプログラムの再生が行なわれる直前までの期間中に
は再生信号が増幅器AMI)に加えられることがないよ
うにして、前記の期間中に出力端子0には再生信号が送
出されないように!し、探索動作時に再生音中に雑音が
生じないようにする。
また、前記の前置増幅器PAから切換スイッチSWvの
可動接点cと固定接点aとを介して再生信号が与えられ
たレベル検出回路LDでは、それ正に与えられた再生信
号の信号レベルの検出を行なつてその出力信号を比較器
COMPへ比較信号として与える。
比較器COMPではそれに与えられている基準信号Vs
と前記したレベル検出回路LDからの出力信号との信号
レベルの比較を行なつて、再4生信号中の無信号期間と
再生信号中の信号期間とにそれぞれ異なる信号レベルを
示す比較出力信号を線E7を介して制御装置CDに与え
る。また、テープカウンタTCは巻取りリールの回転数
と同一の回転数で回転(テープカウンタTCが巻取りリ
ールと同一の回転数で回転するようになされていなけれ
ばならないというわけではない。
ここでは、既述した第2図示の各特性曲線が、テープカ
ウンタTCの回転数が巻取りリールの回転数と同一とな
されている場合のものであつたので、それに合わせて記
述を行なつているのである)し、テープカウンタTCに
附属して構成されフている信号発生器PGからは、巻取
りリールの回転数に応じた周期または繰返し周期を有す
る信号が波形整形回路WPに与えられ、波形整形回路W
Pからは巻取りリールの回転数と対応する繰返し周期を
有する回転数信号が線E8を介して制御・装置CDに与
えられる。
信号発生器PGとして、波形整形された状態の回転数信
号をそれから直接に出力しうるような構成のものが用い
られた楊合には、前記した波形整形回路WPが不要てあ
ることはいうまでもない。線′8を介して制御装置CD
に与えられる回転数信号(以下、回転数パルスと記載す
る)の繰返し周期は、第2図中の曲線■に示すように巻
取りリールへ巻取られた磁気テープの巻取り半径に応じ
て変化しており、図示の例の場合には、巻取りリールに
おける磁気テープの巻取り半径が最小(巻き初め)の状
態における回転数パルスの周期は14ミリ秒であり、ま
た、巻取りリールにおける磁気テープの巻取り半径が最
大(巻き終り)の状態における回転数パルスの周期は4
4ミリ秒であり、さらに、前記した巻取り半径の中間の
巻取り半径の状態における回転数パルスの周期は21ミ
リ秒である。
制御装置CDにおいては、それに対して線E7及び線F
8を介して与えられた再生信号中の無信号期間の時間長
の計測及び回転数パルスの個数の計数、ならびに回転数
パルスの周期の計測などを行なう。
制御装置CDにおける回転数パルスの計数は計数器(カ
ウンタ)て行なわれ、また、再生信号中の無信号期間の
時間長や回転数パルスの周期などの計測は、制御装置Q
Dを構成しているマイクロコンピュータの動作のために
用いられているクロックパルスを分周して得た計測用パ
ルスの個数を計数器(カウンタ)で計数することによつ
て行なわれる。
今、前記した計測用パルスとして、例えばその繰返し周
期が256マイクロ秒のものが用いられるとすると、巻
取りリールの巻初めから巻終りまでの間に第2図中の曲
線■のように変化する回転数パルスの周期14ミリ秒〜
44ミリ秒は、計測.用パルスによる50〜170の計
数値として計測されることになる。また、再生モード時
における例えば3秒間以上の時間長の無信号期間がプロ
グラムの切れ目の区間として定められている場合を仮定
すると、磁気テープが早送りまたは巻戻しの走行速度て
走行された時における前記の切れ目の区間の時間長は、
巻取りリールの巻初めと巻終りとの間で110ミリ秒〜
220ミリ秒以上の範囲て変化しているものとなる。(
早送りまたは巻戻し時における磁気テープの走行速度は
再生モード時における磁気テープの走行速度に第2図中
の曲線1に示されているテープ走行速度係数値を乗じた
ものとなつているから、再生モード時における3秒間以
上の切れ目の区間は、早送りまたは巻戻し時においては
110ミリ秒〜220ミリ秒以上の時間長を示す無信号
期間となるのであるが)が、これを前記した256マイ
クロ秒の周期を有する計測用パルスの個数を用いて計測
すると、早送りまたは巻戻し時における前記の110ミ
リ秒〜220ミリ秒以上の無信号期間の時間長は、前記
した計測用パルスによりそれの440〜88餌固以上の
計数値として計測される。なお、再生信号中の無信号期
間の時間長は、再生信号中の無信号期間中に現われた回
転数パルスの個数と、回転数パルスの周期を計測用パル
スの個数として計測した値との積の値を得るようにして
それを求めることができることはいうまでもない。再生
モード時における3秒間以上の無信号期間がプログラム
の切れ目の区間であるとして定めた場合を例にとつて説
明した上記の記載から判かるように、探索時における磁
気テープの早送りまたは巻戻しの状態においてプログラ
ムの切れ目の区間を示す無信号期間の時間長は、巻取り
リールへ巻取られた磁気テープの巻取り半径に応じて変
化する磁気テープの走行速度の変化により、前記の数値
例における110ミリ秒〜220り秒以上というように
大巾に変化しているものであり、それを例えは256マ
イクロ秒の繰返し周期を有する計測用パルスによつて計
数した計測結果も、前記したように440〜880J:
).上の範囲内のものとして示されるものとなつている
から、前記した計測結果が示す無信号期間がプログラム
の切れ目の区間であるのかどうかの判別を行なうために
は、得られた計測値が巻取りリールに対する磁気テープ
のどのような巻取り半径の状態の下におけるものである
のかに応じて計測値を補正し、その補正された計測値が
プログラムの切れ目の区間か否かの判別のために設定さ
れている特定な値よりも大きいか小さいかを比較するこ
とが必要とされる。
それで制御装置CDにおいては、予め制御装置CD内の
記憶装置に記憶しておいた第2図中の曲線■で示される
ようなリールへ巻取られた磁気テープの巻取り半径と回
転数パルスの周期との関係を示すデータを用いて、既述
のようにして計測した回転数パルスの周期の計測結果を
補正して、その補正された計測値によつてプログラムの
切れ目か否かの判別を行なうのである。
さて、再生を希望するプログラムを指定するために、操
作部0Pからプログラム番号を指示する情報信号が制御
装置QDに入力されると、制御装置CDは操作部0Pか
らの前記のプログラム番号の入力が第1回目のプログラ
