JPS6040616Y2 - 編機の走査装置におけるリニアエンコ−ダ調整装置 - Google Patents

編機の走査装置におけるリニアエンコ−ダ調整装置

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JPS6040616Y2
JPS6040616Y2 JP4676876U JP4676876U JPS6040616Y2 JP S6040616 Y2 JPS6040616 Y2 JP S6040616Y2 JP 4676876 U JP4676876 U JP 4676876U JP 4676876 U JP4676876 U JP 4676876U JP S6040616 Y2 JPS6040616 Y2 JP S6040616Y2
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frame
card
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豊 加賀谷
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シルバー精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、編機において、カード等の情報記録媒体に記
録されている情報、例えば編成しようとする模様を表す
編成パターンなどを走査部材の走査によって2進電気信
号として読み取る走査装置において、リニアエンコーダ
の位置を調整するリニアエンコーダ調整装置に関する。
本出願人は、この種の走査装置として、情報記録媒体を
所要の方向に移送できる記録媒体移送機構と、これによ
る移送方向と直交する線上に沿って配置された案内手段
と、この案内手段に沿って走行して上記情報を電気信号
として検知するスキャニングセンサーと、上記案内手段
と平行に配置されたリニアエンコーダと、上記スキャニ
ングセンサーと一体的に走行して上記リニアエンコーダ
を読み取り、スキャニングセンサーが検知した電気信号
をサンプリングするためのサンプリングパルスを発生す
るサンプリングセンサーとを備えたものを既に提供して
いる。
このような走査装置においては、一般に、情報記録媒体
を記録媒体移送機構に装填したとき、情報記録媒体は、
その移送方向に直交する方向に移動しないように定位置
に設定されるようにしである。
ところで、情報記録媒体が、多数の縦線、横線を格子配
列にした方眼紙のごときものであって、その各日(各記
入格子)が編成される編地の編目に対応しており、この
記入格子を塗りつぶすようにして編成パターン等を描く
ようになっている場合に、情報記録媒体を記録媒体移送
機構に装填したとき、記入格子の直交する方向における
配列位置とリニアエンコーダの2元信号(スリット等)
の配列位置とが食い違っていると、情報記録媒体上に記
録した編成パターンと実際に編成される編地の模様とが
違ったものとなり、読み取るべき情報を読し取らないと
いう事態が生じる。
この食い違いは、記録媒体移送機構における情報記録媒
体の装填位置とリニアエンコーダ自体の設置位置とが正
確に対応している場合には問題はないが、記録媒体移送
機構はその全構成部品が不動で全一体に固定しであるも
のではなく、それは情報記録媒体を支持して送る送り部
材を含んでいることから、全製品について上記装填位置
と設置位置とを正確な対応関係にして製造することは事
実上不可能である。
そこで、本考案は、上記のような食い違いがあってもご
く簡単に調整補正できるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、本考案においては、リニアエ
ンコーダの左右両端部に横長のルーズスリットを設け、
この左右のルーズスリットにそれぞれ取付ねじを貫通さ
せ、該取付ねじを、記録媒体移送機構のフレームに設け
られた左右のねじ孔に螺合することによってリニアエン
コーダをフレームの前面に摺動可能に水平に架設腰また
リニアエンコーダの一端の後方延長部には貫通孔を設け
、この貫通孔に調整ねじを貫通させて該調整ねじをフレ
ームの側壁に設けられたねじ孔に螺合するとともに、こ
の調整ねじの回りでしかもリニアエンコーダの後方延長
部とフレームの側壁との間にコイルばねを配設したもの
である。
従って、調整ねじを、コイルばねに抗して前進させある
いはコイルばねの伸長方向に後退させることによって、
リニアエンコーダの架設位置を左右に微調整することが
できる。
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、本考案を適用した手編機の全体の概略について第
