JPS5917218B2 - 手編機 - Google Patents

手編機

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JPS5917218B2
JPS5917218B2 JP6929376A JP6929376A JPS5917218B2 JP S5917218 B2 JPS5917218 B2 JP S5917218B2 JP 6929376 A JP6929376 A JP 6929376A JP 6929376 A JP6929376 A JP 6929376A JP S5917218 B2 JPS5917218 B2 JP S5917218B2
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knitting
carriage
pattern
card
scanning
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睦博 山田
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Silver Seiko Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、編成しようとする模様に応じた所要ビット数
の2進電気信号をメモリに記憶しておき、それをキャリ
ジの走行に関連して順次読み出してその内容にしたがっ
て選針する手編機に関し、その目的は、上記メモリに記
憶の所要ビット数の2進電気信号を、上記タイミングパ
ルスによる読み出し以前の段階において読み出してその
内容が如何なるものであるかの表示をでき、それにより
これから編成を行う段(ウエール)の模様はどのような
態様であるかを上記表示を見ることによって確認できる
全く新規な手編機の提供にある。
以下には本発明を図示の実症例について詳細に説明する
まず、本手編機の全体の概略について第1図を参照に説
明すると、編機本体Xには、その針床X1の後側におい
て、制御パネルx2上に一部を臨ませていてその臨ませ
た一部より編成情報記録媒体たる編成プログラムカード
1を差し込むことによってそれを自動移送できるように
装填できしかもそれに表示記録した情報を光学的に走査
する走査部材(第1図では図示せず)を装備した走査装
置Aを設置しであるとともに、針床x1上には、選針実
施範囲を任意に区画できるポイント設定手段たる左右の
選針範囲設定用スイッチ起動片Zl。
Zrを任意の位置に乗載してあり、また針床x1上を走
行させるキャリジYの台板2の裏側には、第1図におい
ては図示していないが、上記編成プログラムカード1上
の編成パターンを走査することによりえられた電気信号
に応じて、針床X1に列装の編針を、電磁力を利用して
キャリジYの進行方向に応じた一方が前後に有効選別作
動する左右1対の編針選別機構を、左右所定長さ離して
配置しである。
そして、上記走査装置Aは、その走査部材がキャリジY
の走行に関連してカード1に記録の情報を横−直線に自
動的に走査することによって、それに応じた電気信号を
出力するようになっており、またその電気信号の事後の
処理は電子的構成で行われるようになっており、さらに
上記左右1対の編針選別機構の電気的構成部分への給電
は、たとえば編糸にテンションを与えるテンション部材
3に掛は渡したコード4によって行われ、キャリジYを
、上記スイッチ起動片Z1.Zrの左右両側方を越える
ところまで左右に往復走行させることにより、スイッチ
起動片Zl、Zrの間隔範囲内の編針だけが有効選別作
用(この範囲内のものでも選別作用を全く受けない休止
位置にあるものは除く)を受けるようになっている。
では、上記走査装置Aの機械的構成について第2〜4図
を参照に具体的に説明する。
走査装置A全体は、前記制御パネルx2の下方において
フレーム5に装備したもので、まずそのなかの記録媒体
移送機構、すなわち前記編成プログラムカード1を装填
してこれを移送する機構について説明すると、フレーム
5の左右において、送り部材たるスプロケットホイール
61,6rを軸7によって一体回転できるように装架し
である3スプロケットホイール61,6rは、編成プロ
グラムカード1の左右のパーホレーション1′に嵌入す
るスプロケット6′を外周面に一定の間隔をおいて突設
していて、それら左右のスプロケットホイール6A’、
6rと、それらの間にわたってその下側に配置した断面
U字状のカード案内板8との間に、前記制御パネルX2
上に臨んでいるパターンカード差込口9からカード1を
差し込んで、パーホレーション1′をスプロケット6′
に嵌合させておくことにより、スプロケットホイール6
1,6rは、カード1をU字状に折り曲げた状態で支持
でき、その支持状態で、前記フレーム5の右側に設置し
た移送機構の駆動源たるパルスモータaにより回転せら
れることによって、カード1をパーホレーション1′の
列設方向に移送できるようになっている。
すなわち、スプロケットホイール61,6rは、その軸
7に嵌着したギアー10がパルスモータaの軸に嵌着し
たギアー11に噛合させであることにより、パルスモー
タaに連係されている。
しかして、パルスモータaは正逆転可能であって、それ
を正転駆動するか逆転駆動するかによってスプロケット
ホイール61,6rの正逆転方向が決まり、それによっ
てまたカード1を順方向に送るか(第4図下側)逆方向
に送るかが決まるものである。
また、上記軸7には、一部を制御パネルx2の窓孔12
を通じその上方へ突出させた指動輪13を嵌着させてあ
って、制御パネルx2上において指動輪13に指を掛け
てこれを回すことにより、カード1を手動によっても移
送できるようになっている。
カード1は前にも触れたように制御パネルX2上のパタ
ーンカード差込口9から差し込むものであるが、その差
込口9は、制御パネルx2の隆起@14の前側に透明板
15を、その後端の起立部15′と隆起部14の断面と
の間にカード1を通すに適当な間隙ができるように配置
することにより構成されており、またこの差込口9より
差し込まれて前記カード案内板8に泊って折り曲げられ
て制御パネルx2の下方に入ったカード1は、制御パネ
