JP3069269U - 温度ヒュ―ズ装置 - Google Patents

温度ヒュ―ズ装置

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JP3069269U
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fuse
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heater
temperature
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JP1999009039U
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Inventor
政幸 鈴木
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アース株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、ヒーターの過熱を防止する
為のコード付温度ヒューズ装置を提供することである。 【構成】 ヒューズ支持部と該ヒューズ支持部中のヒュ
ーズの両端に一端が接続される2本の電気コード部とを
含んでいる。電気コード部は温度ヒューズ装置を取り替
え可能とする目的で、電気回路配線中で直列接続される
ために設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はヒーターに取付け可能な温度ヒューズ装置、特に水中投込み用のヒー ターに取付け可能であるか又は取りはずし可能に取付けられている温度ヒューズ 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
温度ヒューズは高温になる場所に取付けられ、周囲の温度が過熱したときに融 解して電気回路を断つヒューズであって、装置内に組込まれたものは空調電気ヒ ーターや温風のドライヤー等に於て既に使用されている。
【0003】 温度ヒューズは高温となる部分に直接配置され、温度そのものに応答して融解 断線するものであるから、越えてはいけない温度に対し正確な通電の停止を実施 する。
【0004】 一方、水中投込み用のヒーターは、養魚施設等のタンクの水温調節に温度調節 器と組合せて使用する安くて簡便なヒーターとし近年盛んに使用されており、海 水タンクには耐腐食性を持たせるためチタンの外筒で覆われた棒状のヒーターが 使用されている(以下これをチタンヒーターと呼び水中投入用のヒーターの代表 として説明に用いる)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
チタンヒーターは水中で使用している限りに於ては過熱の心配は要らないが、 間違って電気を通じたまま机上等に放置すると火災を起こす危険がある。
【0006】 しかしチタンヒーターは防水のために製造時に内部が密封されるから、チタン ヒーターに温度ヒューズを組込んだのでは、過熱のたびに使い捨てしなければな らず、またチタンヒーター内部に温度センサーを組込むとチタンヒーターの低コ スト及び簡便性等の長所が損なわれてしまうほか、温度感知場所を発熱体と直接 接する位置にすることが出来ないことにより、温度に対する応答が正確ではない か又は正確に温度を感知することが非常に困難となりがちである。
【0007】
【課題を解決する手段】
本考案は上記の課題を解決すべく種々工夫を重ねた結果、ヒーターに対し温度 ヒューズ部が締り付けられ、一方温度ヒューズ部からのばしたコードがヒーター のコードに対して取りはずし可能に接続出来る温度ヒューズ装置を用いることに より、万一ヒーターが危険な過熱を生じた場合には電流を断って危険を回避出来 、かつ温度ヒューズ装置を丸ごと取り換えればヒーターはそのまま使用できるこ とを発見し、本考案を完成させた。即ち、本考案は 1. 電気的に温度が上昇される物体近くに配置され電気回路中で該物体の温度 を上昇させる素子と直列に接続されるための温度ヒューズ装置に於て、 該温度ヒューズ装置がヒューズ支持部と該ヒューズ支持部中のヒューズの両端 に一端が接続される2本の電気コード部とを含んでおり、 該温度ヒューズ装置を取り替え可能とする為に、該電気的に温度が上昇される 物体から離れた位置での該電気回路配線中の該素子に対する直列接続のために、 該電気回路中のいずれかの部分に対し該電気コード部のそれぞれの他端を着脱可 能にしたことを特徴とする温度ヒューズ装置。
【0008】 2. 該温度ヒューズ装置の該ヒューズ支持部が、中にヒューズを保持している 防水ヒューズ保護管からなり、該電気コード部が、該防水ヒューズ保護管に密封 連結されている防水カバーを有するコードからなり、該電気コード部の該他端が 水中又は液中投込みヒーターの電気回路用コード又はコードに接続された部品に 対し該直列接続のために結合可能であり、該水中又は液中投込みヒーター側に存 在しない場合には、該防水ヒューズ保護管を該水中又は液中投込みヒーターの発 熱体に対し接触させる手段を有していることを特徴とする上記1記載の温度ヒュ ーズ装置。
【0009】 3. 該防水ヒューズ保護管がチタン金属製であることを特徴とする上記2記載 の温度ヒューズ装置。
【0010】 4. チタン製の外管を有する水中又は液中投込みヒーターと、上記3に記載の 温度ヒューズ装置とを含んでいる装置。
【0011】 上記1.において「電気コード部のそれぞれの他端を着脱可能にした」とは、 その電気コード部の他端が何も有しない場合を含む。何故ならば、チタンヒータ のコードの片方を切断してコードを接続することは容易であるからである。また 、「電気コード部のそれぞれの他端を着脱可能にした」とは、チタンヒータのコ ード又は本体の端部にコネクターが設けられており、電気コード部の他端にそれ に対応する接続用コネクターが取付けられている場合も含まれる。 上記2.に於て、「防水ヒューズ保護管」は熱伝導の点で金属製であることが 、また海水に対する耐蝕性の点でチタン製であることが好ましいが、紙や木が発 火する温度を目安にして温度200℃での耐熱性を有する耐蝕性のあるプラスチ ック製の材料でもよい。
【0012】
【実施例】
以下図面を参照して本考案を説明する。
