JPS5949348B2 - 手編機の糸交換装置 - Google Patents

手編機の糸交換装置

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JPS5949348B2
JPS5949348B2 JP9293477A JP9293477A JPS5949348B2 JP S5949348 B2 JPS5949348 B2 JP S5949348B2 JP 9293477 A JP9293477 A JP 9293477A JP 9293477 A JP9293477 A JP 9293477A JP S5949348 B2 JPS5949348 B2 JP S5949348B2
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knitting
card
scanning
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宣明 横山
睦博 山田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、キャリジに現に給糸されている編糸に加えて
さらに複数本の編糸を、択一的に自動的に給糸交換でき
る手編機の糸交換装置に関する。
編成しようとする模様を表す編成パターンを記録表示し
たカード等の記録媒体を走査部材により走査することに
より、上記編成パターンを2進電気信号として読み取っ
てメモリに記憶しておき、その記憶した2進電気信号を
キャリジの走行に関連して読み出してその内容に応じ選
針を行う、いわゆる電子的構成の手編機は、たとえば特
開昭50−90764号公報、同50−95556号公
報等で公知である。
本発明は、かかる電子的構成の手編機において用いるの
に好適で、手動ではなく電気信号の入力によって給糸交
換すべき編糸を指定できるようになっていて、たとえば
上記記録媒体上においてプログラム指定しておいた任意
の色の編糸を、キャリジの走行にともないそれに現に給
糸されている編糸と自動的に交換して給糸することがで
きるとともに、給糸交換位置にあるか原位置にあるかに
よって引掛けている編糸の給糸交換の実施、不実施が決
まる複数個の給糸体を、それぞれ電磁石を用いて作動す
るようになっているといえども、そのそれぞれの電磁石
の磁力はその強力なものでなくとも済む糸交換装置を提
案したものである。
以下には本発明を、本機にリブ機を装着した手編機、い
わゆる両板型手編機に適用した図示の実施例により詳細
に説明する。
まず、手編機の蚕体の概略について第1図を参照に説明
すると、本機イに従来公知な構成のリブ接口を公知な装
着手段を使って装着しであるとともに、本機イの編機本
体Xの針床x1のたとえば左はじにおいて本発明に係る
糸交換装置Zを装着し、また本機イ側のキャリジY1と
リブ機口側のキャリジY2とを、給糸口を設けた公知の
アームY′によって互いに一体走行できるように連結し
である。
そして、本機イの編機本体Xには、その針床x1の後側
において、上側カバーx2上に一部を臨ませていてその
臨ませた一部より記録媒体たる編成プログラムカード1
を差し込むことによってそれを自動移送できるように装
填できしかもそれに表示記録した情報を光学的に走査す
る走査部材(第1図では図示せず)を装備した走査装置
Sを設置しであるとともに、針床x1上には、選針実施
範囲を任意に区画できる左右の選針端設定部材31.3
rを任意の位置に乗載しである。
また、針床X1上を走行させるキャリジ¥1の合板の裏
側には、図示してないが、上記編成プログラムカード1
上の編成パターンを走査することによりえられた電気信
号に応じて、針床X1に列装の編針を、電磁石を利用し
てキャリジY1の進行方向に応じた一方が前後に有効選
別作動する左右1対の選針装置を、左右所定長さ離して
配置しである。
上記走査装置Sは、その走査部材がキャリジY1の走行
に関連してカード1に記録の情報を横−直線に自動的に
走査することによって、それに応じた電気信号を出力す
るようになっており、またその電気信号の事後の処理は
電子的構成で行われるようになっている。
さらに、上記左右1対の選針装置の電気的構成部分への
給電は、たとえば編糸にテンションを与えるテンション
部材Tに掛は渡したコード4によって行われ、キャリジ
¥1を左右に往復走行させることによって針床x1に列
装の編針を、上記左右の選針端設定部材37゜3rの範
囲内のものだけ上記編成パターンに応じて選針すること
ができるようになっている。
では、まず上記走査装置Sについて第2〜4図を参照に
具体的に説明する。
走査装置S全体は、前記上側カバーX2の下方において
フレーム5に装備したもので、まずそのなかの記録媒体
移送機構、すなわち編成プログラムカード1を装填して
これを移送する機構について説明すると、フレーム5に
、左右にスプロケットホイール61,6rを有する送り
部材たるカード送りローラ6を回転自在に横架しである
スプロケットホイール61,6rは、編成プログラムカ
ード1の左右のパーホレーション1/、1//に嵌入す
るスプロケット6′を外周面に一定の間隔をおいて突設
していて、これら左右のスプロケットホイール61,6
rと、それらの間にわたってその下側に配置した断面U
字状のカード案内板8との間に、上側カバーX2上に臨
んでいるパターンカード差込口9からカード1を差し込
んで、パーホレーション1′、1″をスプロケット6″
に嵌合させておくことにより、スプロケットホイール6
