JPS5929706B2 - 手編機における編成パタ−ン走査方法 - Google Patents

手編機における編成パタ−ン走査方法

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JPS5929706B2
JPS5929706B2 JP14076976A JP14076976A JPS5929706B2 JP S5929706 B2 JPS5929706 B2 JP S5929706B2 JP 14076976 A JP14076976 A JP 14076976A JP 14076976 A JP14076976 A JP 14076976A JP S5929706 B2 JPS5929706 B2 JP S5929706B2
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重雄 神蔵
秀昭 板垣
良一 河岡
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、編成しようとする模様を表す編成パターンを
記録表示した記録媒体を、一直線上を走行する走行部材
により走査しながらその所定長走行ごとにサンプリング
パルスをうろことにより、上記編成パターンを2進電気
信号として読み取る手編機の編成パターン走査方法に関
し、その目的は、カード等の記録媒体上に記録表示した
編成パターンに対し、それと、それを逆さにしたパター
ンとが連続して背合せになったような模様を編成でき、
しかもかかる編成を、記録媒体上に、その移送方向を指
示する信号を単に施しておくだけで行うことができると
ともに、編成パターンに対してそのどのところよりその
逆さのパターンを続けて編地上に具現するかを、記録媒
体上においてプログラムしておくことができる編成パタ
ーン走査方法の提供にある。
以下には、本発明を図示の実施例について詳細に説明す
る。
まず、本発明方法の実施に直接使用する走査装置につい
て説明すると、本走査装置全体はフレーム5に装備して
あって、これは大きく分けて記録媒体たる編成プログラ
ムカード1を装填してこれを移送する記録媒体移送機構
と、カード1を横−直線に走査すべく走査部材Cを自動
走行させる走査部材走行機構とからなっている。
では、記録媒体移送機構より説明すると、フレーム5に
、左右にスプロケットホイール61゜6rを有する記録
媒体支持体たるカード送りローラ6を回転自在に横架し
である。
スプロケットホイール57,5rは、編成プログラムカ
ード1の左右のパーホレーション1′、1′に嵌入する
スプロケット6′を外周図に一定の間隔をおいて突設し
ていて、これら左右のスプロケットホイール66.6r
と、それらの間にわたってその下側に配置した断面U字
状のカード案内板8との間に、上側カバー2上に臨んで
いるパターンカード差込口9からカード1を差し込んで
、パーホレーション1′、1“をスプロケット6′に嵌
合させておくこと0こより、スプロケットホイール61
゜6rは、カード1をU字状に折り曲げた状態で支持で
き、その支持体態で前記フレーム5の右側に配置した駆
動機構の駆動源たるパルスモータaにより回転せられる
ことによって、カード1をパーホレーショ71′、1“
の列設方向に移送できるよう(こなっている。
すなわち、カード送りローラ6は、その軸7に旧著した
ギアー10がパルスモータaの軸に嵌着したギアー(図
示しない)に噛合させであることにより、パルスモータ
aに連係されている。
しかして、パルスモータaは正逆転可能であって、それ
を正転駆動するか逆転駆動するかによってカード送りロ
ーラ6の正逆転力向が決まり、それによってまたカード
1を順方向に送るで(第1図下側)逆方向に送るかが決
まるものである。
なお、前記カード送りローラ6の軸7には、一部を上側
カバー2の窓孔を通じその上刃へ突出させた指動輪13
を嵌着させてあって、カバー2上において指動輪13に
指を掛けてこれを回すことにより、カード1を手動によ
っても移送できるようになっている。
カード1は前にも触れたようにカバー2上のパターンカ
