JPS6042483A - 有機フオトクロミツク感光性組成物 - Google Patents

有機フオトクロミツク感光性組成物

Info

Publication number
JPS6042483A
JPS6042483A JP15007383A JP15007383A JPS6042483A JP S6042483 A JPS6042483 A JP S6042483A JP 15007383 A JP15007383 A JP 15007383A JP 15007383 A JP15007383 A JP 15007383A JP S6042483 A JPS6042483 A JP S6042483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain alkyl
long
irradiation
contg
compsn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15007383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0452313B2 (ja
Inventor
Hikari Ishimoto
光 石本
Seiichi Arakawa
清一 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP15007383A priority Critical patent/JPS6042483A/ja
Publication of JPS6042483A publication Critical patent/JPS6042483A/ja
Publication of JPH0452313B2 publication Critical patent/JPH0452313B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フォトクロミック性を示し、長鎖アルキル基
を有するスピロピラン化合物を用いた有機フォトクロミ
ック感光性組成物に関するものであり、その目的とする
ところは、紫外光を照射すると極めて安定な着色状態を
示すフォトクロミック感光性材料を提供することである
通常、スピロピラン化合物は高分子物質中に分散させて
、支持体のないフィルム状にするか、任意の支持体上に
塗布して、光学記録媒体として用いられている。このよ
うにして作製した記録媒体は紫外光を照射すると着色(
発色)シ、加熱するか可視光を照射すると消色する。こ
の発色と消色は繰返し行なうことができる。しかし、従
来この種の光記録媒体は、紫外光照射による着色状態が
暗所でも充分に安定とはいえず、徐々に消色が進行する
。使用するスピロピランおよび/または高分子物質の選
択によってはかなシ安定な着色状態を示す光記録媒体も
得られるが、その場合でも、数%/月程度の消色率は免
れ得ない。また、着色状態となったスピロピラン化合物
との化学反応によって、この着色状態を固定化させるよ
うな添加物も検討されているが、その、鴨合には発色・
消色を繰返し行なえる可逆性が失なわれるという欠点が
ある。
本発明者らは鋭意研究の結果、紫外光照射によって発色
した着色状態が極めて安定である感光性、材料を与える
有機フォトクロミック感光性組成物を得ることに成功し
た。
即ち、本発明は、長鎖アルキル基を有するスピロピラン
化合物と、長鎖アルキル脂肪酸またはその低級アルコー
ルのエステルと、高分子物質とを含有する有機フォトク
ロミック感光性組成物を提供するものである。
本発明において長鎖アルキル基を有するスピロピラン化
合物とは、一般式(1) (式中、nは11≦n≦19の整数を表わし、R1はH
1炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキ
シ基、炭素数・2〜6のアルコキシカルボニル基又はハ
ロゲン原子を表わし、几2はH1炭素数1〜5のアルキ
ル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数2〜6のア
ルコキシカルボニル基、ハロゲン原子又はNO2基を表
わし、R5はNO2基又はハロゲン基を表わす。また、
NO2基は6′−及び/又は8′−位に結合する。) で示される化合物でちる。
又、本発咀において長鎖アルキル脂肪酸又はその低級ア
ルコールのエステルとは、一般式(II)0\c10H (OH2)n(II) 占H5 (式中、nは10≦n≦18を表わす。)の化合物又は
その低級アルコールのエステルであ凱例えばステアリン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸メチルなどが挙げられ
る。
又、本発明に使用される高分子物質としては、前記一般
式(I)の化合物及び前記一般式(1)の化合物又はそ
の低級アルコールのエステルと相溶性がよくかつフィル
ム形成能のすぐれたものであればよく、その例を挙げれ
ば、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、酢
酸セルロース、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリアクリ四ニトリル、ウレタン低級アル
コールのエステルにおいて、nが1o≦n及び一般式(
II)の化合物又はその低級アルコールのエステルを前
記スピロピラン化合物の0.5〜1.5倍含有する。
溶媒に溶解し、成膜或いは支持体に塗布、乾燥す前記溶
媒としては、メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキザノンなどのケトン類、エチルエー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル
類、酢酸エチル、酢酸n−ブチルなどのエステル類、更
にベンゼン、クロルベンゼン、トルエン、キシレン、n
−ヘキサン、シフ四ヘキサン、アセトニトリル、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルホルホギシド、クロロホルム
、塩化メチレン、ナ印−44−91,2−ジクロルエタ
ン、トリクローエチレン、四塩化炭素など及びこれらの
混合物を用いることができる。
前記支持体としては、ポリエチレンテレート、セルロー
スアセテート、ポリカーボネート、通常の紙、バライタ
紙、ガラス、金4等がある。
本発明の組成物を成膜して得られるフォトクロミック感