1.6rは、カード1をU字状に折り曲げた状態で支持
でき、その支持状態で、前記フレーム5の右側に配置し
た移送機構の駆動源たるパルスモータaにより回転せら
れることによって、カード1をパーホレーション1′、
1″の列設方向に移送できるようになっている。
すなわち、カード送りローラ6は、その軸7に嵌着した
ギアー10がパルスモータaの軸に嵌着したギアー11
に嵌合させであることにより、パルスモータaに連係さ
れている。
しかして、パルスモータaは正逆転可能であって、それ
を正転駆動するか逆転駆動するかによってカード送りロ
ーラ6の正逆転方向が決まり、それによってまたカード
1を順方向に送るか(第2図下側)逆方向に送るかが決
まるものである。
また、上記軸7には、一部を上側カバーx2の窓孔を通
じその上方へ突出させた摺動輪13を嵌着させてあって
、カバーX2上において摺動輪13に指を掛けてこれを
回すことにより、カード1を手動によっても移送できる
ようになっている。
カード1は前にも触れたようにカバーX2上のパターン
カード差込口9から差し込むものであるが、その差込口
9は、カバーx2の垂下部14の前側に透明板15を、
その後端の起立部15′と垂下部14の前面との間にカ
ード1を通すに適当な間隙ができるように配置すること
により構成されている。
また、この差込口9より差し込まれて前記カード案内板
8に沿って折り曲げられてカバーX2の下方に入ったカ
ード1は、カバーx2の後端に形成の出口16(第4図
)より外方へ導出されるようになっている。
次には、カード1を横−直線に走査すべく走査部材Cを
自動走行させる走行駆動機構について説明する。
前記フレーム5に上下2本の案内杆17,1Bを互いに
平行にして水平に横架してあり、これらに走査部材Cを
左右摺動自在となるように装架しである。
すなわち、走査部材Cは、その本体たる走行体19に設
けた左右貫通孔を上側の案内杆17に摺動自在に嵌合さ
せているとともに、走行体19の下側に一体的に設けた
ボビン20を下側の案内杆18に摺動自在に嵌合させて
いる。
上記ボビン20にはコイル21を巻着してあり、また下
側の案内杆18の少しく下方にはそれと平行にして横長
の永久磁石22を定置しである。
永久磁石22はその上側全長がたとえばN極、下側全長
がS極となっており、また下側の案内杆18は磁性材で
つくってあって、コイル21に電流を流すことによって
その電流が、永久磁石22が常時つくっている磁界を横
切ることになり、その間に働く磁力によって走行体19
、したがって走査部材Cが、コイル21に流れる電流の
方向に応じて案内杆17,1Bを案内手段としてそれに
沿い左あるいは右に自動走行するようになっている。
すなわち、コイル21と永久磁石22とは、永久磁石2
2をステータとする一種のりニアモータを構成している
ものである。
しかして、走査部材Cは常時は左側のストロークエンド
(第2図図示位置)に位置しているものであるが、キャ
リジの走行に関連して(たとえばキャリジが針床上に載
置した所定の部材にさしかかった時に)左側のストロー
クエンドから右側のストロークエンドに走行し、次に右
側のストロークエンドから左側のストロークエンドにす
ぐにフィードバック走行するに足る電流をコイル21に
自動的に供給されることによって、左右の1往復走行を
間断なく一気に行うようになっている。
前記フレーム5の右はじには、走査部材Cに対して右側
のストロークエンドにあたる反転位置ストッパー23を
設けてあり、一方前記上側の案内杆17には走査部材C
の左側のストロークエンドにあたる位置において原位置
ストッパー24を固着しであるものであるが、案内杆1
1はフレーム5に左右摺動自在に横架されているととも
にその左端においてバネ26によって右方へ付勢されて
いて、これにより走査部材Cは、復動(左行)の際にス
トッパー24に衝突するが、その衝撃をバネ26によっ
て緩衝されることにより、左側のストロークエンドに達
したときの反動(右行)を防止せられるようになってい
る。
走査部材Cの後側には、第4図に示すように前述のごと
くパターンカード差込口9から差゛し込まれたカード1
が垂直となって前記カバーx2の垂下部14の前側Eこ
位置する高さのところにおいてカード1面を走査すべく
、読取素子、すなわち、発光素子とこれからの光であっ
てカード1面を反射した反射光を受光して電気信号に変
える受光素子とからなるいわゆる光電センサーdを取り
付けである。
しかして、走査部材Cは、その走行にともないその光電
センサーdがカード1面を横−直線に光学的に走査する
もので、以下には光電センサーdをスキャニングセンサ
ーと称することにする。
なお、カード1は走査部材Cの往動(右行)及び復動(
左行)の両行程においてスキャニングセンサーdにより
走査されるものであるが、その往復両行程の走査に係る
電気信号は、走査部材Cの往復行程に係るものだけが有
効なものとして取り出されるようになっている。
次に、カード1について第2図を参照に説明すると、そ
の左右のパーホレーション1′、1“間の白色表面に、
編成パターン記録部分すなわち編成パターンを記録する
部分たる編成パターン記入欄1pと、その右側の編成フ
ァンクション情報記録部分すなわちファンクションマー
クを記録する部分たるファンクションマーク記入欄1f
とを、上記スキャニングセンサーdの発光素子の発光色
と同色で受光素子が弁別しない色(たとえば上記発光素
子として赤色発光ダイオードを用いた場合には赤色)の
方眼区画線を、印刷等の適宜の表示方法で予め表示する