ード差込口9から差し込むものであるが、その差込口9
は、カバー2の垂下部14の前側に透明板15を、その
後端の起立部15′と垂下部14の前面との間にカード
1を通すに適当な間隙ができるようQこ配置することに
より構成されており、またこの差込口9より差し込まれ
て前記カード案内板8に沿って折り曲げられてカバー2
の下方lこ入ったカード1は、カバー2の後端に形成の
出口16(第3図)より外方へ導出されるようになって
いる。
次には、走査部材Cを自動走行させる走査部材走行機構
について説明する。
前記フレーム5に上下2本の案内杆17,18を互いに
平行にして水平に横架してあり、これらに走査部材Cを
左右摺動自在となるように装架しである。
すなわち、走査部材Cは、その本体たる走行体19Gこ
設けた左右貫通孔を上側の案内杆17&こ摺動自在に嵌
合させているとともに、走行体19の下側Qこ一体的に
設けたボビン20を下側の案内杆18に摺動自在に嵌合
させている。
上記ボビン20にはコイル21を巻着してあり、また下
側の案内杆18の少しく下方にはそれと平行にして横長
の永久磁石22を定置しである。
永久磁石22はその上側全長がたとえばN極、下側全長
がS極となっており、また下側の案内杆18は磁性材で
つくってあって、コイル21に電流を流すことによって
その電流が、永久磁石22が常時つくっている磁界を横
切ることになり、その間に働く磁力によって走行体19
、したがって走査部材Cが、コイル21に流れる電流の
方向に応じて案内杆17,1Bを案内手段としてそれに
沿い左あるいは右に自動走行するようになっている。
すなわち、コイル21と永久磁石22とは、永久磁石2
2をステータとする一種のりニアモータを構成している
ものである。
そして、走査部材Cは左側のストロークエンド(第1図
図示位置)に位置しており、しかも左側のストロークエ
ンドと右側のストロークエンドとの間において走行しう
るようになっている。
しかして走査部材Cは、キャリジ(図示せず)の走行に
関連して(たとえばキャリジの走行反転時に)左側のス
トロークエンドから右行し、後はど詳細に説明する選針
単位数設定用の移動体30の反射板36にさしかかった
ところで反転して左側のストロークエンドへと左行する
ようになっているものである。
前記フレーム5の右はじQこは、走査部材Cに対して右
側のストロークエンドにあたる弾性ストッパー23を設
けてあり、−力前記上側の案内杆17には走査部材Cの
左側のストロークエンドにあたる位置においてバネ座片
24を固着しであるものであるが、案内杆17は、フレ
ーム5に左右摺動自在に横架されているとともに、フレ
ーム5の左端壁と上記バネ座片24との間においてその
案内杆17に巻装したバネ26によって右方へ所定位置
まで付勢されていて、これにより走査部材Cは、復動(
左行)の際にバネ座片24に衝突するが、その衝撃をバ
ネ26によって緩衝されるようになっている。
このように、走査部材Cがバネ座片24に衝突すると、
その衝突力でもってバネ26が縮まって案内杆17が走
査部材Cと一体にフレーム5に対し左側に変位するもの
であるが、この変位によってストッパー40が作動し、
この作動したストッパー40でもって、走査部材Cが、
バネ26を縮めたあとの反動による右行を阻止せられる
ようになっているもので、次にはかかる構成について特
に第4図を参照に詳述する。
ストッパー40は板状で、フレーム5の左端壁に取り付
けたストッパ一台41上にピボット42により水平回動
自在に枢着されている。
ストッパー40は、その枢支点(ピボット42)を境に
して一側部が、上記バネ座片241こ衝突する際の位置
の走査部材Cに対してその前側に臨む位置に延びており
、その−側部の先端に鉤部40′を形成している一方、
他側部が後側に延びている。
そしてストッパー40は、その−側部と前記ストッパ一
台41とに両端をそれぞれ係留したバネ43によって第
4図時計方向に回動する勢力を与えられていることによ
り、その他側部の後端40″が、フレーム5の左端壁を
貫通している前記案内杆17の左端17′と常時係合し
ているとともに、鉤部40′が通常は走査部材Cに当た
