JPH09302738A - 給水給湯用可撓配管の漏水検知構造 - Google Patents

給水給湯用可撓配管の漏水検知構造

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JPH09302738A
JPH09302738A JP12171696A JP12171696A JPH09302738A JP H09302738 A JPH09302738 A JP H09302738A JP 12171696 A JP12171696 A JP 12171696A JP 12171696 A JP12171696 A JP 12171696A JP H09302738 A JPH09302738 A JP H09302738A
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JP
Japan
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water supply
joint
hot
pipe
rising member
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JP12171696A
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English (en)
Inventor
Satoru Ichinosawa
哲 市野沢
Tsutomu Ubagai
勉 祖母井
Masakatsu Sakamoto
正勝 坂本
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鞘管ヘッダー工法による配管システムにおい
て、床下に位置する貫通継手と給水給湯用可撓配管との
接続箇所の漏水を速やかに検知する。 【解決手段】床スラブK上に配設された立ち上げ部材1
の鞘管受け口11に鞘管3を水密に接続する。また、給
水給湯用可撓配管4の一端をヘッダーに接続した後、鞘
管3および立ち上げ部材1を挿通させて立ち上げ部材1
の筒状部12から引き出し、その他端を立ち上げ部材1
の筒状部12に合わせて床5に形成された貫通口5aに
フランジ62を介して室内側に固定された貫通継手6に
接続する。そして、立ち上げ部材1の筒状部12と貫通
継手6とをシール手段10を介して密閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鞘管ヘッダー工法
によって住居内に敷設された給水給湯用可撓配管の漏水
検知構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋内配管工事においては、建物
の躯体工事の際に設定された配管ルートに沿って鞘管を
配設しておき、建物の設備工事時に、その鞘管内に給水
給湯用可撓配管や冷暖房機器の冷温水用可撓配管などを
挿通する鞘管工法が採用されている。
【0003】また、ホテルやビルあるいは集合住宅な
ど、点在している箇所への給水給湯については、ヘッダ
ー(分配装置)から直接給水給湯箇所に給水給湯用可撓
配管を敷設し、同時通水時においても給水給湯箇所の遠
近に関係なく充分な給水給湯量を確保することのできる
ヘッダー工法が採用されている。特に、このヘッダー工
法を鞘管工法で施工する鞘管ヘッダー工法が広く利用さ
れている。
【0004】すなわち、図5に示すように、給水給湯箇
所に対応して床スラブKに配設された立ち上げ部材1
と、床下、壁裏や天井裏あるいはパイプシャフトやメー
ターボックスなどに設置されたヘッダー2とにわたって
鞘管3を敷設し、一端がヘッダー2の分岐口2aに接続
された給水給湯用可撓配管4を鞘管3内に挿通して立ち
上げ部材1内に導いた後、その他端を立ち上げ部材1に
合わせて床5に形成された貫通口5aを貫通して固定さ
れた貫通継手6に接続し、貫通継手6に給湯器や冷暖房
機器あるいはロータンクなどへの配管7を接続している
(例えば、特開平6−281077号公報参照)。
【0005】ここで、立ち上げ部材1は、鞘管3の一端
に接続可能な鞘管受け口11と、貫通口5aに挿入され
るように垂直に延びる筒状部12と、これらの鞘管受け
口11および筒状部12とにわたって給水給湯用可撓配
管4を水平方向から鉛直方向に進路を変更させることの
できる曲率半径に形成された湾曲部13とを有してい
る。
【0006】また、貫通継手6は、図6に示すように、
継手本体61と、この継手本体61の一端側に一体に設
けられたフランジ62からなり、継手本体61の一端部
には、室内側において配管7を接続するための雌ネジ部
61aが形成され、その他端部には、給水給湯用可撓配
管4を接続するための接続部61bが形成されている。
そして、貫通継手6の継手本体61は、前述した立ち上
げ部材1の筒状部12内に収容できるように、その内径
よりも小径に設定されている。
【0007】このような鞘管ヘッダー工法による配管施
工に際しては、給水給湯箇所に合わせて立ち上げ部材1
を床スラブK上に配設し、その鞘管受け口11に鞘管3
の一端を水密に接続する。また、立ち上げ部材1の筒状
部12が挿入可能な貫通口5aを形成した床5を敷設し
た後、床5の表面から突出する立ち上げ部材1の筒状部
12を切断する。次いで、一端をヘッダー2の分岐口2
aに接続した給水給湯用可撓配管4を鞘管3内に挿通
し、立ち上げ部材1を経てその筒状部12から引き出し
てその他端を貫通継手6の接続部61bに接続する。そ
して、貫通継手6の継手本体61を立ち上げ部材1の筒
状部12に収容した状態でそのフランジ62を室内側に
おいて床5にビスを介して固定した後、その雌ネジ部6
