JPS6040976B2 - 化粧プラスチツクス板の製造法 - Google Patents

化粧プラスチツクス板の製造法

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JPS6040976B2
JPS6040976B2 JP15681180A JP15681180A JPS6040976B2 JP S6040976 B2 JPS6040976 B2 JP S6040976B2 JP 15681180 A JP15681180 A JP 15681180A JP 15681180 A JP15681180 A JP 15681180A JP S6040976 B2 JPS6040976 B2 JP S6040976B2
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JP
Japan
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resin liquid
original film
decorative plastic
plastic board
light
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JP15681180A
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JPS5780013A (en
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忠彦 山岸
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HOMARE SANGYO KK
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HOMARE SANGYO KK
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、化粧プラスチック板の製造法に関し、更に詳
しくは、光硬化性樹脂の特性を巧みに利用することによ
って所望される装飾形象を驚くほど忠実に具現せる化粧
プラスチック板を製し得る新方法に関するものである。
近来、生活文化の向上からステンドグラスのように美し
い透光色彩を有するイり降板が室内装飾材料として求め
られるようになっているが、ステンドグラスでは非常に
高価であるため手軽に何処にでも使用することは事実上
困難である。このようなことから、ステンドグラスに匹
敵するような化粧板をプラスチック材料でもつて安価に
作ろうとする提案がなされるようになり、本発明者も晋
つて、透光性の良好なプラスチック板を所要形状に劉抜
パンチングし、パンチングによって形成された劉抜穴へ
異色相のプラスチックを洋型固着して化粧プラスチック
板を作る方法を試みたことがある。しかし、この種の化
粧プラスチック板に要求されるデザインは、非常に多様
であって、しかも一品種当りに要求されるロット数はそ
ね程大きいものではない、本発明者の先の試みは、これ
を工業的に実施しようとすると、プラスチック板を所望
される形状にパンチングするために特殊なポンチおよび
ダイスを用いなければならず、そうすると、ロット数の
制約から製品コストが著しく高価になって殆んどメリッ
トが期待できなくなってしまったのである。本発明は、
先に試みた方法に上記の如き欠点があったことに鑑みて
なされたもので、多様に亘るデザイン的要求を満しつつ
小さいロット数でも十分に採算の合う化粧プラスチック
板の製造法を提供しようとするものである。
即ち、本発明を添付図面をもって図解すれば、原画フィ
ルムーと型板2との間にスベーサ3によってシールされ
た状態で注入充満せしめた光硬化性樹脂液Lを、前記原
画フィルム1側よりの投光で露光させることによって当
該樹脂液Lの露光部位を硬化せしめる一方、原画フィル
ム1の遮光部1 1で露光が遮られた光硬イリ顔脂を溶
出除去し、其処に形成されたホロー部hへ所望色彩の洋
型用樹脂液Cを注入して硬化させることを特徴とする化
粧プラスチック板の製造法を実現するものである。本発
明について更に注釈を加えるならば、原画フィルム1と
しては、通常は透明のセルロースアセテートフィルムや
ポリエステルフィルムに目的とする形象の遮光部11を
形成して用いるものとする(第1図参照)。
つぎに、型板2はスべ−サ3と相挨って注入された光硬
化性樹脂液Lを静止保持するハウジングをなし、最終的
には取り外されるか、あるいは製品(化粧プラスチック
板)に一体化される。しかれば、型板2としてガラス板
を用いると剥離性が良好なので好都合であり、特に表面
に凹凸状の起伏のあるガラス板を使用すれば表面に起伏
のある変化に富んだ化粧プラスチック板が得られる。他
方、型板2を製品に一体化させてしまう場合には、メタ
クリル樹脂板のように透光性の良いプラスチック板を用
いるのが好ましい。尚、この場合には型板2の接合面に
付着している油脂等の汚れを清浄に取除いておく必要が
ある。スベンサー3としては、通常はゴム製のものが使
用される。このスベンサー3は、製品の厚さと外形を規
制すると共に、光硬化性樹脂液Lに流失を防ぐために使
用されるものである。上記原画フィルム1,型板2,お
よびスベンサー3が形成するスペースに注入充満させる
光硬化性樹脂液Lには水溶型のものと溶剤型のものとが
あるが、水溶型の方がコスト的に有利なので通常は水溶
型の光硬化性樹脂液を用いるものとする。
この光硬化性樹脂液Lは、水溶性樹脂液とそれに感光性
を付与する光硬化剤とからなっており、例えば1〜2%
のペンゾインを含む不飽和ポリエステル樹脂水溶液やポ
リビニルアルコール・重クロル酸アンモンの混合水溶液
が用いられる。尚、溶剤型の光硬化性樹脂液Lとしては
、ポリビニルァルコール樺酸ェステルをモノメチルグリ
コールアセテートのような有機溶剤に溶解し、糟感剤と
してアントラキノンを添加したもの用いることも可能で
ある。原画フィルム1と型板2との間に封入された光硬
化性樹脂液Lは、原画フィルム1側から投光されて露光
される。
この場合、紫外線を多く照射できる光源を用いることが
必要であって、通常はカーボンアーク灯や超高圧水銀灯