らない位置まで退避するようになっている。
しかして、走査部材Cが反射板36にさしかかったあと
反転し、左側のストロークエンド(原位置)へと復帰走
行(左行)してバネ座片24に衝突すると、前述のよう
にその衝突力でもって案内杆17が少しく左側に摺動す
ることにより、その案内杆17の左端でもってストッパ
ー40が押されて第4図反時計方向に回動し、同図鎖線
に示すように鉤部40′が走査部材Cの走行範囲内に入
り込む。
かくして、走査部材Cは、バネ座片24に衝突してバネ
26を縮めた反動で右行するものであるが、僅かに右行
したところでストッパー40の鉤部40′に係接し、そ
れ以上の右行を阻止されて停止することになる。
一方、ストッパー40は、走査部材Cが反動にて右行す
るにともなって案内杆17が原状に復すべく右側に摺動
することによりバネ43の作用により直ちに復帰回動し
て走査部材Cより離れる。
したがって、ストッパー40が走査部材C(こ係接する
のはほんの僅かな時間だけであって、走査部材Cはスト
ッパー40により停止させられたあと、すぐに右行を許
容されることになる。
以上によって、走査部材Cは、復帰位置(原位置)に到
達したあと大きく反動走行することなく直ちに一定の位
置(原位置)で停止することになるもので、上記到達後
直ちに次の走査態勢を取ることができ、多段走査を誤走
査なく円滑に行うことができるものである。
また、走査部材Cが原位置にあるときに限り前記パルス
モータaが付勢されて、カード1の移送が行われるよう
になっている。
さて、走査部材Cの後側には、第3図に示すようQこ前
述のごとくパターンカード差込口9から差し込まれたカ
ード1が垂直となって前記カバー2の垂下部14の前側
に位置する高さのところにおいてカード1面を走査すべ
く、読取素子、すなわち、発光素子とこれからの光であ
ってカード1面を反射した反射光を受光して電気信号に
変える受光素子とからなる所謂光電センサーdを取り付
けである。
しかして、走査部材Cは、その走行にともないその光電
センサーdがカード1面を横−直線に光学的に走査する
もので、以下にはセンサーdをスキャニングセンサーと
称することにする。
なお、カード1は走査部材Cの往動(右行)及び復動(
左行)の両行程においてスキャニングセンサーdにより
走査されるものであるが、その往復両行程の走査に係る
電気信号は、走査部材Cの在勤行程に係るものだけが有
効なものとして取り出されるようになっている。
次に、カード1Qこついて第1図を参照に説明すると、
その左右のパーホレーション1′、1“間の白色表面に
、編成パターン記録部分すなわち編成パターンを記録す
る部分たる編成パターン記入欄1pと、その左側の編成
ファンクション情報記録部分すなわちファンクションマ
ークを記録する部分たるファンクションマーク記入欄1
fとを、上記スキャニングセンサーdの発光素子の発光
色と同色で受光素子が弁別しない色(たとえば上記発光
素子として赤色発光ダイオードを用いた場合には赤色)
の方眼区画線を、印刷等の適宜の表示方法で予め表示す
ることによりつくっである。
上記編成パターン記入欄1pは、それを構成している方
眼区画線のうちの縦線が編み目相互の区分線、また横線
が編成段相互の区分線となっている。
さらに詳しくいえば、編成パターン記入欄1pは、1つ
の最小区画すなわち記入格子が1つの編み目と対応し、
その横の配列すなわち列が編針1本ずつと対応し、その
縦の配列すなわち段が編成段(ウエール)と対応してい
るもので、横の並びn個の編み目を1グル一プ単位とす
る所謂単位模様を編成するに当たっては、左はじの縦線
とそれより右に1本だけ離れた縦線とを境界線とみなし
て、その間において編成しようとする単位模様に応じた
絵(編成パターン)を鉛筆等の適宜の筆記具を使ってた
とえば黒色でベタに描出しておくものである。
たとえば、12本の編針を1グル一プ単位として選針す
ることにより横の並び12個の編み目による単位模様を
編成するに当たっては、左はじの縦線とそれより12本
口の縦線との範囲内Qこおいて絵を描出しておくもので
ある。
この際、その絵の輪郭さえ上記範囲内にあれば、その内
