JPH0420619A

JPH0420619A - 水栓ボックス

Info

Publication number: JPH0420619A
Application number: JP12186890A
Authority: JP
Inventors: Akihiko Sato; 明彦佐藤; Shigeru Ando; 茂安藤
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1990-05-12
Filing date: 1990-05-12
Publication date: 1992-01-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は鞘管工法によって屋内配管を施工する場合、配
管光に設置する水栓ボックスに関するものである。

〈従来の技術〉屋内配管工事においては、建築の躯体工事の際に所定の
配管ルートに沿って鞘管を配設しておき、建物の設備工
事時に、その鞘管に通水用管（給水・給湯、冷暖房用冷
温木管等）を通管する所謂、鞘管工法を施用することが
ある。また、点在している箇所への給水・給湯、特にポ
デル、ビルあるいは大規模住宅における給水・給湯には
、給水または給湯へラダーから直接、各給水・給湯箇所
に給水・給湯管を配管して、同時通水時でも給水・給湯
箇所の遠近に関係なく充分な給水・給湯量を保証し得る
ヘッダー工法を施用することがあり、特に、このヘッダ
ー工法を鞘管工法で施工する鞘管ヘッダー工法の採用が
盛んである。

第５図は従来の鞘管ヘッダー工法を用いた従来の配管構
造を示しており、給水・給？％へ・ンタ”−ｈから各配
管光にかけて鞘管３′を配設し、各鞘管３′内に通水用
管３１′を挿通し、各通水用管の一端を上記ヘッダー１
１の各分岐口に接続してｂ）る。

配管光Ｅにおいては、給水・給湯の目的に応じた機器を
設置し、配管光が浴室、便所、洗面所、台所等の場合に
は、第４図に示す水栓ボ・ンクスを用いている。

第４図において、１′は壁、２′は壁背部の空間に配設
したボックスであり、鞘管接続用管部２１′を底壁に、
枠縁２２０′を備えた開「１部２２′を前壁にそれぞれ
備え、鞘管接続用管部２１′に鞘管３′を接続し、開口
部枠縁２２０′を墓穴１０’に嵌着しである。５′はエ
ルボ継手であり、垂直部５１’に通水用管３１’を接続
し、水平部５２′をボックス２′の開口部２２′を経て
壁前面よりも突出させである。６′は防水盤であり、エ
ルボ継手５′の水平部５２′にＯリング７′を介して挿
通し、壁前面と防水盤裏面との間に０リング４′を介在
させである。８′はエルボ継手５′の水平部先端に螺合
したナットであり、エルボ継手５′を突子５０′におい
てボックス２′内に係止し、該す・ソト８′の締付けに
より０リング４′を圧縮している。

〈解決しようとする課題〉」１記水栓ボックスにおいては、壁外面側が浴室、台所
等の用水で濡れても、壁裏面側への水の廻り込みを防止
し得るように、Ｏリング４′並びに７′の使用によりシ
ールを確保している。しかしながら、ボックス２′内よ
り壁裏面側の空間に至る経路については、シール処理が
施されていない、鞘管工法の目的は、建物の躯体工事の
際に、予め鞘管を配設しておき、後日、建築工事の日程
に制約されることなく、配管工事を行うこと、通水用管
の更新作業の簡易化を図ること等にあり、鞘管内の鞘管
外部に対するシールは必要とされておらず、従って、第
４図に示すように、水栓ボックスにおいても、ボックス
２′の開口部枠縁２２０′を墓穴１０′に嵌め込んでい
るだけであって、ボックス２内より壁裏面側の空間に至
る間でのシール処理は行なわれていない。しかしながら
、鞘管を無接続で配設し、または、接続する場合でもそ
の接続部の水密性を確保し、かつ、水栓ボックス内をボ
・ンクス外に対して水密にずれば、！ｒｉ　９内で通水
管に水漏れが生じても、その水漏れを鞘管を導管として
安全な場所に逃がすことができ、建物の被害を容易に防
止できる。

