JPS603981Y2 - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
分配型燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JPS603981Y2 JPS603981Y2 JP1979043970U JP4397079U JPS603981Y2 JP S603981 Y2 JPS603981 Y2 JP S603981Y2 JP 1979043970 U JP1979043970 U JP 1979043970U JP 4397079 U JP4397079 U JP 4397079U JP S603981 Y2 JPS603981 Y2 JP S603981Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- pressure
- groove
- distribution
- fuel injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はディーゼルエンジンに用いられる分配型燃料噴
射ポンプの改良に関し、特にスタート時等における分配
ヘッド部からの空気抜きを容易化するための改良に関す
る。
射ポンプの改良に関し、特にスタート時等における分配
ヘッド部からの空気抜きを容易化するための改良に関す
る。
分配型燃料噴射ポンプにおいては、第1図においてプラ
ンジャAが1回転する間に4気筒エンジンでは4回の往
復運動を行ない、各圧送行程において分配溝Bがいずれ
かの気筒の圧送通路Cに合致してデリバリバルブDを経
て当該気筒に燃料を圧送し、所定の順序で各気筒に燃料
を噴射する。
ンジャAが1回転する間に4気筒エンジンでは4回の往
復運動を行ない、各圧送行程において分配溝Bがいずれ
かの気筒の圧送通路Cに合致してデリバリバルブDを経
て当該気筒に燃料を圧送し、所定の順序で各気筒に燃料
を噴射する。
一方、プランジャAが1回転する間に、各圧送通路Cは
プランジャAの均圧溝Eとも出会い、この均圧iEと常
時連通するプランジャバレルFの通孔Gを介して、当該
圧送通路C内の燃料圧力を噴射前にチャンバHの燃料圧
力と等しくする作用が行なわれている。
プランジャAの均圧溝Eとも出会い、この均圧iEと常
時連通するプランジャバレルFの通孔Gを介して、当該
圧送通路C内の燃料圧力を噴射前にチャンバHの燃料圧
力と等しくする作用が行なわれている。
ところが、従来の分配型燃料噴射ポンプにあっては、ス
タート時に、圧送通路Cにたまった空気が抜けるのに時
間がかかり、特にスタート時の如く低回転ではその時間
が極めて大となり、一時的に燃料噴射が行なわれなくな
るという欠点があった。
タート時に、圧送通路Cにたまった空気が抜けるのに時
間がかかり、特にスタート時の如く低回転ではその時間
が極めて大となり、一時的に燃料噴射が行なわれなくな
るという欠点があった。
本考案はこのような欠点を解消することを目的とし、圧
送通路内の空気を均圧溝を利用してチャンバ側に抜くよ
うにしたものである。
送通路内の空気を均圧溝を利用してチャンバ側に抜くよ
うにしたものである。
このため本考案では、均圧溝に、これをある気筒への分
配動作中に他のすべての気筒への圧送通路と一連に合致
させるようにプランジャ周方向に弧状をなす弧状溝部を
形成することにより、圧送通路がチャンバと連通ずる時
間を長くして、空気抜きが容易に行なわれるようにした
ことを主たる構成とした。
配動作中に他のすべての気筒への圧送通路と一連に合致
させるようにプランジャ周方向に弧状をなす弧状溝部を
形成することにより、圧送通路がチャンバと連通ずる時
間を長くして、空気抜きが容易に行なわれるようにした
ことを主たる構成とした。
以下に本考案を図示の実施例に従って説明する。
第2図及び第3図に示す分配型燃料噴射ポンプにおいて
、燃料は図示しないフィールドポンプにより送油され、
プレッシャレギュレーティングバルブにより供給圧を制
御された後、ポンプハウジング1内のチャンバ2に供給
される。
、燃料は図示しないフィールドポンプにより送油され、
プレッシャレギュレーティングバルブにより供給圧を制
御された後、ポンプハウジング1内のチャンバ2に供給
される。
ポンプハウジング1の分配ヘッド部3に取付けたプラン
ジャバレル4内にはポンプ兼分配用プランジャ5が摺動
自在に水平配置され、このプランジャ5は図示しない駆