部は上記記入格子を1つずつ塗りつぶすようなことをし
ないで、ベタに塗りつぶしてしまってもよい。
それはその読み取りが記入格子1個ごとにサンプリング
して行われるからで、これについてはのちほど詳述する
また、ファンクションマーク記入欄1fは、その横線が
編成パターン記入欄1pの横線と同一線上にあり、また
その縦線が編成パターン記入欄1pの縦線と平行になっ
ている。
ファンクションマーク記入欄1fは、糸交換を報知する
報知手段を動作させたりカード1自体の送り方向を決め
るなどといった所要のファンクション動作を行おうとす
るときに、その任意の記入格子にマークを施す(たとえ
ば黒く塗りつぶす)もので、本例においては、そのうち
の2列の記入格子11,1□列(縦の並び)を利用して
、後述するように、−力をカード1の順方向の送りをプ
ログラムするためのもの、他力を逆方向の送りをプログ
ラムするためのものとしである。
上記のようをこ、カード1の編成パターン記入欄1pに
は、編成しようとする単位模様を表す編成パターンをベ
タに画いておくものであり、これを前記走査部材Cのス
キャニングセンサーdは、通常犯人格子1段ごとに横−
直線に走査するものであって、その1段走査に係る電気
信号は、記入格子1段における編成パターンの態様、す
なわち編成パターンの1水平走査態様に応じた方形波と
なるものであり、これだけであると走査してえられた電
気信号は、選針しようとする編針と1対1の関係で対応
していなく、またファンクションマーク記入欄1fに記
入したファンクションマークも、上記編成パターンの読
み取り以前においてそれと同じく上記スキャニングセン
サーdにより読み取られて同じ電気系統において電気信
号となるものであるが、これら2様の電気信号は互いに
分離せられるとともに、編成パターンの読み取りに係る
電気信号は編針と1灼1の関係で対応した2進電気信号
に変換され、またファンクションマークの読み取りに係
る電気信号もファンクションマーク記入欄1fの各証人
格子列(縦の並び)ごとに分離せられるもので、次には
かかる動作すなわちサンプリング動作を行うサンプリン
グ機構について説明する。
走査部材Cの走行体19の後方において前記フレーム5
に、横長板状のリニアエンコーダ28を前記案内杆17
,1Bと平行にして横架しである。
リニアエンコーダ28は、カード1上の前記編成パター
ン記入欄1pに画いた編成パターンをサンプリングする
ための所定複数の編成パターンサンプリング用スリット
28pを、編成パターン記入欄1pの各証人格子列に1
対1の関係で対応させて穿設しているとともに、ファン
クションマークをサンプリングするための所定複数のフ
ァンクションマークサンプリング用スリット28fを、
ファンクションマーク記入欄1fの各証人格子列に1対
1の関係で対応させて穿設している。
一方、走査部材Cの走行体19の後側には、上記2種の
スリット28p 、28 fをともに光学的に読み取る
ための光電センサー、すなわちリニアエンコーダ28の
前面を照射する発光素子とその反射光を受光して電気信
号に変える受光素子とからなるサンプリングセンサーe
を取り付けである。
しかして、走査部材Cの走行によってサンプリングセン
サーeはスリット28f、28p)C応じたパルスすな
わちサンプリングパルスを出力するもので、そのサンプ
リングパルスは、前述のスキヤニングセンサーdの走査
に係る電気信号の場合と同じよう瘉こ、走査部材Cの往
復両行程(原位置である左側のストロークエンドと、前
出の移動体30に取り付けである反射板36との間)の
うちの往動行程に係るものだけが有効なものとして取り
出されるようになっているとともに、そのあと2種のサ
ンプリングパルス、すなわち編成パターンのサンプリン
グのためのサンプリングパルスと、ファンクションマー
クのサンプリングのためのサンプリングパルスとは互い
に分離せられるよう(こなっている。
かくして、編成パターン記入欄1p及びファンクション
マーク記入欄1fの1段走査に係る電気信号は各記入格
子ごとにサンプリングされるものであるが、かかるサン
プリングがカード1との関係において各記入格子ごとに