ム指定動作に基づくものであつた楊合には、磁気テープ
Tを巻戻すための巻戻しモード用の制御信号SREぃが
線′2を介してテープレコーダ本体TRに送つて磁気テ
ープを巻戻し、また、プログラム番号カウンタをリセッ
トする。
次いで、制御装置CDは線′1を介して早送リモート用
の制御信号SFFをテープレコー′ダ本体TRに送つて
磁気テープTが早送りされるようにする。この状態で、
制御装置CDはそれに比較器COMPから線′7を介し
て供給される磁気テープTの無信号期間と対応する情報
信号と、波形整形7回路WPから線E8を介して供給さ
れる回転数パルスとによつて、既述のようにして磁気テ
ープT上のプログラムの切れ目の判別を行なつて、プロ
グラムの切れ目の個数をプログラム番号カウンタで計数
し、その計数値と操作部0Pから入力されフたプログラ
ム番号の数値とを比較して、両者の数値が一致した(両
者の数値の差が0となつた)プログラムの切れ目が判別
検出された後に磁気テープTから再生信号が高レベルの
ものとして再生され初めた時点で線F4を介して停止モ
ード用の制御信号SSTOPをテープレコーダ本体TR
に送つて磁気テープTを停止させた後に、線E2を介し
て巻戻しモード用の制御信号SF.EWをテープレコー
ダ本体TRに送り、磁気テープTの巻戻しを開始させる
この場合の磁気テープTの巻戻し動作は、この巻戻し動
作に引続いて順次行なわれる磁気テープの走行の停止、
ならびに再生モードでの再生の開始動作による頭出しの
行なわれたプログラムの再生が常に予め定められた略々
一定の時間後に開始されうるように予め定められた一定
の磁気テープ長だけにわたつて行なわれる。
そして、前記の巻戻し動作による一定の磁気テープ長に
わたる巻戻しは、回転数パルスの計測値に基づいてその
動作時間が定められるのであるが、既述のように巻戻し
時の磁気テープTの走行速度は、巻取りリールへ巻取ら
れた磁気テープの巻取り半径の大きさに応じて異なるか
ら、磁気テープを一定の長さだけ巻戻すためには、制御
装置CDにおいてそれの記憶装置に予め記憶させておい
た第2図示の各曲線で示されるようなデータを用いて回
転数パルスの計測値に所要の補正を施こし、その補正さ
れた計数値に基づいて巻戻しモード用の制御信号SR四
の長さを決定し、線E2を介してテープレコーダ本体T
Rに巻戻しモード用の制御信号SP.EWを供給するの
である。
前記のようにして磁気テープが一定の長さだけ巻戻され
ると、制御装置CDからは線′4を介して停止モード用
の制御信号SSTOPがテープレコーダ本体TRに供給
されて磁気テープTが停止され。る。次いで、制御装置
CDからは線E3を介して再生モード用の制御信号SP
LAYがテープレコーダ本体TRに送られて、磁気テー
プからは再生モードによる信号再生が行なわれる。そし
て、頭出しの行なわれたプログラムの頭の部分が磁気ヘ
ッド.Hに到達する時点の直前に、制御装置CDから線
E6を介してミユーテイング回路MUCに与えられる制
御信号が変化して、再生信号が増幅器AMPを介して出
力端子0に送出されうるようにする。これにより、探索
時においては再生音中に不要な雑音が生じないようにす
ることができ、また、探索動作の終了に続き再生モード
により再生音が出初めるまでの持ち時間を常に略々一定
なものとすることができる。
動作モードが早送り(FF)モードから巻戻し(REW
)モードに変わる時、及び、巻戻しモードから再生(P
LAY)モードに変わる時に、必らず停止モード(ST
OP)を経るようにしておくと、回転パルスの計測値に
大きな誤差の生じることを良好に防止できる。
また、前述した動作説明においては、オーバーランによ
り回転パルスの計測値に生じる誤差の補フ正については
触れなかつたが、制御装置CDではそれの記憶装置に予
め記憶させておいたオーバーラン時の回転パルス数に関
する第2図中の曲線■で示されるようなデータによつて
回転パルス数の計数値の補正を行なつて、頭出し動作が
正確に行・なわれ得るようになされている。
これまでの説明は、第1回目の頭出し動作についてのも
のであつたが、第2回目以降の頭出し動作においては、
操作部0Pから入力されたプログラム番号を指示する情
報信号の示す数値が、第1”回目の頭出し動作によつて
頭出しされたプログラム番号の数値(プログラム番号カ
ウンタの計数値)よりも多いか少ないかによつて、頭出
し動作が早送リモート→停止モード→巻戻しモード→停
止モード→再生モードというように既述した第1回目の
頭出しモードの場合と同様な態様で行なわれたり、ある
いは巻戻しモード→停止モード→早送リモート→停止モ
ード→再生モードというような態様で行なわれたりする
のである。
そして、前者の如き態様に従う探索動作は前回の頭出し
が行なわれたプログラム番号よりも、新らたに頭出しの
行なわれるべきプログラム番号の方が大きな数値の場合
であり、この場合にはプログラム番号を示すプログラム
番号カウンタの計数値に、新らたな探索動作に伴なつて
次々に判別検出されたプログラムの切れ目の区間の個数
を加えて行つて、プログラム番号カウンタの計数値と操
作部0Pへ新らたに設定されたプログラム番号の示す数
値とが等しくなるまで早送り動作による探索動作が行な
われる。
また、前記した後者の如き態様に従う探索動作は、前回
の頭出しが行なわれたプログラム番号よりも新らたに頭
出しの行なわれるべきプログラム番号の方が小さな数値
の場合であり、この場合には新らたな探索動作が巻戻し
モードで開始され、探索動作に伴なつて次々に判別検出
されたプログラムの切れ目の区間の個数を、プログラム
番号を示すプログラム番号カウンタの計数値より差引い
て行き、プログラム番号カウンタの計数値と操作部0P
へ新らたに設定されたプログラム番号の示す数値とが等
しくなるまで巻戻し動作による探索動作が行なわれる。
これまでの説明は、プログラム番号カウンタの計数値が
、操作部0Pにおいて新らたに指定されたプログラム番
号の数値に等しくなる方向でのプログラムの切れ目の区
間の個数をプログラム番号カウンタで計数して、操作部
0Pで指定されたプログラム番号と対応するプログラム
の頭出しが行なわれる場合についてのものであつたが、
プログラムの頭出しを行なうのに、操作部0Pで指定し
たプログラム番号の数値と、その時点でのプログラムカ
ウンタの計数値(ただし、第1回目のプログラム番号の
指定の場合には、既述のように、プログラム番号カウン
タがリセットされてその計数値はOとなされる)との比
較を行ないその差の数値と対応する個数に達するまでの