ことによりつくっである。
上記編成パターン記入欄1pは、それを構成している方
眼区画線のうちの縦線が編み目相互の区分線、また横線
が編成段相互の区分線となっている。
さらに詳しくいえば、編成パターン記入欄1pは、1つ
の最小区画すなわち記入格子が1つの編み目と対応し、
その横の配列すなわち列が編針1本ずつと対応し、その
縦の配列すなわち段が編成段(ウエール)と対応してい
るもので、横の並びn個の編み目を1グル一プ単位とす
るいわゆる単位模様を編成するに当たっては、左はじの
縦線とそれより右にn本だけ離れた縦線とを境界線とみ
なして、その間において編成しようとする単位模様に応
じた絵(編成パターン)を、鉛筆等の適宜な筆記具を使
ってたとえば黒色でベタに描出しておくものである。
たとえば、48本の編針を1グル一プ単位として選針す
ることにより横の並び48個の編み目による単位模様を
編成するに当たっては、左はじの縦線とそれより48本
目の縦線との範囲内において絵を描出しておくものであ
る。
この際、その絵の輪郭さえ上記範囲内にあれば、その内
部は上記記入格子を1つずつ塗りつぶすようなことをし
ないで、ベタに塗りつぶしてしまってもよい。
それはその読み取りが記入格子1個ごとにサンプリング
して行われるからで、これについてはのちほど詳述する
また、ファンクションマーク記入欄1fは、その横線が
編成パターン記入欄1pの横線と同一線上にあり、また
その縦線が編成パターン記入欄1pの縦線と平行になっ
ている。
ファンクションマーク記入欄1fは、糸交換を報知する
報知手段を動作させたり、カード1自体の送り方向を決
めたり、どの色の糸を編むかを決めたりなどといった所
要のファンクション動作を行おうとするときに、その任
意の記入格子にマークを施す(たとえば黒く塗りつぶす
)もので、本例においては8つの犯人格子列(縦の並び
)があり、そのうちの4つの犯人格子列IA、+IBy
10.1Dが4本の編糸に対応していて、そのどの犯人
格子列にマークを施すかによって後述するように、4本
の編糸のうちから当該編成段の編成において使用する編
糸を指定できるようになっている。
上記のように、カード1の編成パターン記入欄1pには
、編成しようとする単位模様を表す編成パターンをベタ
に画いておくものであり、これを前記走査部材Cのスキ
ャニングセンサーdは、通常記入格子1段ごとに横−直
線に走査するものであって、その1段走査に係る電気信
号は、記入格子1段における編成パターンの態様、すな
わち編成パターンの1水平走査態様に応じた方形波とな
るものであり、これだけであると走査してえられた電気
信号は、選針しようとする編針と1対lの関係で対応し
ていなく、またファンクションマーク記入欄1fに記入
したファンクションマークも、上記編成パターンと同じ
く上記スキャニングセンサーdにより読み取られて同じ
電気系統において電気信号となる。
ところが、これら2様の電気信号は互いに分離せられる
とともに、編成パターンの読み取りに係る電気信号は編
針と1対1の関係で対応した2進電気信号に変換され、
またファンクションマークの読み取りに係る電気信号も
ファンクションマーク記入欄1fの各犯人格子列(縦の
並び)ごとに分離せられるもので、次にはかかる動作す
なわちサンプリング動作を行うサンプリング機構につい
て説明する。
走査部材Cの走行体19の後方において前記フレーム5
に、横長板状のリニアエンコーダ28を前記案内杆17
,18と平行にして横架しである。
リニアエンコーダ28は、カード1上の前記編成パター
ン記入欄1pに画いた編成パターンをサンプリングする
ための所定複数の編成パターンサンプリング用スリット
28p・・・を、編成パターン記入欄1pの各犯人格子
列に1対1の関係で対応させて穿設しているとともに、
ファンクションマークをサンプリングするためのファン
クションマークサンプリング用スリット28f・・・を
、ファンクションマーク記入欄1fの各犯人格子列に1
対1の関係で対応させて穿設している。
一方、走査部材Cの走行体19の後側には、上記2種の
スリット28p、28fをともに光学的に読み取るため
の光電センサー、すなわちリニアエンコーダ28の前面
を照射する発光素子とその反射光を受光して電気信号に
変える受光素子とからなるサンプリングセンサーeを取
り付けである。
しかして、走査部材Cの走行によってサンプリングセン
サーeはスリット28p、28fに応じたパルスすなわ
ちサンプリングパルスを出力するもので、そのサンプリ
ングパルスは、前述のスキャニングセンサーdの走査に
係る電気信号の場合と同じように、走査部材eの往復両
行程のうちの在勤行程に係るものだけが有効なものとし
て取り出されるようになっているとともに、そのあと2
種のサンプリングパルス、すなわち編成パターンのサン
プリングのためのサンプリングパルスと、ファンクショ
ンマークのサンプリングのためのサンプリングパルスと
は互いに分離せられるようになっている。
かくして、編成パターン記入欄1p及びファンクション
マーク記入欄1fの1段走査に係る電気信号は各記入格
子ごとにサンプリングされるものであるが、かかるサン
プリングがカード1との関係において各記入格子ごとに
正確に行われるように、前記カード案内板8には、スキ
ャニングセンサーdの走査線に沿って、編成パターン記
入欄1pの各記入格子列に1対1の関係で対応するスリ
ット8pとファンクションマーク記入欄1fの各記入格
子列に1対1の関係で対応するスリット8fとを穿設し
てあって、スキャニングセンサーdはこれらのスリット
