JPS6040049Y2 - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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Publication number
JPS6040049Y2
JPS6040049Y2 JP17033979U JP17033979U JPS6040049Y2 JP S6040049 Y2 JPS6040049 Y2 JP S6040049Y2 JP 17033979 U JP17033979 U JP 17033979U JP 17033979 U JP17033979 U JP 17033979U JP S6040049 Y2 JPS6040049 Y2 JP S6040049Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
magnetic flux
current
speaker
lead wire
Prior art date
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Expired
Application number
JP17033979U
Other languages
English (en)
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JPS5687779U (ja
Inventor
勉 北村
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP17033979U priority Critical patent/JPS6040049Y2/ja
Publication of JPS5687779U publication Critical patent/JPS5687779U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、小型のテレビジョン受像機に関するもので、
スピーカに流れる音声電流による漏洩磁束と偏向コイル
との結合による妨害を、安価に防止することを目的とす
る。
近年、テレビジョン受像機の小型化が進み、手のひらに
のる弁当箱程度の大きさの受像機も出現している。
このように小型化が進むと、ブラウン管とスピーカの配
置の自由度も失なわれ、またデザイン上からもブラウン
管とスピーカの相対距離が小さくならざるを得す、スピ
ーカと偏向コイルとの相互干渉が生じ、スピーカに流れ
る音声電流の大きさに比例して、ブラウン管の画面に横
縞が現われ、画面を著しく見難くすると言うような妨害
があった。
(以後、このような妨害を音線妨害と呼ぶ)。
このような音線妨害に対し、従来はスピーカとブラウン
管との位置関係を相互干渉の一番少ないところに配置す
るというような方法がとられていたが、逆にこれらの相
対位置関係のためにデザインが制約されると言う欠点が
あった。
さらに、前述の相対位置関係だけでこの音線妨害を取除
くことができない場合には、第1図に示すようにして対
処してきた。
第1図において、音声増幅器1からの出力信号は、音線
妨害防止コイル5を通してスピーカ2を駆動している。
このような構成において、スピーカ2のボイスコイルか
ら漏れた磁束F□は、偏向コイル3と結合腰偏向コイル
3によって作る偏向磁界を乱す。
ここで、音線妨害防止コイル5がない時は、前述の漏洩
磁束F、はスピーカ2に流れる音声電流に比例し、音の
大小により増減する。
そのため、ブラウン管4に再生されている画像に音の大
小ともに変る横縞が生じ、著しく画面を見難くすること
になる。
それに対し、音線妨害防止コイル5を用いることにより
、前述の漏洩磁束F1に対し、この漏洩磁束F□を打消
すようにコイル5より磁束F2を生じさせ、ブラウン管
4の画面に生じる音線妨害を防止している。
しかしながら、この従来例にみられる方法では音線対策
用のコイル5が別に必要とされるため高価になるばかり
でなく、ある程度の大きさのインダクタンスを必要とし
、そのインダクタンスのため周波数特性を持ち、前述の
漏洩磁束F1と打消用磁束F2との間で可聴帯域周波数
全体にわたって完全に打消すことは出来なかった。
さらに、高縞対策用コイル5の位置、方向などに微妙な
調整を要するという欠点もあった。
また、コイル5は漏洩磁束F1を打消すようにするため
、自らも磁束を漏洩させる必要があり、このことは偏向
コイル3を結合するばかりでなく、それ以外の部品や回
路とも結合し、他回路に発振を生じさせたりして妨害を
与えたり、逆に、他部品や他回路からの妨害を受け、ス
ピーカ2より雑音が出るというような副作用が生じる等
の欠点もあった。
そこで、本考案は、そのような副作用もなく、安価に前
述の音線妨害を除くことが出来るテレビジョン受像機を
提供しようとするものである。
第2図に本考案の一実施例を示す。
図中、音声増幅器1から流れた音声電流i□はスピーカ
2に流入し、この時、スピーカ2のボイスコイルより漏
洩磁束F1を生じるが、スピーカ2を通った音声電流は
電流12とi3に分れて元の音声増幅器1に帰る。