1aに配管7を室内側から接続している。
【0008】したがって、貫通継手6と給水給湯用可撓
配管4との接続箇所は、床下における立ち上げ部材1の
内部に位置し、また、貫通継手6と機器などへの配管7
との接続箇所は室内側に位置している。
【0009】ここで、ヘッダー2と給水給湯用可撓配管
4との接続および貫通継手6の接続部61bと給水給湯
用可撓配管4との接続は、締結金具8を用いたメカニカ
ル式の他、給水給湯用可撓配管4の材質によっては、融
着や溶接を利用することもできる。
【0010】また、鞘管3には、波付けプラスチック
管、例えば、ポリ塩化ビニル管、ポリエチレン管などが
使用され、一方、給水給湯用可撓配45としては、給水
給湯温度に応じた耐熱性が必要とされ、ポリエチレン
管、架橋ポリエチレン管、ポリブデン管などのプラスチ
ック管や、アルミニウム管、銅管、ステンレスなどの金
属管や、これらプラスチック管と金属管との複合管など
が使用されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した鞘
管ヘッダー工法による配管システムにおいては、ヘッダ
ーと給水給湯用可撓配管との接続箇所、貫通継手と給水
給湯用可撓配管との接続箇所および貫通継手と機器など
への配管との接続箇所に漏水の可能性がある。このう
ち、ヘッダーと給水給湯用可撓配管との接続箇所につい
ては、ヘッダーが設置された位置に対応して壁あるいは
床などに形成した点検口を通して点検可能であり、ま
た、貫通継手と配管との接続箇所については、室内側で
接続しているため、漏水は容易に検知することができ
る。これに対し、貫通継手と給水給湯用可撓配管との接
続箇所については、床下に位置していることから、この
接続箇所で漏水が発生すると、早期に発見することは非
常に困難である。そして、ヘッダーが立ち上げ部材の筒
状部よりも高い位置に設置されていると、貫通継手と給
水給湯用可撓配管との接続箇所に発生した漏水は、立ち
上げ部材を満たしてその筒状部開口端と貫通継手のフラ
ンジとの隙間を経て溢れ出すことから、建物の内装材の
浸水にまで波及して大きな被害に至ることが多い。
【0012】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、鞘管ヘッダー工法による配管システムにお
いて、床下に位置する貫通継手と給水給湯用可撓配管と
の接続箇所の漏水を確実に検知することのできる給水給
湯用可撓配管の漏水検知構造を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、床スラブ上に
配設された立ち上げ部材と、この立ち上げ部材の鞘管受
け口と水密に接続されて床スラブ上に敷設された鞘管
と、立ち上げ部材の筒状部に合わせて床に形成された貫
通口にフランジを介して室内側に固定された貫通継手
と、一端がヘッダーに接続されるとともに、鞘管および
立ち上げ部材に挿通されて他端が貫通継手に接続された
給水給湯用可撓配管と、からなり、前記立ち上げ部材の
筒状部と貫通継手とがシール手段を介して密閉されてい
ることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面に基づいて説明する。
【0015】なお、説明の便宜上、図5および図6に示
した部材と同一の部材には同一の符号を用いるものとす
る。
【0016】図1には、本発明の給水給湯用可撓配管の
漏水検知構造の一実施形態が示されており、この漏水検
知構造は、床スラブKに配設された立ち上げ部材1と、
この立ち上げ部材1の鞘管受け口11とパッキン9を介
して水密に接続され、床スラブKに敷設された鞘管3
と、立ち上げ部材1の筒状部12に合わせて床5に形成
された貫通口5aにフランジ62を介して室内側に固定
された貫通継手6と、一端がヘッダーの分岐口に接続さ
れて鞘管3内に挿通され、他端が立ち上げ部材1の湾曲
部13を経て筒状部12から引き出されて貫通継手6の
接続部61bに締結金具8を介して接続された給水給湯
用可撓配管5と、からなり、立ち上げ部材1の筒状部1
2と貫通継手6とは、シール手段10、例えば、その継
手本体61に装着されたOリング101を介して密閉さ
れている。
【0017】この立ち上げ部材1は、プラスチックや金
属、あるいは、これらの複合材料によって形成されてい
る。
【0018】この結果、立ち上げ部材1の筒状部12と
貫通継手6の継手本体61とがシール手段10(Oリン
グ101)を介して密閉され、また、鞘管3と立ち上げ
部材1の鞘管受け口11とが水密に接続されているた
め、ヘッダー2を立ち上げ部材1と関係なく施工上容易
な任意の位置に設置することができるとともに、床下に
位置する貫通継手6と給水給湯用可撓配管4との接続箇
所に漏水が発生した場合、立ち上げ部材1から漏れ出す
ことなく立ち上げ部材1および鞘管3内に充満し、最終
的に立ち上げ部材1とヘッダー2との高さ関係に関わら
ず鞘管3のヘッダー2側端部から溢れ出すことになる
が、このような漏水は、ヘッダー2の設置位置に対応し
て形成された点検口を通して点検することで速やかに検
知することが可能であり、被害を最小限度に抑えること
ができる。
【0019】なお、前述した実施形態においては、立ち
上げ部材1の筒状部12と貫通継手6とを密閉するシー
ル手段10として、貫通継手6の継手本体61に装着さ
れたOリング101を例示したが、立ち上げ部材1の筒
状部12と貫通継手6とがシール手段10を介して密閉
されていればよく、例えば、図2に示すように、立ち上
げ部材1の筒状部12の開口端と貫通継手6のフランジ
62との間にシール手段10として弾性体102を配設
