JPS6041619A - 分離用物質およびその製造方法 - Google Patents
分離用物質およびその製造方法Info
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- JPS6041619A JPS6041619A JP59116324A JP11632484A JPS6041619A JP S6041619 A JPS6041619 A JP S6041619A JP 59116324 A JP59116324 A JP 59116324A JP 11632484 A JP11632484 A JP 11632484A JP S6041619 A JPS6041619 A JP S6041619A
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- separation
- stationary phase
- orosomucoid
- enantiomers
- enantiomer
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は分離用物質およびその製造方法に関し、分離目
的のために、オロソムコイド(orosomucoid
)・その官能類似体(functional ana
logs )、誘導体(derivatives )
、またはフラグメント(fragnents )を使用
するものである。
的のために、オロソムコイド(orosomucoid
)・その官能類似体(functional ana
logs )、誘導体(derivatives )
、またはフラグメント(fragnents )を使用
するものである。
キラ/l/ (chiral)な、すなわち不斉炭素原
子を含む分子からなる薬剤においては、その治療効果は
ある種の鏡像異性体(eHant、iomer :以下
型eこ鏡像体という)ないし光学異性体(optica
l isomer)に依存していることが立証されてい
る。臨床的に用いられる薬剤が、等量の二つの鏡像体か
らなるラセミ化合物(racemate ) 、または
複数の鏡像体のうちの一つのみが臨床的に所望の効果を
有している鏡像体混合物からなる場合は、゛不活性′”
体が相応の治療効果を有せず副作用をもたらすことがあ
る。従って“活性”の鏡像体のみを利用することがこの
種の薬剤の治療効果を増進させること1こなる。
子を含む分子からなる薬剤においては、その治療効果は
ある種の鏡像異性体(eHant、iomer :以下
型eこ鏡像体という)ないし光学異性体(optica
l isomer)に依存していることが立証されてい
る。臨床的に用いられる薬剤が、等量の二つの鏡像体か
らなるラセミ化合物(racemate ) 、または
複数の鏡像体のうちの一つのみが臨床的に所望の効果を
有している鏡像体混合物からなる場合は、゛不活性′”
体が相応の治療効果を有せず副作用をもたらすことがあ
る。従って“活性”の鏡像体のみを利用することがこの
種の薬剤の治療効果を増進させること1こなる。
上述のような特性の薬剤の開発と製造において、分析的
および調製的規検で鏡像体の分離を可能にする技術が要
求されている。薬剤の発展は副作用を最少にするために
より選択的な治療に向けられており、現在登録されてい
る薬剤のほとんどのものは厳格Eこ立体的に規定されて
いる。すなわち、これらの薬剤は所望の薬理学的効果を
有する鏡像体のみを含んでいる。
および調製的規検で鏡像体の分離を可能にする技術が要
求されている。薬剤の発展は副作用を最少にするために
より選択的な治療に向けられており、現在登録されてい
る薬剤のほとんどのものは厳格Eこ立体的に規定されて
いる。すなわち、これらの薬剤は所望の薬理学的効果を
有する鏡像体のみを含んでいる。
このような状況下において、この種の薬剤の製造および
調合における工程を検査するための分離方法に対する要
求が増大している。さらに血漿や尿のような体液中の鏡
像体の含有量を測定する方法に対する要求も増加してい
る。この測定は、一つの鏡像体のみが投与された場合に
治療上の利点が得られるかどうかを計測するためにg像
体の薬動力学的特徴付け(pharmacokinet
ic oharaoter−ization )に使用
することができる。
調合における工程を検査するための分離方法に対する要
求が増大している。さらに血漿や尿のような体液中の鏡
像体の含有量を測定する方法に対する要求も増加してい