を通じて各スリットごとにカード1上のマークのあるな
しをピックアップするようになっている。
しかして、編成パターンの読み取りに係る電気信号は、
各ビットが各記入格子、したがって編針1本と対応し、
また各記入格子のマークのあるなしに応じて2進数の「
1」か「0」かが決まる所定ビット数の2進電気信号に
変換され、走査部材Cの1段走査に係る全ビットが所定
の編成パターン記憶用メモリに左から右へと順次記憶さ
れるものであるが、これより読み出されるビット数は、
前記カバーx2上に一部を臨ませている選針単位数設定
用摺動輪29を回して移動体30の指針31を、前記透
明板15の下方に設けた目盛板32の目盛に合せること
により、その指針31が指示している数によって決まり
、これによってまた選針単位数が決まるようになってい
るもので、次にはかかる選針単位数の設定を行う選針単
位数設定機構について説明する。
移動体30は、前記フレーム5上に水平に横架したレー
ル板33に沿って左右に摺動できるようにこれに装架さ
れているとともに、上記摺動輪29と一体的な右側の滑
車34rと左側の滑車3411とに掛は渡した紐35に
よって摺動輪29と連係さ札この摺動輪29を回すこと
によって左右に摺動するようになっている。
この移動体30には、前記カード案内板8の前面に圧接
する反射板36を垂設しである。
この反射板36の前面は鏡面仕上げしてあって、案内板
8の前面及びカード1面よりはるかに光の反射率がよく
なっている。
したがって、スキャニングセンサーdがこの反射板36
に臨んだときには、スキャニングセンサーdの出力電圧
(詳しくは受光素子の出力電圧)は急に高くなる。
そこでこのときの電圧を予め実験的に確めておき、それ
より少しく低い電圧を基準電圧としてこれを越えたこと
を検出するようにすれば、結果的にスキャニングセンサ
ーdが反射板36に臨んだことを検知できることになる
しかして、前記サンプリングセンサーeよりのサンプリ
ングパルスを、カウンタによってスキャニングセンサー
dが反射板36を検知するまで計数し、その計数値を所
定のメモリに記憶しておくようにしである。
そして、前出の編成パターン記憶用メモリに記憶の2進
電気信号は、上記記憶しである計数値に応じたビット数
のものだけ順次読み出されるようになっているもので、
かかる構成により最終的に選針単位数が決まり、それに
よってまたいわゆる単位模様編成が行われるものである
次に、本発明に係る糸交換装置Zについて第5〜11図
を参照に具体的に説明する。
糸交換装置Zは、前記編機本体Xとは別体の1つのセッ
トになっていて、取付アームZ1によって編機本体Xの
左はじに着脱自在に架設しである。
取付アームZ1にはフレームZ2が架設してあって、本
糸交換装置Zの構成部品はすべてこのフレームス2上に
装備されている。
フレームZ2の先端の矩形板部上に4本の給糸体50A
、50B、500,50Dを、それぞれ個別に前後に摺
動自在となるように左右に列べて装置しである。
すなわち、給糸体50A〜50Dは同一構成(以下には
それらを総称する場合には給糸体50という)で、フレ
ームZ2に設けである溝51にそれぞれ前後摺動自在に
嵌めである。
給糸体50は、合成樹脂製の基杆52の後端(第5図図
面上側)に、編糸を引掛ける糸掛部であるフック53を
備えてなるものである。
基杆52は第7図に示すように中空部52′を有し、そ
の中空部52′内に位置させたばね54によって前方(
第7図において左側)に付勢され、常には前方所定位置
に保持せしめられるようになっている。
すなわち、前記溝51の底面に起立している突起51′
が上記中空部52′に突入していて、この突起51/と
中空部52′の前側内端との間に上記ばね54がかけで
あることにより、基杆52は、その中空部52′の後側
内端が突起51′に係接するところまで前方へ付勢され
ているものである。
かくして、給糸体50は、常時は給糸交換に関与しない
所定の原位置p。
(第5図において給糸体50A、50Bがこの位置にあ
る)に保持せしめられるものである。
各給糸体50A〜50Dに対して、その前端部において
それぞれ電磁石55A〜55Dが対応設置され、電磁石
55A〜55D(以下にはそれらを総称する場合には電
磁石55という)を付勢された給糸体50A〜50Dは
、第7図に示すように原位置p。
からそれより少しく後方へ離れた給糸交換待機位置p1
へと後退し、この位置pt(第5図において給糸体50
cがこの位置にある)に留められるようになっている。
すなわち、給糸体50の基杆52の前端部を摺動自在に
受入するボビン56にコイル5γを巻着しである一方、
基杆52の前端部には強磁性体よりなる断面コ字形のプ
ランジャ5Bを付着してあって、コイル57に電流が流
れると、すなわち電磁石55が付勢されると、給糸体5
0は前記ばね54に抗して原位置p。
より給糸交換待機位置p1まで後退し、電磁石55が付
勢されている間はこの位置p1に留められるようになっ
ている。
このようにして給糸交換待機位置p1に留められている
と、その給糸体50は、キャリジ¥1が左行してそれに
取り付けた前記アームY′に設立の起動片59が前記フ
レームZ2に軸架の受動片60に衝突してこれを回動さ
せたとき、第7図に示すように給糸交換待機位置p1か
ら機械力により大きく後退して給糸交換位置p2まで変
位せられ、今度はこの位置p2に機械的に留められるよ
うになっているもので、次にはかかる動作をする給糸体
プリセット機構について説明する。
起動片59が第8図に示すように左行してきて第9図に