1図を参照に説明すると、編機本体Xには、その針床X
□の後側において、制御パネルX2上に一部を臨ませて
いてその臨ませた一部より編成情報記録媒体たる編成プ
ログラムカード1を差し込むことによってそれを自動移
送できるように装填できしかもそれに表示記録した情報
を光学的に走査する走査部材(第1図では図示せず)を
装備した本考案走査装置Aを設置してあり、また針床X
1上を走行させるキャリッジYの台板2の裏側には、図
示していないが、上記編成プログラムカード1上の編成
パターンを走査することによりえられた電気信号に応じ
て、針床X1に列装の編針を、電磁力を利用してキャリ
ッジYの進行方向に応じた一方が前後に有効選別作動す
る左右1対の編針選別機構を、左右所定長さ離して配置
しである。
そして、上記走査装置Aは、その走査部材がキャリッジ
Yの走行に関連してカード1に記録の情報を横−直線に
自動的に走査することによって、それに応じた電気信号
を出力するようになっており、またその電気信号の事後
の処理は電子的構成で行われるようになっており、さら
に上記左右1対の編針選別機構の電気的構成部分への給
電は、たとえば編糸にテンションを与えるテンション部
材3に掛は渡したコード4によって行われ、キャリッジ
Yを左右に往復走行させることによって編針を、上記編
成パターンに応じて選針することができるようになって
いる。
つづいて、本考案に係る走査装置Aについて第2〜5図
を参照に具体的に説明する。
走査装置A全体は、前記制御パネル拘の下方においてフ
レーム5に装備したもので、まずそのなかの記録媒体移
送機構、すわち前記編成プログラムカード1を装填して
これを移送する機構について説明すると、フレーム5の
左右において、送り部材たるスプロケットホイール61
,6rを軸7によって一体回転できるように装架しであ
る。
スプロケットホイール61,6rは、編成フログラムカ
ード1の左右のパーホレーション1′に嵌入するスプロ
ケット6′を外周面に一定の間隔をおいて突設していて
、それら左右のスプロケットホイール61t6rと、そ
れらの間にわたってその下側に配置した断面U字状のカ
ード案内板8との間に、前記制御パネル島上に臨んでい
るパターンカード差込口9からカード1を差し込んで、
パーホレーション1′をスプロケット6′に嵌合させて
おくことにより、スプロケットホイール61.6rは、
カード1をU字状に折り曲げた状態で支持でき、その支
持状態で、前記フレーム5の右側に設置した上記移送機
構の駆動源たるパルスモータaにより回転せられること
によって、カード1をパーホレーション1′の列設方向
に移送できるようになっている。
すなわち、スプロケットホイール61,6rは、その軸
7に嵌着したギアー10がパルスモータaの軸に嵌着し
たギアー11に噛合させであることにより、パルスモー
タaに連係されている。
しかして、パルスモータaは正逆転可能であって、それ
を正転駆動するか逆転駆動するかによってスプロケット
ホイール6L6rの正逆転方向が決まり、それによって
またカード1を順方向に送るか(第3図下側)逆方向に
送るかが決まるものである。
また、上記軸7には、一部を制御パネルX2の窓孔12
を通じてその上方へ突出させた摺動輪13を嵌着させて
あって、制御パネル発上において摺動輪13に指を掛け
てこれを回すことにより、カード1を手動によっても移
送できるようになっている。
カード1は前にも触れたように制御パネルX2上のパタ
ーンカード差込口9から差し込むものであるが、その差
込口9は、制御パネル島の隆起部14の前側に透明板1
5を、その後端の起立部15′と隆起部14の前面との
間にカード1を通すに適当な間隙ができるように配置す
ることにより構成されており、またこの差込口9より差
し込まれて前記カード案内板8に沿って折り曲げられて
制御パネル〜の下方に入ったカード1は、制御パネル島
の後端に形成の出口16(第4図)により外方へ導出さ
れるようになっている。
上記透明板15の起立部15′には水平な基準線15′
を施してあって、カード1は位置決めするにあたってこ
の基準線15′を基準とするようにしである。
次には、カード1を横−直線に走査すべく走査部材Cを
自動走行させる走行駆動機構について説明する。
前記フレーム5に上下2本の案内杆17,1Bを互いに
平行にして水平に横架してあり、これらに走査部材Cを
左右摺動自在となるように装架しである。
すなわち、走査部材Cは、その本体たる走行体19に設
けた左右貫通孔を上側の案内杆17に摺動自在に嵌合さ
せているとともに、走行体9の下側に一体的に設けたボ
ビン20を下側の案内杆18に摺動自在に嵌合させてい
る。