ルX2の後端に形成の出口16(第2図)より外方へ導
出されるようになっている。
上記透明板15の起立部15′には水平な基準線15“
を癩してあって、カード1は位置決めするにあたってこ
の基準線15“を基準とするようにしである。
次には、カード1を横−直線に走査すべく走査部材すを
自動走行させる走行駆動機構について説明する。
前記フレーム5に上下2本の案内杆17,18を互いに
平行にして水平に横架してあり、これらに走査部材すを
左右摺動自在となるように装架しである。
すなわち、走査部材すは、その本体たる走査体19に設
けた左右貫通孔を上側の案内杆17に摺動自在に嵌合さ
せているとともに、走行体19の下側に設けたボビン2
0を下側の案内杆18に摺動自在に嵌合させている。
上記ボビン20にはコイル21を巻着してアリ、また下
側の案内杆18の少しく下方にはそれと平行にして横長
の永久磁石22を定置しである。
永久磁石22はその上側全長がたとえばNli、下側全
長がS極となっており、また下側の案内杆18は磁性材
でつくってあって、コイル21に電流を流すことによっ
てその電流が、永久磁石22が常時つくっている磁界を
横切ることになり、その間に働く磁力によって走行体1
9、シたがって走査部材すが、コイル21に流れる電流
の方に応じて案内杆17,1Bを案内手段としてそれに
沿い左あるいは右に自動走行するようになっている。
すなわち、コイル21と永久磁石22とは、永久磁石2
2をステータとする一種のりニアモータを構成している
ものである。
しかして、走査部材すは常時は左側のストロークエンド
(第4図実線位置)に位置しているものであるが、キャ
リジYの走行に関連して(詳しくは後述するようにキャ
リジYが前記スイッチ起動片ZlあるいはZrにさしか
かったときに)左側のストロークエンドから右側のスト
ロークエンド(同図鎖線位置)に走行し、次に右側のス
トロークエンドから左側のストロークエンドにすぐにフ
ィードバック走行するに足る電流をコイル21に自動的
に供給されることによって、左右の1往復走行を間断な
く一気に行うようになっているものである。
前記フレーム5の右はじには、走査部材すに対して右側
のストロークエンドにあたる反転検知用リミットスイッ
チ23を設けてあり、一方前記上側の案内杆17には走
査部材すの左側のストロークエンドにあたる位置におい
てストッパー24を固着しであるものであるが、案内杆
17はフレーム5に左右摺動自在に横架されているとと
もにその左端においてバネ26によって右方へ付勢され
ていて、これにより走査部材すは、復動(左行)の際l
こストッパー24に衝突するが、その衝撃をバネ26に
よって緩衝されることにより、左側のストロークエンド
に達したときの反動(右行)を防止せられるようになっ
ている。
上述のように走行体19は、コイル21と永久磁石22
との間に働く左あるいは右向きの水平成分の磁力によっ
て案内杆17,18に沿い摺動するものであるが、走行
体19と案内杆17,18との間に、走行体19がぐら
つくほどの隙間があったり、コイル21と永久磁石22
との間に働く垂直成分の磁力が、走行体19の左右走行
行程において一様でない場合には、走行体19と案内杆
17.18との間の摩擦力が一様とならなくてその走行
がギクシャクしたものとなったり、途中で停止したりす
るおそれがある。
そこで、これを防止すべく走行体19には、それに常時
一定の垂直方向の力が加わるように、その左右に、永久
磁石22との間で上下方向の反発力を生ずる永久磁石片
27,27’を固着しである。
これら磁石片27,27’はたとえば永久磁石22の上
側がNtiの場合、下側をNiとしである。
走査部材すの後側には、第2図に示すように前述のごと
くパターンカード差込口9から差し込まれたカード1が
垂直となって前記制御パネルx2の下方に位置する高さ
のところにおいてカード1面を走査すべく、読取素子、
すなわち、発光素子とこれからの光であってカード1面
を反射した反射光を受光して電気信号に変える受光素子
とからなる所謂光電センサーCを取付けである。
しかして、走査部材すは、その走行にともないその光電
センサーCがカード1面を横−直線に光学的に走査する
もので、以下には光電センサーCをスキャニングセンサ
ーと称することにする。
なお、カード1は走査部材すの往動(右行)及び復動(
左行)の両行程においてスキャニングセンサーCにより
走査されるものであるが、その往復両行程の走査に係る
電気信号は、後述するように走査部材すの往動行程に係
るものだけが有効なものとして取り出されるようになっ
ている。
次に、カード1について第4図を参照に説明すると、そ
れは半透明であって、その左右のパーホレーション1′
間の白色表面に、編成パターン記録部分すなわち編成パ
ターンを記録する部分た乙編成パターン記入欄1pと、
その右側の編成ファンクション情報記録部分すなわちフ
ァンクションマークを記録する部分たるファンクション
マーク記入欄1fとを、上記スキャニングセンサーCの
発光素子の発光色と同色で受光素子が弁別しない色(た
とえば上記発光素子として赤色発光ダイオードを用いた
場合には赤色)の方眼区画線を、印刷等の適宜の表示方
法で予め表示することによりつくっである。
上記編成パターン記入欄1pは、それを構成している方
眼区画線のうちの縦線が編み目相互の区分線、また横線
が編成段相互の区分線となっていて、その欄外の下側に
、上記編み目を表わす数字を方眼区画線と同じ色で表示
しである。
さらに詳しくいえば、編成パターン記入欄1pは、1つ
の最小区画すなわち記入格子が1つの編み目と対応し、
その横の配列すなわち列が編針1本ずつと対応し、その
縦の配列すなわち段が編成段(ウエール)と対応してい
るもので、横の並びn個の編み目を1グル一プ単位とす
る所謂単位模様を編成するに当たっては、左はじの縦線
とそれより右にn本だけ離れた縦線とを境界線とみなし
て、その間において編成しようとする単位模様に応じた
絵(編成パターン)を、鉛筆等の適宜な筆記具を使って
たとえば図示のように黒色でベタに描出しておくもので
ある。
たとえば、48本の編針を1グル一プ単位として選針す
ることにより横の並び48個の編み目による単位模様を
