JPS5812337Y2 - 電波雑音防止用高圧コ−ド - Google Patents

電波雑音防止用高圧コ−ド

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Publication number
JPS5812337Y2
JPS5812337Y2 JP1044677U JP1044677U JPS5812337Y2 JP S5812337 Y2 JPS5812337 Y2 JP S5812337Y2 JP 1044677 U JP1044677 U JP 1044677U JP 1044677 U JP1044677 U JP 1044677U JP S5812337 Y2 JPS5812337 Y2 JP S5812337Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
core wire
voltage cord
radio noise
amorphous magnetic
Prior art date
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Expired
Application number
JP1044677U
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English (en)
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JPS53104972U (ja
Inventor
山中映夫
堀修
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電波雑音防止用高圧コードに係り、特に内燃機
関の点火装置に使用するに好適な、安価で点火雑音の防
止効果の高い電波雑音防止用高圧コードに関する。
内燃機関が搭載された自動車から放射される電波雑音は
、主として点火装置から発生するものと充電装置から発
生するものと、計器系統から発生するものの3種に大別
できる。
このうち最も強力なものが、点火装置の点火プラグ及び
ディストリビュータで高圧火花放電される際に、同時に
放射される電波雑音(いわゆる点火雑音)である。
この点火雑音は、上限が1000MHz程度に及ぶ比較
的平担な周波数特性を有している。
この点火雑音は、ラジオ(特にFMラジオ)、テレビジ
ョン、その他無線通信関係に悪影響を及ぼす。
その妨害範囲は、エンジン仕様・回転数にもよるが、エ
ンジンの周囲50〜150m程度に1で及ぶため、近年
の自動車の増加とともに、VHF、UHF帯にトける都
市雑音の大部分を占めるようになり、大きな社会問題化
している。
ヨーロッパ、カナダ、南ア連邦等、既に法的な規制が実
施されている国もあるほどである。
また、この点火雑音は外部に対して悪影響を与えるのみ
でなく、電子制御燃料噴射装置等の車載コンピュータの
動作にも悪影響を与えるため、その低減は非常に重要な
課題である。
従来の雑音防止対策としては、高圧回路の点火プラグ、
高圧コード、ディストリビュータ・ロータ等に減衰抵抗
を直列液抜し、該減衰抵抗により雑音源である高周波電
流自体を低減させる方法、或いは、主たる妹音放射源で
ある点火プラグ・高圧コードを磁性体等の遮へい物で覆
い、点火雑音の外部放射を抑制する方法がとられている
しかし、前者は、過大の減衰抵抗を入れると、点火エネ
ルギーを減殺する恐れがあるので、余り大きな減衰抵抗
が使えない。
後者は適当な遮へい材が無い等の事情があり、いずれも
、点火雑音の抑制効果は十分でなかった。
特に、高圧コードの導体自体に抵抗を持たせた従来の抵
抗人高圧コードには、芯線として炭素微粒子を含浸させ
た繊維などを用いた抵抗電線と、可燃性コアにニクロム
線、あるいはマンガニン線を螺旋状に巻いた巻線型抵抗
電線の2種類があり、抵抗値は普通15に、2/m程度
のものが多く使用されているが、しずれも高い周波数で
の雑音抑制効果が劣る。
前記抵抗電線から成る芯線の周囲を、磁性体遮へい材で
あるフェライト粉末が混入された絶縁ゴムで包囲し、抵
抗電線自体による雑音電流減衰効果の他にフェライト粉
末による放射抑制効果が加わるようにしたものもある。
しかし、この高圧コードに訃いては、フェライトのみで
は可撓性がないため、フェライトを粉末化してゴムに混
入しなければならず、生産コストが非常に高くなる。
渣た電線の可撓性を犬にするにはフェライト粉末の混入
量を少なくしなければならないが、フェライト粉末の混
入量が少ないと遮へい効果も小さくなるという欠点を有
する。
本考案は前記従来の欠点を解消するべくなされたもので
、30〜1000MHzの広い周波数範囲に渡って、十
分な雑音抑制効果を有し、しかも受画な電波雑音防止用
高圧コードを提供することを目的とする。
本考案は、電波雑音防止用高圧コードにおいて、少なく
とも芯線又は芯線部へい材として、非晶質磁性体繊維を
用いることにより、前記目的を達成したものである。
以下図面を参照して、本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案に係る電波雑音防止用高圧コードの第
1実施例の中間部を示す断面図である。
本実施例は、麻あるいはガラス繊維等の繊維に炭素微粒
子を含浸させた従来と同様な抵抗入り芯線10と、該抵
抗入り芯線10の周囲に巻回された芯線部へい材である
非晶質磁性体繊維12と、該非晶質磁性体繊維12の周
囲を覆う絶縁ゴム14とから成る。
前記非晶質磁性体繊維12ば、一般に市販されているも
ので、鉄等の磁性材料を含む溶融金属を、ノズルから噴
出し、一定条件下で高速冷却することにより得られる。
特に、厚さ50μ、幅1i*m程度のリボン状繊維は、
溶触物を冷表面上に又はある種の冷却媒体中に直接にキ
ャストすることにより庚利に製造され、受画である。
この非晶質磁性体繊維は、可撓性を有し、透磁率が高く
、加工性が良いため、従来のフェライト等よりも点火雑