して密閉することもでき、また、図3に示すように、立
ち上げ部材1の筒状部12の内周面と貫通継手6の継手
本体61との間にシール手段10として一定長さにわた
る弾性体103を配設して密閉することもできる。さら
に、図4に示すように、貫通継手6のフランジ62に立
ち上げ部材1の筒状部12の内径よりも小径の周壁63
を垂設し、この周壁63の外周面にシール手段10とし
てOリング101を装着して密閉するようにしてもよ
い。
【0020】また、前述した実施形態では、立ち上げ部
材1の鞘管受け口11と鞘管3とをパッキン9を介して
水密に接続した場合を例示したが、立ち上げ部材1の鞘
管受け口11と鞘管3とが水密に接続されればよく、パ
ッキン9に限定するものではない。例えば、詳細には図
示しないが、立ち上げ部材1の鞘管受け口11と鞘管3
との接続部全体をカバーで覆うことにより、密閉するよ
うにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、床スラブ
上に配設された立ち上げ部材と、この立ち上げ部材の鞘
管受け口と水密に接続されて床スラブ上に敷設された鞘
管と、立ち上げ部材の筒状部に合わせて床に形成された
貫通口にフランジを介して室内側に固定された貫通継手
と、一端がヘッダーに接続されるとともに、鞘管および
立ち上げ部材に挿通されて他端が貫通継手に接続された
給水給湯用可撓配管と、からなり、前記立ち上げ部材の
筒状部と貫通継手とがシール手段を介して密閉されてい
ることにより、ヘッダーを立ち上げ部材と無関係に任意
の位置に設置することができるとともに、床下に位置す
る貫通継手と給水給湯用可撓配管との接続箇所に漏水が
発生しても、その漏水を鞘管のヘッダー側端部において
速やかに検知して被害を最小限度に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給水給湯用可撓配管の漏水検知構造の
一実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の給水給湯用可撓配管の漏水検知構造の
他の実施形態を一部省略して示す断面図である。
【図3】本発明の給水給湯用可撓配管の漏水検知構造の
他の実施形態を一部省略して示す断面図である。
【図4】本発明の給水給湯用可撓配管の漏水検知構造の
他の実施形態を一部省略して示す断面図である。
【図5】鞘管ヘッダー工法による配管システムを示す説
明図である。
【図6】図5のA部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】 1 立ち上げ部材 11 鞘管受け口 12 筒状部 13 湾曲部 2 ヘッダー 3 鞘管 4 給水給湯用可撓配管 5 床 5a 貫通口 6 貫通継手 61 継手本体 62 フランジ 7 配管 8 締結金具 9 パッキン 10 シール手段 101 Oリング 102,103 弾性体 K 床スラブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブ上に配設された立ち上げ部材
    と、この立ち上げ部材の鞘管受け口と水密に接続されて
    床スラブ上に敷設された鞘管と、立ち上げ部材の筒状部
    に合わせて床に形成された貫通口にフランジを介して室
    内側に固定された貫通継手と、一端がヘッダーに接続さ
    れるとともに、鞘管および立ち上げ部材に挿通されて他
    端が貫通継手に接続された給水給湯用可撓配管と、から
    なり、前記立ち上げ部材の筒状部と貫通継手とがシール
    手段を介して密閉されていることを特徴とする給水給湯
    用可撓配管の漏水検知構造。
  2. 【請求項2】 前記シール手段は、貫通継手の継手本体
    に装着されたOリングである請求項1記載の給水給湯用
    可撓配管の漏水検知構造。
JP12171696A 1996-05-16 1996-05-16 給水給湯用可撓配管の漏水検知構造 Pending JPH09302738A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12171696A JPH09302738A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 給水給湯用可撓配管の漏水検知構造

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JPH09302738A true JPH09302738A (ja) 1997-11-25

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JP12171696A Pending JPH09302738A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 給水給湯用可撓配管の漏水検知構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236317A (ja) * 2008-03-05 2009-10-15 Bridgestone Tire Nagano Hanbai Kk 接続継ぎ手及びこれを用いた配管の施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236317A (ja) * 2008-03-05 2009-10-15 Bridgestone Tire Nagano Hanbai Kk 接続継ぎ手及びこれを用いた配管の施工方法

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