、あるいはキセノンランプが用いられる。かくして、一
定時間の投光が行われると、樹脂液Lは原画フィルムL
の遮光部11で光が遮蔽されている部分以外は露光によ
って硬化されることになる。そこで、原画フィルムーを
取外し、露光されなかった未硬イリ鞠脂液を溶出除去す
るのである。この場合、水溶型の光硬イリ鰭脂液にあっ
ては、水で洗浄すればよいので設備費的にもランニング
コストのうえでも有利である。未硬化樹脂液が溶出除去
されると、上記光硬化性樹脂が硬化して目地状が残り、
光嬢イ幻樹脂が溶出した跡にはホロー部hが形成される
。このようにして形成されたホロー部h‘こは、適宜な
顔料が添加して所望の色彩に調整された注型用樹脂液C
が注入され、所望温度に加熱して硬化せしめられる。本
発明方法によれば、以上のよな工程でイり鑑プラスチッ
ク板を製造するので、多様に亘るデザイン的要請に対し
も原画フィルムを種々デザインするだけで応ずることが
でき、しかも、多種類の化粧プラスチック板を略同一の
工程で製造できるので、少し、ロット数でも安価に提供
することが可能となる等、多くの利点が得られるのであ
る。以下、本発明方法の作用効果を実施例をもって説明
する。実施例 セルローズァセテート製フィルム上に第1図に示す如き
形象の遮光部1 1を形成して原画フィルム1とする。
この原画フィルム1の上に、剥離シール4としてセロフ
アン紙を敷き、周囲部分に厚さ1側のスベーサ−3を囲
榛配置して(第2図参照)、其処へ第3図のように光陵
化性樹脂液Lを注入し、ガラス板を型板2として戦贋す
る。尚、光硬化性樹脂液Lとしては、ポリエステルアク
リレートを主成分とする下記物性の樹脂液を使用した。
色:透明粘度:600〜100比PS 比重 :1.24 硬化速度:常温(20℃)1餌時間 紫外線照射5分硬
度: A75 ついで、原画フィルムー側から紫外線を13分間照射し
て上記樹脂液Lを露光せしめる。
すると、原画フィルムーに描かれた形象に応じて、樹脂
液Lの露光部位は硬化し、遮光部11で露光が遮ぎられ
た部位の樹脂液Lは硬化せずに残る。そこで、原画フィ
ルム1を取外し水洗によって未硬化の樹脂液Lを溶出除
去したところ、その跡に第4図に示すようなホロー部h
,h・・・・・・が凹状に形成され、かつ硬化部分が目
地状に残った(第4図参照)。
本実施例においては、目地状硬化部分を更に硬化安定さ
せるべく、紫外線を6び分間照射した。紫外線の再照射
によって目地部分が完全に硬化したところで、ホロー部
h,h……へ赤・青・緑・黄に着色された注型用樹脂液
Cを注入し(第6図参照)、6000の温度で60分加
熱した結果、厚さ1肌の美しいイ協蛇プラスチック板が
得られた。
尚、本実施例においては、上記注型用樹脂液Cとしては
、ェピロールヒドリン型ェポキシ樹脂を反応性希釈剤(
環状脂肪族ェポキシ樹脂液)で希釈した樹脂液に、脂肪
酸ポリアミドを硬化剤として添加して用いた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる原画フィルムの一例を示す斜視
図、第2図は原画フィルム上にスべ−サーを囲操配置し
た状態を示す斜視図、第3図はスベーサーで囲われた原
画フィルム上に光硬化性樹脂を注入しガラス板で彼蓋し
た状態を示す断面図、第4図は未硬化樹脂液を溶出除去
して硬化した樹脂が目地状に残りホロー部を形成した状
態を示す斜視図、第5図は第4図のホロー部に注型用樹
脂液を注入した状態を示す斜視図である。 1・・・・・・原画フィルム、11・・・・・・遮光部
、2・・・…型板、3・・・・・・スベーサ、4…・・
・剥離シール。 L・・・・・・光硬化性樹脂液、C・…・・注型用樹脂
液、h・・・・・・ホロー部。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原画フイルム1と型板2との間にスペーサ3によつ
    てシールされた状態で注入充満せしめた光硬化性樹脂液
    Lを、前記原画フイルム1側よりの投光で露光させるこ
    とによつて当該樹脂液Lの露光部位を硬化せしめる一方
    、原画フイルム1の遮光部11で露光が遮られた未硬化
    樹脂を溶出除去し、其処に形成されたホロー部hへ所望
    色彩の注型用樹脂液Cを注入して硬化させることを特徴
    とする化粧プラスチツク板の製造法。 2 光硬化性樹脂液Lとして、光硬化剤を含む不飽和ポ
    リエステル樹脂液を使用する請求項1記載の、化粧プラ
    スチツク板の製造法。 3 注型用樹脂液Cとして、エピロールヒドリン型エポ
    キシ樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂液を使用する請求
    項1又は2記載の、化粧プラスチツク板の製造法。 4 原画フイルム1と光硬化性樹脂液Lとの間に透明の
    剥離シート4を介在して前記樹脂液Lを露光せしめる請
    求項1〜3のいずれかに記載の、化粧プラスチツク板の
    製造法。 5 型板2として、表面が凹凸状に起伏せるガラス板を
    使用する請求項1〜4のいずれかに記載の、化粧プラス
    チツク板の製造法。
JP15681180A 1980-11-06 1980-11-06 化粧プラスチツクス板の製造法 Expired JPS6040976B2 (ja)

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JPS5780013A JPS5780013A (en) 1982-05-19
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JPS5939512A (ja) * 1982-08-30 1984-03-03 Tokyo Juki Ind Co Ltd ミシンの布保持体の製造方法
KR100451131B1 (ko) * 2001-05-03 2004-10-02 학교법인대우학원 쾌속 조형기를 이용한 시제품 조형 방법
WO2005082592A1 (ja) * 2004-02-27 2005-09-09 Nihon University 微小部品の製造方法

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