JPS6041515Y2 - 電導性溶融物の不慮の流出の際の非常対処装置 - Google Patents

電導性溶融物の不慮の流出の際の非常対処装置

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Publication number
JPS6041515Y2
JPS6041515Y2 JP15048282U JP15048282U JPS6041515Y2 JP S6041515 Y2 JPS6041515 Y2 JP S6041515Y2 JP 15048282 U JP15048282 U JP 15048282U JP 15048282 U JP15048282 U JP 15048282U JP S6041515 Y2 JPS6041515 Y2 JP S6041515Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emergency response
furnace
response device
rods
electric
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Expired
Application number
JP15048282U
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English (en)
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JPS5955397U (ja
Inventor
英男 野口
文司 岡島
Original Assignee
株式会社八興製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、溶融金属や溶融塩の如き電導性溶融物の不慮
の流出の際の非常対処装置に関するものである。
説明の簡略化のために、以下では本考案を主として溶融
金属の流出の場合について説明する。
従来は、容器を使用して金属材料を溶解または保温作業
中に容器が破損した場合は外部よりその判明は不可能で
、溶融金属は容器より炉内に流出して炉内全部に充満し
、耐火物の破損は勿論燃焼装置や電熱装置の如き加熱装
置の内部へも侵入し多大の損害を与えているものである
本考案はこのような溶融金属の不慮の流出に対処して、
前記の如き損失を最低限に抑制することを目的とするも
ので、添附図面記載の実施例について具体的に説明する
第1図は本考案に係る非常対処装置の1例の説明図であ
る。
第1図において、容器2は炉体1に設置され燃焼装置4
によって加熱され容器2内の金属材料3は溶解または保
温され、溶融金属3′となる。
炉体1の内側の低部(好ましくは底部)には耐熱性導線
(金属棒)で製作された2本の検知ロッド5,6が相互
に接触しない場所にそれぞれ絶縁されて取付けられて操
作電源に接続されている。
検知ロッドについては、後で詳細に説明する。
第1図中の番号7は交流電源であり運転スイッチ8を投
入することにより電流は、リレー14の閉じられたb接
点15を通過し電磁弁10を全開にし燃焼装置4に燃料
を供給し、容器2は加熱され内部の金属材料3を溶解ま
たは保温作業を行うことができる。
通常の場合の容器2への金属材料3の投入および溶融金
属3′のくみ出しは、出入口32を通じて行う。
非常排出口31は、通常の場合は閉鎖されている。
炉の加熱装置が電熱装置である場合は、その開閉スイッ
チをリレー14のb接点15に取付けることができる〔
この場合には電磁弁10は不要である。
〕さらに、電流はパワートランス11に至り人体に影響
の少ないように降圧されブリッジ型整流器12に入り直
流に変換され、リレー14を経由して検知ロッド6に到
達する。
通常の場合は、2本の検知ロッド5,6は相互に接触し
ない位置にそれぞれ絶縁されて取付けられているので直
流回路はここで遮断され直流が通じることはない。
図中の番号13は平滑コンデンサーであり直流中のリッ
プルを少なくするものである。
容器2が破損した場合は、溶融金属材料3′は炉体1内
に流出し、前記の2本の検知ロッド5゜6に接触する。
溶融金属3′は通電性を有するため2本の検知ロッド5
,6は短絡され直流回路は閉じて回路内に直流が流れる
このためにリレー14は励磁され、そのb接点15は開
き電磁弁10は全閉となり燃焼装置4への燃料の供給は
遮断され燃焼は停止する。
同時にリレー14のb接点16は閉じブザー9に通電さ
れ警報を発する。
ブザー9と共に、またはその代りに警報ランプ(図示せ
ず)を設けることも勿論可能である。
検知ロッド5,6は、第2図記載の如き検知ロッド組立
体20の形で使用するのが便利である。
検知ロッド組立体20は、前記の2本の検知ロッド5,
6と、該ロッドを収容する碍子21と、この碍子を支持
しかつ該ロッドを電気回路に着脱自在に接続するための
端子25.26を有する瑞相支持部材24とから樹皮さ
れたものである。
検知ロッド5,6の先端付近は碍子から突出させ、この
2本のロッドが相互に接触しないようにして炉内の適当
な場所の低部好ましくは床面に置く。
炉内の床面に傾斜をつけ、不意に流出した溶融金属が非
常排出口31の方に流れるようにし、そして非常排出口
31の付近の床面に検知ロッド5.6をその組立体20
の形で配置するのが好ましい。
検知ロッド組立体20は、公知の高温測定用熱電対組立
