JPS604347B2 - 笠木の施工法 - Google Patents

笠木の施工法

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JPS604347B2
JPS604347B2 JP1399576A JP1399576A JPS604347B2 JP S604347 B2 JPS604347 B2 JP S604347B2 JP 1399576 A JP1399576 A JP 1399576A JP 1399576 A JP1399576 A JP 1399576A JP S604347 B2 JPS604347 B2 JP S604347B2
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JP
Japan
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kasagi
parapet
cap
vinyl chloride
sheet
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JP1399576A
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一 岩崎
高司 高瀬
定之 渡辺
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MITSUBOSHI IND
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MITSUBOSHI IND
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建物のパラベットの夫端に達している防水材
の端末を処理する笠木の施工法に係るものである。
従来、建物の構造上、重量のかけられないパラベット等
の立上り部の夫端に達している防水材の端末を固定、保
護するために、笠木と称するもので覆うのが普通である
が、これに用いられる亜鉛鉄板或はカラー鉄板は、厚さ
0.3柳程度の薄いものである。
このように薄い鉄板であるから材質的に耐久性に欠ける
上、施工に際して種々の附属品を必要として作業が煩雑
になって手間がかかり、固定性が悪いため雨水の侵入が
避けられず、建物において防水的に重要な部分である立
上げ施工されている防水材の端末が、バラベット夫端で
不完全な防水施工を行っていることになる。
また亜鉛鉄板は、薄いにも拘らず折曲げ加工により亜鉛
メッキに亀裂が生ずることが多く、錆の発生を伴うので
耐久性が不充分なため、表面保護のため暁付塗装が行わ
れているが、これも皮膜が0.1肋以上あるため、ピン
ホールを残すことがあり、皮膜が固いために折曲げ加工
に難点があってしかも雨水による錆が生じて漏水の原因
となっている。
通常パラベット夫端の防水材端末に施工する場合、コ字
型に折曲げ加工した笠木で覆うが、前述のように厚みが
薄いため、夫端へ直接固定することが難しく、ハゼ掛け
接合によらざるを得ないが、夫端は、打ちつばなしのコ
ンクリートであるため凹凸があり直接ビス止めすると波
打ち状となってハゼ掛けができず、美観上にも問題が残
る。
従って第1図に示すごとくパラベット夫端1より笠木6
を力骨3で浮かせた状態で取付けることが必要となる。
即ちパラベット夫端1にまず笠木6を保持する力骨3を
所定間隔にビス止めして立て、さらに力骨の両側面下端
部にフラットバー4をビス止めすることにより力骨3を
つなぎ、補強して笠木支持体を構成する。次にコ字型に
折曲げた笠木6を力骨3にかぶせ力骨下端にフラットバ
ー4にかしめ、長手方向にハゼ掛け5して接合し、さら
に薮合部をコーキング材7でシートする。
これが従来の施工法であるが、次のような欠点が残され
ている。気温の昇降によって起る伸縮、風圧による歪に
よって、力骨に支えられていても振動を生ずるので、ハ
ゼ掛け部が緩み、接合部のコーキング材にピンホール、
亀裂、剥離を生じ、雨水が浸入することが、いよいよ起
つており、笠木両側下端の内側に、風で吹上げられた風
水が、パラベット夫端にまで廻り込むことも避けられな
いことである。
このように従来法においては、笠木の材質的な耐久性の
欠如、折曲げ加工による亀裂、上塗りの剥離その他によ
る欠陥が生じ、適切な材料とはいい難く、力骨の使用即
ち、笠木の下地造りが必須であるため、接合はハゼ掛け
或はかしめることが必要となり、種々の附属品を用いね
ばならず、その取付けに多数を要し、笠木の接合、シー
トといった煩雑な多工程を要する上、取付け後合によっ
て欠陥部を生ずる結果、耐腰性、耐久性、防水性に完全
を期すことができず、高所での作業は、附属品の落下に
よる危険の度合も多くなることもある。本発明は、この
ように防水性、施工性に欠点のあった従来工法を解決す
るものであって、第2図によって本発明を説明すると、
防水シート2で全面を被覆したパラベット1の夫端部に
片面に厚く反対面に薄く塩化ビニールシートを後着させ
た化粧鉄板を用い、この化粧鉄板を厚く塩化ビニールシ
ートを被覆した面を表面とし、両側面がやや内側に向く
コ字状に折曲して成形して笠木および防水シートを通し
てパラベット上に穴を明け、この穴にコーキング用の関
胸釘をもって釘着8して笠木を固着し、このパラベット
の延長上にわずかの間隙を設けてジョイント部9としな
がらパラベットーの天端部から施工長さまで笠木6を覆
遣して釘着8を繰返した後、夫端釘止め部ならびに間隙
ジョイント部に合成樹脂シート10を接着剤により貼着
して目地止めすることによって連続的に笠木の覆工を完
了するものである。
この施工に使用する開脚釘とは通常コンクリート壁面等
の打込みに使用するもので、アルミ製であって、先端が
二又あるいは三又に割れるようにスリットが入っていて
、ドリルによって穴を明けてこの釘を打ち込んだ際に先
端が開いて固着する釘である。
次に本発明の具体的施工法を説明すると、陸屋根上から
パラベットー頂部にかけて全面に防水シート2を敷設し
、そのパラベット部に従来品の約2倍の0.6側厚の鉄
板で片面に厚く、反対面に薄く塩化ビニールシートを接