音の磁気遮へいに特に適している。
本実施例においては、抵抗穴芯線による雑音電流減衰効
果の他に、非晶質磁性体繊維による遮へい効果も加わる
ため、点火雑音の高圧電線からの放射が大幅に防止され
る。
本考案の第2実施例の中間部の断面図を第2図に示す。
本実施例は、抵抗穴芯線10と、非晶質磁性体繊維12
の中間にゴム等の可撓性を有する絶縁体16が配設され
ている点が、前記第1実施例と異なる。
本実施例においては、絶縁体により抵抗穴芯線と、非晶
質磁性体繊維とが完全に絶縁されるため、磁性体繊維に
よる遮へい効果が犬である。
會た絶縁体を抵抗穴芯線の周囲に配置することにより、
通常直径1〜2間程度である抵抗入り芯線の実効的な直
径が犬となり、磁性体繊維の巻回が非常に容易となる。
更に、磁性体繊維と抵抗穴芯線とが絶縁されているため
、第3図に示す変形例のごとく、磁性体繊維を抵抗穴芯
線の周囲に巻回するのではなく、抵抗穴芯線と平行に束
ねることも可能である。
この場合は製造が極めて容易となる。本考案の第3実施
例の中間部の断面図を第4図に示す。
本実施例においては、非晶質磁性体繊維12が直接抵抗
入り芯線10の周囲に巻回されるのではなく、不織布1
8中に混入された後、抵抗入り芯線10の周囲に配置さ
れている点が前記第1実施例と異なる。
本実施例によれば、磁性体繊維を直接抵抗穴芯線周囲に
巻回する場合に比べ、製造が極めて容易となる。
渣た不織布により絶縁されるため、磁性体繊維の方向は
必ずしも抵抗穴芯線と直交する方向でなくてもよい。
本考案の第4実施例の端末部の断面図を第5図に示す。
本実施例は、中心導体として前記従来の抵抗入り芯線の
代わりに、非晶質磁性体繊維自体を用いている点が前記
第1実施例と異なる。
該非晶質磁性体繊維12製の中心導体は、積層状に束ね
られ、端末部において折り曲げられ、接続用金具20と
圧着、係合されている。
本実施例にむいては、高圧コードを伝搬する高周波電流
は、中心導体である非晶質磁性体繊維の持つ抵抗により
減衰するため、高周波電流分布の低減により、電波雑音
の放射が抑制される。
また中心導体の外側に巻回された、非晶質磁性体繊維か
らなる芯線部へい材の遮へい効果により、高周波電流に
よる電波雑音の放射が抑制される。
本実施例においては、芯線部及び芯線部へい材を同一材
料、すなわち非晶質磁性体繊維で形成するようにしたの
で、製造行程が簡略化でき、生産コストも低減できる。
前記実施例においては、いずれも非晶質磁性体繊維とし
てリボン状に形成されたものをその11用いていたが、
リボン状繊維を予め編むことにより織物状としてから使
用することもできる。
又、非晶質磁性体繊維の形状は、リボン状には限定され
ず、可撓性を有する針金状等信の形状であっても構わな
い。
lた前記実施例に釦いては、いずれも非晶質磁性体繊維
を芯線部へい材として用いていたが、芯線として非晶質
磁性体繊維を用い、他の手段により遮へいするようにし
てもか1わない。
本考案の適用範囲は、自動車用内燃機関の点火装置に用
いられる高圧コードに限定されるものでなく、他の車輛
用、あるいは発電機等の非車輌用高圧火花点火エンジン
の電波雑音防止用にも用いられることは明らかである。
以上説明したと訃り、本考案は電波雑音防止用高圧コー
ドにおいて、少なくとも芯線又は芯線遮へい材として非
晶質磁性体繊維を用いたので、広い周波数範囲に渡って
十分な雑音抑制効果が得られる。
又、フェライト等の他の磁性体材料を使用した場合に比
べ、加工性が良く、製造コストも極めて受画である。
更に、透磁率が高いため、電波雑音の抑制効果が犬であ
る等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電波雑音防止用高圧コードの第1
実施例の中間部を示す断面図、第2図は第2実施例の中
間部を示す断面図、第3図は第2実施例の変形例を示す
縦断面図、第4図は第3実施例の中間部を示す断面図、
第5図は第4実施例の端末部を示す断面図である。 10・・・・・・抵抗入り芯線、12・・・・・・非晶
質磁性体繊維、14・・・・・・絶縁ゴム、16・・・
・・・絶縁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも芯線又は芯線遮へい材として非晶質磁性体繊
    維を用いたことを特徴とする電波雑音防止用高圧コード
JP1044677U 1977-01-31 1977-01-31 電波雑音防止用高圧コ−ド Expired JPS5812337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1044677U JPS5812337Y2 (ja) 1977-01-31 1977-01-31 電波雑音防止用高圧コ−ド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1044677U JPS5812337Y2 (ja) 1977-01-31 1977-01-31 電波雑音防止用高圧コ−ド

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Publication Number Publication Date
JPS53104972U JPS53104972U (ja) 1978-08-23
JPS5812337Y2 true JPS5812337Y2 (ja) 1983-03-09

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ID=28823052

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JP1044677U Expired JPS5812337Y2 (ja) 1977-01-31 1977-01-31 電波雑音防止用高圧コ−ド

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