プログラムの切れ目の区間が次々に判別検出されて行つ
て、差が0となるように頭出しが行なわれるようになさ
れてもよいのであり、この場合に探索動作が早送リモー
トの状態で開始されているときには、プログラムの切れ
目の区間が1個判別検出される毎に差の値から1だけ差
引き、また、探索動作が巻戻しモードの状態で開始され
ているときは、プログラムの切れ目の区間が1個判別検
出される毎に差の値に1たけ加える、というようにして
、その結果がOとなつた時に再生モードへ移行させるよ
うにしてもよいのである。前記したプログラムの切れ目
の区間の判別検出に関する具体例による説明と、操作部
0Pで設定したプログラム番号の情報信号が、そのプロ
グラム番号の情報信号の直前のプログラムの切れ目の区
間の判別検出後に、再生モードとなされてから常に略々
一定の時間の経過後から再生音が出初めるようにするた
めの具体的な説明とを行なうと次のとおりである。
再生信号中の無信号期間がプログラムの切れ目の区間で
あるのかどうかの判別の基準は、既述もしたように、再
生モードにおいて一定の時間長(前述の例示では3秒間
)以上の無信号期間であるのかどうかにおかれているの
であるが、探索時における磁気テープの走行速度は早送
リモート時、あるいは巻戻しモード時における走行速度
であり、かつ、その走行速度は巻取りリールへ巻取られ
た磁気テープの巻取り半径に応じて変動しているもので
ある。
(第2図曲線1参照)。したがつて、探索時に再生信号
中に現われた無信号期間の時間長(あるいは磁気テープ
長)が、プログラムの切れ目の区間の判別の基準として
定められている再生モードにおける一定の時間長以上の
ものであるのかどうかと判別するためには、早送りまた
は巻戻し時のテープレコーダにおける第2図のような色
々なデータが必要とされる。
例えば、テープカウンタTCと巻取りリールとが略々同
一の回転数で回転できるように前記の両者間が機械的に
連結されており、早送りまたは巻戻し時に巻取りリール
へ磁気テープが巻き初められた状態における回転数パル
スの周期が14ミリ秒、巻取りリールへ磁気テープが巻
終る付近での回転数パルスの周期が44ミリ秒(第2図
中の曲線■の例)であつたとし、前記の中間の状態にお
ける回転数パルスの周期の変化態様が第2図中の曲線■
で示されるものであつたとして以下の説明を行なう。(
磁気テープが巻取りリールへ巻取られて行き、巻取り径
が増大するのにつれて、巻取りリールの駆動用モータの
回転数が低下するために、回転数パルスの周期は巻取り
径の増大につれて長くなるのである)。相次ぐ回転数パ
ルスの間隔当りの磁気テープの走行距離は、巻取りリー
ルの巻取り径に比例しているから、比較回路COMPか
ら線′7を介して制御装置QDに与えられる再生信号中
の無信号期間を示す信号の継続期間中における磁気テー
プの走行距離は、まず、巻取りリールの巻取り径を第2
図中の曲線■により回転数パルスの周期から知り、その
巻取り径と対応する第2図の曲線■の示す回転数パルス
の1周期当りの磁気テープの走行距離と、回転数パルス
の個数とによつて求められるのであり、例えば回転数パ
ルスの1周期の計測値が計測用パルスの個数で21ms
であれば、その時の巻取りリールに対する磁気テープの
巻取り量は巻取りリールの全巻取り量の半分程度であつ
て、この時の回転数パルスの1周期当りの磁気テープの
走行距離は第2図中の曲線Hより2C7nである。
再生信号中の無信号期間の開始からの回転数パルスの計
数値が7であれば、その無信号期間のテープ走行距離は
7X2=14礪であり、これは再生モードにおけるテー
プ走行速度(4.8cff1/Sec)よりみて再生モ
ードの3秒弱の無信号期間に相当するから、この例にお
ける回転数パルスの計数値が7以下の無信号期間は、プ
ログラムの切れ目の区間とは認めない。そして、この場
合の設例で無信号期間中の回転数パルスの計数値が8以
上となれば、その無信号期間は再生モードに3秒間以上
の無信号期間、すなわち、プログラムの切れ目の区間と
して判別するのである。前述のようにして、プログラム
の切れ目の区間が判別され、その判別検出されたプログ
ラムの切れ目の区間が再生の対象とされるプログラムの
頭の直前のものであつて、探索動作が早送リモートで開
始されていた場合には、プログラムの切れ目の区間に引
続くプログラムの頭の部分と対応する再生信号が再生さ
れ初めた時点から、磁気テープを一定のテープ長だけ巻
戻してから、再生モードでの再生が行なわれるようにし
、また、その判別されたプログラムの切れ目の区間が再
生の対象とされるプログラムの頭の直前のものであつて
、探索動作が巻戻しモードで開始されていた場合には、
プログラムの切れ目の区間に引続くプログラムの終りの
部分と対応する再生信号が再生され初めた時点から、磁
気テープを早送りし、再生の対象とされるプログラムの
頭の部分から一定のテープ長の所から再生モードによる
再生が行なわれるようにするのである。
前述の動作に当リモートの−切換えは、1時停止モード
となされてから行なわれるようにした方がよいことは既
述したとおりである。さて、再生の対象とされるプログ
ラムの頭の直前の空白部分中で、再生の対象とされるプ
ログラ.ムの頭の位置から一定のテープレ長を隔てた位
置から常に再生モードでの再生が行なわれるようにする
ためには、その動作が行われる時点での巻取りリールに
おけるテープの巻取り半径と対応して定まる所定数の回
転パルスの発生期間だけ、磁気・テープを巻戻し(探索
動作が早送りで開始させている場合)、あるには早送り
(探索動作が巻戻しで開始されている場合)するのであ
る。
今、例えば、再生モードで約1秒間後に再生の対象とさ
れるプログラムの頭が再生され初めるようにする場合を
考えると、この場合における約1秒間の再生モードによ
る無信号期間と対応するテープ長は4.8C77!であ
るから、再生の対象とされるプログラムの頭の直前の空
白部分中で、前記のプログラムの頭の位置から4.8c
m付近の位置から再生モードでの再生が常に開始される
ようになされるのであり、それは、第2図に示されてい
る各種データを用いて算出された所定の個数の回転パル
・スの計数が行なわれる期間中に、磁気テープが巻戻さ
れ、あるいは早送りされることによつて実現できるので
ある。
すなわち、探索動作が早送リモートで開始されていた場
合には、判別検出されたプログラムの切れ目の区間が、
再生の対象とされるべきプログラムの頭の直前のプログ
ラムの切れ目の区間であるときに、早送りの状態でその