本発明の目的は、かかる漏水対策を可能とするように、
ボックスを容易に水密ｆＭａにできる水栓ボックスを提
供することにある。

く課題を解決するための手段〉本発明に係る水栓ボックスは、鞘管接続用管部を底壁に
、枠縁で囲まれた開口部を前壁にそれぞれ備えたボック
スが壁背後の空間に配置され、筒状胴部の両端に鍔を有
するパッキングが両鍔部で四穴の周辺を挾持し、胴部が
墓穴に嵌合するようにして装着され、該パッキングの胴
部に上記開口部枠縁が納められ、鞘管が上記鞘管接続用
管部に接続され、鞘管内の通水用管が上記ボックス内に
おいてエルボ継手の垂直部に接続され、該エルボ継手の
水平部が上記開口部を経て壁前面より突出され、該突出
部に防水盤がシール材を介して挿通され、該防水型前面
から突出されたエルボ継手水平部先端にナットが螺合さ
れ、該ナラＩ〜の締付によって、上記パッキングの一方
の鍔部が壁内面とボックス前面との間で、他方の鍔部が
壁前面と防水盤裏面との間でそれぞれ圧縮されているこ
とを特徴とする構成である。

〈実施例の説明〉以下、図面により本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す説明図である。

第１図において、１は壁である。２はボックスであり、
底壁には’Ｆｒｉ管接続用管部２１を、前壁には開口部
２２を、それぞれ備え、開ＬＩ部２２の囲りには枠縁２
２０が設けられている。開口部の枠縁形状は円形、楕円
形、小判形、四角形等の何れであってもよい、３は鞘管
であり、鞘管接続用管部２１に水密に接続しである。１
０は壁１に設けた穴、４はこの穴１０に装着した鍔を存
する筒状のパッキングであり、各鍔部４１．４２を壁内
側面の穴周囲部、壁外側面の六周囲部にそれぞれ座着し
、ノ＼・ンキング４の胴部４０にボックス２の開口部枠
縁２２０を１重人しである。５はエルボ継手であり、垂
直部５１と水平部５２とを備え、水平部５２を壁画面よ
り突出させ、垂直部５１に鞘管３内の通水用管３１を水
密に接続しである。５２０は水平部５２に設けた０リン
グ装着講である。上記エルボ継手５は突子５０を有し、
この突子５０をボックス内面の四部に係止しである。６
は防水盤であり、コア部６１を有し、このコア部６１を
前記エルボ継手５の水平部５２にＯリング７を介して挿
通しである。８はエルボ継手５の水平部５２の先端に螺
合したナツトを示し、エルボ継手５の突子５０によるボ
ックス２内での係止固定のもとてナット８を締付けてあ
り、ボックス２の前面を壁内側面に向けて引き寄せ、防
水盤６を壁画面に向（）て押え、かくして鍔を有する筒
状のパッキング４の鍔部４１をボックス前面と壁内側面
との間で、鍔部４２を壁画面と防水盤裏面との間でそれ
ぞれ圧縮している。９はカランであり、エルボ継手５に
螺結しである。

上記において鞘管３にはリング状凸部とリング状四部と
を交互に形成した同心リング状波付プラスチック管を用
いることができ、ボックス２の鞘管接続用管部２１と鞘
管３との接続には、鞘管接続用管部２１の両サイドにス
リットを設け、第２図に示すように、当該管部２１と鞘
管３との間にＯリング７０を装着し、前記スリット２１
１．２１１にＵ字形止具２１２を嵌め込み、該止具２１
２の各サイド部を波付鞘管３のリング状凹部に係止する
構成を用いることができる。

上記エルボ継手５の垂直部５１と通水用管３１との接続
には、第１図に示すように、エルボ継手垂直部５１のテ
ーバ端部を通水用管端部に挿入し、スリットリング５１
１をエルボ継手５にビス止めし、スリットリング５１１
の螺子部に袋ナツト５１２を螺合して、スリットリング
５１１のスリット部５１３を締付ける構成を用いること
ができる。