編成するに当たっては、左はじの縦線とそれより48本
目の縦線との範囲内において絵を描出しておくものであ
る。
この際、その絵の輪郭さえ上記範囲内にあれば、その内
部は上記証人格子を1つずつ塗りつぶすようなことをし
ないで、ベタに塗りつぶしてしまってもよい。
それはその読み取りが証人格子1個ごとにサンプリング
して行われるからで、これについてはのちほど詳述する
また、ファンクションマーク記入欄1fは、その横線が
編成パターン記入欄1pの横線と同一線上にあり、また
その縦線が編成パターン記入欄1pの縦線と平行になっ
ていて、そのファンクションマーク記入欄1fの証人格
子の段(縦の並び)は、編成パターン記入欄1pのそれ
と同一線上において並びそれと同数あるが、その列(横
の並び)数は、たとえば編成パターン記入欄1pが60
あるのに対して4となっている。
ファンクションマーク記入欄1fは、所要のファンクシ
ョン動作を行おうとするときに、その任意の証人格子に
マークを癩す(たとえば黒く塗りつぶす)もので、本例
においては、その合計4列の記入格子列(縦の並び)の
うちの左はじの列が当該カード1の順方向の送りをプロ
グラムするためのもの、その右隣りの列がカード1の逆
方向の送りをプログラムするためのものとしてあり、さ
らにこれらを除く他の2列が、それぞれ糸交換とか選針
動作の開始、終了とかのカード送り以外の所要のファン
クション動作をプログラムするためのものとしである。
上記のように、カード1の編成パターン記入欄1pには
、編成、しようとする単位模様を表わす編成パターンを
ベタに画いておくものであり、これを前記走査部材すの
スキャニングセンサーCは、通常記入格子1段ごとに横
−直線に走査するものであって、その1段走査に係る電
気信号は、記入格子1段における編成パターンの態様、
すなわち編成パターンの1水平走査態様に応じた方形波
となるものであり、これだけであると走査してえられた
電気信号は、選針しようとすると編針と1対1の関係で
対応していなく、またファンクションマーク記入欄1f
に記入したファンクションマークも、上記編成パターン
と同じく上記スキャニングセンサーCにより読み取られ
て同じ電気系統において電気信号上なるものであるが、
これら2様の電気信号は互いに分離せられるとともに、
編成パターンの読み取りに係る電気信号は編針と1対1
の関係で対応した2進電気信号に変換され、またファン
クションマークの読み取りに係る電気信号もファンクシ
ョンマーク記入mlfの各記入格子列(縦の並び)ごと
に分離せられるもので、次にはかかる動作すなわちサン
プリング動作を行うサンプリング機構について説明する
走査部材すの走行体19の後方において前記フレーム5
に、横長板状のリニアエンコーダ28を前記案内杆17
,18と平行にして横架しである。
リニアエンコーダ28は、カード1上の前記編成パター
ン記入@1pに画いた編成パターンをサンプリングする
ための所定数(本例では60個)の編成パターンサンプ
リング用スリット28pを、編成パターン記入欄1pの
各記入格子列に1対1の関係で対応させて穿設している
とともに、ファンクションマークをサンプリングするた
めの所定数(本例では4個)のファンクションマークサ
ンプ1ノンク用スリット28fを、ファンクションマー
ク記入d1fの各記入格子列に1対1の関係で対応させ
て穿設している。
一方、走査部材すの走行体19の後側には、上記2種の
スリット28p 、28 fをともに光学的に読み取る
ための光電センサー、すなわちリニアエンコーダ28の
前面を照射する発光素子とその反射光を受光して電気信
号に変える受光素子とからなるサンプリングセンサーd
を取付けである。
しかして、走査部材すの走行によってサンプリングセン
サーdはスリンl−28p 、28 fに応じたパルス
すなわちサンプリングパルスを出力するもので、そのサ
ンプリングパルスは、前述のスキャニングセンサーCの
走査に係る電気信号の場合と同じように、走査部材すの
往復両行程のうちの往動行程に係るものだけが有効なも
のとして取り出されるようになっている吉ともに、その
あき2種のサンプリングパルス、すなわち編成パターン
のサンプリングのための60個のサンプリングパルスと
、ファンクションマークのサンプリングのための4個の
サンプリングパルスとは互いに分離せられるようになっ
ている。
かくして、編成パターン記入欄1p及びファンクション
マーク記入欄1fの1段走査に係る電気信号は、各証人
格子ごとにサンプリングされるものであるが、かかるサ
ンプリングがカード1との関係において各記入格子ごと
に正確に行われるように、前記カード案内板8には、ス
キャニングセンサーCの走査線に泊って、編成パターン
記入欄1pの各記入格子列に1対1の関係で対応するス
リット8pとファンクションマーク記入欄1fの各記入
格子列に1対1の関係で対応するスリット8fとを穿設
してあって、スキャニングセンサーCはこれらのスリッ
トを通じて各スリットごとにカード1上のマークのある
なしをピックアップするようになっている。
しかして、編成パターンの読み取りに係る電気信号は、
各ビットが各記入格子、したがって編針1本と対応し、
また各記入格子のマークのあるなしに応じて2進数の「
1」か「0」かが決まる60ビツトの2進電気信号に変
換され、その全ビットが所定のパターン記憶用メモリに
左から右への順次記憶されるようになっている。
そして、その記憶された2進電気信号はキャリジYの走
行タイミングに合せて順次読み出され、キャリジYの裏
側に設けである前出の編針選別機構のうちの有効動作す
べき一方の電磁石に前記コード4を通じて供給され、こ
れによって編針が、読み出された2進電気信号の各ビッ
トの内容に応じて(「1」か「0」か)選針されるもの
であるが、この読み出されるビット数は、前記制御パネ
ルx2上に設けである選針単位数設定用ダイヤル29で
設定した数によって決まり(ダイヤル29を回すき後述
するように2進電気信号を記憶しているパターン記憶用
メモリの読出し回路が制御される)、その設定したビッ
ト数のものが繰り返し読み出され、これによって選針単
位数が決まるようになっている。
次には、キャリジY側の機械的構成について第2.5.