プログラムの切れ目の区間に引続いて再生の対象とされ
るべきプログラムの頭の部分を検出し、プログラムの頭
の部分が検出された時点から巻戻しモードにより前記の
例でいうと約4.8CrI1のテープ長だけ巻戻し、そ
れから再生モードとするのであり、また、探索動作が巻
戻しモードで開始されていた場合には、判別検出された
プログラムの切れ目の区間が、再生の対象とされるべき
プログラムの頭の直前のプログラムの切れ目の区間であ
るときに、巻戻しの状態でそのプログラムの区間に引続
いて再生の対象とされているプログラムよりもプログラ
ム番号が1だけ少ないプログラムの終りの部分を検出し
、前記したプログラムの終りの部分が検出された時点か
ら早送リモートにより、再生の対象とされるプログラム
の頭の部分から4.8cTnのテープ長だけ前方の位置
に磁気ヘッドHが到達するまで磁気テープを走行させ、
それから再生モードでの再生に移るようにするのである
前記した後者の場合、すなわち、探索動作が巻戻しモー
ドで開始された場合において早送りの行なわれるべき時
間長は、再生の対象とされるべきプログラムの頭の直前
の空白部分の全期間と対応して得られていた回転数パル
スの計数値から、探索動作が行なわれている際に磁気テ
ープが4.8cmだけ走行されるのに要する時間中に発
生される回転数パルスの個数を差引いた個数の回転数パ
ルスが発生される時間長であり、早送りの行なわれるべ
き期間は前記した回転数パルスの個数によつて正確に決
定できる。
これまでの説明は、第1図示の装置が操作部0Pからの
プログラム番号の指定動作によりプログラムの頭出しを
行なう場合に関するものであり、この場合には録再切換
スイッチSW,の可動接点cは固定接点b側に切換えら
れており、また、切換スイッチSWv,SW,の可動接
点cは、それぞれ固定接点a側に切換えられている。
そして、制御装置CDては既述のように再生信号中にお
ける無信号期間の時間長を計測してプログラムの切れ目
の区間を判別し、操作部0Pで指定したプログラム番号
と対応するプログラムの頭出し動作が迅速に行なわれる
ように、磁気テープの早送り動作や、巻戻し動作などの
諸動作を制御して頭出しの行なわれたプログラムの再生
が自動的に行なわれるようにしているのである。次に、
記録済みの磁気テープおける再生を希望しない信号の記
録部分については磁気テープを早送りの状態で走行させ
ると共に、その部分9再生信号が出力されないようにし
、再生を希望する信号だけが選択的に再生されて出力端
子から送出されるようにする、いわゆる自動スキップ動
作をテープレコーダに行なわせる場合について説明する
本発明の自動スキップ機能を有するテープレコーダにお
いては、記録済みの磁気テープにおける再生を希望しな
い信号の記録部分に対しては、予めスキップマーク信号
の発生器MOSCて発生したスキップマーク信号を重畳
して記録しておき、スキップ再生に際して磁気テープを
再生モードで走行させている時に再生信号中にスキップ
マーク信号が現われたならば、磁気テープを早送りの状
態で走行させ、スキップマーク信号が再生されない部分
においては再生モードでの再生が行なわれるようにして
、再生を希望する信号だけが再生されるようにしている
のであるが、まず、記録済みの磁気テープに対してスキ
ップマーク信号を記録する場合には、操作部0Pにおい
てスキップマーク記録釦を操作することにより、その情
報が制御装置CDに入力されると、制御装置QDでは、
線′11を介して切換スイッチSW..に対し、それの
可動接点cが固定接点b側に切換えられるような制御信
号を送出し、また、前記の制御信号によつて切換スイッ
チSWeはそれの可動接点cが固定接点a側に切換えら
れる。また、制御装置CDから線E3を介して送出され
た制御信号SPLAYによつて、磁気テープは通常の再
生モード時における走行速度で走行される。前記の場合
に、録再切換スイッチSWsの可動接点cは固定接点a
側に切換えられており、したがつて、この状態において
スキップマーク信号の発生器MOSCで発生されたスキ
ップマーク信号が、切換スイッチSWj.の固定接点b
→同可動接点c一録音増幅器RA→録再切換スイッチS
Wsの固定接点a→同可動接点c→磁気ヘッドHの回路
で磁気ヘッドHに供給されており、また、バイアス発振
器BOSCで発生されたバイアス電流も結合コンデンサ
c→録再切換スイッチSWsの固定接点a→同可動接点
c→磁気ヘッドHの回路で磁気ヘッドHに供給されてい
ることにより、通常の再生モード時における走行速度で
走行する磁気テープTにはスキップマーク信号が記録さ
れる。上記の場合に、切換スイッチSWeの可動接点c
は固定接点a側に切換えられており、消去ヘッドHeに
は消去電流が流されていないから、記録済みの磁気テー
プには記録済みの信号とスキップマーク信号とが重畳し
て記録されることになるのであり、このようにして、再
生の希望されない信号の記録部分だけにスキップマーク
信号が重畳して記録された状態の記録済み磁気テープを
得ることができるのである。
前記したスキップマーク信号としては例えば30Hz程
度の低周波信号を用いるとよい。ノ 次に、前述のよう
にして再生を希望しない信号の記録部分だけにスキップ
マーク信号が重畳して記録されている磁気テープを再生
する場合について説明する。操作部0Pにおける操作釦
を操作して、テープレコーダに通常の再生モードでの再
生・動作を行なわせた場合には、制御装置CDから線′
3を介して送出される制御信号SPLAYによつて磁気
テープTは再生モードの走行速度で走行し、磁気ヘッド
Hによつて再生された再生信号は、録再切換スイッチS
W,の可動接点cと固定接点b)とを経て前置増幅器P
Aに与えられる。前置増幅器PAによつて増幅された再
生信号は、切換スイッチSW,の可動接点cが固定接点
a側に切換えられている場合には、直ちにミユーテイン
グ回路MUCを経て増幅器AMPに与えられ、それが増
幅器AMPにおいて充分に増幅された後に出力端子0に
出力されるが、この場合の再生時においてはスキップマ
ーク信号が重畳記録されている信号部分の再生信号中に
はスキップマーク信号も含まれている。しかし、スキッ
プマーク信号が充分に低い周波数のものであつて、それ
が後続する再生系の再生周波数帯域外、あるいは可聴周
波数帯域外のものであればスキップマーク信号を除去し
ないで再生しても大きな支障を生じないことも多いが、
再生に当つて切換スイッチSW,の可動接点cを固定接