正確に行われるように、前記カード案内板8には、スキ
ャニングセンサーdの走査線に沿って、編成パターン記
入欄1pの各記入格子列に1対1の関係で対応するスリ
ット8pとファンクションマーク記入欄1fの各記入格
子列に1対1の関係で対応するスリット8fとを穿設し
てあって、スキャニングセンサーdはこれらのスリット
を通じて各スリットごとにカード1上のマークのあるな
しをピックアップするようになっている。
しかして、編成パターンの読み取りに係る電気信号は、
各ビットが各記入格子、したがって編針1本と対応し、
また各記入格子のマークのあるなしに応じて2進数の「
1」か「O」かが決まる2進電気信号に変換され、編成
パターン記憶用の所定のメモIJMEM(第5図)に左
から右へと順次記憶されるものであるが、これより読み
出される2進電気信号のビット数は、前記カバー2上に
一部を臨ませている選針単位数設定用指動輪29を回し
て移動体30の指針31を、前記透明板15の下方に設
けた目盛板32の目盛に合せることにより、その指針3
1が指示している数によって決まり、これによってまた
選針単位数が決まるようになっているもので、次にはか
かる選針単位数の設定を行う選針単位数設定機構につい
て説明する。
移動体30は、前記フレーム5上に水平(こ横架したレ
ール板33に沿って左右に摺動できるようにこれに装架
されているとともに、上記指動輪29と一体的な右側の
滑車34rと左側の滑車341とに掛は渡した紐35G
こよって指動輪29と連係され、この指動輪29を回す
ことによって左右に摺動するようになっている。
この移動体30には、前記カード案内板8の前面に圧接
する反射板36を垂設しである。
この反射板36の前面は鏡面仕上げしてあって、案内板
8の前面及びカード1面よりはるかに光の反射率がよく
なっている。
したがって、スキャニングセンサーdがこの反射板36
に臨んだときOこは、スキャニングセンサーdの出力電
圧(詳しくは受光素子の出力電圧)は急に高くなる。
そこでこのときの電圧を予め実験的に確めておき、それ
より少しく低い電圧としてこれを越えたことを検出する
ようにすれば、結果的にスキャニングセンサーdが反射
板36に臨んだことを検知できること明らかである。
しかして、スキャニングセンサーdの出力電圧を、上述
のごとき実験結果にもとづいて予め決めた基準電圧と電
圧比較すれば、スキャニングセンサーdが反射板36に
差しかかったときに所定の電気信号かえられることにな
る。
一方、前記サンプリングセンサーeよりのサンプリング
パルスは、カウンタとメモリとを含む選針単位数設定回
路44(第5図)に人力され、このなかのカウンタによ
って、ファンクションマークサンプリング用の所定数の
パルスを除いた編成パターンサンプリング用のパルスだ
けが計数されるようになっている。
しかして、上記カウンタは、上述のごとき所定の電気信
号が出力されると計数動作を停止するようになっており
、またこのときの計数値(デジタル電気信号)が選針単
位数設定回路44のなかの計数値記憶用メモリに記憶さ
れるようになっている。
換言すれば、前述のように指動輪29を回して指針31
を目盛板32の目盛に合せることにより設定しておいた
選針単位数が電気的にメモリに記憶されることになる。
上記選針単位数設定回路44の計数値記憶用メモリより
のデジタル電気信号は、前述のごとき編成パターンの読
み取りに係る2進電気信号を記憶する前出の編成パター
ン記憶用メモIJ MEMに入力される(詳しくはその
読出回路)ようになっており、またこの編成パターン記
憶用メモリには、図示していないが、キャリジが列設し
である編針■ピッチ移動するごとにえられるタイミング
パルスを入力させることになっていて、編成パターン記
憶用メモリに記憶の2進電気信号は、上記タイミングパ
ルスのタイミングに合せて、すなわちキャリジの走行タ
イミングに合せて上記計数値記憶用メモリに記憶の計数
値にしたがったビット数のものにつき順次繰り返し読み
出されるようになっている。
しかして、この読み出された2進電気信号は、キャリジ
の裏側に設けである編針選別機構のちの有効動作すべき
一力の電磁石にコード等を通じて供給され、これによっ