光性材料は、紫外光を照射して発色させると極めて安定
な着色状態となり、加熱及び/又は可視光照射によ)消
色して元の無色の状態に戻シ、この発色・消色は繰シ返
し行なうことができる。例えば本発明の組成物からなる
感光性材料を、所定の温度、例えば40°Cで紫外光照
射により発色させると、特徴的な吸収スペクトルを持ち
かつ40°C以下では半永久的な保存安定性を示す着色
種が生成する。この安定な着色種は前記所定の温度より
も高い所定の温度、例えば50’C以上の高温により消
色する。この消色速度は可視光の照射によシ促進させる
ことができる。安定な着色種は繰返し生成、消色させる
ことができる。また、消色後の無色状態も暗所、所定の
温度で半永久的に安定である。このような安定性と可逆
性が両立することは、無色状態と着色状態の両方におい
て、分子運動が抑制されているためと考えられる。
前記の通シ、着色構造の安定性と可逆性とを兼備した光
記録媒体は、保存性のすぐれた書き換え可能な媒体とし
て有利である。
次に、本発明を実施例によって詳述する。
実施例1 スピロピラン化合物として、1−オクタデシル−6,6
−シメチルインドリンー2−スピロ−2′−(8′−メ
トキシ−6′−二トロベンゾビラン(ODSP)を使用
し、次の組成の溶液を41・1製した。
0DSP 3重量部 ステアリン酸 6示針部 ポリカーボネート 4重量部 ジオキサン 190重量部 この溶液を石英基板(30X30mm、 2mm厚)の
上にスピンナー塗布(200Orpmで5秒間の後、4
000 rpmで20秒間)し、暗所に20分間放置し
て溶媒蒸発により乾燥させて感光膜試料(■)を作製し
た。また、比較例として、ステアリン酸を用いない外は
本実施例と同様にして比較試料(1)を作製した。
これらの試料について発色・消色特性を測定した。発色
には光源として500 Wの水銀灯と東芝ガラスフィル
ターIR−258(赤外カット)及びUV−D3(5(
紫外透過)を使用した。発色特性の測定には各試料を4
0°Cに維持し、続けて各時間照射し”C1照射前と各
ステップ後のスペクトルを記録した。その結果を、本実
施例の試料(1)については第1図に、比較試料(n)
については第4図に示した。また、消色特性の測定には
各試料を40’CK t&持し、発色終了の時点から出
発して、試料ホルダー中(暗所)に放置しておき、時間
の経過とともにいくつかの時点でスペクトルを記録した
その結果を、本実施例の試料(I)については第2図に
、比較試料(II)については第5図に示した。
また、本実施例の試料(1)の常温での消色過程を第3
図に示した。これらの図かられかる通シ、本実施例の試
料(1)は比較試料(1)に比べて、紫外光照射による
発色度は高く(第1図と第4図の比較)、また、消色特
性(着色状態の安定性)もすぐれている(εIW 2図
と第5図の比較)。さらに、本実施例の試料(1)は、
第3図に示す通シ、初期に約%の消色による吸光度低下
はあるが、その後は図中に収束fil′I:とじて示し
た値が9ケ月以上変化せずに保たれた。
実施例2 実施例1で作製した試料(1)に紫外光を実施例と同じ
光源を用いて紫外光を40°Cで6分間照射して発色さ
せ、暗所に6時間放置した後、80°Cに10分間維持
して熱消色を行なった。その結果を第6図に示す。この
図において、試料(1)の吸光度は、紫外光照射前のA
点から第1回照射後のB点下し、試料(I)は無色状態
となる。以後、同様の手順で操作を繰返し、本実施例に
おいては、繰返し回数は6回程度であった。また、熱消
色は毎回はぼ完全に行なわれていることがわかる。
実施例6 実施例1で用いたスピロピラン(OD S P )の代
わシに、1−オクタデシル−3,6−シメチルイントリ
ンー2−スピロ−2’−(6’−二トロベンゾビラン)
又は1−オクタデシル−3,6−シメチルインドリンー
2−スピロ−2’−(6’、8’−ジニトロベンゾピラ
ン)を用いて、その他は実施例1と同様にして試料を作
製し、実施例1及び2と同様の発色・消色特性を測定し
、実施例の試料(1)とほぼ同様の結果が得られた。
前記各実施例の試料を紫外光照射によって全面発色させ
た後、直径1μmに絞ったアルゴンイオンv−f光(5
15nm)を照射することによって1肖色することがで
きた。本発明の組成物はレーザ光による高密度光記録媒
体としても応用することができる。前記各実施例と同じ
記録層をシート上に塗布することによってオーバーヘッ
ドプロジェクタ−用のシート、又は感熱記録シートとし
ての応用も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例における発色及び消
色、第4図と第5図は比較例における発代理人 上屋 
勝 〃 常包芳男 〃 杉浦俊貴 (自発)手続補正書 昭和58年 9月22日・ 特許宇長官殿 7) 1 小1′1の表示 昭和58年持重、′1願第150073 号−6、?1
1i iEにより増加する発明の数7補it ノ’IJ
象 明細書の発明の詳細な説明の欄′1.−一一″〜 (1)、明細書第6頁第5行目 [ 」 を、 」 と補正する。 −以上一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 長鎖アル中ル基を有するスピロピラン化合物と、長鎖ア
    ルキル脂肪酸又はその低級アルコールのエステルと、高
    分子物質とを含有する有機フォトクロミック感光性組成
    物。
JP15007383A 1983-08-17 1983-08-17 有機フオトクロミツク感光性組成物 Granted JPS6042483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15007383A JPS6042483A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 有機フオトクロミツク感光性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15007383A JPS6042483A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 有機フオトクロミツク感光性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6042483A true JPS6042483A (ja) 1985-03-06
JPH0452313B2 JPH0452313B2 (ja) 1992-08-21