点b側に切換えておき、前記の増幅器PAからの出力信
号をスキップマーク信号の除去用フィルタFを通すよう
にすると、再生信号中のスキップマーク信号が除去され
るために、スキップマーク信号が重畳されている部分の
記録信号と対応する再生信号についても、スキップマー
ク信号の存在しない状態の再生信号が出力端子0に得ら
れるのである。
なお、通常の再生モード時における再生においてはミユ
ーテイング回路MUCはそれが不動時となるように制御
装置CDから制御されている。
次に、テープレコーダが操作部0Pにおいてスキップ指
定釦が操作された状態においての再生モードでの再生を
行なう場合、すなわち、いわゆるスキップ再生モード時
における再生について説明する。スキップ再生モード時
において、制御装置CDから線Fl4を介して供給され
る制御信号によつて、切換スイッチSWvはそれの可動
接点cが固定接点b側に切換えられており、前置増幅器
.PAからの出力信号は切換スイッチSWvの可動接点
cと固定接点bとを経て電圧制御フィルタVCFに与え
られ、この電圧制御フィルタVCFからの出力信号がレ
ベル検出回路LDに与えられる。スキップ再生モード時
においても、再生信号中にスキップマーク信号が含まれ
ていない状態における、磁気テープTの走行速度は通常
の再生モード時におけるそれと同一となされており、し
たがつて、再生の希望されている信号の記録部分につ4
いては、既述した通常の再生モード時における再生状態
と同様な状態で再生されるのであるが、再生信号中から
スキップマーク信号が検出されると、制御装置CDは比
較器COMPから線E7を介して送出されたスキップマ
ーク信号期間と対応する信号を受けて、まず、線11を
介して早送リモート用の制御信号SFFをテープレコー
ダ本体TRに送出して磁気テープTを早送りする。
再生信号中のスキップマーク信号は既述のように電圧制
御フィルタVCFによつて抽出されてレベル検出回路L
Dに与えられるのであるが、再生信号中のスキップマー
ク信号の検出の結果、制御装置QDからの早送リモート
用の制御信号SFFがフテープレコーダ本体TRに送ら
れて磁気テープTが早送りされると、磁気テープTから
再生される再生信号の周波数値は、周知のように通常の
再生モード時における磁気テープTの走行速度に対する
早送り状態における磁気テープTの走行速度の7比と対
応して高くなるから、磁気テープT中から再生されるス
キップマーク信号の周波数値も、前記した走行速度比と
対応して高い周波数値を示すものとなる。
一方、スキップ再生においては、スキツプマーjク信号
の存在する信号記録部分が良好にスキップされることが
必要とされるのであり、そのためには磁気テープTが早
送りさている状態においても、再生信号中からはスキッ
プマーク信号が良好に抽出されなければならない。
そこで、第1図示の装置においては再生信号からのスキ
ップマーク信号の抽出には、磁気テープTの走行速度と
対応して変化するスキップマーク信号の周波値に追従し
て通過帯域の中心周波数が変化しうるように構成された
電圧制御フィルタVCF(電圧制御バンドパスフィルタ
)を用いて、磁気テープTの走行速度が変化しても常に
スキップマーク信号が良好に抽出され得るようになされ
ているのてある。すなわち、スキップ再生モード時での
再生において、スキップマーク信号の記録されていない
信号記録部分は、通常の再生モード時における磁気テー
プ走行速度での磁気テープの走行状態において再生が行
なわれていることは既述のとおりであり、この状態にお
いてスキップマーク信号を含む記録部分が磁気ヘッドH
によつて再生され、それが前置増幅器PAで増幅されて
電圧制御フィルタ■CFに与えられると、電圧制御フィ
ルタVCFはその時に再生信号中のスキップマーク信号
を抽出しうるような状態となされているから、再生信号
中のスキップマーク信号が抽出されてレベル検出回路L
Dに与えられるが、これはスキップ再生モード時におい
て、再生信号中からスキップマーク信号が検出される以
前においては、比較器COMPから線E7を介してロー
レベルの信号が制御装置CDに入力されており、その状
態において制御装置CDから信号路El2を介してDA
変換器DACに対して与えられている信号が、DA変換
器DACによつてDA変換され、線El3を介して電圧
制御フィルタVCFに与えられている制御信号によつて
は、電圧制御フィルタVCFが、それの帯域中心周波数
がスキップマーク信号の周波数値と略々一致した状態と
なるように制御されているからである。磁気テープT中
からの再生信号中のスキップマーク信号が電圧制御フィ
ルタVCFによつて抽出されて、それがレベル検出回路
LDに与えられ、比較器COMPから線F7を介してハ
イレベルの信号が制御装置CDに与えられると、制御装
置CDでは既述のように線e1を介して早送リモートの
制御信号SFFをテープレコーダ本体TRに送つて磁気
テープの走行速度を早送りの状態とし、また、線E6を
介してミユーテイング回路MUCに対してミユーテイン
グ制御信号Smを送つて、ミユーテイング回路MUCの
動作により再生信号が出力端子0に送出されないように
すると共に、制御装置CDでは線′7を介して制御装貿
QDに入力されている比較器COMPからの出力信号が
ハイレベルの状態に変化した時点以前の通常の再生モー
ドにおける磁気テープの走行状態と対応して線E8を介
して制御装置CDに与えられている回転数信号の周期(
回転パルスの周期)の計測値と、前記したスキップマー
ク信号が検出されたことに基づいて磁気テープTが早送
りの状態となされた時点以後に線E8を介して制御装置
CDに与れられる回転パルスの周期の計測値との比(こ
の比は磁気テー・プの走行速度比、及びスキップマーク
信号の周波数値の上昇比である)を算出し、その比の値
と対応して電圧制御フィルタVCFの帯域中心周波数値
を上昇させうるような制御信号がDA変換器DACから
線El3を介して電圧制御フィルタVCFに供給される
ような数値の信号が制御装置CDから線El2を介して
AD変換器ADCに供給されるようにする。
早送リモート時における磁気テープTの走行速度は、第
2図中の曲線1で示される係数に従い巻取りリールの巻
取り半径の大きさに応じて変化しているが、前述のよう
に制御装置CDにおいては、早送リモート時における回
転パルスの周期を計測値と通常の再生モード時における
回転パルスの周期の計測値との比に従つて、電圧制御フ
ィルタVCFの帯域中心周波数を変化させていることに