示すように受動片60を反時計方向に回動させると、こ
の受動片60の周面に設けた歯と噛合する歯車61(第
5図)を一体的に備えたカム62が同図時計方向に回動
し、この回動によって、そのカム62とスライダクラン
ク機構によって連係した平面はぼL字形のスライダ63
が、給糸体50の上方において水平に後退する。
スライダ63は、給糸体50A〜50Dの上方において
それらを横断している部分63′に、それに沿って左右
摺動できるようにしてプリセットパー64を横架してい
る。
プリセットパー64は、それとスライダ63との間に張
架した引張ばね65(第6図)によって左方に付勢され
、スライダ63に対して常時は左側の限界位置に留めら
れている。
プリセットパー64は、給糸体50A〜50Dの基杆5
2の上面にそれぞれ設けた平面三角形状の突起52″に
それぞれ対向する合計4個の保合片64′を一体に垂設
していて、いずれの給糸体に対しても、それが原位置p
から給糸交換待機位置p1へと後退する場合には、その
突起52″の斜辺で係合片64′が右方へ押されてばね
65に抗して右方へ変位することにより、その給糸体の
後退を許容できるようになっている。
しかして、上記のようにして後退を許容されて給糸交換
待機位置p1にある給糸体50は、その突起52″が係
合片64′を超えてその真うしろに位置していることに
より、スライダ63の前述のごとき後退にともない大き
く後退せしめられて、前記アームY′との間において糸
交換し得る給糸交換位置p2に達する。
このようにしてスライダ63によって給糸交換位置p2
へと後退された給糸体50は、各給糸体に対して1対1
の関係で設けたストッパー66A〜66D(以下にはこ
れらを総称する場合にはストッパー66という)によっ
て給糸交換位置p2に係止せられるものであるが、今ま
で給糸交換位置p2に留められていた給糸体50は、そ
れに対応するストッパーの係止がスライダ63の上記の
後退によって解除せられることにより、前記ばね54の
作用のよって給糸交換待機位置p1に自動復帰するよう
になっているもので、次にはかかる動作をする給糸体返
戻機構について説明する。
給糸交換待機位置p2にあった給糸体50が後退すると
、その基杆52の上面上のもう1つの突起52”’がス
トッパー66に衝突してこれを反時計方向に(第10図
鎖線に示す)回動させることにより、突起52//lは
、給糸体50が給糸交換位置p2よりさらに少しく後退
したところでストッパー66の実際の係止部と係合する
が、今までストッパー66によって給糸交換位置p2に
留められていた給糸体50は、その突起52″がプリセ
ットパー64の係合片64′で押されて給糸交換位置p
2より少しく後退しても、そのもう1つの突起52”’
がストッパー66を反時計方向に回動させないので、そ
のストッパー66の実際の係止部から外れてしまい、こ
れによって今まで給糸交換位置p2にあった給糸体50
は、ばね54による給糸交換位置位[1ptへの復帰を
許容されるものである。
なお、フレームス2上に装備した上述の各種構成部品は
カバー61で覆れているとともに、前記受動片60とス
ライダー63とはそれぞればね68.69によって復帰
するようになっており、またフレームZ2には、給糸交
換位置p2にある給糸体50のフック53の上方におい
て延びる糸案内杆TOを架設しである。
しかして今、上述の糸交換装置Zにおいて電磁石sso
、ssDが励磁状態にあって、第8図に示すように前回
のキャリジ操作で給糸体50Dが給糸交換位置p2に設
定されて、アームY′の給糸ロア1には給糸体50Dの
フック53に掛けられていた編糸2Dが給糸されており
、また給糸体50cは給糸交換待機位置p1に位置して
そのフック53には編糸2cが掛けられており、ざらに
給糸体50A、50Bはともに給糸交換不作用位置たる
原位置p。
に位置していて、それらのフック53にはそれぞれ編糸
2 A t 2 Bが掛けられているとする。
上記の状態においてキャリジY1.Y2が左行してそれ
らを連結しているアームY′がフック53の下方を通り
、アームY′側の起動片59が第9図に示すように受動
片60を反時計方向に回動させると、スライダ63が後
退してそれに装架のプリセットパー64でもって給糸体
50cが大きく押動されるとともに、給糸体50Dが給
糸交換位置p2より少しく後方へ押動され、これら両給
糸体50c、50Dは第9図に示すように一直線上に列
ぶ。
アームY′が引き続き左方へ移動して起動片59と受動
片60との係合が外れると、第11図に示すようにスラ
イダ63が復帰し、給糸体50cはストッパー66cに
係止されて給止交換位置p2に留められるが、給糸体5
0Dはストッパー66Dの係止が外れるため給糸交換待
機位置p1まで復帰する。
かくして、アームY′の給糸口T1には給糸体50cの
フック53に掛けられている編糸2cが給糸されること
になり、アームY′の右方への通過移動によって編糸2
cはフック53より外れてじかに給糸口T1に給糸され
、これによって編糸2Dから編糸2cへの給糸交換が行
われたことになる。
したがって、この糸交換装置Zは、4つの電磁石のうち
の任意の2つを励磁状態にすれば、あとは機械的構成に
よって、その電磁石55を励磁された2つの給糸体50
により4本の編糸2A〜2Dのうちの2本を自動的に交
互に給糸交換できるものである。
したがって、2本の編糸のうちの一方を地糸としたなら
ば他方は配色糸となり、その地糸と配色糸とを自動的に
交換できることになる。