Family

ID=15488928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15007383A Granted JPS6042483A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 有機フオトクロミツク感光性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6042483A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108659032A (zh) * 2018-05-31 2018-10-16 宁波萃英化学技术有限公司 螺吡喃衍生物光致变色材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108659032A (zh) * 2018-05-31 2018-10-16 宁波萃英化学技术有限公司 螺吡喃衍生物光致变色材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0452313B2 (ja) 1992-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4473772B2 (ja) 画像再形成可能な媒体
US4237211A (en) Photochromic aziridine recording media
JP2005316481A (ja) 画像形成方法
US4636561A (en) Spiroindolinenaphthoxadine photochromic compounds
US3884697A (en) Photographic process utilizing spiropyran compound dispersed in nitrocellulose films with high nitrogen content
JPS59122577A (ja) フオトクロミツク感光性組成物
JPS61138687A (ja) フオトクロミツク感光性組成物
JPS6042483A (ja) 有機フオトクロミツク感光性組成物
JPS63207887A (ja) フオトクロミツク材料とその発色方法
US3773508A (en) Imagewise exposing and heating a photosensitive composition containing a spiropyran compound and an organic peroxide
JPH04114148A (ja) 光記録媒体
JPS648812B2 (ja)
US3690889A (en) Photocolorable vacuum sublimed xanthene dye
JPH01226387A (ja) 感熱記録材料とその記録方法
JPS63223084A (ja) フオトクロミツク組成物
JP2663439B2 (ja) スピロオキサジン系化合物および該化合物を使用した感光材料
US4245032A (en) Photochromic aziridine recording media
JP2615554B2 (ja) 光記録媒体
JPH0452312B2 (ja)
JPS61123835A (ja) 感光性樹脂組成物
JPH06130546A (ja) 光記録媒体
JPS60262884A (ja) フオトクロミツク感光性材料
JPS63154783A (ja) フオトクロミツク感光性組成物
JPS6330489A (ja) スピロオキサジン系化合物および該化合物を使用した感光材料
JP3068891B2 (ja) ビフルベニル系化合物を使用した記録媒体