より、磁気テープTの走行速度が変化した場合でも、電
圧制御フィルタVCFの帯域中心周波数値を常に磁気テ
ープ中から再生されるスキップマーク信号の周波数値に
略々一致させることができ、それにより、磁気テープの
走行速度が変化しても、常にスキップマーク信号を再生
信号中から良好に抽出することができるのである。
スキップ再生モードにおいて、スキップマーク信号が記
録されている区間を過ぎてスキップマーク信号が検出さ
れなくなつた時点で比較器COMPの出力信号のレベル
がハイレベルの状態からローレベルの状態に変化し、そ
れにより制御装置QDでは線F4を介してテープレコー
ダ本体TRに対して停止モードの制御信号SSTOPを
送出して磁気テープTの走行を停止し、次いで、前記し
た停止モードの制御信号S,TO,が発せられた時点に
おける巻取りリールの巻取り半径に対応するオーバーラ
ン量(第2図中の曲線■)に相当する磁気テープ長だけ
磁気テープTが巻戻されるように線E2を介してテープ
レコーダ本体TRに巻戻しモードの制御信号SREぃを
送出してから、線E4を介してテープレコーダ本体TR
に対して停止モードの制御信号SSTOPを送出して磁
気テープの走行を停止し、次いで線′3を介して再生モ
ードの制御信号SPLAYを送出して再生モードの磁気
テープ走行速度での再生に移行すると共に、線F6を介
してミユーテイング回路MUCに供給されているミユー
テイング制御信号Smを遮断し、再生が希望される信号
の頭からの再生が開始されるようにする。
上記したスキップ再生モード時における再生の態様では
、再生が希望されない信号の記録部分のl全区間にわた
つて記録されているスキップマーク信号の終了の時点で
磁気テープTの走行を停止させるための制御信号S,T
OPを送出し、次いで、前記のスキップマーク信号の終
了の時点から磁気テープTの走行が実際に停止するまで
に走行した磁気テープの走行距離(オーバーラン量)だ
け巻戻して、再生が希望される信号の頭の部分からの再
生が確実に行なわれるようにしていたが、スキップ再生
時に磁気テープTが早送りの状態から停止モードとなさ
れて実際に磁気テープTが停止するまでに余分に走行す
る磁気テープの走行距離(オーバーラン量)と対応する
磁気テープ長だけ、再生が希望される信号の記録部分の
頭の位置に先行する再生の希望されない信号の記録部分
に対してはスキップマーク信号の記録が行なわれないよ
うにしておけば、スキップ再生時においてスキップマー
ク信号が検出されなくなつた時点で磁気テープの走行を
早送リモートから停止モードとし、次いで直ちに再生モ
ードとすることにより、再生の希望される信号の記録部
分を頭から再生することができるのであり、このように
スキップ再生時における磁気テープの早送り状態から停
止状態への動作モードの変更に伴なつて磁気テープに生
じるオーバーラン量を、スキップマーク信号の記録時に
予め補償しておくようにすると、既述した態様によるス
キップ再生時において必要とされていた磁気テープのオ
ーバーラン量補償のための巻戻し動作を省くことができ
、この場合のスキップ再生は早送り→停止→再生、のよ
うな態様で行なわれ・るのである。
そして、このよいな態様でのスキップ再生においても、
磁気テープが早送りされている期間中は制御装貿QDか
ら線E6を介してミユーテイング回路MUCに対してミ
ユーテイング制御信号Smを送出して、その期間におけ
る再生信号が出力端子0に出力されないようにする。ス
キップ再生モード時における上記の動作において、再生
信号中からスキップマーク信号が検出されることにより
制御装置QDは線e1を介してテープレコーダ本体TR
に早送り制御信号SFFを送出し、また、線E6を介し
てミユーテイング回!路MUCにミユーテイング制御信
号Smを送出することは既述のとおりであるが、再生信
号中からスキップマーク信号が検出され初めた時点から
、ミユーテイング回路MUCがミユーテイング動作を開
始する時点までの間の僅かな時間中にはミュー・テイン
グ回路MUCがミユーテイング動作を行なつていないた
めに、スキップマーク信号を含んだ再生信号が出力端子
0に送出されて、再生音はスキップマーク信号が混入し
たものとなる。上記の問題点を解決する手段として第1
図示の装置では、前置増幅器PAの出力信号をフィルタ
F(帯域除去フィルタF)を介してミユーテイング回路
MUCの入力側に与えうるような構成が採られており、
切換スイッチSW,の可動接点cが固定接点b側に切換
えられている状態においては、前置増幅器PAの出力信
号が、フィルタF→切換スイッチSW,の固定接点b一
同可動接点cmミユーテイング回路MUCの入力側、と
いう経路によjつて、スキップマーク信号がフィルタF
によつて除去された状態の再生信号がミユーテイング回
路MUCの入力側に与えられ、スキップマーク信号が検
出され初めた時点からミユーテイング回路MUCが動作
を開始する時点までの僅かな時間中における再生信号が
出力端子0に送出されても、再生音はスキップマーク信
号を含まないものとなされるのである。
前記したフィルタFとしては、磁気テープTが通常の再
生モードの走行速度て走行している際に、磁気テープか
ら再生されるスキップマーク信号の周波数値と略々一致
する中心周波数を有する帯域消去フィルタ、または前記
の状態で磁気テープから再生されるスキップマーク信号
の周波数値が遮断域にあるようになされた高域フィルタ
などが用いられてよい。
また、前記した切換スイッチSW,の可動接点cは、手
動スイッチSWhがオフの状態となされているときに手
動的に固定接点A,bの何れかに切換えうるようになさ
れていると共に、手動スイッチSWhがオンの状態にお
いては、制御装置CDから線ElOを介して送出される
切換制御信号によつて、固定接点b側に切換えられるよ
うになされている。
したがつて、手動スイッチSWhがオンの状態となされ
ている時は、スキップ再生モード時に制御装置CDから
線ElOを介して送出される切換制御信号によつて切換
スイッチSWfの可動接点Cは、スキップ再生モードの
期間中にわたつて固定接点b側に自動的に切換えられた
状態となされうるのであり、手動スイッチSWhをオン
の状態としておけば、スキップ再生モード時にスキップ
マーク信号が再生音中に含まれるというような状態を自
動的に防止することができる。
ところで、上記のように再生信号中のスキップマーク信
号を除去するために、フィルタFを用いると、当然のこ
とながら再生信号中におけるフィルタF(7)遮断域部