体と同じ材料で製作するのが便利である。
なぜならば材料が入手し易く、比較的安価に製作できる
からである。
第2図記載の検知ロッド組立体20の構成材料はいずれ
も公知熱電対組立体の構成材料と大体同じものであって
、すなわち、検知ロッド5,6は経3φのカンタル線の
如き耐熱性導線、碍子21は長さ200閣の15φ碍子
(2本の導線孔を有するもの)、端子付の支持部材24
は高さ10−の絶縁性樹脂製のものである。
なお、検知ロッド5,6の先端付近の裸出部の長さは1
0−先端部におけるロッド間距離は7層である。
しかしながら上記の説明は検知ロッド5,6およびその
組立体20の1例を示したものにすぎず、別の型のもの
を用いることも勿論可能である。
炉内への検知ロッド5,6の取付は常法に従って行うこ
とができ、たとえば検知ロッド組立体20の場合には検
知ロッド5,6の先端を床面に付けて垂直に立て、碍子
21に把持型保持部材(図示せず)を取付けて炉壁等に
固定することができる。
本装置に使用される電気回路自体は周知のものであるか
ら、その詳細な説明は省略する。
第1図記載の回路か単なる1例にすぎず、本考案の範囲
内で種々の回路が設計、使用できることは当業者には明
らかであろう。
上記の如く、容器2を使用して金属材料3を溶融または
保温する炉体に本装置を取付けることにより、容器2の
破損時に炉体1と燃焼装置4が受ける損害を防止するの
に大なる効果があり、また2本の検知ロッド5,6は耐
熱性導線または金属棒にて製作されているので炉体1内
に設置しても焼損のおそれはなく、実用的価値の極めて
大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る非常対処装置の1例の説明図であ
る。 第2図は本考案に使用される検知ロッド組立体の略式斜
視図である。 1・・・・・・炉体、2・・・・・・容器、3・・・・
・・金属材料(加熱後に溶融金属3′になる。 )、4・・・・・・加熱(燃焼)装置、5,6・・・・
・・検知ロッド、7・・・・・・交流電源、8・・・・
・・操作スイッチ、9・・・・・・警報ブザ−,10・
・・・・・電磁弁、11・・・・・・パワートランス、
12・・・・・・ブリッジ型整流器、13・・・・・・
平滑コンデンサー、14・・・・・・リレー、15・・
・・・・b接点、16・・・・・・a接点、20・・・
・・・検知ロッド組立体、21・・・・・・碍子、22
.23・・・・・・検知ロッド収容孔、24・・・・・
・端子材の碍子支持部材、25.26・・・・・・端子
、31・・・・・・非常排出口、32・・・・・・金属
材料の投入口及び溶融金属のくみ取り口。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)先端が炉内の相互に接触しない適当な場所にそれ
    ぞれ絶縁されて取付けられた2本の検知ロッドと、警報
    発生や炉の加熱停止の如き非常対処用電気手段とを有す
    る電気回路を設け、炉内の電導性溶融物の不慮の流出の
    際に、前記2本の検知ロッドが、流出した電導性溶融物
    との接触により短絡されて前記電気回路に電気が流れ警
    報発生や炉の加熱停止の如き非常処置が行われるように
    構成したことを特徴とする、電導性溶融物の不慮の流出
    の際の非常対処装置。
  2. (2)炉の加熱が燃焼装置を用いて行われる場合には、
    電気回路中の加熱停止用電気手段が燃料供給遮断用電磁
    弁であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の非常対処装置。
  3. (3)警報発生手段が電気ブザーまたはベル、および/
    または警報ランプであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の非常対処装置。
  4. (4)2本の検知ロッドを検知ロッド組立体の形で炉内
    に取付け、しかしてこの組立体は前記の2本の検知ロッ
    ドと、該ロッドを収容する碍子と、この碍子を支持しか
    つ該ロッドを電気回路に接続するための端子を有する端
    子付支持部材とから構成されたものであることを特徴と
    する、実用新案登録請求の範囲第1項記載の非常対処装
    置。
  5. (5)2本の検知ロッドがカンタル線の如き耐熱性導線
    または金属棒からなるものであることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の非常対処装置。
  6. (6)電導性溶融物が溶融金属または溶融塩であること
    を特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項記載の非
    常対処装置。
JP15048282U 1982-10-05 1982-10-05 電導性溶融物の不慮の流出の際の非常対処装置 Expired JPS6041515Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5955397U JPS5955397U (ja) 1984-04-11
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ID=30333752

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