そして、この分流電流は12は偏向コイル3に密着させ
て取り付けたリード線に流すようにし、そのリード線に
流れる分流電流12の向きは、スピーカ2のホイスコイ
ルにより発生されブラウン管4の偏向コイル3の部分を
通過する漏洩磁束F1を打消すような極性の磁束を偏向
コイル3により発生させるための電流を、そのリード線
と偏向コイル3との結合によりリード線の分流電流によ
って偏向コイル3内に誘起させるように決定する。
このように構成すると、スピーカ2のボイスコイルから
音線妨害を生じるような漏洩磁束F1が発生された場合
にも、リード線によりその漏洩磁束F、を生じる音声電
流と同一の波形の分流電流によって偏向コイル3に電流
を誘起させ、その誘起電流により漏洩磁束F□を打ち消
すような磁束を偏向コイル3から発生させることができ
るので、漏洩磁束F1による音線妨害を無くすることが
できる。
このように第2図では、分流電流12を流すためのリー
ド線を追加するだけで良く、安価に音線妨害を防止出来
るばかりでなく、その分流電流12が作る磁界も小さく
、偏向コイル3の極く周辺だけであり、他部品や他回路
への妨害もない。
その上、リード線によるためそのインダクタンスも微少
であり、このため可聴周波数帯域でのインダクタンス値
による遅れ、すなわち周波数特性もなく、はぼ完全に音
線妨害を除くことが出来る利点を有する。
なお上述の実施例では音声電流の一部を分流させ、その
分流電流を偏向コイル3と結合させて音線妨害を防止し
ているが、その音線妨害の程度により音声電流の全部を
流しても同様の効果を得ることが出来る。
さらには第3図に示すように抵抗6を用いて、この抵抗
6により結合電流を変化させて調整することも出来る。
この抵抗6の抵抗値は電流’2113を流すリード線自
体が有する抵抗値と同程度のものとして、分流電流が流
れるようにすることはいうまでもない。
以上説明したように、本考案によれば、スピーカに流れ
る電流を全部または一部分流せしめ、この分流電流をス
ピーカより発生する漏洩磁束を打消す方向に偏向コイル
と密着して結合して磁界を発生させることにより、安価
に音線妨害を防止することができるとともに、他回路や
他部品へ妨害を与えるといったこともなく、その実用的
効果は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のテレビジョン受像機の構成を示す図、第
2図は本考案の一実施例によるテレビジョン受像機の構
成を示す図、第3図は本考案の他の実施例を示す図であ
る。 1・・・・・・音声増幅器、2・・・・・・スピーカ、
3・・・・・・偏向コイル、4・・・・・・ブラウン管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 偏向コイルが固定されたブラウン管に近接し
    て配置されたスピーカのボイスコイルに流れる電流と同
    等の波形の電流を流すリード線を設ケ、上記スピーカの
    ボイスコイルにより発生され上記ブラウン管の偏向コイ
    ルの部分を通過する漏洩磁束を打消すような極性の磁束
    を上記偏向コイルにより発生させるための電流を上記偏
    向コイル内に誘起させるように上記リード線を上記偏向
    コイルに密着させて取付けたテレビジョン受像機。
  2. (2)リード線に流れる電流の大きさを調整する抵抗を
    上記リード線と直列に挿入した実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のテレビジョン受像機。
JP17033979U 1979-12-07 1979-12-07 テレビジョン受像機 Expired JPS6040049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17033979U JPS6040049Y2 (ja) 1979-12-07 1979-12-07 テレビジョン受像機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17033979U JPS6040049Y2 (ja) 1979-12-07 1979-12-07 テレビジョン受像機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5687779U JPS5687779U (ja) 1981-07-14
JPS6040049Y2 true JPS6040049Y2 (ja) 1985-12-02

Family

ID=29681184

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17033979U Expired JPS6040049Y2 (ja) 1979-12-07 1979-12-07 テレビジョン受像機

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JPS5687779U (ja) 1981-07-14

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