分の信号成分も失なわれてしまうために、高忠実度再生
を希望する使用者には不満足な結果を与えることになる
そこで、高忠実度再生を希望する使用者は、手動スイッ
チSWhをオフの状態とし、切換スイッチSWfの可動
接点cを固定接点a側に切換えた状態として再生を行な
うようにすればよい。第3図は、第1図示の装置の動作
のフローチャートであつて、ステップ1は電源投入によ
る装置の始動を示し、このステップ1で制御装置CDが
制御プログラムの実行を開始し、ステップ2では操作部
0Pにおける操作釦の内てどの操作釦が押されたのかを
制御装置CDが判定し、スキップマーク信号の記録釦が
押された時はステップ3へ進み、また、スキップ再生釦
が押された時はステップ5へ進み、プログラム番号指定
釦が押された時はステップ7へ進む。
ステップ3ではスキップマーク信号が記録済み磁気テー
プの所要の記録部分へ重畳記録されるようにし、ストッ
プ釦が押された時はステップ4により押釦判定を行なう
ステップ2以前の状態まで戻る。
また、ステップ5ではスキップ再生モードでの再生を行
ない、ストップ釦が押された時はステップ6により押釦
判定を行なうステップ2以前の状態まて戻る。
ステップ7では操作部0Pからのプログラム番号の指定
動作が行なわれ、ステップ8ではミユーテイング回路を
オンにさせてから、探索動作により曲間部分の検出なら
びに曲間数の計数を行ない、ステップ9ではプログラム
の頭出し、ミユーテイングの解除、再生モードでの再生
を行なつた後に押釦判定を行なうステップ2以前の状態
まで戻る。
以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の自動スキップ機能を有するテープレコーダは、記録
済みの磁気テープ中で再生を希望しない信号の記録部分
に対して予めスキップマーク信号を重畳して録音してお
き、スキップ再生時にスキップマーク信号が検出された
時にはミユーテイング回路が動作している状態でその部
分を早送りして、再生が希望される信号の記録部分だけ
が再生できるようになされているので、再生の希望され
る信号を自動的にスキップ再生することができ、また、
再生を希望しない信号の記録部分の指定はスキップマー
ク信号の重畳記録によつて行なうようにしているために
、指定を誤まつてもその部分の情報信号が失なわれてし
まうということもなく、さらに、再生を希望しない信号
の記録部分として指定した部分の信号も、必要に応じて
再生することが可能なのであり、その際にはスキップマ
ーク信号が再生音中に含まれないようにすることもでき
るのであり、本発明によれば既述した従来の問題点が良
好に解消された自動スキップ機能を有するテープレコー
ダを提供できることは勿論のこと、プログラム番号を指
定して所定のプログラムの頭出しを行なうことのできる
テープレコーダを容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動スキップ機能を有するテ.−プレ
コーダの1例構成を示すブロック図、第2図は特性曲線
例図、第3図はフローチャートである。 TR・・・テープレコーダ、PA・・・前置増幅器、A
MP・・・増幅器、LD・・ルベル検出回路、COMP
・・ノ比較器、CD・・・制御装置、0P・・・操作部
、TC・・・テープカウンタ、PG・・・信号発生器、
WP・・・波形整形回路、0・・・出力端子、H・・・
磁気ヘッド、He・・・消去ヘッド、T・・・磁気テー
プ、MOSC・・・スキップマーク信号発生器、BOS
C・・・バイアス発振器、C・・・7結合コンデンサ、
RA・・・録音増幅器、I,・・・入力端子、■CF・
・・電圧制御フィルタ、DAC・・・DA変換器、SW
h・・・手動スイッチ、SWs・・・録再切換スイッチ
、SWe,SW.,SW,・・・切換スイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 再生ヘッドを磁気テープに接触させた状態として磁
    気テープの早送り動作や巻戻し動作の制御が行なわれ得
    るようになされていると共に、録音モード時に消去ヘッ
    ドに対して消去電流を流さずに重ね録音を行なうことが
    できるようになされているテープレコーダと、再生信号
    の信号レベルの検出回路と、前記の検出回路からの出力
    信号が比較信号として与えられる比較回路と、巻取りリ
    ールの回転数と対応する信号を発生する信号発生器と、
    前記した信号発生器で発生された信号に基づく回転数信
    号と前記した比較回路の出力信号及び操作部において設
    定された各種の入力情報などと対応して装置の各部に所
    要の動作制御用の制御信号を与える制御装置と、スキッ
    プマーク信号の発生器と、信号の切換装置と、ミユーテ
    イング回路などを備えており、操作部におけるスキップ
    マーク記録釦の操作によつて記録済み磁気テープ中でス
    キップしたいと希望する信号の記録部分に所定の周波数
    値のスキップマーク信号が重畳記録された状態の磁気テ
    ープの再生に当り、操作部におけるスキップ指定釦を操
    作した時に、スキップマーク信号が再生された状態とな
    される毎に磁気テープを早送りの状態で走行させると同
    時にミユーテイング回路を動作させ、また、スキップマ
    ーク信号が再生されなくなつた時点において、その時の
    回転数信号の周期から推定される磁気テープのオーバー
    ラン量と対応する磁気テープ長だけ磁気テープを巻戻し
    てから再生モードとし、かつ、ミユーテイング回路を復
    帰させるようにした自動スキップ機能を有するテープレ
    コーダ。 2 再生ヘッドを磁気テープに接触させた状態として磁
    気テープの早送り動作や巻戻し動作の制御が行なわれ得
    るようになされていると共に、録音モード時に消去ヘッ
    ドに対して消去電流を流さずに重ね録音を行なうことが
    できるようになされているテープレコーダと、再生信号
    の信号レベルの検出回路と、前記の検出回路からの出力
    信号が比較信号として与えられる比較信号と、巻取りリ
    ールの回転数と対応する信号を発生する信号発生器と、
    前記した信号発生器で発生された信号に基づく回転数信
    号と前記した比較信号の出力信号及び操作部において設
    定された各種の入力情報などと対応して装置の各部に所
    要の動作制御用の制御信号を与える制御装置と、スキッ