る。この測定は、一つの鏡像体のみが投与された場合に
治療上の利点が得られるかどうかを計測するためにg像
体の薬動力学的特徴付け(pharmacokinet
ic oharaoter−ization )に使用
することができる。
現在、液体クロマトグツフィーによってラセミ化合物の
薬剤の鏡像体を直接分離する可能性は制限されている。
薬剤の鏡像体を直接分離する可能性は制限されている。
公知の方法の大半はラセミアミノre (racemi
c amino acids )の分割をtテなうもの
である。鏡像体を分離する三つの異なる方法が知られて
いる。
c amino acids )の分割をtテなうもの
である。鏡像体を分離する三つの異なる方法が知られて
いる。
鮫も古い方法は間接的方法であり、ラセミ物質と他の物
質の純粋な鏡像体との反応に基づいている。この反応に
よりいわゆるジアステレオマー誘導体(diaster
eomeric derivatives )カニ形成
さit。
質の純粋な鏡像体との反応に基づいている。この反応に
よりいわゆるジアステレオマー誘導体(diaster
eomeric derivatives )カニ形成
さit。
コノジアステレオ−q −(diastereomer
s)は非キフルカヲム(non−chiral col
umn )で分離できる0しかし、この方法は時間がた
かり、しかも使用したキフル試a (Gh l r Q
l r ea 5 e n fi )のラセミ化のた
めに、あるいは鏡像体がキラル試桑と種々の割合で反応
するために、例えば薬剤物質の光学的純度の測定に重大
な誤差を生じることがある。
s)は非キフルカヲム(non−chiral col
umn )で分離できる0しかし、この方法は時間がた
かり、しかも使用したキフル試a (Gh l r Q
l r ea 5 e n fi )のラセミ化のた
めに、あるいは鏡像体がキラル試桑と種々の割合で反応
するために、例えば薬剤物質の光学的純度の測定に重大
な誤差を生じることがある。
a像体の分離には、キフルな静止相も使用されている。
この相はキラルな宿造の化合物を固定相上に不動化ない
し固定することによって形成される。しかし、これらの
相の大半は異なる種類の化学物質に対する使用可能性e
こ対して重大な制限がある。その上、これらの相の多く
のものについてそれを使用することができるためには彼
検物質が誘導体の形で存在することが必要である。この
ことはこの方法の調製的使用が制限されていることを意
味する。
し固定することによって形成される。しかし、これらの
相の大半は異なる種類の化学物質に対する使用可能性e
こ対して重大な制限がある。その上、これらの相の多く
のものについてそれを使用することができるためには彼
検物質が誘導体の形で存在することが必要である。この
ことはこの方法の調製的使用が制限されていることを意
味する。
特にアミノ酸の鏡像体はキラ/錯化剤化剤(chira
lcompleyingagent)を液体クロマトグ
ラフィーによる分離系中の移動相1こ加えることによっ
ても分離できる。しかし、この錯化剤を移動相に加える
方法は、調製目的の使用には適さない。さらにこの方法
はキグル銘化剤を多J+1に必要とするためをこ、経済
的IuJ点から不利である。
lcompleyingagent)を液体クロマトグ
ラフィーによる分離系中の移動相1こ加えることによっ
ても分離できる。しかし、この錯化剤を移動相に加える
方法は、調製目的の使用には適さない。さらにこの方法
はキグル銘化剤を多J+1に必要とするためをこ、経済
的IuJ点から不利である。
本発明の目的は、従来技術の欠点を除き誘導体を前もっ
て作ることなく、種々の異なる種類の物質(アミン、酸
、および非陽子移行性化合物 (non−protol
ytic compounds ))rこ対して逍用で
きる鏡像体の直接分離方法を提供すること1こある。
て作ることなく、種々の異なる種類の物質(アミン、酸
、および非陽子移行性化合物 (non−protol
ytic compounds ))rこ対して逍用で
きる鏡像体の直接分離方法を提供すること1こある。
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図〜第3図は、それぞれシソピッミド (diso
pyramide ) 、臭化メペンゾレー) (me
penzolatebromide )およびRAO1
09の化学溝造式と、これらの薬剤の鏡像体の分離クロ