なお、4つの電磁石55の間において励磁、非励磁の関
係が変ると、新たに励磁された電磁石に対応する給糸体
50が原位置p。
より給糸交換待機位置p1へ移動する半面、それでもっ
て前述のようにプリセットパー64が右方へ押動される
ので、その時点において給糸交換待機位置p1にあって
対応する電磁石を非励磁とされた給糸体は、原位置p。
へ復帰するものである。糸交換装置Zは、上述のように
して4本の編糸2A〜2Dを給糸交換できるものである
が、そのうちのどの編糸を当該編成段の編成に使うかは
、前記カード1上の4つの記入格子列1A〜1Dのいず
れにマークを施すかによって決まるもので、次には、カ
ード1の走査から前記電磁石55A〜55Dを制御する
までの電気、電子的構成について第12〜15図を参照
に説明する。
まず、第12図に示す入力回路について説明すると、前
記サンプリングセンサーeよりの第13図CI)に示す
サンプリングパルスは、ゲート網よりなるパルス分離回
路PSによって編成パターンサンプリング用のもの(同
図〔■〕)とファンクションマークサンプリング用のも
の(同図〔璽〕)とに分離される。
編成パターンサンプリング用のパルス(n)は、カウン
タを含む書込みアドレス指定回路WAに入力されて書込
みアドレス指定信号がつくられ、編成パターン記入欄1
pの走査に係るスキャニングセンサーdよりの電気信号
〔■〕(第13図においてカード1をO−0′線に沿っ
て走査した場合)は、各記入格子ごとに2進電気信号と
して編成パターン記憶用メモリME1の指定されたアド
レスに記憶される。
一方、ファンクションマークサンプリング用のパルス(
1)は、シフトレジスタSRにシフトパルスとして入力
され、ファンクションマーク記入欄1fの走査に係るス
キャニングセンサーdよりの電気信号は、各証人格子ご
とにマークのあるなしに応じた2進電気信号として、左
側の証人格子列のものより右側の証人格子列のものへと
順次シフトレジスタSRに記憶される。
このシフトレジスタSRに記憶された2進電気信号のう
ち、ファンクションマーク記入欄1fの右側4列の証人
格子列1A〜1Dを除く左側4列の証人格子列に係るも
のは、ファンクションマーク記憶用メモリME2に記憶
され、また上記右側4列の証人格子列1A〜1Dに係る
ものは、もう1つのファンクションマーク記憶用メモリ
ME3に記憶されるものであるが、このメモリME3に
実際に記憶されるのは、4つの証人格子列1A〜1Dの
いずれか1つにでもマークが施されていたときで、それ
らのいずれにもマークが施されていないときには、メモ
リME3への新たな記憶は行われないようにしである。
すなわち、パルス分離回路PSで分離されたファンクシ
ョンマークサンプリング用のパルス(第13図〔l〕)
は、カウンタと遅延回路とを含むメモリコントロール回
路MCに入力され、シフトレジスタSRの上記4つの証
人格子列1A〜1Dに対応する出力端子のいずれか1つ
にでも、マーク検出に係る出力かえられると、最後のフ
ァンクションマークサンプリング用パルスが生じてから
しばらくして、メモリコントロール回路MCより第13
図(’V )に示すパルスが出力され、これが上記メモ
リME3にライトイネーブル信号として入力せられるよ
うになっている。
また、メモリコントロール回路MCよりは、最後のファ
ンクションマークサンプリング用パルスが入力されてか
らさらにしばらくして、第13図〔■〕に示すパルスが
出力され、これでもって上記シフトレジスタSRがリセ
ットされる。
次に、第14図に示す出力回路について説明すると、前
記キャリジY1は、その走行方向をキャリジ走行方向検
知手段gによって検知されるようになっていて、この検
知手段gより第15図CI’)に示すように、キャリジ
¥1の左行のときと右行のときとでrHJ、rLJが反
転する2値電気信号が出力される。
また、キャリジY1が第1図に示した前出の選針端設定
部材3A、3rにさしかかったことがそれぞれ検知され
るようになっており、キャリジY1がそれら選針端設定
部材31,3rの間隔範囲内を走行している間だけ、有
効選針範囲指定回路りより第15図(II)に示すよう
に有効選針範囲内たることを表す信号rHJが出力され
る。
走査命令回路SMは、有効選針範囲を表す信号〔■〕の
立下りを検出してパルスを出力し、走査部材コントロー
ル回路SCを作動させてそれに前記走査部材Cの走行動
作を行わせるようになっていて、通常は、キャリジY1
の走行方向に関係なくそれが選針端設定部材31,3r
で決めた有効選針範囲内を出るごとに走査部材Cによる
走査が行われるようになっている。
また、カード送り命令回路CMは、有効選針範囲を表す
信号〔■〕の立上りを検出してパルスを出力し、パルス
モータコントロール回路PCを作動させてそれに前記パ
ルスモータaの駆動を行わせるようになっていて、通常
は、キャリジY□の走行方向に関係なくそれが有効選針
範囲内に入るごとにカード1の移送が行われるものであ
るが、後述するように両キャリジ¥1.¥2の往動によ
って地糸と配色糸の2つの糸のうちの一方の糸を編み、
復動によって他方の糸を編むことにより当該1編成段の
編成を行う編成法を実施する場合には、予めボタンWを
押すもので、ボタンWを押すと、走査命令回路SMは、
第15図(1)に示すようにキャリジY1が右行のとき
だけ有効選針範囲内を出るときにパルスを出力するよう
になって、このときだけ走査部材Cによる走査が行われ
、またカード送り命令回路CMは、同図〔V〕に示すよ
うにキャリジY1が左行のときだけ有効選針範囲内に入