上記ボビン20にはコイル21を巻着してあり、また下
側の案内杆18の少しく下方にはそれと平行にして横長
の永久磁石22を定置しである。
永久磁石22はその上側全長がたとえばN極、下側全長
がS極となっており、また下側の案内杆18は磁性材で
つくってあって、コイル21に電流を流すことによって
その電流が、永久磁石22が常時つくっている磁界を横
切ることになり、その間に働く磁力によって走行体19
.シたがって走査部材Cが、コイル21に流れる電流の
方向に応じて案内杆17,18を案内手段としてそれに
沿い左あるいは右に自動走行するようになっている。
すなわち、コイル21と永久磁石22とは、永久磁石2
2をステータとする一種のりニアモータを構成している
ものである。
しかして、走査部材Cは常時は左側のストロークエンド
(第3図実線位置)に位置しているものであるが、キャ
リッジYの走行に関連して(たとえばキャリッジYの走
行反転時に)左側のストロークエンドから右側のストロ
ークエンド(同図鎖線位置)に走行し、次に右側のスト
ロークエンドから左側のストロークエンドにすぐにフィ
ードバック走行するに足る電流をコイル21に自動的に
供給されることによって、左右の1往復走行を間断なく
一気に行うようになっているものである。
前記フレーム5の右はじには、走査部材Cに対して右側
のストロークエンドにあたる緩衝ストッパー23を設け
てあり、一方前記上側の案内杆17には走査部材Cの左
側のストロークエンドにあたる位置においてストッパー
24を固着しであるものであるが、案内杆17はフレー
ム5に左右摺動自在に横架されているとともにその左端
においてバネ26によって右方へ付勢されていて、これ
により走査部材Cは、復動(左行)の際にストッパー2
4に衝突するが、その衝激をバネ26によって緩衝され
ることにより、左側のストロークエンドに達したときの
反動(右行)を防止せられるようになっている。
上述のように走行体19は、コイル21と永久磁石22
との間に働く左あるいは右向きの水平成分の磁力によっ
て案内杆17,18に沿い摺動するものであるが、走行
体19と案内杆17,18との間に、走行体19がぐら
つくほどの隙間があったり、コイル21と永久磁石22
との間に働く垂直成分の磁力が、走行体19の左右走行
行程において一様でない場合には、走行体19と案内杆
17.18との間の摩擦力が一様とならなくてその走行
がギクシャクしたものとなったり、途中で停止したりす
るおそれがある。
そこで、これを防止すべく走行体19には、それに常時
一定の垂直方向の力が加わるように、その左右に、永久
磁石22との間で上下方向の反発力を生ずる永久磁石2
7.27’を固着しである。
これら磁石片27.27’はたとえば永久磁石22の上
側がN極の場合、下側をN極としである。
走査部材Cの後側には、第4図に示すように前述のごと
くパターンカード差込口9から差し込まれたカード1が
垂直となって前記制御パネルX2の下方に位置する高さ
のところにおいてカード1面を走査すべく、読取素子、
すなわち、発光素子とこれからの光であってカード1面
を反射した反射光を受光して電気信号に変える受光素子
とからなる所謂光電センサーdを取り付けである。
しかして、走査部材Cは、その走行にともないその光電
センサーdがカード1面を横−直線に光学的に走査する
もので、以下には光電センサーdをスキャニングセンサ
ーと称することにスル。
なお、カード1は走査部材Cの往動(右行)及び復動(
左行)の両行程においてスキャニングセンサーdにより
走査されるものであるが、その往復両行程の走査に係る
電気信号は、走査部材Cの在勤行程に係るものだけが有
効なものとして取り出されるようになっている。
次に、カード1ついて第3図を参照に説明すると、それ
は半透明であって、その左右のバーボレーション1′間
の白色表面に、編成パターン記録部分すなわち編成パタ
ーンを記録する部分たる編成パターン記入欄1pと、そ
の右側の編成ファンクション情報記録部分すなわちファ
ンクションマークを記録する部分たるファンクションマ
ーク記入欄1fとを、上記スキャニングセンサーdの発
光素子の発光色と同色で受光素子が弁別しない色(たと
えば上記発光素子として赤色発光ダイオードを用た場合
には赤色)の方眼区画線を、印刷等の適宜の表示方法で
予め表示することによりつくっである。
上記編成パターン記入欄1pは、それを構成している方
眼区画線のうぢ縦線が編み目相互の区分線、また横線が
編成段相互の区分線となっていて、その欄外の下側に、
上記編み目を表わす数字を方眼区画線と同じ色で表示し
である。
さらに詳しくいえば、編成パターン記入欄1pは、1つ
の最小区画すなわち犯人格子が1つの編み目と対応し、