マトグラムを示す。
pyramide ) 、臭化メペンゾレー) (me
penzolatebromide )およびRAO1
09の化学溝造式と、これらの薬剤の鏡像体の分離クロ
マトグラムを示す。
#¥4図は種々のラセミ化合物の81像体のキャパシテ
ィーファクター(capacity factors
)を移動相における2−グロバノー/l/ (2−pr
opanol)の舟の関数として示す。
ィーファクター(capacity factors
)を移動相における2−グロバノー/l/ (2−pr
opanol)の舟の関数として示す。
第5図は異なる鏡像体の分離係数(separatio
nfaotOr )を移動相中における2−グロバノー
ルの関数として示す。
nfaotOr )を移動相中における2−グロバノー
ルの関数として示す。
本発明によれば、オロソムコイドと呼ばれるα、−酸性
糖クンりク質(α1− acid Plycoprot
ein )を保持体(キャリヤー)ないし固定相に不動
化なし1し固定し、この固定したタンパク質を分離カフ
ムに充填しても2仰体の直接分離のためのキラル相とし
て使用する。
糖クンりク質(α1− acid Plycoprot
ein )を保持体(キャリヤー)ないし固定相に不動
化なし1し固定し、この固定したタンパク質を分離カフ
ムに充填しても2仰体の直接分離のためのキラル相とし
て使用する。
オOツム:1イドはペプチド(m (peptide
chain)と炭水化物(carbohydrate
)部分とからなる。その分子は五つの炭水化物部分を含
む。この炭水化物部分はこの分子の質旦045%を構成
している。
chain)と炭水化物(carbohydrate
)部分とからなる。その分子は五つの炭水化物部分を含
む。この炭水化物部分はこの分子の質旦045%を構成
している。
炭水化物鎖の中の末端の糖(ternninal su
gar )はシアル酸(i、a、 5ialia ac
j、d)からなり、このシアル酸は62性官能基(ac
idic function )と7A/コール性水酸
基(alcoholic hydroxyl grou
ps )とからなる。
gar )はシアル酸(i、a、 5ialia ac
j、d)からなり、このシアル酸は62性官能基(ac
idic function )と7A/コール性水酸
基(alcoholic hydroxyl grou
ps )とからなる。
本発明の一実施例によれば、オロソムコイドは共有結合
1こよって例えばシリカの微粒子からなる固定相に結合
される。すなわち、まず固定相を反応性エポキシド基(
reactive epoxide groups )
を−釜 含む3−グリシドオキシグロビルトリメトキシフン(3
−glycidoxypropyl−trimetho
xysilane)と反応させる。そしてこのエポキシ
ドで活性化された固定相をpHB、5の緩衝液中でオロ
ソムコイドと反応させる。このオロソムコイドが固定さ
れた固定相をカラムに充填し、このカラムに高圧ポンプ
のようなポンプによって移動相を流通させる。
1こよって例えばシリカの微粒子からなる固定相に結合
される。すなわち、まず固定相を反応性エポキシド基(
reactive epoxide groups )
を−釜 含む3−グリシドオキシグロビルトリメトキシフン(3
−glycidoxypropyl−trimetho
xysilane)と反応させる。そしてこのエポキシ
ドで活性化された固定相をpHB、5の緩衝液中でオロ
ソムコイドと反応させる。このオロソムコイドが固定さ
れた固定相をカラムに充填し、このカラムに高圧ポンプ
のようなポンプによって移動相を流通させる。
本発明の他の実施例tこよれば、オロソムコイドのアル
コ−へ酸基なメタ過沃素酸塩(meta−period
ate 5alts )のような酸化剤tこよって酸化
させてアルデヒド基とする。この酸化反応において酸化
剤とタンパク質のモル比は120である。酸化反応後、
過剰のメタ過沃素酸塩はグリセロールを加えて除去する
。そして反応混合物をゲルろ過し、グリセロールとメタ
過沃素酸塩との反応生成物質および余分のグリセロール
を除去する。
コ−へ酸基なメタ過沃素酸塩(meta−period
ate 5alts )のような酸化剤tこよって酸化
させてアルデヒド基とする。この酸化反応において酸化
剤とタンパク質のモル比は120である。酸化反応後、
過剰のメタ過沃素酸塩はグリセロールを加えて除去する
