JPS6042172Y2 - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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Publication number
JPS6042172Y2
JPS6042172Y2 JP6193981U JP6193981U JPS6042172Y2 JP S6042172 Y2 JPS6042172 Y2 JP S6042172Y2 JP 6193981 U JP6193981 U JP 6193981U JP 6193981 U JP6193981 U JP 6193981U JP S6042172 Y2 JPS6042172 Y2 JP S6042172Y2
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JP
Japan
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chamber
communication pipe
airflow
silencer
vibrating membrane
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Expired
Application number
JP6193981U
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English (en)
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JPS57174715U (ja
Inventor
晋 金敷
Original Assignee
富士重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 富士重工業株式会社 filed Critical 富士重工業株式会社
Priority to JP6193981U priority Critical patent/JPS6042172Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関、圧縮機等の往復動機関において、
往復運動により吸、排気系に生じる脈動及びそれに伴う
騒音を低減させる消音装置に関し、特に高温の脈動気流
の通路中にその脈動に応じて同期し自由に振動する振動
膜を用いて気流の脈動を平滑化する消音器を設けた場合
の、その振動膜の保護に関するものである。
往復動機関において吸入または吐出する気体は脈動気流
となって大気から吸入され、または大気中に吐出され、
このような脈動気流は機関の回転数に比例して一定の周
波数をもっていると共に、吸気管、吐出管内では空気圧
が一定の周期で変化しており、これが大気中に開放され
る部分で空気を振動させ、騒音を発生させる。
そこでかかる気流の脈動及び騒音を低減する消音装置と
して、気流を絞りと所定の容積の室に通して膨張、収縮
を繰返したり、または吸音材中に通して減衰するような
構造における流体抵抗の増大、減衰効果の限界等の問題
に対処すべく、既に本件出願人により特願昭55−76
092号(特開昭57−241夢公報)記載のものが提
案されている。
これは、気流の脈動に応じて自由に振動する振動膜を介
して密閉された2室または多室を隣接配置腰脈動気流を
1つの室に何等抵抗を付与することなく通し、このとき
その脈動の基になっている圧力変動を振動膜に作用しそ
れを加振することにより平滑化して消音するものである
従って振動膜は例えばシリコンゴム板等の弾力性に優れ
て伸び変位の大きい材料で作ることが望ましい。
しか腰このような振動膜を有する消音器を内燃機関の排
気系のような高温ガス中で用いる場合は、その高温ガス
が振動膜に作用することで、振動膜自体ガスの影響で耐
久性が低下味熱による焼損で波壊、機能低下を招く。
また、可撓性の膜を使用して脈動を吸収する先行技術と
してこの他に実公昭43−96涛公報、特開昭50−2
9918号公報に記載のものがあるが、いずれも気流に
直接膜がさらされるので、高温ガスの機関排気系では耐
熱合金製の可撓膜以外使用が困難である。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、脈動
気流の通路中に気流の圧力変動取出し用の室を設け、こ
の室を連通管を介して消音器の振動膜片側の加振用の室
に連通構成し、連通管にそこを通って振動膜に作用する
高温の気流等を冷却する手段を施して、消音効果を損う
ことなく、振動膜にゴム板を使用した場合にその耐久性
の低下等を防ぐようにした実用上有効な消音装置を提供
することを目的とする。
以下、図面を参照して本考案の実施例を具体的に説明す
ると、各実施例はいずれも本考案を内燃機関の排気系に
用いて排気騒音を低減するものであり、第1図の実施例
において、符号1は機関本体、2は冷却ファン、3は排
気管であり、このような排気管3の途中にそれより径の
大きい筒体4により脈動する高温の排気ガスにおける圧
力変動取出し用の室5が設けられる。
そして、この筒体4の下に連通管6を介し消音器7が取
付けられて室5と連通構成され、これにより排気ガスが
排気管3及びその一部の室5を抵抗なく流れる際に排気
ガスの一部が消音器7の方に分流して圧力変動を作用す
るのであり、かかる連通管6に上記冷却ファン2による
冷却風の後流を受けて連通管6中の排気ガス等を冷却す
るフィン8が突設しである。
消音器7は第2図に詳記するように、比較的浅い皿状の
容器9と深い皿状の容器10を向い合わせて接合し、そ
の接合部に振動膜11を挾持して振動膜11の両側にそ
れぞれ密閉した加振用の室12と減衰用の室13を隣接
配置して構成され、室12が連通管6に連通ずる。
振動膜11は室12の圧力変動に対し充分且つ確実に応
動し得るように、例えばシリコンゴム等の耐熱ゴム板の