6図を参照に説明する。
既述のごとく、本手編機は、走査部材すのスキャニング
センサーCによる編成パターンの有効走査を、在勤行程
についてだけ行ってその走査に係る2進電気信号を左か
ら右へと順次パターン記憶用メモリに一旦記憶させてお
くのに対し、そのメモリに記憶の上記2進電気信号を読
み出すこ七によって行う実際の選針動作は、上記左右の
編針選別機構がキャリジYの走行方向に応じて交代動作
しながらキャリジYの往復両行程について行うもので、
カード1に画かれた編成パターンどおりの模様を編成す
るには、キャリジYの走行方向を検知してその検知信号
によって上記メモリへの2進電気信号の記憶とその読み
出しとを制御しなければならない。
そこで、キャリジYには、第5図(キャリジYは、その
右側半部が上蓋を取り去った合板の上面を、また左側半
部が裏面を示しである)及び第6図に示すようにその後
側縁中央にキャリジ反転スイッチ機構Eを装備しである
もので、まずこれについて説明する。
キャリジYの前記台板2上に、横長方形の箱枠39を固
設してそれにスイッチ起動体40を左右所定長さ範囲内
において往復摺動自在となるように嵌装しである。
スイッチ起動体40は、上記箱枠39の上面上を摺動す
る断面T字状の連結片41吉磁石片42とを前後2枚の
磁性板431.43□で挾持して板状の単体としたもの
で、その2枚の磁気を帯びている磁性板431,43□
の下端部は、台板2に設けた横長孔2′及びその台板2
に固着のスライドパイプ44に設けた横長孔44′を貫
通していて、磁性板431,43□の下端面は、針床x
1上に横設した磁性材製のキャリジガイドバー45に常
時吸着するようになっている。
一方、箱枠39の後側面には、内部に3つのスイッチ部
e1〜e3を有するマイクロスイッチeを固設してあっ
て、そのスイッチeのレバーe′は、箱枠39の後壁に
設けた窓孔39′を貫通して後側の磁性板43□の孔4
3′に係入させである。
しかして、スイッチ起動体40は、箱枠39に左右所定
範囲内での摺動の自在が許容されて嵌装されていること
、及びキャリジガイドバー45に吸着していることによ
り、キャリジYを左行させたときは箱枠39に対する右
側摺動限界位置まで摺動させられたあとにおいてそれと
ともに移動し、またキャリジYを右行させたときは上記
とは逆に左側摺動限界位置まで摺動させられたあとにお
いてそれと移動するこさになり、かかるスイッチ起動体
40の左右転換動作によってマイクロスイッチeのレバ
ーlが左右に切り換えられ、スイッチeがスイッチ動作
してそのうちの1つ、すなわちキャリジ走行方向検知の
ためのスイッチ部e1より第8図■に示すようにキャリ
ジYの走行反転によってrHJからrLJあるいはその
逆に反転する2値電気信号かえられるものである。
次に、編針Nの前後選針を最終的に実権する左右の編針
選別機構Fl、Frは、構成部品の配置が左右対称の関
係になっているが、実質的には両者同じ構造で、キャリ
ジ台板2上に架設した電磁石46を励磁するかしないか
によって、編針NのバットN′に磁力を作用させてそれ
を前あるいは後に吸引するか作用させないでそのままに
して旧くかによって、編針Nを前後に選別できるように
なっている。
そして、左右の編針選別機構FA、Frは、前記キャリ
ジ反転スイッチ機構Eのマイクロスイッチeのなかの電
磁石切換用スイッチ部e2がキャリジYの走行方向にし
たがって切り換えられるこさにより、有効動作すべき一
方の電磁石46(本例ではキャリジYの進行方向に向っ
て前側のもの)だけに選針動作のための給電を行われる
ようになっている。
しかして、左右の編針選別機構Fll、Frは、その電
磁石46を非励磁状態のままにしておくか励磁するかに
よって編針Nを1本ずつ前後に選別できるものであるが
、その選別実権点に臨んだ編針Nでも、それが前出の左
右のポイント設定手段たる選針範囲設定用スイッチ起動
片Z1.Zrの範囲外に位置しているものである場合に
は、電磁石46が励磁指令を全く受けなくて非励磁状態
のままとなるにより、電磁石46による上述のごさき選
別作用を受けないようになっているもので、次にはかか
る構成について第5,6図を参照に説明する。
左右のスイッチ起動片Zl!、Zrは、ともにその上面
に左右に走るカム溝Z、を形成しているとともに、針溝
x3に上側から嵌入する複数の突起Z2を下面前端に突
出形成し、さらに前側面に、編針NのバットN′をぴっ
たりと受入できる複数個のバット係入溝Z3を形成して
いて、双方さも、その突起Z2を針溝X3の後端に嵌め
さらにそのバット係入溝Z3にバットN′を係入するこ
きにより、針床x1上の任意の位置に左右に動かないよ
うに配置できるということについては同じであるが、相
互のカム溝Z、の形状が互いに左右対称の関係になって
いる。
すなわち、左側のスイッチ起動片ZA?は、カム溝Z1
の前後の側壁を形成する前後のカム部Z4゜Z5の配置
が、前側が右で後側が左の創始関係になっているのに対
し、右側のスイッチ起動片Zrのそれは上記とは逆の関
係になっている。
一方、キャリジYの台板2上には、キャリジYの走行に
よって上記スイッチ起動片Zl、Zrに係合することに
よりスイッチ動作する左右1対のポイント検知手段たる