。そして反応混合物をゲルろ過し、グリセロールとメタ
過沃素酸塩との反応生成物質および余分のグリセロール
を除去する。
それから酸化されたオロソムコイドを例えは正に帯電し
た多孔性の7リ力微粒子のような固定相に吸着させる。
た多孔性の7リ力微粒子のような固定相に吸着させる。
この吸着処理はタンパク質分子のシアル酸および他の酸
性官能基が固定相の正電荷によって帯電され吸引される
ようなpH値において行なわれる。それから反応混合物
のpnを高める。
性官能基が固定相の正電荷によって帯電され吸引される
ようなpH値において行なわれる。それから反応混合物
のpnを高める。
その結呆として、ペプチド錯中のアミノ基が帯電されな
い形に変換され、これと同時(ここれらのアミノ基と隣
接分子の炭水化合物部分のアルデヒド基との間に架橋反
応が開始される。分子は互いに結合して大きい連続した
鎖となり、大ぎなタンパク質凝集体が固定相の細孔に固
着されるOアルデヒドと第一アミノ基の反応tこよって
シップ塩基(5chiff bases)が形成される
。このシップ塩基は水素化硼素ナトリウム(sodiu
m borohydrl d e )または他の還元剤
の添加によって還元される。
い形に変換され、これと同時(ここれらのアミノ基と隣
接分子の炭水化合物部分のアルデヒド基との間に架橋反
応が開始される。分子は互いに結合して大きい連続した
鎖となり、大ぎなタンパク質凝集体が固定相の細孔に固
着されるOアルデヒドと第一アミノ基の反応tこよって
シップ塩基(5chiff bases)が形成される
。このシップ塩基は水素化硼素ナトリウム(sodiu
m borohydrl d e )または他の還元剤
の添加によって還元される。
上述の固定方法は他の方法に比べて大きい利点がある。
すなわち、タンパク質が固定相に共有結合される本発明
の第1宍施例に比べると、固定相のグフム当り5〜10
倍の爪のタンパク質を固定することができる。この多量
のタンパク質は、多量の低分子量のラセミ物質を多量の
タンパク質を含む固定相のカラムに吸着させることがで
きる。
の第1宍施例に比べると、固定相のグフム当り5〜10
倍の爪のタンパク質を固定することができる。この多量
のタンパク質は、多量の低分子量のラセミ物質を多量の
タンパク質を含む固定相のカラムに吸着させることがで
きる。
オロソムコイドを固定した固定相は公知のスチールカラ
ムtこ充填し、これにポンプ、はとんどの場合高圧ポン
プtこよって移動相を流通させる。
ムtこ充填し、これにポンプ、はとんどの場合高圧ポン
プtこよって移動相を流通させる。
本発明による物質は、従来カフムクロマトグヲフイーで
直接分離ができなかった鏡像体の分離を可能にする。ラ
セミ薬剤としては次のものを例示することができる。
直接分離ができなかった鏡像体の分離を可能にする。ラ
セミ薬剤としては次のものを例示することができる。
ジンピッミド、臭化メペンゾレート、メピヴア力イン
(mepivaoaine ) 、グピヴアカイ7ン
(bupivacaine ) 、10ピオマジy (
propiomazine)、オキv7xンv/yリミ
y (oxyphencyclimine ) 。
(mepivaoaine ) 、グピヴアカイ7ン
(bupivacaine ) 、10ピオマジy (
propiomazine)、オキv7xンv/yリミ
y (oxyphencyclimine ) 。
など。
第1図は抗不整脈薬であるジンピッミドの鏡像体の分離
を示すクロマトグラムである。この分離は前述の第2実
施例によって形成されたキラル固定相を充填した長さ1
00絹直径3.0闘のカラムを用いて行なわれた。この
カラムに8%(v/v ) 2−プロパツールを含むp
u 7.23のリン酸塩級衝液を0.5 m17分の流
速で流して溶離を行なった。
を示すクロマトグラムである。この分離は前述の第2実
施例によって形成されたキラル固定相を充填した長さ1
00絹直径3.0闘のカラムを用いて行なわれた。この
カラムに8%(v/v ) 2−プロパツールを含むp
u 7.23のリン酸塩級衝液を0.5 m17分の流
速で流して溶離を行なった。
第2図第3図は臭化メペンゾレートとT(ACIO(1
の鏡像体の分離クロマトグツムを示す。第2図第3図で
使用した分離カラムは第1図で使用したものと同じであ
る。このカラムを用いて2%2−プロパノ−pと0.9
8 mMジメチルオクチμアミン (dimethyl
octylamins )とを含むpH’i’、15の
