JPS6210080B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6210080B2 JPS6210080B2 JP54091609A JP9160979A JPS6210080B2 JP S6210080 B2 JPS6210080 B2 JP S6210080B2 JP 54091609 A JP54091609 A JP 54091609A JP 9160979 A JP9160979 A JP 9160979A JP S6210080 B2 JPS6210080 B2 JP S6210080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- matrix circuit
- circuit
- speaker
- output
- stereo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 230000003292 diminished effect Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S1/00—Two-channel systems
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスピーカ間隔の狭い場合のステレオシ
ステムのステレオ感を補償し増大するステレオ感
補償回路に関する。
ステムのステレオ感を補償し増大するステレオ感
補償回路に関する。
小型のステレオシステム、たとえばラジオ付ス
テレオカセツトテープレコーダなどの場合の如く
スピーカ間隔が狭い場合、スピーカ間隔の狭いた
め左右スピーカ間に相互影響が存在し、左右信号
の和成分が強調され、差成分が減殺されてステレ
オ感が不十分となる欠点がある。
テレオカセツトテープレコーダなどの場合の如く
スピーカ間隔が狭い場合、スピーカ間隔の狭いた
め左右スピーカ間に相互影響が存在し、左右信号
の和成分が強調され、差成分が減殺されてステレ
オ感が不十分となる欠点がある。
本発明は上記にかんがみなされたもので、上記
の欠点を解消するステレオ感補償回路を提供する
ことを目的とするものである。
の欠点を解消するステレオ感補償回路を提供する
ことを目的とするものである。
以下、本発明を実施例により説明する。
第１図は本発明の一実施例のブロツク図であ
る。
る。
第１図において１は左側信号Ｌおよび右側信号
Ｒを入力とする第１のマトリツクス回路であり、
２は第２のマトリツクス回路である。第１のマト
リツクス回路１の和信号出力端子に、１／k+の
伝達関数を有する第１の補正回路３を接続し、第
１の補正回路３の出力端子を第２のマトリツクス
回路２の一方向の入力端子に接続し、第１のマト
リツクス回路１の差信号出力端子に、１／k-の
伝達関数を有する第２の補正回路４を接続し、第
２の補正回路４の出力端子を第２のマトリツクス
回路２の他方の入力端子に接続する。第２のマト
リツクス回路２の和信号出力端子L′は左側スピー
カに、第２のマトリツクス回路２の差信号出力端
子R′は右側スピーカにそれぞれ接続して再生す
る。なお、前記第１、第２の補正回路３，４は極
簡単な増幅回路と、Ｃ、Ｒフイルタとで構成され
ている。
Ｒを入力とする第１のマトリツクス回路であり、
２は第２のマトリツクス回路である。第１のマト
リツクス回路１の和信号出力端子に、１／k+の
伝達関数を有する第１の補正回路３を接続し、第
１の補正回路３の出力端子を第２のマトリツクス
回路２の一方向の入力端子に接続し、第１のマト
リツクス回路１の差信号出力端子に、１／k-の
伝達関数を有する第２の補正回路４を接続し、第
２の補正回路４の出力端子を第２のマトリツクス
回路２の他方の入力端子に接続する。第２のマト
リツクス回路２の和信号出力端子L′は左側スピー
カに、第２のマトリツクス回路２の差信号出力端
子R′は右側スピーカにそれぞれ接続して再生す
る。なお、前記第１、第２の補正回路３，４は極
簡単な増幅回路と、Ｃ、Ｒフイルタとで構成され
ている。
ここで、間隔がｄなる２個のスピーカに同相信
号を入力すると、各スピーカ１個の音響出力W1
は単体で駆動された場合の音響出力をＷfとし
て、 W1＝Ｗf・（１＋ｓｉｎ Ｋｄ／Ｋｄ）＝Ｗf・k+ となる。ここで、Ｋは、Ｋ＝２πｆ／Ｃであつて
波長定数である。なお、ｆは周波数、Ｃは常温に
おける音速である。
号を入力すると、各スピーカ１個の音響出力W1
は単体で駆動された場合の音響出力をＷfとし
て、 W1＝Ｗf・（１＋ｓｉｎ Ｋｄ／Ｋｄ）＝Ｗf・k+ となる。ここで、Ｋは、Ｋ＝２πｆ／Ｃであつて
波長定数である。なお、ｆは周波数、Ｃは常温に
おける音速である。
これは、一方のスピーカの振動板に他方のスピ
ーカからの音圧が加わるために、振動板の振動速
度対音圧の比、すなわち、音響放射インピーダン
スが変わることによる。
ーカからの音圧が加わるために、振動板の振動速
度対音圧の比、すなわち、音響放射インピーダン
スが変わることによる。
Kd〓πなる低周波では、この作用は同じ振動
速度で音圧が高くなる。すなわち、音響出力が増
大する方向に働く。
速度で音圧が高くなる。すなわち、音響出力が増
大する方向に働く。
同様に、２個のスピーカが逆相で駆動される
と、各スピーカの音響出力W0は以下のようにな
る。
と、各スピーカの音響出力W0は以下のようにな
る。
W0＝Ｗf・（１−ｓｉｎ Ｋｄ／Ｋｄ）＝Ｗf・k-
この場合、低周波では、他のスピーカからの音