選針端検知用スイッチ機構Gl、Grを装備しである。
左右のスイッチ機構Gl、Grは、構成部品相互の配置
関係が左右対称であるが、実質的には同じ構造である。
クランク53は、ピボット54によってキャリジ台板2
上に水平回動自在に枢支したもので、その一端部下面に
垂下突設した突子55を、キャリジ台板2の窓孔2”を
通じその台板2の下方へ突出させ、また他端部を台板2
上に取り付けたマイクロスイッチ56のレバーと連結し
ていて、突子55がキャリジYの走行にともない左ある
いは右のスイッチ起動片Zl、Zrのカム溝Z1の中を
通ることにより、クランク53は回動し、マイクロスイ
ッチ56を切り換えるようになっている。
すなわち、左右のスイッチ機構01)、Orのマイクロ
スイッチ56.56は、そのそれぞれに対応する突子5
5.55がともに左右のスイッチ起動片Zl、Zrの間
隔内にあるときともにオンで、この間隔外へ出るとそれ
ぞれオフとなるようにしである。
そして、左右の突子55.55は、それぞれ前記左右の
編針選別機構Flt、Frの選別実権点の後方延長線上
に位置させであるもので、左右のスイッチ機構Gl、G
lは、それぞれ左右の編針選別機構Fl、Frの選別実
権点が針床X、上のおけるスイッチ起動片Zl、Zrの
設置位置にさしかかったときスイッチ動作し、それぞれ
rHJからrLJまたはこの逆に反転する電気信号を出
力するようになっており、またこれら両スイッチ機構G
l、Grの電気信号は、前記キャリジ反転スイッチ機構
Eのマイクロスイッチeのなかの有効選針範囲指示用ス
イッチge3によって、有効選針動作する側のものだけ
が取り出されるようになっている。
しかして、第8回置に示すように有効選針範囲指示用ス
イッチ部e3は、有効選針動作する側の選針端検知用ス
イッチ機構GlあるいはGrがスイッチオンしてからオ
フになるまでの間、すなわちキャリジYの進行方向前側
の編針選別機構FlあるいはFrの選針実症点が左右の
スイッチ起動片Zl、Zr間の間隔内にある間、有効選
針範囲を指示する信号「H」を出力し、上記間隔範囲外
のとき信号「L」を出力するもので、上記rHJ出力出
力語いて、編成パターンに係る2進電気信号を記憶して
いる前出のパターン記憶用メモリの読み出しが行われ、
その間だけ有効選針動作する側の前記電磁石46が励磁
、非励磁の制御を受けるようになっている。
このようにしてメモリの読み出しは、左右のスイッチ起
動片Zl、Zrで決めた有効選針範囲内においてのみ行
われるものであるが、その読み出しはキャリジYの走行
速度が一定でなく大きく変動するため、キャリジYの走
行タイミングに合わせて行わなければならない。
そこで、キャリジYにはその台板2上の後端であって前
記左右の編針選別機構Fit、Frにそれぞれ対応する
位置において、光電センサーH7゜Hrを取り付けてあ
って、その光電センサール。
Hrが、針床X1の後端の立ち上り壁x4に、針溝x3
・・・・・・と1対1の関係で列設しであるスリットX
3・・・・・・を、一種のリニアエンコーダとしてキャ
リジYの走行にさもない読み取ることにより、光電セン
サーHl、Hrより第8図1に示すようにキャリジYの
走行タイミングに合せたパルスすなわちタイミングパル
スが出力されるようになっており、このタイミングパル
スによって前出のメモリの読み出しが制御されるもので
、以下には光電センサーHl、Hrをタイミングパルス
発生器と称するこ吉にする。
なお、左右のタイミングパルス発生器H1゜Hrよりの
パルスは、前記キャリジ反転スイッチ機構Eによって有
効選針動作をする側の編針選別機構FlあるいはFrに
対応するものだけが有効なものとして取り出されるよう
になっている。
本手編機の機械的構成は上述のごとくであって、次には
その電気、電子的構成について第7,8図を参照に説明
する。
まず、前記カード1の走査及びその送りなどを行って、
読み取った編成パターンを2進電気信号としてパターン
記憶用メモIJMEMに記憶する入力機能部分の構成に
ついて説明する。
キャリジYを前記スイッチ起動片Zll、Zrの間隔範
囲外より範囲内すなわち有効選針範囲内へ走行させると
、前記有効選針範囲指示用スイッチ部e3よりの信号が
第8図■に示すように「L」からrHJになることによ
り、カード送り命令回路30がカード送り命令信号を出
力し、これによりパルス発生器31が所定数のパルスを
出力し、これによってパルスモータドライブ回路32が
前記パルスモータaを駆動させて前記カード1が、カー
ド送り方向に応じた信号を出力する回路33の指示する
方向に1段ずつ移送されるようになっている。
カード1の1段移送が終ると、すなわち上記パルス発生
器31よりのパルス出力が終了すると、走査命令回路3
4が走査命令信号を出力し、これによって走査部材ドラ
イブ回路35が前記走査部材すを一気に往復動させるよ
うになっている。
この走査部材すの走行による前記スキャニングセンサー
C及びサンプリングセンサーdよりの電気信号は、それ
ぞれ有効データ形成回路c/、有効サンプリングパルス
形成回路d′によって走査部材すの往動行程に係るもの
だけが有効に取り出され、前者の電気信号はメモリコン
トロール回路MCに、また後者の電気信号(サンプリン