その横の配列すなわち列が編針1本ずつと対応し、その
縦の配列すなわち段が編成段(ウエール)と対応してい
るもので、横の並びにn個の編み目を1グル一プ単位と
する所謂単位模様を編成するに当っては、左はじの縦線
とそれより右に0本だけ離れた縦線とを境界線とみなし
て、その間において編成しようとする単位模様に応じた
絵(編成パターン)を、鉛筆等の適宜な筆記具を使って
たとえば図示のように黒色でベタに描出しておくもので
ある。
たとえば、4鉢の編針を1グル一プ単位として選針する
ことにより横の並び48個の編み目による単位模様を編
成するに当っては、左はじの縦線とそれより48本日の
縦線との範囲内において絵を描出しておくものである。
この際、その絵の輪郭さえ上記範囲内にあれば、その内
部は上記犯人格子を1つずつ塗りつぶすようなことをし
ないで、ベタに塗りつぶしてしまってもよい。
それはその読み取りが記入格子1個ごとにサンプリング
して行われるからで、これについてはのちほど詳述する
また、ファンクションマーク記入欄1fは、その横線が
編成パターン記入欄1pの横線と同一線上にあり、また
その縦線が編成パターン記入欄1pの縦線と平行になっ
ていて、そのファンクションマーク記入欄1fの犯人格
子の段(縦の並び)は、編成パターン記入欄1pのそれ
と同一線上において並びにそれと同数あるが、その列(
横の並び)数は、たとえば編成パターン記入欄1pが6
0あるのに対して4となっている。
ファンクションマーク記入欄1fは、所要のファンクシ
ョン動作を行おうとするときに、その任意の記入格子に
マークを施す(たとえば黒く塗りつぶす)もので、本例
においては、その合計4列の記入格子列(縦の並び)の
うちの左はじの列が当該カード1の順方向の送りをプロ
グラムするためのもの、その右隣りの列がカード1の逆
方向の送りをプログラムするためのものとしてあり、さ
らにこれらを除く他の2列が、それぞれ糸交換とか選針
動作の開始、終了とかのカード送り以外の所要のファン
クション動作をプログラムするためのものとしである。
上記のように、カード1の編成パターン記入欄1pには
、編成しようとする単位模様を表わす編成パターンをベ
タに画いておくものであり、これを前記走査部材Cのス
キャニングセンサーdは、通常犯人格子1段ごとに横−
直線に走査するものであって、その1段走査に係る電気
信号は、記入格子1段における編成パターンの態様、す
なわち編成パターンの1水平走査態様に応じた方形波と
なるものであり、これだけであると走査してえられた電
気信号は、選針とようとする編針と1対1の関係で対応
していなく、またファンクションマーク記入mlfに記
入したファンクションマークも、上記編成パターンと同
じく上記スキャニングセンサーdにより読み取られて同
じ電気系統において電気信号となるものであるが、これ
ら2様の電気信号は互いに分離せられるとともに、編成
パターンの読み取りに係る電気信号は編針と1対1の関
係で対応したデジタル電気信号に変換され、またファン
クションマークの読み取りに係る!気信号もファンクシ
ョンマーク記入欄1fの各記入格子列(縦の並び)ごと
に分離せられるもので、次にはかかる動作すなわちサン
プリング動作を行うサンプリング機構ついて説明する。
走査部材Cの走行体19の後方において前記フレーム5
に、横長板状のリニアエンコーダ28を前記案内杆17
.18と平行にして横架しである。
リニアエンコーダ28は、カード1上の前記編成パター
ン記入欄1pに画いた編成パターンをサンプリングする
ための所定数(本例では6嘲)の編成パターンサンプリ
ング用スリット28pを、編成パターン記入欄1pの各
記入格子列に1対1の関係で対応させて穿設していると
ともに、ファンクションマークをサンプリングするため
の所定数(本例では4個)のファンクションマークサン
プリング用スリット28fを、ファンクションマーク記
入欄1fの各記入格子列に1対1の関係で対応させて穿
設している。
一方、走査部材Cの走行体19の後側には、上記2種の
スリット28pt28fをともに光学的に読み取るため
の光電センサー、すなわちリニアエンコーダ28の前面
を照射する発光素子とその反射光を受光して電気信号に
変える受光素子とからなるサンプリングセンサーeを取
り付けである。
しかして、定走査部材Cの走行よってサンプリングセン
サーeはスリット28p、28fに応じたパルスすなわ
ちサンプリングパルスを出力するもので、そのサンプリ
ングパルスは、前述のスキャニングセンサーdの走査に
係る電気信号の場合と同じように、走査部材Cの往復両
行程のうちの在勤行程に係るものだけが有効なものとし
て取り出されるようになっているとともに、そのあと2