圧が、一方のスピーカの音圧を打ち消す方向に作
用し、音響放射インピーダンスを低下させる。そ
のため、音響出力が低下する。
圧が、一方のスピーカの音圧を打ち消す方向に作
用し、音響放射インピーダンスを低下させる。そ
のため、音響出力が低下する。
以上のように、低周波の音響出力が低下するの
は、スピーカが２個あり、しかも２個のスピーカ
が近接しているための相互作用（相互放射インピ
ーダンス）による。
は、スピーカが２個あり、しかも２個のスピーカ
が近接しているための相互作用（相互放射インピ
ーダンス）による。
そこで、第１のマトリツクス回路１の和出力端
子には１／２（Ｌ＋Ｒ）の出力が、第１のマトリツク ス回路１の差出力端子には１／２（Ｌ−Ｒ）の出力が 発生する。また、第１の補正回路３の出力端子に
は１／２ｋ＋（Ｌ＋Ｒ）の出力が、第１の補正回路４の 出力端子には１／２ｋ−（Ｌ−Ｒ）の出力が発生する。
子には１／２（Ｌ＋Ｒ）の出力が、第１のマトリツク ス回路１の差出力端子には１／２（Ｌ−Ｒ）の出力が 発生する。また、第１の補正回路３の出力端子に
は１／２ｋ＋（Ｌ＋Ｒ）の出力が、第１の補正回路４の 出力端子には１／２ｋ−（Ｌ−Ｒ）の出力が発生する。
そこで第２のマトリツクス回路２の和出力端子
L′および差出力端子R′にはそれぞれ の出力が生ずる。
L′および差出力端子R′にはそれぞれ の出力が生ずる。
いま、第２図に示した如く左側スピーカ５と右
側スピーカ６とが平面バツフル中に間隔ｄで配置
してあり、スピーカ５および６にそれぞれ各別に
ステレオ信号の左側信号Ｌおよび右側信号Ｒを加
えた場合を考える。
側スピーカ６とが平面バツフル中に間隔ｄで配置
してあり、スピーカ５および６にそれぞれ各別に
ステレオ信号の左側信号Ｌおよび右側信号Ｒを加
えた場合を考える。
左右信号ＬおよびＲは
と分解できる。
ここで、左および右の音響出力LaおよびRaは
となつている。
そこで音場における和信号Ma、差信号Saはそ
れぞれ となる。
れぞれ となる。
ここでk+およびk-はそれぞれ
で示される。
そこで和信号が増強され、差信号が減殺される
のでステレオ感が減殺されることは前述の通りで
ある。
のでステレオ感が減殺されることは前述の通りで
ある。
k+およびk-は音圧周波数特性への影響として
換算した場合、第３図に示すような周波数依存性
を示している。第３図の曲線は無限大バツフル中
で振動しているピストン振動板間の相互放射抵抗
分のみを考慮して計算した値である。しかし現実
のスピーカにおいて振動系の質量中に占める相互
放射リアクタンスによる空気付加質量の割合は
高々10％であることを考慮すれば、第３図に示し
た値は現実に近い値ということができる。
換算した場合、第３図に示すような周波数依存性
を示している。第３図の曲線は無限大バツフル中
で振動しているピストン振動板間の相互放射抵抗
分のみを考慮して計算した値である。しかし現実
のスピーカにおいて振動系の質量中に占める相互
放射リアクタンスによる空気付加質量の割合は
高々10％であることを考慮すれば、第３図に示し
た値は現実に近い値ということができる。
第３図からKd≦π以下の低音域においてステ
レオ感の減少が起ることがわかる。
レオ感の減少が起ることがわかる。
いま口径10cmのスピーカが間隔30cmで配置され
ている状態を考えると、ステレオ感が減殺される
限界周波数は約570Hzとなり、570Hz以下の信号成
分のステレオ感が劣化することになる。
ている状態を考えると、ステレオ感が減殺される
限界周波数は約570Hzとなり、570Hz以下の信号成
分のステレオ感が劣化することになる。
ここで本発明の一実施例においては、第１図で
説明した如く左および右信号ＬおよびＲを一たん
第１のマトリツクス回路１に通して和成分１／２（Ｌ ＋Ｒ）と差成分１／２（Ｌ−Ｒ）とに変換し、これら をそれぞれ伝達関数１／k+および１／k-を有す
る第１のおよび第２の補正回路３および４に各別
に通して、さらに第２のマトリツクス回路２で和
信号L′および差信号R′に戻す。こうすることに
より和および差信号L′およびR′は(2)式に示した
如くになる。
説明した如く左および右信号ＬおよびＲを一たん
第１のマトリツクス回路１に通して和成分１／２（Ｌ ＋Ｒ）と差成分１／２（Ｌ−Ｒ）とに変換し、これら をそれぞれ伝達関数１／k+および１／k-を有す
る第１のおよび第２の補正回路３および４に各別
に通して、さらに第２のマトリツクス回路２で和
信号L′および差信号R′に戻す。こうすることに
より和および差信号L′およびR′は(2)式に示した
如くになる。
この和および差信号L′およびR′をそれぞれ第
２図の左スピーカ５および右スピーカ６に加える
と、音場での相互影響効果により、 和成分および差成分Ma′およびSa′はそれぞれ となつて、第１のマトリツクス回路１に印加され
た左および右信号ＬおよびＲの和成分および差成
分に戻り、第１図に示した本発明の一実施例の回
路を通して再生すればスピーカの間隔が狭くて
も、正しいステレオ感が再生される。
２図の左スピーカ５および右スピーカ６に加える
と、音場での相互影響効果により、 和成分および差成分Ma′およびSa′はそれぞれ となつて、第１のマトリツクス回路１に印加され
た左および右信号ＬおよびＲの和成分および差成
分に戻り、第１図に示した本発明の一実施例の回
路を通して再生すればスピーカの間隔が狭くて
も、正しいステレオ感が再生される。
以上説明した如く本発明によれば、スピーカ間
隔が狭くても正しいステレオ感を再生することが