グパルス)は書込みアドレス指定回路WAにそれぞれ入
力されるようになっている。
書込みアドレス指定回路WAは、上記サンプリングパル
スを計数するバイナリカウンタを含み、その計数値に応
じた並列2進電気信号を上記メモリコントロール回路M
Cに書き込みアドレス指定信号として入力するようにな
っている。
メモリコントロール回路MCは、上記有効サンプリング
パルス形成回路d′よりのパルスによって前記有効デー
タ形成回路C′よりの編成パターンの走査に係る電気信
号をサンプリングして、それを編針1本ずつと各ビット
が対応した2進電気信号に変換したのち、その2進電気
信号を、上記書込みアドレス指定回路WAのアドレス指
定制御によって順次前記メモIJ M E Mのある決
まったアドレスに、しかも前記キャリジ走行方向検知用
スイッチ部e1よりのキャリジ走行方向に応じた電気信
号によって、キャリジYの左行による走査の場合と右行
による走査の場合とで分けてそれぞれ別の記憶部に、す
なわち2つの記憶部に別々に記憶するようになっている
以上に述べた入力機能部分によって、カード1の移送及
び走査が行われ、編成パターン記入欄1pに画いた編成
パターンが1段ごとに順次読み取られて編針Nさ1対1
の関係で対応した2進電気信号としてメモリMEMに記
憶されるようになっているもので、次にはこのメモIJ
MEMに記憶の2進電気信号を、キャリジYの有効選針
範囲内での走行中においてその走行タイミングに合せて
読み出すことにより、前記左右の編針選別機構F1.F
rに編針Nの選別を行わせる出力機能部分について説明
する。
前記タイミングパルス発生器H1!、Hrよりのタイミ
ングパルス(第8図I)は有効タイミングパルス形成回
路Hに入力され、キャリジYが有効選針範囲内にあると
きだけしかもキャリジYが左行のときと右行のときとで
分けて有効タイミングパルス形成回路Hにより有効なも
のとして取り出されるようになっている。
すなわち、有効タイミングパルス形成回路Hは、上記タ
イミングパルスlのほかに前記有効選針範囲指示用スイ
ッチ部e3よりの有効選針範囲を表わす信号(第8図■
)及びキャリジYの走行方向に応じた前記キャリジ走行
方向検知用スイッチ部e1よりの信号(同図■)を入力
していて、上記タイミングパルスの立ち下りエツジを検
出して、有効選針範囲を表わす信号のある間だけ、キャ
リジの走行方向を表わす信号に応じそれが「H」である
ときには同図■に示すようにIllの出力端子より、ま
た「L」であるときには■に示すように「2」の出力端
子より有効タイミングパルスを出力するもので、「1」
の出力端子より出力された有効タイミングパルスは、ア
ップダウンカウンタを含む読出しアドレス指定回NRA
によって加算され、また「2」の出力端子より出力され
た有効タイミングパルスは減算されるようになっている
このようにして有効タイミングパルス形成回路Hよりの
有効タイミングパルスは、キャリジYの走行方向に応じ
て読出しアドレス指定回路RAにより加算あるいは減算
されるものであるが、その読出しアドレス指定回路RA
の最大計数値は、前記選針単位数設定用ダイヤル29で
決めた選針単位数と同数にプリセットされている。
かくして、読出しアドレス指定回路RAは、キャリジY
の有効選針範囲内走行中において上記タイミングパルス
を上記プリセットされた個数計数するごとに、Xに示す
ように繰り返し同じ数値(デジタル電気信号)をとるこ
とになる。
換言すれば、この回路RAは前記左右のスイッチ起動片
Zl、Zrの間にある編針Nをコード化してそれに一定
の方向に向って繰り返し番号をつけているといえる。
しかして、この回路RAの出力は、前出のメモリコント
ロール回路MCにメモリMEMに対する読み出しアドレ
ス指定信号(読み出し指定信号)として供給されるよう
になっており、また上記のキャリジ走行方向を表わす信
号■は、メモリコントロール回路MCに、メモIJ M
E Mの2つの記憶部のうちのいずれを読み出すかを
決める信号として入力されるようになっているもので、
メモリMEMに記憶されている2進電気信号は、キャリ
ジYの走行方向に応じた記憶部のものにつきXに示す例
でいえば0から59の60ビツトのものが繰り返し読み
出され、Mに示すように2直電気信号としてメモリコン
トロール回路MCより出力され、電磁石ドライブ回路M
Dに入力されるようになっている。
そしてこのドライブ回路MDの出力は前記電磁石切換ス
イッチ部〜によって、有効選別動作する側の一方の前記
編針選別機構FlあるいはFrの電磁石46に入力され
るようになっている。
かくして、左右のスイッチ起動片Zl、Zrの間の編針
Nは、■に示すように60本を1グループとして、編成
パターン記入欄1pの左はじの記入格子とそれより60
個右側の記入格子との間に画かれた編成パターンの態様
にしたがい選別(たとえば第8図において実線で示す楕
円形が前方偏倚、それを塗りつぶしたのが後方偏倚、破
線で示す楕円形が有効選針範囲外にあるものを示す)さ
れることになる。
ところで、前述のように編成パターン記入欄1pはその
左右端全長にわたって走査され、その1段走査によって
えられた2進電気信号の全ビットがメモIJMEMに記