るときにパルスを出力するようになって、そのときだけ
カード1の移送が行われるようになっている。
さて、前述のようにしてカード1上のファンクションマ
ーク記入欄1fのなかの糸選択用の4つの証人格子列1
A〜1Dを走査することにより、その各証人格子列1A
〜1Dのマークのあるなしに応じた2進電気信号を記憶
している前記ファンクションマーク記憶用メモリME3
の読み出しは、記憶の場合とは逆に、証人格子列1Dか
ら1Aに向かう順序で行われる。
すなわち、パルス発生器PGよりのパルスは、アンドA
NDoが開いているときだけそれを通過してカウンタC
Tで計数さね、その計数値はデコーダDCで符号変換さ
れて、カウンタCTの計数値が「1〜4」と進むごとに
デコーダDCの1〜4の出力端子よりそれぞれ出力が生
じ、その1の端子の出力は、上記メモリME3の端子出
力(犯人格子列1Dに対応)を供給されるアンドAND
1に、2の端子出力はCの端子出力を供給されるアンド
AND2に、3の端子出力はBの端子出力を供給される
アンドAND3に、4はAの端子出力を供給されるアン
ドAND4にそれぞれ入力されるようになっていて、ア
ンドAND1からAND4に向かう順序でアン下論理が
成立するようになっている 上記アンドANDoは、フリップフロップFFが、第1
5図(VI)に示すごとく前記カード送り命令回路CM
の同図(V)に示す出力によってセットされてから(し
たがってキャリジY1が左行の場合において有効選針範
囲内に入ったとき)オアORの出力によってリセットさ
れるまでの間、同図〔■〕に示すようにパルス発生器P
Gよりのパルスを通過させる。
上記オアORは上記アンドAND1〜AND4のいずれ
か1つでもアンド論理が成立すると、フリップフロップ
FFをリセットさせ、それによってカウンタCTは同図
〔■〕に示すように計数動作を停止するので、結果的に
上記メモリME3の読み出しは、カード送り命令回路C
Mが出力を生じてからDからAの出力端子に向かう順序
で始められ、その出力端子のうちでマーク読み取りに係
る出力があるまで行われるものである。
したがって、キャリジ¥1が左行のときにおいて有効選
針範囲内に入るごとに、メモリME3の4つの出力端子
A−Dの出力(第15図〔■〕〜〔■〕)は、D−Aの
順序でマーク読み取りに係る信号「H」を出力している
出力端子のうちの1つについてだけ、同図〔■I〕〜〔
X■〕に示すようにアンドAND1〜AND4によって
取り出されるもので、そのアンドの出力によって前記電
磁石55A〜55Dを制御する電磁石コントロール回路
MA−MDが作動せられる。
したがってまた、これをファンクションマーク記入欄1
fの糸選択用の4つの犯人格子列1A〜1Dと前記4本
の給糸体50A〜50Dとの関係についていえば、キャ
リジY1が左行のときにおいて有効選針範囲内に入るご
とに、マークを施しであるある1つの犯人格子列1A〜
1Dに対応する1つの給糸体50が、前述のように原位
置p。
から給糸交換待機位置p1へ変位せしめられることにな
る。
なお、上記カウンタCTは前出のメモリコントロール回
路MCによって、カード1の右行による走査が終るごと
にリセットされるようになっているとともに、カード1
の走査及び送りをキャリジY1とは関係なしに行う場合
に操作するボタンSHによってもリセットされる。
しかして、前述したとおり糸交換装置Zは4本の編糸2
A〜2Dのうちの任意の2本については、キャリジY1
の操作に関連して機械的構成によって自動的に給糸交換
できるもので、カード1上における4つの犯人格子列1
A〜1Dについては、4本の編糸2A〜2Dのうち当該
編成段の編成において使おうとする2本の編糸に対応す
る2つの犯人格子列についてだけ、それぞれの記入格子
にマークを施しておけば、そのマークを施した証人格子
段と同じ編成パターン記入欄1fの証人格子段について
編成を行う際に、そのマークを施すことによって決めた
2本の編糸に関し、キャリジ¥1を針床x1の左はじま
で走行させたときに給糸交換が自動的に行われることに
なる。
ところで、第12図の入力回路の説明において述べたよ
うに、前記ファンクションマーク記憶用メモリME3は
、マークを施した犯人格子列が当該段の走査において前
段のものと違っていた場合には記憶内容が変るが、同じ
な場合には変らないから、使う編糸が前段と同じな場合
には、犯人格子列1A〜1Dのその段にはマークを施し
ておかなくともよいものである。
また、第14図に示した前記ボタンWを設けたのは、前
述したように、キャリジY1.¥2の往動操作において
前出の選針装置(キャリジ¥1の合板の裏側に配置)に
選針信号を与えて、その選針信号にしたがい地糸と配色
糸のうちの一方の糸を編み、キャリジY1.Y2の復動
操作においては上記選針装置に、上記の選針信号とは前
後あるいは上下の編針選別態様が反転した選針信号を与
えて、その選針信号にしたがい上記地糸と配色糸のうち
の他方の糸を編むことによって、1編成段を編成すると
いう編成法を行うためである。
このボタンWを操作すると、前記編成パターン記憶用メ
モリME1の読み出しは次のように行われる。
すなわち、キャリジ¥1.¥2が左行により地糸を編ん
できて針床の左はじに達して給糸交換が行われ、アーム
Y′の給糸口T1に配色糸が給糸されたとすると、その
あとの右行においては、編成パターン記入欄1pの当該
記入格子段のマークを施したところだけを編むべく、メ
モリME1に記憶の2進電気信号は、Ill、rojの
関係を反転させることなくそのまま読み出されて前記の