リン酸塩緩衝液、および8%2−プロパツールを含むp
H7,20のリン酸塩緩御液で溶離した。
の鏡像体の分離クロマトグツムを示す。第2図第3図で
使用した分離カラムは第1図で使用したものと同じであ
る。このカラムを用いて2%2−プロパノ−pと0.9
8 mMジメチルオクチμアミン (dimethyl
octylamins )とを含むpH’i’、15の
リン酸塩緩衝液、および8%2−プロパツールを含むp
H7,20のリン酸塩緩御液で溶離した。
本発明1こよる分離物質の利点は、その利用範囲が広い
ことである。すなわち、この物質は非常に異する特性の
物質(アミン、アミド、エステル)に対して鏡像体選択
性(enantioselectivity )を示す
。その理由は、オロソムコイドが多くのキフル位置(c
hiral 5ite )を有しているからであると思
われる。すなわち、オロソムコイドは分子量が約400
00の大きい分子であり、この点小さい分子の鏡像体を
固定したキヲル相に比べて有利である。
ことである。すなわち、この物質は非常に異する特性の
物質(アミン、アミド、エステル)に対して鏡像体選択
性(enantioselectivity )を示す
。その理由は、オロソムコイドが多くのキフル位置(c
hiral 5ite )を有しているからであると思
われる。すなわち、オロソムコイドは分子量が約400
00の大きい分子であり、この点小さい分子の鏡像体を
固定したキヲル相に比べて有利である。
本発明の゛物質を充填した分離カラムでは、水をペース
とする種々のpHの移動相により溶離を行なうのが好ま
いミ。血液の生理的なp[I約7.4ヲこ一致する6〜
8のpi範囲内で使用するのが有利であることが判明し
た。移動相のpuを単に調整することによって、あるい
は第4図第5図tこ示すように移動相eこ低濃度のアル
コールを添加することeこよって、保持時間、キャパシ
ティーファクターおよび分離選択性(5eparati
on 5electivity)を制御することができ
る。
とする種々のpHの移動相により溶離を行なうのが好ま
いミ。血液の生理的なp[I約7.4ヲこ一致する6〜
8のpi範囲内で使用するのが有利であることが判明し
た。移動相のpuを単に調整することによって、あるい
は第4図第5図tこ示すように移動相eこ低濃度のアル
コールを添加することeこよって、保持時間、キャパシ
ティーファクターおよび分離選択性(5eparati
on 5electivity)を制御することができ
る。
第4図はわ)1々の薬剤の鏡像体の保有時間に比例する
キャパシティーファクターに′が、移シj相である2−
グロバノールのffi tこ対し℃いかtこ変化するか
を示す。第4図において、aは(S)〜グピヴアカイン
、bは(F()−グビウ′アカイン、Cは(S)−メピ
ヴアカイン、dは(R)−メピヴアカイン。
キャパシティーファクターに′が、移シj相である2−
グロバノールのffi tこ対し℃いかtこ変化するか
を示す。第4図において、aは(S)〜グピヴアカイン
、bは(F()−グビウ′アカイン、Cは(S)−メピ
ヴアカイン、dは(R)−メピヴアカイン。
eは臭化メベンゾレー)11.fは臭化メペンゾレ−1
1を示す。ここに、1.1は純粋な鏡像体が入手できな
い場合の鏡像体を表わす。すなわち、Iは最初に溶離さ
れる鏡像体、すなわち、最低のキャパシティーファクタ
ーの鏡像体を示し、菫は最後に溶離される鏡像体、すな
わち、最高のキャパシティーファクターの鏡像体を示す
。
1を示す。ここに、1.1は純粋な鏡像体が入手できな
い場合の鏡像体を表わす。すなわち、Iは最初に溶離さ
れる鏡像体、すなわち、最低のキャパシティーファクタ
ーの鏡像体を示し、菫は最後に溶離される鏡像体、すな
わち、最高のキャパシティーファクターの鏡像体を示す
。
第5図は種々の物質について分離係数αを移動相のpu
の関数として示す。第5図において、aはジソピフミド
、bはRAO109%Cはブピヴアカイン、dは臭化メ
ペンゾレート、eはメピヴア力インを示す。分離係数α
は、最高のキャパシティー7アクターヲ有スる鏡像体の
キャパシティーファクターを最低のキャパシティーファ
クターなイfする鏡像体のキャパシティー7アクターで
除したものとして定6される。
の関数として示す。第5図において、aはジソピフミド
、bはRAO109%Cはブピヴアカイン、dは臭化メ
ペンゾレート、eはメピヴア力インを示す。分離係数α