でき、ラジオ付きステレオカセツトテープレコー
ダおよび音声多重テレビなどに適用して特に効果
がある。
隔が狭くても正しいステレオ感を再生することが
でき、ラジオ付きステレオカセツトテープレコー
ダおよび音声多重テレビなどに適用して特に効果
がある。
第１図は本発明の一実施例のブロツク図。第２
図はスピーカの配置を示す図。第３図はk+およ
びk-の周波数依存を示す特性図。 １および２……第１のおよび第２のマトリツク
ス回路、３および４……第１のおよび第２の補正
回路。
図はスピーカの配置を示す図。第３図はk+およ
びk-の周波数依存を示す特性図。 １および２……第１のおよび第２のマトリツク
ス回路、３および４……第１のおよび第２の補正
回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 左用スピーカと右用スピーカとが近接して配
置されたステレオ再生装置において、 左および右信号を入力とする第１のマトリツク
ス回路と、 左および右信号の和信号成分による左および右
スピーカ間の音響出力の増加率の逆数１／k+ １／k+＝１／（１＋ｓｉｎ Ｋｄ／Ｋｄ） （Ｋは波長定数、ｄは左右スピーカ間の間隔にし
て、Ｋ＝２πｆ／Ｃ、ｆは周波数、Ｃは常温にお
ける音速である。）を伝達関数とする第１の補正
回路と、 左および右信号の差信号成分による左および右
スピーカ間の音響出力の減少率の逆数１／k- １／k-＝１／（１−ｓｉｎ Ｋｄ／Ｋｄ） を伝達関数とする第２の補正回路と、 第２のマトリツクス回路とを備え、 第１のマトリツクス回路の和成分出力を第１の
補正回路を通して第２のマトリツクス回路の一方
の入力とし、第１のマトリツクス回路の差成分出
力を第２の補正回路を通して第２のマトリツクス
回路の他方の入力とし、第２のマトリツクス回路
の出力で左右のスピーカを駆動するようにしたこ
とを特徴とするステレオ感補償回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9160979A JPS5616400A (en) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | Compensating circuit for stereophonic feeling |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9160979A JPS5616400A (en) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | Compensating circuit for stereophonic feeling |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5616400A JPS5616400A (en) | 1981-02-17 |
| JPS6210080B2 true JPS6210080B2 (ja) | 1987-03-04 |
Family
ID=14031306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9160979A Granted JPS5616400A (en) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | Compensating circuit for stereophonic feeling |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5616400A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2784159B2 (ja) * | 1995-07-31 | 1998-08-06 | ジャパン・フィールド株式会社 | 被洗浄物の洗浄方法及びその装置 |
| AU2013400A (en) * | 1999-11-25 | 2001-06-04 | Embracing Sound Experience Ab | A method of processing and reproducing an audio stereo signal, and an audio stereo signal reproduction system |
| US7433483B2 (en) | 2001-02-09 | 2008-10-07 | Thx Ltd. | Narrow profile speaker configurations and systems |
| US7254239B2 (en) | 2001-02-09 | 2007-08-07 | Thx Ltd. | Sound system and method of sound reproduction |
| US7457425B2 (en) | 2001-02-09 | 2008-11-25 | Thx Ltd. | Vehicle sound system |
-
1979
- 1979-07-20 JP JP9160979A patent/JPS5616400A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5616400A (en) | 1981-02-17 |
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