憶されるものであるが、それより読み出されるビット数
は、選針単位数設定用ダイヤル29でプリセットしてお
いた選針単位数により決まるもので、たとえばそれを「
12」とした場合、たとえば編成パターン記入欄lp上
において左はしより12個目の記入格子よりさらに右側
において編成パターンを記録してあったとしても、その
右側の記録部分は走査されて一応メモIJMEMに記憶
されるが、それは選針を行うための信号として読み出さ
れることはないものである。
以上の構成によりカード1上の編成パターンに応じた単
位模様編成を行うことができるものであるが、本手編機
はさらに上記編成パターンを変えないでおいて、現実に
編成される模様の左右の向きを、前出の制御パネルX2
上の手動操作部材の手動操作によって変えることができ
るようになっている。
すなわち、模様左右選択手段RLは、その手動操作部の
切換操作によって出力電気信号が第8図■に示すように
「H」からrLJあるいはWに示すようにその逆に反転
するようになっているもので、その信号がrHJである
力げL」であるかによって、有効タイミングパルス形成
回路Hの「1」の出力端子と「2」の出力端子とが、前
記キャリジ走行方向を表わす信号■の「H」。
rLJで決まる出力動作を反転するようになっている。
すなわち、模様左右選択手段RLの出力が順に示すよう
に「L」の場合は、既述のように、キャリジ走行方向を
表わす信号■がrHJであれば有効タイミンク′/マル
ス形成回路HのrlJの出力端子より■に示すように有
効選針範囲内においてタイミングパルスが出力され、信
号■がrLJであれば「2」の出力端子より■に示すよ
うにタイミングパルスが出力されるものであるが、選択
手段RLの出力がWに示すようにrHJの場合には、上
記とは逆に信号■がrHJのとき「2」の出力端子より
、r L Jのとき「1」の出力端子よりタイミングパ
ルスが出力されるようになっている。
しかして、読出しアドレス指定回路RAの計数値は、キ
ャリジYのある方向の走行につき前述したXの関係をと
るかあるいは■の関係をとるかを、模様左右選択手段R
Lの操作にもとづいて決定されるもので、カード1上の
編成パターンが同じであっても、Xと■の場合とでは編
成される模様が左右を逆にしたような関係となるもので
ある。
以上のように本手編機は、編成プログラムカード1の編
成パターン記入欄1pに画いた編成パターンを、2進電
気信号として読み取って一旦メモIJMEMに記憶して
おき、それを選針単位数設定用ダイヤル29で決めたビ
ット数のものにつき有効に読み出して、左右のスイッチ
起動片Zl。
Zrで決めた有効選針範囲内の編針についてだけ選針を
行い°、この範囲内についてだけいわゆる単位模様編成
を行うものであるが、さらに本手編機は、キャリジYを
有効選針範囲中を走行させて実際の選針を行う前段階に
おいて、これから行う選針体系はどのような態様である
かを、前記制御パネルX2上に設けたディスプレイ装置
の表示によって知ることができるようになっているもの
で、次には本発明の重点であるかかる構成について説明
する。
第3図に示すように、前記透明板15の上あるいは下側
に、ディスプレイ装置として発光ダイオード等の発光素
子L・・・・・・を、カード1の編成パターン記入欄1
pの記入格子の横の並びに対応させて合計60個−列に
配設しである。
また、透明板15上には、発光素子L・・・・・・の左
はじのものからの数を指示する数字目盛を表示してあり
、さらにこの目盛表示個所の左右における透明板15の
上あるいは下側に、前記模様左右選択手段RLを左基準
としたときと右基準としたときとにそれぞれ点灯する模
様左右基準表示用発光素子Ml tMrを配置しである
発光素子り群は、キャリジYを有効選針範囲外において
方向反転させたとき前記メモIJMEMに記憶の2進電
気信号のビット内容の体系に応じて点灯するようになっ
ている。
すなわち、第7図に示すように前記キャリジ走行方向検
知用スイッチ部e1よりの信号、すなわちキャリジ走行
方向を表わす信号(第8図1)は微分回路を含むキャリ
ジ反転検知回路CTに入力され、信号Hの反転時におい
て、したがってキャリジの走行反転時において第8図■
に示すように反転検知回路CTよりパルスかえられ、こ
のパルスによってクロックパルス発生器PG及びフリッ
プフロップFFがセットされるようになっている。
クロックパルス発生器PGは、その発生パルス数を前記
選針単位数設定用ダイヤル29によって選針単位数と同
数にプリセットされており、またフリップフロップFF
は前記カード送り命令回路30の出力パルス(第8図V
)によってリセットされるようになっていて、その出力
(同図■)によってアントゲ−1−ANDをキャリジY
が反転してから有効選針範囲に入るまでの走行中だけ開
くようになっている。
クロックパルス発生器PGより出力された選針単位数と
同数のパルス■は、前記読出しアドレス指定回路RAに
よってキャリジYの走行方向に関係なく常に加算され、
その加算によりえられたデジタル電気信号が前記メモリ
コントロール回路MCに入力されて前記メモIJ M
E Mの読み出しを行うアドレスが指定されるようにな
っている。