は、最高のキャパシティー7アクターヲ有スる鏡像体の
キャパシティーファクターを最低のキャパシティーファ
クターなイfする鏡像体のキャパシティー7アクターで
除したものとして定6される。
光学異性体以外の物質も本発明の物質によって分離でき
ることはもちろんである。次に実施例を説明する。
ることはもちろんである。次に実施例を説明する。
実施例1
オロソムコイド、その官能類似体、誘導体またはフラグ
メントを共有結合によって例えばシリカの微粒子のよう
な固定相Eこ固定した。この固定相をカラムtこ充填す
るか、薄層板上に適用するか、あるいは懸濁液で使用す
るかして鏡像体をパッチ操作で分離した。カラムまたは
薄板は例えば所要のpHの水相で溶離を行なった。
メントを共有結合によって例えばシリカの微粒子のよう
な固定相Eこ固定した。この固定相をカラムtこ充填す
るか、薄層板上に適用するか、あるいは懸濁液で使用す
るかして鏡像体をパッチ操作で分離した。カラムまたは
薄板は例えば所要のpHの水相で溶離を行なった。
実施例2
オロソムコイド、その官能類似体、誘導体またはフラグ
メントを既知のPHIのHa液eこ溶解させた。
メントを既知のPHIのHa液eこ溶解させた。
この溶液を固定相に吸着させてカラムに充填するか、薄
層板に適用するか、あるいは溶液として使用するかした
。被検ラセミ物質を上記タンパク質で処理した固定相と
混合液とのIIUに分布させた。
層板に適用するか、あるいは溶液として使用するかした
。被検ラセミ物質を上記タンパク質で処理した固定相と
混合液とのIIUに分布させた。
実施例3
オロンムコイド、その官能類似体、誘導体または7フグ
メントを既知のpHのMfi液に溶解させた。
メントを既知のpHのMfi液に溶解させた。
このタンパク質水溶液と少なくとも他の一種の液体とで
液体をベースとする多相システムを形成し、その間にラ
セミ物質を分布させた。この方法はパッチ操作によって
もまた連続操作によっても実施することかできる。
液体をベースとする多相システムを形成し、その間にラ
セミ物質を分布させた。この方法はパッチ操作によって
もまた連続操作によっても実施することかできる。
実施例4
オロソムコイドを低温(+4℃)のpH5ノア セテー
ト緩衝液に溶解させた。タンパク質とタンパク質1モル
当り12o−f−ルのメタ過沃素酸塩とを光を遮断して
+4℃で1時間反応させた。この反応混合物にメタ過沃
素酸塩1モル当り18〜20モルのグリセロールを添加
して室温で10分間反応させた。
ト緩衝液に溶解させた。タンパク質とタンパク質1モル
当り12o−f−ルのメタ過沃素酸塩とを光を遮断して
+4℃で1時間反応させた。この反応混合物にメタ過沃
素酸塩1モル当り18〜20モルのグリセロールを添加
して室温で10分間反応させた。
この反応混合物をpH5の0.01Mアセテ−日l液で
平衡化されたセファデックス(5EpIIA+Jgx
、商標名)G−25を充填したカラムでゲルろ過した。
平衡化されたセファデックス(5EpIIA+Jgx
、商標名)G−25を充填したカラムでゲルろ過した。
反応混合物をカラムに注入し、0.OIMアセテート綬
衝液pH5で溶離した。0化されたタンパク質を収集し
、上記pH値で正の基を含む表面を有する支持体にpH
5で吸着させた。正の基は例えば第4アンモニウム化合
物または第3アミンがある。吸着はバッチ操作で行なう
ことができる。あるいは酸化されたタンパク質を正電荷
の固定相が充填されたカラムをこポンプで流通させるこ
ともできる。
衝液pH5で溶離した。0化されたタンパク質を収集し
、上記pH値で正の基を含む表面を有する支持体にpH
5で吸着させた。正の基は例えば第4アンモニウム化合
物または第3アミンがある。吸着はバッチ操作で行なう
ことができる。あるいは酸化されたタンパク質を正電荷
の固定相が充填されたカラムをこポンプで流通させるこ
ともできる。
吸着後、固定相のpHを変えた。これは0.03M硼酸
塩緩衝液pH9,2をタンパク質が吸着された固定相を
充填したカラムにポンプで流通させて行なってもよいし
、あるいは吸着をバッチ操作で行なった場合は、このp
IIの変化をろ過漏斗 (filterfunnel
) で行なってもよい。固定相はρ119.2で15〜
17詩間反応させた。
塩緩衝液pH9,2をタンパク質が吸着された固定相を
充填したカラムにポンプで流通させて行なってもよいし
、あるいは吸着をバッチ操作で行なった場合は、このp
IIの変化をろ過漏斗 (filterfunnel