て編針が、読み出された2進電気信号の各ビットの内容
に応じて(1か0か)選針され、いわゆる革位模様編成
が行われるものである。
以上のようにして選針単位数は決まるものであるが、走
査部材Cは、この決めた選針単位数に応じた距離だけ、
したがって反射板36にさしかかるところまで右行した
あとそこよりすぐに原位置へと復帰走行するようになっ
ているもので、次にはその構成について説明する。
キャリジを操作して編成を行っている際には、キャリジ
の反転を検出することによりえられた電気信号あるいは
キャリジが針床上の所定の部材に差しかかったことを検
出することによりえられた電気信号によって、第5図に
おけるカード送り命令回路45が上記検出のつど第6図
■に示すように起動信号たるカード送り命令信号を出力
し、これによりパルス発生器46が同図■に示すように
所定数(本例においては1個)のパルスを出力し、それ
0こよってパルスモータドライブ回路47が前記パルス
モータaを駆動させて前記カード1が、カード送り方向
に応じた信号を出力するカード送り方向指示回路48の
指示する方向に1段ずつ移送されるようになっている。
カード1の1段移送が終ると、すなわち上記パルス発生
器46よりのパルス出力が終了すると、走査部材往動用
フリップフロップ49がセットさ札その出力■によって
走査部材ドライブ回路50が、走査部材Cのコイル21
を、走行体19が右行するように付勢(往動方向付勢)
し、これにより走査部材Cが右行する。
この右行により前記サンプリングセンサーeよりのサン
プリングパルスが第6図Vに示すようにアンド51を通
過し、比較回路52に人力する。
比較回路52はカウンタを含んでいて、このカウンタで
もって上記サンプリングパルスのなかの編成パターンサ
ンプリング用のパルスを計数し、その計数値が、前記選
針単位数設定回路43のなかの前記計数値記憶用メモリ
が記憶している計数値すなわち設定しである選針単位数
(第6図■)と一致したとき、比較回路52は同図■に
示すような一致信号を出力するようになっている。
そして、この一致信号によって前記走査部材往動用フリ
ップフロップ49がリセットされる反面、走査部材復動
用単安定マルチバイブレーク53が動作し、その出力■
によって前記走査部材ドライブ回路50が、走査部材C
のコイル21を、走行体19が左行するように付勢(復
動方向付勢)し、これにより走査部材Cが直ちに右行よ
り左行へ反転するようになっている。
上記単安定マルチバイブレーク53の動作時間Tは、走
査部材Cが右側のストロークエンドに位置していても必
ず左側のストロークエンド(原位置)まで復帰走行でき
るだけの時間としてあって、これにより走査部材Cは、
左右のストロークエンド間のいずれで反転指令(右行よ
り左行へ)がかかつても必ず原位置まで復帰走行するこ
とになる。
かくして、走査部材Cは、カード1の1段分の移送が終
った瞬間Qこ原位置より離れて右行し、サンプリングセ
ンサーeよりの編成パターンサンプリング用のサンプリ
ングパルスの数が、指針31が指示している選針単位数
と一致したとき、したがってスキャニングセンサーdが
反射板36を検知したとき、反転して原位置にすぐに復
帰走行するものである。
したがって、カード1の編成パターン記入欄1pは、指
針31が指示している選針単位数と同数の記入格子列数
(本例においては12)だけ走査され、それより右側の
必ずしも走査の要がない記入格子は走査されないことに
なる。
なお、移動体30に、走査部材Cの右行を阻止するスト
ッパーを設けておけば、走査部材Cの反転指令がかかっ
たときの慣性による余分な右行を防止できる。
ところで、走査部材Cの往動走行が反射板36に達する
に到らなかった場合、上述のごとき構成だけであると、
走査部材clこ反転指令がかからないことになる。
そこで、このようなことを防止するため、前記パルス発
生器46のパルス出力が終了すると安全用単安定マルチ
バイブレーク54が動作し、前記比較回路52より第6
図■のごとき一致信号かえられなかったときは、単安定
マルチバイブレーク54の出力(同図■)でもって前記