種のサンプリングパルス、すなわち編成パターンのサン
プリングのための6嘲のサンプリングパルスと、ファン
クションマークのサンプリングのための4個のサンプリ
ングパルスとは互いに分離せられるようになっている。
かくして、編成パターン記入欄1p及びファンクション
マーク記入欄1fの1段走査に係る電気信号は各記入格
子ごとにサンプリングされるものであるが、かかるサン
プリングがカード1との関係において各記入格子ごとに
正確に行われるように、前記カード案内板8には、スキ
ャニングセンサーdの走査線に沿って、編成パターン記
入欄1pの各記入格子列に1対1の関係で対応するスリ
ット8pとファンクション記入欄1fの各記入格子列に
l対1の関係で対応するスリン)8fとを穿設してあっ
て、スキャニングセンサーdはこれらのスリットを通じ
て各スリットごとにカード1上のマークのあるなしをピ
ックアップするようになっている。
しかして、編成パターンの読み取りに係る電気信号は、
各ビットが各記入格子、しかって編針1本と対応し、ま
た各記入格子のマークのあるなしに応じて2進数のrI
Jか10ヨかが決まる60ビツトのデジタル電気信号に
変換され、その全ビットが所定のメモリに左から右へと
順次記憶されるようになっている。
そして、その記憶されたデジタル電気信号はキャリッジ
Yの走行タイミングに合せて順次読み出され、キャリッ
ジYの裏側に設けである前出の編針選別機構のうちの有
効動作すべき一方の電磁石に前記コード4を通じて供給
され、これによって編針が、読み出されたデジタル電気
信号の各ビットの内容に応じて(11JかrOJか)選
針されるものであるが、この読み出されるビット数は、
前記制御パネル式上に設けである選針単位数設定用ダイ
ヤル29で設定した数によって決まり(ダイヤル29を
回すとデジタル電気信号を記憶しているメモリの読出し
回路が制御される)その設定したビット数のものが繰り
返し読み出され、これによって選針単位数が決まるよう
になっている。
ところで、カード1上におけるサンプリング点バリニア
エンコーダ28のスリット28p、28fの位置によっ
て決まり、またそのカード1の左右の装填位置は左右の
スプロケットホイール61゜6rのスプロケット6′に
パーホレーション1′を嵌めることにより必然的に定ま
るもので、上記装填位置に対するリニアエンコーダ28
の左右位置が正確な対応関係になっていなくて、編成パ
ターン記入欄1pの記入格子とそれに対応するリニアエ
ンコーダ28のスリット28p1またファンクションマ
ーク記人格子1fの記入格子とそれに対応するスリット
28fとが左右にずれた位置関係となっていると、カー
ド1上の各記入格子が正確にサンプリングされないこと
になり、ひいてはカード1上に画いた編成パターンと実
際に編成される編地の模様とが違ったものとなったり、
ファンクションマークのみ取りに誤差が生じたりする。
そこで、上記のようなことが起るのを防止するため、リ
ニアエンコーダ28は本考案に係るリニアエンコーダ調
整装置gにより左右に位置調整できるようになっている
すなわち、第5図に示すように、リニアエンコーダ28
の左右両端部には、横長のルーズスリット28′が穿設
されているのに対し、フレーム5の左右両端部にはねじ
孔5aが設けられている。
そして、左右それぞれにおいて、取付ねじ30を、ルー
ズスリット28′に貫通させてねじ孔5aに螺合するこ
とにより、リニアエンコーダ28を、ルーズスリット2
8′の長さ範囲内で左右摺動できるようにフレーム5に
水平に架設しである。
また、リニアエンコーダ28の左端の後方延長部28a
には貫通孔28bが穿設されているのに対し、フレーム
5の左側壁にはねじ孔5bが設けられている。
そして、調整ねじ31を、貫通孔5aに貫通させてねじ
孔5bに螺合させ、この調整ねじ31の回りでしかもリ
ニアエンコーダ28の後方延長部28aとフレーム5の
左側壁の間にコイルばね32を配設しである。
従って、調整ねじ31を例えば時計方向に回してリニア
エンコーダ28の後方延長部8aをコイルばね32に抗
して前進(第5図において右方)させると、リニアエン
コーダ28が右方へ摺動され、逆に調整ねじ31を反時
計方向に回してコイルばね32の伸長方向に後退させる
と、リニアエンコーダ28はコイルばね32の作用によ
って左方へ摺動されるもので、リニアエンコーダ28の
架設位置を左右に微調整することができる。
リニアエンコーダ28は取付ねじ30によって前後には
ぐらつくことなく支持され、また常時は調整ねじ31と
コイルばね32によって左右動を規制される。
以上、本考案を適用した手編機の1実施例について述べ
たが、本考案はかかるものに限定されるものではない。