) で行なってもよい。固定相はρ119.2で15〜
17詩間反応させた。
それからこの固定相を0.1M硼歳塩駁彷液pH3,5
に懸濁させ、過剰の水素化硼素ナトリウムによつて室温
で1時間処理して還元した。この固定相を水素ガスの発
生が停止するまで、pH’i’の紛衝液で洗浄した。
に懸濁させ、過剰の水素化硼素ナトリウムによつて室温
で1時間処理して還元した。この固定相を水素ガスの発
生が停止するまで、pH’i’の紛衝液で洗浄した。
実施例5
オロソムコイドをpH5で正の基を含む表面を有する支
持体tこpH5で吸着させた。正の基としては第4アン
モニウム化合物または第3アミンがある。
持体tこpH5で吸着させた。正の基としては第4アン
モニウム化合物または第3アミンがある。
吸着はパッチ操作で行なうことができる。あるいは、タ
ンパク質を正電荷を有する固定相を充填したカラムにポ
ンプで流通させてもよい。
ンパク質を正電荷を有する固定相を充填したカラムにポ
ンプで流通させてもよい。
以下本発明を要約するが本発明はこれらtこ限定されな
いこともちろんである。
いこともちろんである。
(1)オロソムコイド、その官能類似体、誘導体または
フラグメントのいずれかからなる分離物質。
フラグメントのいずれかからなる分離物質。
(2)前記オロソムコイド、その官能類似体、誘導体ま
たは7ヲグメントのいずれ力菖を固定相に固定した(1
)項の分離物質。
たは7ヲグメントのいずれ力菖を固定相に固定した(1
)項の分離物質。
(3)前記オロソムコイド、その官能類似体、誘導体ま
たはフラグメントを、少なくと七一つの相が液相である
多相システムの一つまたはそれ以上の液に溶解させたi
11項の分離物質。
たはフラグメントを、少なくと七一つの相が液相である
多相システムの一つまたはそれ以上の液に溶解させたi
11項の分離物質。
(4)エポキシドで活性化された固定相をオロソムコイ
ド、その官能類似体、誘導体またはフラグメントと反応
させる分離物質の製造方法。
ド、その官能類似体、誘導体またはフラグメントと反応
させる分離物質の製造方法。
(5)オロソムコイド、その官能類似体、誘導体または
フラグメントを酸化剤1こよって酸化させ、酸化したオ
ロソムコイド、酸化した官能類似体、酸化した誘導体ま
たは酸化したフラグメントを固定相tこ吸着させ、pI
I調整tこよって醇化したオロソムコイド、醇化した官
能類似体、酸化した誘導体、または酸化したフラグメン
トの分子を架橋させる分離物質の製造方法。
フラグメントを酸化剤1こよって酸化させ、酸化したオ
ロソムコイド、酸化した官能類似体、酸化した誘導体ま
たは酸化したフラグメントを固定相tこ吸着させ、pI
I調整tこよって醇化したオロソムコイド、醇化した官
能類似体、酸化した誘導体、または酸化したフラグメン
トの分子を架橋させる分離物質の製造方法。
(6)オロソムコイド、その官能類似体、誘導体または
フラグメントを分離目的のために使用する方法。
フラグメントを分離目的のために使用する方法。
第1図第2図第3図はそれぞれ異なる薬剤の化学構造式
およびその鏡像体の分離クロマトグツムを示す図、第4
図は種々のラセミ薬剤物質のり像体のキャパシティーフ
ァクターを移動相における2−プロパツールの爪の関数
として示スゲラフ、第5図は種々の薬剤の鏡像体の分離
係数を移動相tこおける2−プロパツールのHの関数と
して示すグフフである。 特許出i人 クロムチク エービー 吟)20 7Q Q 葛2図 (介))75 70 ’l; υ (′剣り
およびその鏡像体の分離クロマトグツムを示す図、第4
図は種々のラセミ薬剤物質のり像体のキャパシティーフ
ァクターを移動相における2−プロパツールの爪の関数
として示スゲラフ、第5図は種々の薬剤の鏡像体の分離
係数を移動相tこおける2−プロパツールのHの関数と
して示すグフフである。 特許出i人 クロムチク エービー 吟)20 7Q Q 葛2図 (介))75 70 ’l; υ (′剣り
Claims (2)
- (1)オロソムコイド、その官能類似体、誘導体または
フラグメントからなることを特徴とする分離用物質。 - (2)エポキシドで活性化された固定相をオロソムコイ
ド、その官能類似体、誘導体またはフラグメントと反応
させることを特徴とする分雑用物質の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE8303221-9 | 1983-06-08 | ||