ように弾力性に優れた伸び変位の大きい材料で作られ、
振動膜11の中心には両室12.13の気体の圧力差を
なくして圧力レベルを同一に保持する通気孔14が穿設
しである。
このように構成されることで、機関運転時機関本体1か
ら高温の排気ガスが排気管3に排出されると、その排気
ガスの一部が筒体4の室5から連通管6を経て消音器7
の室12に流入するのであるが、このとき回転する冷却
ファン2による冷却風の後流と冷却フィン8により連通
管6と共にその内部を往復するガスが冷却される。
また、排気系の筒体4に取付けられてそこから連通管6
を介し消音器7側に伝わる伝導熱も放散して消音器7の
容器9,10と共に振動膜11が低温に保持されるので
あり、こうして振動膜11はそれ自体と室12に流入し
てそこに作用するガス温度が低いことで耐久性やゴムの
弾性が害れることなく常に正常な動作状態になる。
そこで、消音器7では室12において排気脈動による圧
力変動が振動膜11に作用してそれを加振上室12の容
積を膨張または収縮するようになり、これにより排気系
のガス圧が平滑化して有効に消音されるのである。
以上説明した実施例は冷却ファン2による冷却風を利用
して冷却するものであり、これに対して機関本体1の冷
却水を利用して冷却するものが第3図と第4図に示して
あり、この実施例によると機関本体1をラジェータホー
ス15.16にヨリラジェータ17に連通して戊る冷却
系に対し、上記連通管6の周囲にウォータジャケット1
8を設け、このウォータジャケット18が冷却ホース1
9.20により上記ホース15.16に連通される。
このように構成されることでこの実施例では、機関本体
1の冷却水が連通管6のウォータジャケット18に循環
することで上記実施例同様に消音器7の振動膜11に作
用するガス冷却され、同時に排気系から消音器7への熱
伝導も遮断された状態で消音器7による消音が行われる
またこの実施例では冷却水が適宜熱せられているので上
述の実施例に比べると冷却効果は少ないが、低温時消音
器7の振動膜11を暖めて所定の弾性に保持することが
できる。
以上説明したように本考案によると、内燃機関の排気系
のような高温ガスの気流中にゴム板の振動膜11を有す
る消音器7を適用した場合に、排気系と振動膜11を連
通する連通管6の個所でガス等を有効に冷却するので、
ゴム板の振動膜11の耐久性、破損、機能低下が防止さ
れる。
また実施例では機関本体1における冷却ファン2の冷却
風、冷却水を利用するものであるから、冷却効果が高い
第1図及び第2図の実施例の場合は空冷方式であるので
、別途に専用のファンを設けても良く、連通管6が長け
れは送風しなくとも良い場合がある。
尚、消音器7は減衰用の室13が1個であるが、複数個
設けても良いことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による装置の第1の実施例を示す構成図
、第2図はその要部の拡大断面図、第3図は同第2の実
施例を示す構成図、第4図はその要部の拡大断面図であ
る。 3・・・・・・排気管、6・・・・・・連通管、7・・
・・・・消音器、9゜ 10・・・・・・容器、 1・・・・・・振動膜、 12゜ 3 ・・・・・・室、 14・・・・・・通気孔、 訃・・・・・冷却フィン、 8・・・・・・ウォータジャケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脈動気流の通路中に気流の圧力変動取出し用の室を設け
    、該室を連通管を介して消音器に連通し、該消音器は上
    記連通管と連通ずる第1の室、該第1の室に隣接する少
    なくとも1つの第2の室、及びそれらの第1及び第2の
    室の間に設けられるもので、通気孔を有し弾力性に優れ
    て伸び変位の大きいゴム板から成る振動膜で構成し、更
    に上記連通管に冷却手段を施したことを特徴とする消音
    装置。
JP6193981U 1981-04-28 1981-04-28 消音装置 Expired JPS6042172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6193981U JPS6042172Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28 消音装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6193981U JPS6042172Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28 消音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57174715U JPS57174715U (ja) 1982-11-04
JPS6042172Y2 true JPS6042172Y2 (ja) 1985-12-24

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ID=29858150

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JP6193981U Expired JPS6042172Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28 消音装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60128923U (ja) * 1984-02-08 1985-08-29 株式会社 三五 内燃機関用消音器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57174715U (ja) 1982-11-04

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