JPS6042411Y2 - 自動車用高圧雑音防止電線 - Google Patents
自動車用高圧雑音防止電線Info
- Publication number
- JPS6042411Y2 JPS6042411Y2 JP18097179U JP18097179U JPS6042411Y2 JP S6042411 Y2 JPS6042411 Y2 JP S6042411Y2 JP 18097179 U JP18097179 U JP 18097179U JP 18097179 U JP18097179 U JP 18097179U JP S6042411 Y2 JPS6042411 Y2 JP S6042411Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- automobiles
- core
- voltage noise
- weight
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用高圧雑音防止電線の改良に関するもの
である。
である。
自動車エンジンのスパーク点火に使用する、いわゆるイ
グニッションケーブルの特有の機能は、スパーク時に発
生する高周波成分がケーブルを伝搬して、外部雑音原因
とならないように、その高周波成分を減衰乃至は吸収す
ることにあり、イグニッションケーブルのか)る機能を
改良するために、多数の提案がなされている。
グニッションケーブルの特有の機能は、スパーク時に発
生する高周波成分がケーブルを伝搬して、外部雑音原因
とならないように、その高周波成分を減衰乃至は吸収す
ることにあり、イグニッションケーブルのか)る機能を
改良するために、多数の提案がなされている。
従来、イグニッションケーブルにおいて、フェライト粉
末を混入したゴム・プラスチックコアに金属線(抵抗線
)を横巻きしたものを導体に使用することが公知である
。
末を混入したゴム・プラスチックコアに金属線(抵抗線
)を横巻きしたものを導体に使用することが公知である
。
このケーブルにおいては、横巻き金属線のために発生す
る高周波磁界がフェライト粉子の磁気双極子の回転ロス
で消費されて、高周波成分が吸収される。
る高周波磁界がフェライト粉子の磁気双極子の回転ロス
で消費されて、高周波成分が吸収される。
上記磁気双極子の回転は、磁気双極子を、とり囲むマト
リックスの電磁気的、物理的性質等によって影響される
と考えられ、そのマトリックスにいかんによっては、上
記吸収効果の増大が期待できる。
リックスの電磁気的、物理的性質等によって影響される
と考えられ、そのマトリックスにいかんによっては、上
記吸収効果の増大が期待できる。
しかしながら、従来においては、マトリックスの改良と
いう観点からの上記吸収効果の向上化は図られていない
。
いう観点からの上記吸収効果の向上化は図られていない
。
本考案は、上記イグニッションケーブルの高周波吸収効
果をフェライト粉末混入コアのマトリックスの改良によ
り向上させるべく種々実験を行ったところ、マトリック
スとして、カーボンブラック混入のゴム・プラスチック
が有効であることを知った。
果をフェライト粉末混入コアのマトリックスの改良によ
り向上させるべく種々実験を行ったところ、マトリック
スとして、カーボンブラック混入のゴム・プラスチック
が有効であることを知った。
本考案に係る自動車用高圧雑音防止電線は、上記の知見
に基づいて考案されたものであり、フェライト粉末並び
にカーボンブラックを混入したゴム又はプラスチックコ
ア上に金属線を横巻き腰該コア上に絶縁層を被覆したこ
とを特徴とする構成である。
に基づいて考案されたものであり、フェライト粉末並び
にカーボンブラックを混入したゴム又はプラスチックコ
ア上に金属線を横巻き腰該コア上に絶縁層を被覆したこ
とを特徴とする構成である。
本考案において使用するコアのフェライト混合量は、ゴ
ム又はプラスチツク1叩重量部に対して50〜200哩
量部、好ましくは、100〜100唾量部であり、カー
ボンの混合量は5〜20唾量部、好ましくは10〜10
唾量部である。
ム又はプラスチツク1叩重量部に対して50〜200哩
量部、好ましくは、100〜100唾量部であり、カー
ボンの混合量は5〜20唾量部、好ましくは10〜10
唾量部である。
フェライト/カーボンブラックの混合比率は0.25〜
4001好ましくは1〜100である。
4001好ましくは1〜100である。
フェライトの混合重量が5重量部以下では、高周波吸収
効果が殆ど現われず、カーボンの混合重量が5重量部以
下では、カーボン添加による吸収効果の向上が稀薄であ
る。
効果が殆ど現われず、カーボンの混合重量が5重量部以
下では、カーボン添加による吸収効果の向上が稀薄であ
る。
又、フェライトの混合重量が200唾量部以上、並びに
カーボンの混合重量が20唾量部以上では、コアの押出
成形が著しく困難である。
カーボンの混合重量が20唾量部以上では、コアの押出
成形が著しく困難である。
上記カーボンブラックには、チャンネルブラック、ファ
ーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラッ
ク等を使用でき、特にアセチレンブラックの使用が好ま
しい。
ーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラッ
ク等を使用でき、特にアセチレンブラックの使用が好ま
しい。
フェライトには、バリウム・フェライトを使用すること
が好ましい。
が好ましい。
コアに使用するゴム・プラスチックは、
EPDM、 EPM、ブチルゴム、クロロプレンゴム、
EVA、ポリ塩化ビニル等である。
EVA、ポリ塩化ビニル等である。
図面は本考案に係る自動車用高圧雑音防止電線を示し、
1はフェライト粉末並びにカーボンブラックを混入した
ゴム又はプラスチック12を補強ガラス紐11上に被覆
してなるコア、2はコア1上に横巻きした高低抗の金属
線、例えば鉄線、3はコム又はプラスチック絶縁層であ
る。
1はフェライト粉末並びにカーボンブラックを混入した
ゴム又はプラスチック12を補強ガラス紐11上に被覆
してなるコア、2はコア1上に横巻きした高低抗の金属
線、例えば鉄線、3はコム又はプラスチック絶縁層であ
る。
以下、本考案を実施例につき、比較例との対比で説明す
る。
る。
実施例 1〜3
コアのベースゴムには、第1表に示す配合を使用した(
配合比は全て重量部である。
配合比は全て重量部である。
以下同じ)。
EPDM
10(2)
亜鉛華
5〃
ステアリン酸
1〃
プロセスオイル
20〃
イオウ
1.5〃
加硫促進剤TMTD
1.5〃
//MBT
0.5〃
上記配合のベースゴムに第2表に示す重量比でバリウム
・フェライト並びにチャンネルブラックを配合し、これ
を1..0rrvnφの補強ガラス紐上に1咽厚さで押
出し被覆し、加硫した。
・フェライト並びにチャンネルブラックを配合し、これ
を1..0rrvnφの補強ガラス紐上に1咽厚さで押
出し被覆し、加硫した。
このようにして得たコア上に鉄線を横巻きし、その上に
絶縁ゴムを押出し加硫した。
絶縁ゴムを押出し加硫した。
比較例 1〜2
実施例1〜3に対し、コアへのアセチレンブラックの添
加を省略したものであり、従来例に属する。
加を省略したものであり、従来例に属する。
上記実施例並びに比較例のそれぞれにつき、実際に自動
車に使用して、JRTC(電波技術審議会)の試験方法
に準じて雑音電界強度(400MHz)を測定したとこ
ろ、第2表の通りであった。
車に使用して、JRTC(電波技術審議会)の試験方法
に準じて雑音電界強度(400MHz)を測定したとこ
ろ、第2表の通りであった。
上記の測定結果から明らかな通り、本考案に係る自動車
用高圧雑音防止電線は、従来の同種電線よりも雑音防止
効果に秀れており、その実用的価値は大である。
用高圧雑音防止電線は、従来の同種電線よりも雑音防止
効果に秀れており、その実用的価値は大である。
図面は本考案に係る自動車用高圧雑音防止電線を示す説
明図である。 図において、1はコア、 2は金属線、 3は絶縁 層である。
明図である。 図において、1はコア、 2は金属線、 3は絶縁 層である。
Claims (1)
- フェライト粉末並びにカーボンブラックを混入したゴム
又はプラスチックコア上に金属線を横巻きし、該コア上
に絶縁層を被覆したことを特徴とする自動車用高圧雑音
防止電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18097179U JPS6042411Y2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 自動車用高圧雑音防止電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18097179U JPS6042411Y2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 自動車用高圧雑音防止電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5696521U JPS5696521U (ja) | 1981-07-31 |
JPS6042411Y2 true JPS6042411Y2 (ja) | 1985-12-26 |
Family
ID=29691371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18097179U Expired JPS6042411Y2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 自動車用高圧雑音防止電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042411Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0770249B2 (ja) * | 1989-11-16 | 1995-07-31 | 矢崎総業株式会社 | 雑音防止用高圧抵抗電線 |
-
1979
- 1979-12-25 JP JP18097179U patent/JPS6042411Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5696521U (ja) | 1981-07-31 |
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