SE8303221A SE445649B (sv) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | Anvendning av en fast berare med immobiliserad orosomucoid for separation, forfarande for framstellning av separationsmaterial, separationsanordning samt separationsmaterial |
SE8307023-5 | 1983-12-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6041619A true JPS6041619A (ja) | 1985-03-05 |
JPH0213648B2 JPH0213648B2 (ja) | 1990-04-04 |
Family
ID=20351491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59116324A Granted JPS6041619A (ja) | 1983-06-08 | 1984-06-05 | 分離用物質およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041619A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61157698U (ja) * | 1985-03-25 | 1986-09-30 | ||
WO1993007104A1 (fr) * | 1991-10-09 | 1993-04-15 | Eisai Co., Ltd. | Agent de separation comprenant de la conalbumine liee |
JP2015064330A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-04-09 | 株式会社ダイセル | 光学異性体用分離剤 |
WO2015122031A1 (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | 株式会社Lttバイオファーマ | メペンゾラート光学活性体及びそれを有効成分とする慢性閉塞性肺疾患改善剤 |
-
1984
- 1984-06-05 JP JP59116324A patent/JPS6041619A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61157698U (ja) * | 1985-03-25 | 1986-09-30 | ||
JPH0428400Y2 (ja) * | 1985-03-25 | 1992-07-09 | ||
WO1993007104A1 (fr) * | 1991-10-09 | 1993-04-15 | Eisai Co., Ltd. | Agent de separation comprenant de la conalbumine liee |
US5900144A (en) * | 1991-10-09 | 1999-05-04 | Eisai Co., Ltd. | Separating agent comprising bonded conalbumin |
JP2015064330A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-04-09 | 株式会社ダイセル | 光学異性体用分離剤 |
WO2015122031A1 (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | 株式会社Lttバイオファーマ | メペンゾラート光学活性体及びそれを有効成分とする慢性閉塞性肺疾患改善剤 |
JPWO2015122031A1 (ja) * | 2014-02-17 | 2017-03-30 | 株式会社Lttバイオファーマ | メペンゾラート光学活性体及びそれを有効成分とする慢性閉塞性肺疾患改善剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0213648B2 (ja) | 1990-04-04 |
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