すなわち、上記実施例においては、走査部材Cのコイル
21を1個としてそれを案内杆18に嵌め、それに互い
に逆極性の電流を通すことによって、永久磁石22をス
テータとしてコイル21に左右互いに逆方向の磁力を作
用させ、それによって走査部材Cを往復動するようにし
たが、上記コイルとして巻回方向を互いに逆にしたもの
を2個用い、しかも上記案内杆18を磁性体でつくって
2個のコイルに交互に電流を通すようにし、そのコイル
と案内杆18との間で磁力が生じるようにしても、走査
部材Cを往復走行させることができるものである。
この場合には、上記案内杆18が走査部材Cの走行を案
内する案内手段として機能すると同時に、リニアモータ
のステータとしても機能することになる。
また、上記においてはパルスモータaによりスプロケッ
トホイール61.6rの正逆転を行うようにしたが、正
転用の電磁石と逆転用の電磁石の2つの電磁石を用意し
ておいて、これらを選択的に動作させることにより、カ
ード1を順あるは逆方向に移送できるようにしてもよい
ものである。
さらに、カード1を支持してその送りを直接行う送り部
材としては、スプロケットホイール61.6rのほか、
スプロケットを突設したベルトであってもよいものであ
る。
また、リニアエンコーダ28の2元信号としてはスリッ
トのほか明暗の縞であってもよい。
以上述べた通り本考案のリニアエンコーダ調整装置によ
れば、調整ねじを時計あるいは反時計方向に回すことに
よってリニアエンコーダを、そのルーズスリットに沿っ
てフレームに対して左右に摺動できるため、リニアエン
コーダの架設位置を簡単に左右に微調整でき、従って情
報記録媒体上におけるサンプリングすべき個所がズした
場合、それを容易にかつ正確に補正することができる。
また、リニアエンコーダを取付ねじによって前後にはぐ
らつくことなく支持できるとともに、常時はその左右動
を調整ねじとコイルばねによって規制できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の1実施例を示すもので、第1図は、本考
案を適用した手編機全体の簡略斜視図、第2図は上記手
編機の本体の制御パネル上の一部分を示す斜視図、第3
図は本考案走査装置の正面図、第4図は同上の断面図、
第5図はリニアエンコーダ調整手段の断面図である。 1・・・・・・編成プログラムカード(情報記録媒体)
、17,18・・・・・・案内杆、d・・・・・・スキ
ャニングセンサー、28・・・・・・リニアエンコーダ
、e・・・・・・サンプリングセンサー、g・・・・・
・リニアエンコーダ調整装置、5・・・・・・フレーム
、5a、5b・・・・・・フレームのねじ孔、28,2
8a、28b・・・・・・リニアエンコーダのルーズス
リット、後方延長部、貫通孔、31・・・・・・調整ね
腰 32・・・・・・コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 編成しようとする模様を表す編成パターン等の情報が記
    録された情報記録媒体を所要の方向に移送できる記録媒
    体移送機構と、これによる移送方向と直交する線上に沿
    って配置された案内手段と、この案内手段に沿って走行
    して上記情報を電気信号として検知するスキャニングセ
    ンサーと、上記案内手段と平行に配置されたリニアエン
    コーダと、上記スキャニングセンサーと一体的に走行し
    て上記リニアエンコーダを読み取り、スキャニングセン
    サーが検知た電気信号をサンプリングするためのサンプ
    リングパルスを発生するサンプリングセンサーとを備え
    た編機の走査装置において、リニアエンコーダ2Bの左
    右両端部に横長のルーズスリット28′を設け、この左
    右のルーズスリット28′にそれぞれ取付ねじ30を貫
    通させ、該取付ねじ30を、記録媒体移送機構のフレー
    ム5に設けられた左右のねじ孔5aに螺合することによ
    ってリニアエンコーダ28をフレーム5の前側に摺動可
    能に水平に架設し、またリニアエンコーダ28の一端の
    後方延長部28aには貫通孔28bを設け、この貫通孔
    28bに調整ねじ31を貫通させて該整ねじ31をフレ
    ーム5の側壁に設けられたねじ孔5bに螺合するととも
    に、この調整ねじ31の回りでしかもリニアエンコーダ
    28の後方延長部28aとフレーム5の側壁との間にコ
    イルばね32を配設したことを特徴とする編機の走査装
    置におけるリニアエンコーダ調整装置。
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