フリップフロップ49のリセットと単安定マルチバイブ
レーク53のセットとが行われるようになっている。
単安定マルチバイブレータ53の動作時間tは、走査部
材Cが原位置から右側のストロークエンドまで走行する
時間を充足する時間としである。
この単安定マルチバイブレータ54によって上記リセッ
ト、セットが行われた場合には、第6図のタイムチャー
トは鉛線で示すように延びる。
また、走査部材Cが走行付勢されている間、第6図■E
こ示すようにフリップフロップ55がセットされ、その
間前記上側カバ−2上等に設置した走査表示用発光素子
56が点灯するようになっている。
さらに、走査部材Cが走行付勢されている間に前記カー
ド送り命令回路45よりカード送り命令信号が出力され
ると、その信号が第6図Xに示すようにアンド57を通
ってたとえがブザー58を動作させるようになっていて
、これでもって誤ったカード送りを警報するようにしで
ある。
前に触れたように、ファンクションマーク記入欄1fの
なかの2つの証人格子列18,1□の記入格子にマーク
を施すことによって当該カード1の移送方向をプログラ
ムできるものであるが、本発明方法を実施するには、こ
の証人格子列1□、1□の任意の記入格子Oこマークを
施しておくもので、次にはこれについて第5.7.8図
を参照に説明する。
前記サンプリングセンサーeよりのサンプリングパルス
(第7図■)は、ゲート群59によってそのうちの記人
格人列1□、1□に対応するものが同図■、■にそれぞ
れ示すように別々に抽出されるようになっている。
抽出されたサンプリングパルスは、前記スキャニングセ
ンサーdよりの出力が入力されている弁別回路60に人
力され、証人格子列1□の記入格子にマークが施されて
いてそれをスキャニングセンサーdが検知したときと、
証人格子列1□の記入格子にマークが施されていてそれ
をスキャニングセンサーdが検知したときとが弁別され
るようCζになっている。
因みに、第7図は、スキャニングセンサーdがファンク
ションマーク記入欄1fをP −P’線に沿って走査し
て、証人格子列1□の記入格子に施しであるマークを検
知した場合を示し、■は、このときの弁別回路60の「
2」の出力系よりの出力を示しているものである。
証人格子列11の記入格子に施しであるマークを検知し
たときには、弁別回路60の「1」の出力系より■と同
じような出力かえられる。
弁別回路60の「IJ、1−2Jの出力系よりの出力は
前記カード送り方向指示回路48に入力される。
この回路48はたとえばフロップよりなるもので、弁別
回路60の「1」と「2」の出力系よりの出力にしたが
い、その出力のrHJ、rLJが反転するようになって
いる。
第7図■は、証人格子列1□の記入格子のマーク検知に
よりカード送り方向指示回路48の出力がrLJより「
HJになったことを示している。
したがって、スキャニングセンサーdが証人格子列1□
の記入格子に施されたマークを検知すると、カード1の
移送方向モードは順方向(第1図下側)モードとなり、
また証人格子列1□の記入格子に施されたマークを検知
すると、逆方向(第1図上側)モードとなる。
なお、パルスモータドライブ回路47は、走査部材Cが
原位置で停止しているときに限り有効動作するようにな
っている。
しかして今、カード1が最初の手動設定によりあるいは
スキャニングセンサーdが証人格子列1□のマークを検
知したが故に、順方向移送モードとなっているとすると
、カード1の順方向の移送が終るごとζこ走査部材Cは
、ファンクションマーク記入欄1fを横断走査してから
編成パターン記入欄1pを選針単位数ζこ応じたところ
まで走査するという1段分の走査を繰り返すので、両記
入欄if、1pの走査は第1図上側に向かって、段階的
に進むことになる。
したがって、カード1の順方向移送モードにおいて編成
される編地の模様は、編成パターン記入欄1p上の編成
パターンと上下の向きが同じとなる。
順方向の移送が進んでスキャニングセンサーdが証人格
子列1□の記入格子に施されているマ−りを検知すると
、前述のように弁別回路60の「2」の出力系より第7
図■に示すような出力かえられることにより、カード1