選針装置に選針信号として与えられるようになっており
、これによって配色糸が、その前の左行において編まれ
た地糸の編み残し部分をあたかも充足するように編まれ
て、1編成段が編成される。
コノ1編成段が終って次の編成段の編成を行うべくキャ
リジ¥1.¥2を左行させるときは、上記において給糸
交換された配色糸が依然給糸ロア1に給糸されているの
で、この配色糸を編むべくメモリME1の読み出しは、
編成パターン記入欄1pにおける次段の証人格子段につ
いて2進電気信号の111、rOjの関係をそのままに
して行われ、キャリジY1.Y2を針床の左はじまで走
行させて給糸交換を行い、地糸を給糸口T1に給糸して
キャリジを右行させるときには、その地糸を編むべく、
メモIJME1の読み出しは、編成パターン記入欄1p
における次段の証人格子段について2進電気信号の「1
」、「0」の関係を反転させて行われ、これによって次
段の1編成段が編成される。
この次段編成が終ってさらに第3段目の編成段の編成を
行うべくキャリジを左行させるときには、上記において
給糸交換された地糸が依然給糸口11に給糸されている
ので、この地糸を編むべく、メモリME2の読み出しは
、3段目の証人格子段について2進電気信号のrlJ、
rojの関係を反転して行われ、給糸交換して配色糸を
給糸してからキャリジを右行させるときは、2進電気信
号の111、rOJの関係をそのままにして読み出しが
行わ札これによって3段目の1編成段が編成され、以下
同様にして1編成段ずつ編成されるものである。
かくして、4本の編糸2A〜2Dのうち、カード1上の
4つの記入格子列1A〜1Dにおいてマークを施した2
つの記入格子列に対応する2本の編糸が、一方を地糸、
他方を配色糸として編まれるもので、最終的に、編成パ
ターン記入欄1p上の編成パターンに応じた模様を、1
編成段ごとに記入格子列1A〜1Dにマークを施すこと
により決めた編糸でもって編成できるものである。
なお、以上に述べた糸交換装置2においては、プリセッ
トパー64を備えたスライダ63をキャリジY1の走行
に関連し作動するのを、受動片60、カム62等の機械
的構成により行ったが、スライダ63を電磁石で作動す
るようにするとともに、キャリジY1が糸交換に適する
所定位置にきたことを電気的に検知するようにして、そ
の検知信号により上記電磁石を制御してスライダ63を
作動するようにしてもよい。
また、給糸体50は、それにフック53を突設してこれ
を糸掛部としたが、その糸掛部は給糸体50自体に設け
た凹部であってもよい。
以上に述べたところから明らかなとおり、本発明糸交換
装置によれば、電気信号の入力によって給糸交換すべき
編糸を指定できるので、実施例に示したように、カード
等の記録媒体上にプログラム指定しておいた任意の色の
編糸を、キャリジの走行にともないそれに現に給糸され
ている編糸と自動的1こ交換して給糸することができる
また、複数個の給糸体を、それぞれ電磁石によって原位
置から給糸交換位置まで一気に作動することをしないで
、各給糸体ごとの電磁石による作動は途中の待機位置ま
でに留め、そのあとは全給糸体共通の給糸体プリセット
機構で行うようにしたので、上記電磁石はそう強力なも
のでなくともこと足りるとともに、構成が簡素となる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は少しく簡略して示す手編機全体の斜視図、
第2〜4図はそれぞれ走査装置の正面図、平面図、断面
図、第5〜11図は本発明に係る糸交換装置の一実施例
を示し、第5図は平面図、第6図は第5図のI−I線断
面図、第1図は第5図の■−■線断面図、第8図は、給
糸口を有するアームが給糸交換不作用位置にあるときの
状態を示す平面図、第9図は上記アームが給糸交換位置
に達したときの状態を示す平面図、第10図は給糸体の
位置が変ることを示す一部の拡大平面図、第11図は上
記アームが給糸交換位置を越えたときの状態を示す平面
図、第12図は入力回路のブロックダイヤグラム、第1
3図は上記入力回路についてのタイムチャート、第14
図は出力回路のブロックダイヤグラム、第15図は上記
出力回路についてのタイムチャートである。 53・・・・・・糸掛部であるフック、5oA〜50D
・・・・・・給糸体、55A〜55D・・・・・・電磁
石。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 編糸を引掛ける糸掛部を有する複数個の給糸体を、
    キャリジとの間において給糸交換し得る給糸交換位置と
    給糸交換には関与しない原位置との間において個別に往
    復動し得るように列装するとともに、各給糸体それぞれ
    に対して、それを上記原位置から上記給糸交換位置との
    中間位置である待機位置へと変位させる電磁石を対応配
    置し、かつ上記待機位置の給糸体を、いずれの給糸体で
    あっても、上記キャリジの走行に関連して上記給糸交換
    位置へと変位させる給糸体プリセット機構と、既に上記
    給糸交換位置にある給糸体を上記給糸体プリセット機構
    に応動して給糸交換位置より上記原位置へと自動的に返
    戻させる給糸体返戻機構とを備えてなることを特徴とす
    る手編機の糸交換装置。
JP9293477A 1977-08-04 1977-08-04 手編機の糸交換装置 Expired JPS5949348B2 (ja)

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