    プマーク信号の発生器と、信号の切換装置と、ミユーテ
    イング回路などを備えており、操作部におけるスキップ
    マーク記録釦の操作によつて記録済み磁気テープ中でス
    キップしたいと希望する信号の記録部分に、所定の周波
    数値を有するスキップマーク信号を重畳して記録する際
    に、スキップ再生時に再生が希望される信号の記録部分
    の頭の位置よりも、スキップ再生時における磁気テープ
    の早送りの状態から再生モードへの移行の期間中に磁気
    テープに生じるオーバーランによる磁気テープの走行距
    離だけ手前の位置までの部分にスキップマーク信号を重
    畳しておくようにし、また、再生に当つて操作部におけ
    るスキップ操作釦を操作した時に、スキップマーク信号
    が再生された状態となされる毎に磁気テープを早送りの
    状態で走行させると同時にミユーテイング回路を動作さ
    せ、さらにスキップマーク信号が再生されなくなつた時
    点において再生モードとすると共にミユーテイング回路
    を復帰させるようにした自動スキップ機能を有するテー
    プレコーダ。 3 再生ヘッドを磁気テープに接触させた状態として磁
    気テープの早送り動作や巻戻し動作の制御が行われ得る
    ようになされていると共に、録音モード時に消去ヘッド
    に対して消去電流を流さずに重ね録音を行なうことがで
    きるようになされてあるテープレコーダと、再生信号の
    信号レベルの検出回路と、前記の検出回路からの出力信
    号が比較信号として与えられる比較回路と、巻取りリー
    ルの回転数と対応する信号を発生する信号発生器と、前
    記した信号発生器で発生された信号に基づく回転数信号
    と前記した比較回路の出力信号及び操作部において設定
    された各種の入力情報などと対応して装置の各部に所要
    の動作制御用の制御信号を与える制御装置と、スキップ
    マーク信号の発生器と、信号の切換装置と、ミユーテイ
    ング回路などを備えており、操作部におけるスキップマ
    ーク記録釦の操作によつて記録済みの磁気テープ中でス
    キップしたいと希望する信号の記録部分に、所定の周波
    数値を有するスキップマーク信号が重畳記録された状態
    の磁気テープの再生に当り、操作部におけるスキップ指
    定釦を操作した時に、スキップマーク信号が再生された
    状態となされる毎に磁気テープを早送りの状態で走行さ
    せ、その際に信号発生器から得られる信号に基づく回転
    数信号の周期と再生モード時において信号発生器から得
    られる信号に基づく回転数信号との比に応じてスキップ
    マーク信号抽出用のフィルタの中心周波数を変化させる
    ことにより、スキップマーク信号の抽出が磁気テープの
    走行速度の変化に拘わらずに良好に行なわれるようにし
    た自動スキップ機能を有するテープレコーダ。 4 再生ヘッドを磁気テープに接触させた状態として磁
    気テープの早送り動作や巻戻し動作の制御が行なわれ得
    るようになされていると共に、録音モード時に消去ヘッ
    ドに対して消去電流を流さずに重ね録音を行なうことが
    できるようになされているテープレコーダと、再生信号
    の信号レベルの検出回路と、前記の検出回路からの出力
    信号が比較信号として与えられる比較信号と、巻取りリ
    ールの回転数と対応する信号を発生する信号発生器と、
    前記した信号発生器で発生された信号に基づく回転数信
    号と前記した比較回路の出力信号及び操作部において設
    定された各種の入力情報などと対応して装置の各部に所
    要の動作制御用の制御信号を与える制御装置と、スキッ
    プマーク信号の発生器と、信号の切換装置と、ミユーテ
    イング回路などを備えており、操作部におけるスキップ
    マーク記録釦の操作によつて記録済み磁気テープ中でス
    キップしたいと希望する信号の記録部分に所定の周波数
    値のスキップマーク信号が重畳記録された状態の磁気テ
    ープの再生に当り、操作部におけるスキップ指定釦を操
    作した時に、再生信号の伝送路中にスキップマーク信号
    が伝送されないようにするためのフィルタが挿入接続さ
    れうるようにした自動スキップ機能を有するテープレコ
    ーダ。
JP54089986A 1979-07-16 1979-07-16 自動スキツプ機能を有するテ−プレコ−ダ Expired JPS6043572B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54089986A JPS6043572B2 (ja) 1979-07-16 1979-07-16 自動スキツプ機能を有するテ−プレコ−ダ
US06/169,474 US4363043A (en) 1979-07-16 1980-07-16 Circuit arrangement for skipping marked portions of a recording tape

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54089986A JPS6043572B2 (ja) 1979-07-16 1979-07-16 自動スキツプ機能を有するテ−プレコ−ダ

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JPS5613543A JPS5613543A (en) 1981-02-09
JPS6043572B2 true JPS6043572B2 (ja) 1985-09-28

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JP54089986A Expired JPS6043572B2 (ja) 1979-07-16 1979-07-16 自動スキツプ機能を有するテ−プレコ−ダ

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US4363043A (en) 1982-12-07
JPS5613543A (en) 1981-02-09

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