JPS604333B2

JPS604333B2 - 給水栓接続用埋込みボツクス

Info

Publication number: JPS604333B2
Application number: JP4062478A
Authority: JP
Inventors: 良三太田; 三郎門脇; 芳邦津田
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1978-04-05
Filing date: 1978-04-05
Publication date: 1985-02-02
Also published as: JPS552104A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は壁体に埋込配管される給水管と壁面に設けられ
る給水栓との接続に適用される給水桧接続用埋込みボッ
クスに関するものである。

屋内の必要箇所に供給される水や温湯は、一般に壁体内
に隠蔽される埋込み給水管から管継手を介して給水栓に
案内される。

第１図は給水栓接合部の従来例を示す断面図で、給水管
５は内壁４及び外壁４′との間に埋込配管され、例えば
屋内に取付けられる給水桧１は短管３及び管継手２を介
して給水管５に接続されると共に、内壁４の関口部４ａ
に給水栓１の接合部７が挿入配置される。そして給水栓
１の接続が完了した後に又はその前に関口部４ａの残部
隙間にモルタル６等を充填する。ところがこの様な配管
では、給水栓５、管継手２、短管３及び給水栓１の各接
合部に螺合接続法を採用しているので、使用中に各接合
部のいずれかから水が漏れることがある。従って、特に
給傷配管にあっては一定期間使用後に各接合部を増し締
めしなければならない場合もあるが、漏水事故を完全に
防止することは不可能である。そこで、漏水した箇所の
接合部を締めなおすか、或は一度取り外して新たにシー
ルテープを巻着して締めなおさなければならないが、前
記した如く給水栓１は内壁４と一体的に接合されている
ので、給水栓１の取付位置近傍の内壁４或はモルタル６
を破壊して接合部を内壁４から露出しなければならない
。従って補修作業が極めて煩雑となり、大掛りな工事を
必要としている。本発明はこの様な事情に着目してなさ
れたものであって、その目的は壁体に埋込配管される給
水配管の星内取付又は屋外取付給水栓との接合部を屋内
又は屋外から極めて簡単に点検及び補修のできる給水桧
接続用の埋込みボックスを提供しよう．とするものであ
る。

かかる目的を達成し得た本発明の構成とは、給水栓接続
用の埋込みボックスであって、該埋込みボックス内には
、該ボックス内に導入される給水管と給水栓とを中介し
て接続する継手部が一体又は別体に形成したものが固定
的に取付られることを要旨とするものである。

以下実施例たる図面に基づいて本発明の構成及び作用効
果を具体的に説明するが、下記実施例は一具体例にすぎ
ず、もとより前・後記の趣旨に徴して種々設計を変更す
ることはいずれも本発明の技術的範囲に含まれるもので
ある。

第２図は本発明の給水桧接続用埋込みボックス（以下単
にボックスという）を例示する概略断面図で、ボックス
８の内側には給水栓１と給水管５を連結する継手部９が
一体に形成されると共に、ボックス８の給水栓接続側面
にはボックス内の管接続状態や漏水状態を点検し、且つ
手が入り得る程度の補修作業用窓１８が形成される。

本図例のボックス８は、該ボックス８の紙面表側及び裏
側に形成されたフランジ部（図示せず）において、ボル
ト等の締付部材で壁体に固定される。尚１３は前記開□
部１８を覆う蓋でボックス８に着脱自在に取付けられる
。即ちアダプター０を介して給水管５を継手部９に接続
する場合は蓋１３を取外した状態で作業が行なわれ、接
続作業の終了後は蓋１３によってボックス８全体が覆い
隠される。又使用後給水管５等の各接続部を点検し、縦
なおし、或は部品交換を行なう場合には蓋１３を取外し
、ボックス８内の目視を可能ならしめると共に、作業員
の手や道具類の挿入を可能にする。その為従来例の如き
モルタル充填作業を行なわないのが本ボックス利用の長
所の１つになる。また継手部９はボックス８の内面側に
一体的に形成されるものを例示したが、例えばボックス
８の内面に取付座を形成し、別体に形成される管継手を
これに取付けるように構成してもよい。

従って継手部９の形状も図示するものに限定されず、給
水管５の挿入方向や角度、或は給水栓１の取出し位置等
に応じて種々の形状の継手部が適用できる。また閉口部
１８の位置も図示するものに限定されず、前記給水管５
の挿入方向（例えば上から、下から、左右から・・・・
・・等）に応じて適宜選択されるが、要は給水栓１の接
続作業或は使用中に発生する漏水補修作業を、壁体を破
壊せずに、内壁４の前面側から容易に行ない得るもので
なければならない。第３図は本発明の他の実施例を示す
概略要部断面図で、ボックス８にはＴ字型に形成される
継手部９ａが設けられる。

即ち本ボックス８は、内壁４，４を介して左右両側の部
屋に給水栓１，１を設けるためのもので、夫々の給水栓
１，１は壁４内に隠蔽された給水管５から枝分れされる
如く、継手部９ａを介して接続される。また関口部１８
ａ，１８ｂは第２図と同様に給水管５の接続作業並びに
使用後の点検及び補修作業を容易にする為のもので、１
３ａ，１３ｂは各閉口部１８ａ，１８ｂに装着される蓋
である。もっとも関口部１８ａ，１８ｂのいずれか一方
を省略しても、前記作業は可能である。また１１は支持
環で給水管５をボックス８に安定的に支持固定するもの
である。第４図は本発明の更に他の実施例を示す概略断
面図で、階上から階下へ隠蔽配管される給水管から給水
栓１を取出そうとするもので、ボックス８上側面には案
内ロー９が形成される。また継手部９は片受け片挿しタ
イプのものを図示しており、給水管５はユニオン２０を
介して継手部９の片挿し接続部２１に接合される。そし
て蓋１３を前述した各ボックスと同様に、関口部１８に
着脱自在に装着されるが、その着脱方法は矢印イで示さ
れる如く、壁面に沿って上下方向にスライドするように
構成されるものを例示した。この様に本発明の給水栓接
続用埋込みボックスは、給水管と給水栓の接合箇所を屋
内側又は屋外側から操作並びに点検し得るものであれば
よく、図示したものに限定されない。

例えば給湯配管の如く給水管と給湯管を夫々合流させて
給傷する場合等、種々の給水千全取出部に適用できる。
従って継手部の形状も複数本の給水管を合流できるもの
、或は複数個の給水栓に分流できるもの等、あらゆる給
水，給湯配管に適用される。本発明は概略以上の如く形
成されているので、下記の如き種々の効果を亭受できる
。

■ 配管及び点検作業が極めて簡単にできる。

■ 給水才全接続後にモルタル等の充填材を塗布する必
要がない。■ 構造が極めて簡単である。

■ 長期に亘つて使用できる。

■ 穣競後の補修作業が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の屋内配管を説明する概略断面図、第２図
は本発明の給水栓接続用埋込みボックスを例示する概略
断面図、第３，４図は本発明の実施例を示す概略断面図
である。１…給水栓、２・・・管継手、３・・・短管、４・・・
内壁、４′・・・外壁、５・・・給水管、６・・・モル
タル、８・・・給水栓接続用埋込みボックス、９・・・
継手部、１０・・・アダプタ、１１・・・支持環、１３
・・・蓋、１８・・・開□部、１９・・・案内口、２０
・・・ユニオン。第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

１給水栓接続用の埋込みボツクスであつて、該埋込ボ
ツクス内には、該ボツクス内に導入される給水管と給水
栓とを中介して接続する継手部が一体又は別体に形成し
たものが固定的に取付けられることを特徴とする給水栓
接続用埋込みボツクス。