着せしめた例えばDN鉄板を、厚く塩化ビニールシート
を被覆した面を表面として用い、両側面をやや内側に向
く如くコ字型に折曲げ加工したものを笠木6とし、これ
をパラベット夫端1の防水シ−ト2上に直接両側面を軽
く開きつつ被せ、ドリルで穴を明けて笠木の上部より夫
端に開脚釘8で固着する。
そしてこの夫端部の上に釘頭を含めて接着剤を塗布して
被覆用塩化ビニールシート10で包被するものである。
これに並べて次の笠木を数耗の間隔で被せジョイント部
9を形成して同様にドリルで穴を明けて釘着する。
笠木の表面処理層と同質で30伽に切断されたジョイン
ト用塩化ビニールシート10を、そのジョイント部に溶
剤、例えばテトラヒドロフランを塗布しつつ圧着してシ
ートする。笠木として使用される鉄板の表裏面に接着さ
れている塩化ビニールシートは耐候・性がよく、柔軟で
強固に接着されていて、厚手の塩化ビニールシート被覆
層を表面に用いているため雨水よる錆の発生を防止し、
裏面の薄い塩化ビニールシートの被覆層は防水シートと
のなじみがよく密着が良好であり、又この化粧鉄板はこ
の被覆層のため平面部は勿論、折曲げ加工による角部に
もピンホールや亀裂・剥離等が全く発生せず、従来品と
比較にならない程大きな耐久性を有している。そして笠
木相互のジョイント部には数絵のいわゆるアソビが設け
られているため、気温の昇降による鉄板部分の伸縮を吸
収することができ、従釆法に見られる笠木の浮上がりが
発生せず、どのような長さの施工もでき、夫端部分にで
きる凹凸に対しても、化粧鉄板に被覆されている塩化ビ
ニ−ルシートの柔軟さが、表面に波打ち現象として現わ
れることを打消しておりビニールシートの光沢と合せて
極めて美しい面を呈する。
そして、本発明の笠木の施工法にあっては、夫端ならび
にジョイント部の釘着部を塩化ビニールシートで被覆す
ることによって、この部分からの雨水の浸入を防ぐと共
に、夫端にあっては笠木のめくれを防止できるものであ
る。
このように本発明は、耐候性のよい塩化ビニールシート
によって表面は厚く裏面は薄く被覆された化粧鉄板を笠
木として用いるため、材質から生ずる防水的な欠陥が発
生することなく、種々の附属品を用意し下工作をする必
要が全く不要で、笠木をパラベツト夫端に直接釘止めす
ることで容易に作業が進められ、笠木相互のジョイント
部も鉄板化粧材と同質の塩化ビニールのジョイントシー
トで接着することによって、簡単に相性よく仕上ること
ができるものであって、従来法に比べて半分以下の工程
で熟練者がいなくても迅速な作業業が行えるので工期が
短縮される上、種々の資材の準備、管理、取扱いなどを
考慮する必要も無くなり、仕上った面は笠木を形成する
化粧鉄板の表面の塩化ビニール層と、ジョイント用のビ
ニールシートによって表現されるために誠に美麗で、し
かも複雑な気象条件の影響も受けず、長期に亘つて信頼
度の高い防水性を保持し、耐久性も向上するという顕著
な作用効果を奏し、従来のパラベット夫端への防水材末
端処理法における雨水の浸入を完全に阻止し得ない欠陥
を一掃した施工法である。
なお附属資材が不要になったことは、落下による不測の
事故を防ぐという効果も併せて奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法の実施例による斜視図を示し、第2図は
本発明による方法の完成斜視図を示す。 1・・・パラベット、2・・・防水材、3・・・力骨、
4…フラットバー、5・・・ハゼ掛け、6・・・笠木、
7・・・コーキングシール、8・・・止釘、9・・・ジ
ョイント部、10…ジョイントシール材。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 防水シートで被覆されたパラペツトの天端部に片面
    に厚く反対面に薄く塩化ビニールシートを接着せしめた
    厚手の化粧鉄板を厚く塩化ビニールシートを被覆した面
    を表面とし、両側面がやや内側に向く如くコ字状に成形
    した笠木を防水シートを通してパラペツト上にコンクリ
    ート用の開脚釘をもつて釘着し、該パラペツトの延長上
    にわずかの間隙を設けてジヨイント部としながらパラペ
    ツト天端部からパラペツト全長に亘つて前記笠木で覆面
    して釘着を繰返した後、天端釘止め部ならびに間隙ジヨ
    イント部を合成樹脂シートを接着剤により貼着して目地
    止めすることによつて連続的な笠木の覆工を完了する笠
    木の施工法。
JP1399576A 1976-02-13 1976-02-13 笠木の施工法 Expired JPS604347B2 (ja)

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JP1399576A JPS604347B2 (ja) 1976-02-13 1976-02-13 笠木の施工法

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JPS5298320A JPS5298320A (en) 1977-08-18
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ID=11848803

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58143923U (ja) * 1982-03-24 1983-09-28 三晃金属工業株式会社 笠木装置
JP2587326B2 (ja) * 1991-05-02 1997-03-05 筒中シート防水株式会社 防水シート張設陸屋根等における床材の張設方法
JPH0533436A (ja) * 1991-07-26 1993-02-09 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 防水シート張設陸屋根等における床材の張設方法
JP7465789B2 (ja) * 2020-11-18 2024-04-11 大成建設株式会社 笠木の取付構造

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