【0013】 図は温度ヒューズ装置1と、固定バンド2で温度ヒューズ装置1が締り付けら れた既存のチタンヒーター3を示す正面図である。温度ヒューズ装置1のヒュー ズ保護管4からのびるコード5、5’の末端のそれぞれを、チタンヒーター3の コードの一つを切断して導体を露出させた6、6’のそれぞれ末端と連結するこ とにより、発熱体の素子に対して直列にヒューズ装置を接続する。
【0014】 既存のチタンヒーター3に防水コネクター又は非防水コネクターを取付け、温 度ヒューズ装置1のコード5、5’の末端にこれに対応する防水又は非防水のコ ネクターを取付けて、接続部5ー6、5’ー6’の連結を簡単にすることが出来 る(図示なし)ことは当業者に自明である。
【0015】 またこの具体例ではコネクター7により、チタンヒーター3は電源に接続され る。
【0016】 図2は、図1のA−A’線の断面図を示す。ヒーター3のチタン管8内のニク ロム線10は絶縁体9の充填によりチタン管8と絶縁されている。また、ヒュー ズ保護管4に対しその中のヒューズ11と導線12も熱伝導の良好な絶縁体13 の封入により絶縁されている。いずれの管も水が侵入しないように製造時に封じ られる。このような構造の温度ヒューズの保護管4がチタン管8と接している状 態で、ヒューズ保護管4とヒューズ11との間の熱伝導により、通常火災を起こ さないために越えてはいけない温度で正確に電流遮断が起きる。
【0017】 図3は回路の略図、図4はヒューズ保護管内を示す略図である。
【0018】 正常な使用状態でヒューズは切れることはないが、万一正常使用時にヒューズ が切れることが心配であるならば、図5に示すように温度センサー14及び温度 調節器15と組合わせて複数のチタンヒーター3を水槽中に入れておけば1つの ヒーターの温度ヒューズがきれても温度調節は続けられる。その場合でも温度調 節付ヒーターを使用するよりもずっとコストは安くなる。また、通電が行われて いないことを示すアラームは、いずれかの装置に設けることが出来、ヒューズと 組合わせていても必ずしもチタンヒーター3には必要ない。
【0019】 水槽に入れるヒーターに取付ける用途以外の用途として、メッキ分野における 種々の液体の温度調節や爆発の可能性のある液体の加熱に液中に投入される電気 ヒーターが使用されているが、本考案の温度ヒューズ装置は、過熱及びそれに伴 う火災の防止の為に、それらの温度ヒューズとして使用出来る。また、電気で熱 せられる熱交換器の場合にも、熱交換器に密着させる温度ヒューズとして使用で きる。
【0020】
【本考案の効果】
1.チタンヒーター等の誤った使用による過熱や、附帯装置類の誤操作、不具 合による過熱、例えばパイプ破損で水槽の水が空になって起きる過熱で生じる火 災を防止出来、チタンヒーター等の安全性を格段に向上させる(フエイルセーフ 効果)。
【0021】 2.温度ヒューズ装置のみの取り替えによって誤使用されたチタンヒーター自 体は続けて使用できるから経済的である。
【0022】 3.ヒューズの使用は小型で移動しやすい簡便なチタンヒーターとの組合わせ に適しており、このようなチタンヒーターの長所を損なわない。
【0023】 4.温度ヒューズ装置がコードを有することによって、ヒーターとヒューズと が接している場所では互いが独立した存在の部品であっても離れた場所でコード が接続されて電気回路では直列に接続されるから、ヒューズの取り替えのために 装置を分解する必要がなく、周囲の悪条件下で使用するものであってもそのこと に影響を受けることなしに新しいヒューズをヒーターに取付けることが出来、装 置が構造的に複雑になることがない。
【0024】 5.水中投込みヒーターに使用する本考案のコードを有する温度ヒューズ装置 は接続部が水中にこないようにすることが可能であるから、接続部に防水処理が 不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の温度ヒューズ装置とチタンヒーター
とを示す正面図。
【図2】 図1のA−A’線の断面図。
【図3】 回路の略図。
【図4】 ヒューズ保護管内を示す略図。
【図5】 温度調節器と組合わせて複数のチタンヒータ
を水槽中で用いる場合を説明する略図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に温度が上昇される物体近くに配
    置され電気回路中で該物体の温度を上昇させる素子と直
    列に接続されるための温度ヒューズ装置に於て、 該温度ヒューズ装置がヒューズ支持部と該ヒューズ支持
    部中のヒューズの両端に一端が接続される2本の電気コ
    ード部とを含んでおり、 該温度ヒューズ装置を取り替え可能とする為に、該電気
    的に温度が上昇される物体から離れた位置での該電気回
    路配線中の該素子に対する直列接続のために、該電気回
    路中のいずれかの部分に対し該電気コード部のそれぞれ
    の他端を着脱可能にしたことを特徴とする温度ヒューズ
    装置。
  2. 【請求項2】 該温度ヒューズ装置の該ヒューズ支持部
    が、中にヒューズを保持しかつ外部の熱をヒューズに伝
    え得る防水ヒューズ保護管からなり、該電気コード部
    が、該防水ヒューズ保護管に密封連結されている防水カ
    バーを有するコードからなり、該電気コード部の該他端
    が水中又は液中投込みヒーターの電気回路用コード又は
    コードに接続された部品に対し該直列接続のために結合
    可能であり、該水中又は液中投込みヒーター側に存在し
    ない場合には、該防水ヒューズ保護管を該水中又は液中
    投込みヒーターの発熱体に対し接触させる手段を有して
    いることを特徴とする請求項1記載の温度ヒューズ装
    置。
  3. 【請求項3】 該防水ヒューズ保護管がチタン金属製で
    あることを特徴とする請求項2記載の温度ヒューズ装
    置。
  4. 【請求項4】 チタン製の外管を有する水中又は液中投
    込みヒーターと、請求項3に記載の温度ヒューズ装置と
    を含んでいる装置。
JP1999009039U 1999-11-26 1999-11-26 温度ヒュ―ズ装置 Expired - Lifetime JP3069269U (ja)

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