上記において、鞘管３とボックス２とが水密に接続され
、ボックス２内と壁裏面側の空間との間が鍔を有する筒
状のパッキング４の鍔部４１の圧縮により、ボックス２
内と墓前面側の空間との間がそのパッキング４の鍔部４
２の圧縮並びにＯリング７によりそれぞれシールされて
いるから、ボ・ンクス２内が水で満たされても、その水
がボックス２外に漏れるのを排除できる。従って、鞘管
３内の通水用管３１や該通水用管３１とエルボ継手５と
の接続部等から水漏れが生じて鞘管３内が満水状態にな
っても、その漏れ水を鞘管外部に漏出させることなく、
鞘管３をダクトとして鞘管３のヘッダー側に導き、例え
ば、ヘッダー側の鞘管端に、ドレイン口付きの防水パン
を取付ける等により、漏れ水を建物の被害を蒙ることな
く安全な場所に排出できる。

上記において、パッキング４の胴部４０は、異なる壁厚
に対処し得るように伸縮自在としておくことが有利であ
り、例えば、蛇ＪＩＷ状とすることが好ましい。

パッキング４の鍔部４１４２には第３図Ａに示すように
芯材４０１を埋込むこともできる。また、鍔部旧、４２
には第３図Ｂに示ずように突部（リング状）４０２を成
形すること、第３図Ｃに示すように中空凸部４０３を成
形すること等も可能である。

〈発明の効果〉本発明に係る、水栓ボックスは上述した通りの紹成であ
り、ボックス内をボックス外部に対して水密な構造とし
たから、鞘管として両端部以外は水密とされているもの
を用いることによって、鞘管内通水用管の水漏れを鞘管
をダクトとして安全に処理でき、建物の被害を排除でき
る。また、１箇のパッキングで壁画面の四穴周囲と防水
盤との間、並びに壁裏面の四穴周囲とボックス前面との
間を一挙にシールでき、しがも、パッキング鍔部を圧縮
するまでの間、パッキングを四穴への嵌着により保持し
ておくことができるので、シール作業が容易である。更
に、このパッキングの胴部を伸縮自在にしておけば、壁
厚が異なっても対処できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を一部断面で示す側面図、第
２図は本発明における水栓ボックスと鞘管との接続構造
の一例を示す横断面図、第３図Ａ第３図Ｂ、並びに第３
図Ｃはそれぞれ本発明において使用する鍔を有する筒状
のパッキングの例を示す説明図、第４図は従来例を一部
断面で示す側面図、第５図は鞘管ヘッダー工法による配
管構造を示す説明図である。１・・・壁、１０・・・四穴、２・・・ボックス、２１
・・・鞘管接続用管部、２２・・・開口部、２２０・・
・枠縁、３・・・鞘管、３１・・・通水用管、４・・・
鍔を有する筒状のパッキング、４０・・・胴部、４１．
４２−・・鍔、５−・・エルボ継手、５１・・・エルボ
継手の垂直部、５２・・・エルボ継手の水平部、６・・
・防水盤、−６１・・・コア部、７．８−・・パッキン
グ。

Claims

【特許請求の範囲】

鞘管接続用管部を底壁に、枠縁で囲まれた開口部を前壁
にそれぞれ備えたボックスが壁背後の空間に配置され、
筒状胴部の両端に鍔を有するパッキングが両鍔部で壁内
の周辺を挾持し、胴部が壁内に嵌合するようにして装着
され、該パッキングの胴部に上記開口部枠縁が納められ
、鞘管が上記鞘管接続用管部に接続され、鞘管内の通水
用管が上記ボックス内においてエルボ継手の垂直部に接
続され、該エルボ継手の水平部が上記開口部を経て壁前
面より突出され、該突出部に防水盤がシール材を介して
挿通され、該防水盤前面から突出されたエルボ継手水平
部先端にナットが螺合され、該ナットの締付によって、
上記パッキングの一方の鍔部が壁内面とボックス前面と
の間で、他方の鍔部が壁前面と防水盤裏面との間でそれ
ぞれ圧縮されていることを特徴とする水栓ボックス。