そして、前回のキャリジ操作の際において走査部材すの
1段走査にもとづきメモIJ M E Mに記憶されて
いる所定ビット数(本例においては60ビツト)の2進
電気信号は、キャリジYを反転させて次のキャリジ操作
を行うときに選針単位数設定用ダイヤル29で決めたビ
ット数のものにつき順次高速で読み出され、前述のごと
く開いているアントゲ−)AND(第8図■)を通って
直−並変換回路たるシフトレジスタSRに入力されるよ
うになっているとともに、このシフトレジスタSRには
、クロックパルス発生器PGよりのクロックパルス(上
記読出しアドレス指定回路RAに入力されるパルスとは
位相をずらせたパルス)がシフトパルスとして入力され
るようになっている。
しかして、シフトレジスタSRの並列出力端子には、デ
ィスプレイ装置を構成する前記発光素子L・・・・・・
が1対1の関係にして接続してあり、またシフトレジス
タSRは、前記キャリジ反転検知回路CTよりの出力パ
ルス■によってリセットされるようになっているもので
、キャリジYの前回操作によって1編成段の編成が終り
、次段の編成を行うべくキャリジYを有効選針範囲外に
おいて走行反転させたときより、発光素子り群は、選針
単位数に応じた数のものがそのこれから編成を行おうと
する段についての単位模様に応じた表示体系(点灯、消
灯の態様)となり、それを、キャリジYの当該回の操作
が終るまで(有効選針範囲を通り過ぎて次の走行反転を
行うまで)保持することになる。
なお、シフトレジスタSRは、前記模様左右選択手段R
Lの出力がrLJであるかrHJであるかによってシフ
ト方向が変るようになっているもので、左基準とした場
合には、前記左右の発光素子M#、Mrのうちの左側の
ものが点灯し、発光素子り群のうち左はじのものから右
へ向って選針単位数と同じ数のものによって上述の表示
が行われ、また右基準とした場合には、上記とは逆に右
側の発光素子Mrが点灯し、発光素子り群のうち右はじ
のものから左へ向って選針単位数と同じ数のものによっ
て表示が行われるようになっているものである。
以上、本発明の1実施例について述べたが、本発明はか
かるものに限定されるものでない。
すなわち、上記においてはキャリジYの走行反転を検知
して、その走行反転時よりメモIJMEMの記憶内容の
表示を自動的に行うようにしたが、ボタン等の手動操作
部材の操作にもとすいてメモIJMEMの記憶内容の読
み出しを行って、手動操作することによって必要に応じ
表示を行えるようにしてもよいものである。
この場合には、第7図におけるキャリジ反転検知回路C
Tを手動操作部材に換えればよい。
また、ディスプレイ装置は、発光ダイオードで構成する
ほか、液晶、エレクトロクロミック表示体等で構成して
もよいものである。
以上に述べたところから明らかなとおり、本発明によれ
ば、メモリに記憶の選針信号たる所要ビット数の2進電
気信号を、実際の選針動作が行われる前段階において読
み出してその内容に応じた態様の表示を行うことができ
るもので、これから編成を行う段の模様はどのような態
様であるのを、情報記録媒体(実施例の場合においては
編成プログラムカード1)上の編成パターンをいちいち
その記録位置などを勘案しながら確認するといった煩し
いことを要せず、ごく簡単に確認できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明手編機の1実施例を示すもので、第1図は
手編機の全体を簡略して示す斜視図、第2図は手編機全
体の断面図、第3図は手編機の制御パネル上の一部分を
示す斜視図、第4図は走査装置の正面図、第5図は、針
床の上面とそれに乗載したキャリジの関係を示す図で、
キャリジはその右側半部が上蓋を取り去った合板の上面
を、また左側半部が裏面を示してあり、さらに第6図は
キャリジ反転スイッチ機構の断面図、第7図は電気的構
成を示すブロックダイヤグラム、第8図は第7図のブロ
ックダイヤグラムについてのタイムチャートである。 MEM・・・・・・メモリ、Hl、Hr・・・・・・タ
イミングパルス発生器、MC・・・・・・メモリに記憶
の2進電気信号を読み訴す回路、L・・・・・・ディス
プレイ装置を構成する発光素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 編成しようとする模様に応じた所要ビット数の2進
    電気信号をメモリに記憶しておき、それをキャリジの走
    行に関連して順次読み出してその内容にしたがって選針
    する手編機において、上記メモリに記憶の所要ビット数
    の2進電気信号を、キャリジの走行に関連しであるいは
    手動操作にもとづいてえられる読み出し指令信号を入力
    したときに読み出す読出回路と、これより読み出された
    所要ビット数の2進電気信号を入力し、その各ビットの
    内容に応じた表示をするディスプレイ装置とを備えてな
    ることを特徴とする手編機。
JP6929376A 1976-06-15 1976-06-15 手編機 Expired JPS5917218B2 (ja)

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