の移送方向モードは逆方向(第1図上側)モードとなり
、その段の走査が終って走査部材Cが原位置に復帰した
ところでカード1は逆方向に1段分移送される。
したがって、記入格子列1□(記入格子列11)上のマ
ークは、移送方向指示用信号として機能することになる
かくして、その後はカード1の逆方向の移送が終るごと
に1段分の走査を繰り返すので、両記入欄1f、ipの
走査は第1図下側に向かってMAR的に進むことになる
しかして、このカード1の逆方向移送モードにおいて編
成される編地の模様は、編成パターン記入欄1p上の編
成パターンと上下の向きが逆となり、結果として編地の
模様は第8図Bに示すように、Aに示すようなカード1
上の編成パターンに対して、その上側にそれと上下逆向
きなパターンが背合せに続いた態様となるもので、この
ような逆向きなパターンを、カード1上の編成パターン
に対してそのいずれの個所よりつくるかは、本例におい
ては記入格子列1□のいずれの記入格子にマークを施す
かによって決まり、いわばそれをカード1においてプロ
グラムしておくことができるものである。
なお、上記実施例においてはカード1の自動移送終了後
走査部Cの自動走行を行うようにしたが、これとは逆に
走査部材Cの走行終了後ガード1の自動移送を行うよう
にしても実質的には同じである。
以上に述べたところから明らかなとおり、本発明編成パ
ターン走査方法によれば、カード等の記録媒体上に記録
表示した編成パターンに対し、それと、それを逆さにし
たパターンとが連続して背合せをこなったような模様を
編成でき、しかもかかる編成を、記録媒体上に、その移
送方向を指示する信号を単に施しておくだけで行うこと
ができるとともに、編成パターンに対してそのどのとこ
ろよりその逆さのパターンを続けて編地上に具現するか
を、記録媒体上においてプログラムしておくことができ
、手編機の編成パターン走査方法として斬新である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1〜3図はそ
れぞれ本発明方法を実施するための走査装置の正面図、
平面図、断面図、第4図は、上記走査装置のなかの走査
部材の原位置復帰の際の反動を阻止する構成部分の平面
図、第5図は上記走査装置の電気、電子的構成を示すブ
ロックダイヤグラム、第6,7図は上記ブロックダイヤ
グラムについてのタイムチャート、第8図A、Bは、編
成プログラムカード上の編成パターンと、本発明方法の
実施により編成される編地の模様とを対比して示す説明
図である。 1・・・・・・記録媒体たる編成プログラムカード、C
・・・・・・走査部材、e・・・・・・サンプリングセ
ンサー、48・・・・・・カード送り方向指示回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 編成しようとする模様を表す編成パターンを記録表
    示した記録媒体を、一直線上を走行する走査部材により
    走査しながらその所定長走行ごとにサンプリングパルス
    をうろことにより、上記編成パターンを2進電気信号と
    して読み取る手編機における編成パターン走査方法にお
    いて、上記走査部材の自動走行と、その走行力向と直交
    するある一方向への上記記録媒体の所要量の自動移送と
    を交互に繰り返すことによって、°記録媒体を、その走
    査面が上記ある一方向とは反対の方向に段階的に移って
    いくように走査し、その走査によって走査部材が上記記
    録媒体上に記録されている移送方向指示用の信号を検出
    したところで記録媒体の移送方向モードを上記反対の方
    向の移送方向モードに自動的に変え、しかるのち走査部
    材の自動走行と、上記反対の方向への記録媒体の所要量
    の自動移送とを交互に繰り返すことによって、記録媒体
    を、その走査面が上記ある一方向に段階的に移っていく
    ように走査することを特徴とする手編機における編成パ
    ターン走査方法。
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