動手段により回転しつつ往復運動する。
ジャバレル4内にはポンプ兼分配用プランジャ5が摺動
自在に水平配置され、このプランジャ5は図示しない駆
動手段により回転しつつ往復運動する。
プランジャ5が図で左行する吸入行程にある場合は、チ
ャンバ2に満たされた燃料が吸入通路6からプランジャ
5の吸入溝7を介してポンピング室8に吸入され、プラ
ンジャ5が右行する圧送行程に移ると、ポンピング室8
の燃料は圧縮されつつプランジャ5内の通孔9を経て分
配溝10から圧送通路11に送出され、デリバリバルブ
12を経て図示しない噴射ノズルから気筒内に噴射され
る。
ャンバ2に満たされた燃料が吸入通路6からプランジャ
5の吸入溝7を介してポンピング室8に吸入され、プラ
ンジャ5が右行する圧送行程に移ると、ポンピング室8
の燃料は圧縮されつつプランジャ5内の通孔9を経て分
配溝10から圧送通路11に送出され、デリバリバルブ
12を経て図示しない噴射ノズルから気筒内に噴射され
る。
ここで、前記圧送通路11及びデリバリバルブ12は周
方向に気筒数に対応する数だけ等配して設けられ、プラ
ンジャ5の回転に伴なって所定の順序で各気筒内に噴射
される。
方向に気筒数に対応する数だけ等配して設けられ、プラ
ンジャ5の回転に伴なって所定の順序で各気筒内に噴射
される。
プランジャ5のプランジャバレル4外に存する基端部に
はコントロールスリーブ13が摺動自在に嵌挿され、プ
ランジャ5のカットオフポート14がコントロールスリ
ーブ13の内周面から外れると、圧送燃料がカットオフ
ポート14からチャンバ2に波流して噴射終りとなる。
はコントロールスリーブ13が摺動自在に嵌挿され、プ
ランジャ5のカットオフポート14がコントロールスリ
ーブ13の内周面から外れると、圧送燃料がカットオフ
ポート14からチャンバ2に波流して噴射終りとなる。
このコントロールスリーブ13は図示しないガバナによ
り位置調整され、これにより噴射終りを変えて噴射量を
制御する。
り位置調整され、これにより噴射終りを変えて噴射量を
制御する。
15はエンジンを停止させるために吸入通路6に設けら
れたフユエルカットソレメイドである。
れたフユエルカットソレメイドである。
前記プランジャ5の周面には分配溝10とは周方向に位
相を異にして均圧溝20が形威され、ある気筒への分配
動作中にこの均圧溝20を他の気筒への圧送通路11と
合致させるようにしである。
相を異にして均圧溝20が形威され、ある気筒への分配
動作中にこの均圧溝20を他の気筒への圧送通路11と
合致させるようにしである。
この均圧溝20のプランジャ5基端部側は周溝部20a
として形成され、この周溝部20aはプランジャバレル
4に形威した通孔21を介してチャンバ2と連通ずるよ
うになっている。
として形成され、この周溝部20aはプランジャバレル
4に形威した通孔21を介してチャンバ2と連通ずるよ
うになっている。
ここで、前記均圧溝20のプランジャ5先端部側にプラ
ンジャ5周方向に弧状をなす弧状溝部20bを形成腰あ
る気筒への分配動作中に他のすべての気筒への圧送通路
11と一連に合致するようにしである。
ンジャ5周方向に弧状をなす弧状溝部20bを形成腰あ
る気筒への分配動作中に他のすべての気筒への圧送通路
11と一連に合致するようにしである。
また、前記通孔21はプランジャバレル4の内方から外
方へほぼ上向きに形威しである。
方へほぼ上向きに形威しである。
かくして、ある気筒への分配動作中に、他のすべての気
筒への圧送通路11に均圧溝20の弧状溝部20bが合
致し、この均圧溝20は周溝部20a及び通孔21を介
してチャンバ2と連通ずるので、分配前に圧送通路11
内の燃料圧力をチャンバ2の燃料圧力と同圧にする作用
が行なわれる。
筒への圧送通路11に均圧溝20の弧状溝部20bが合
致し、この均圧溝20は周溝部20a及び通孔21を介
してチャンバ2と連通ずるので、分配前に圧送通路11
内の燃料圧力をチャンバ2の燃料圧力と同圧にする作用
が行なわれる。
スタート時に圧送通路11内に空気がたまっていた場合
、かかる同圧作用が行なわれるときに、空気が均圧溝2
0から通孔21を通って抜けるのであるが、均圧溝20
の弧状溝部20bにより各圧送通路11はそのの気筒へ
の分配動作が行なわれるとき以外つづけて同圧作用が行
なわれるので、チャンバ2と連通している時間が長くな
り、空気抜きを迅速に行なうことができ、無噴射状態と
なることを回避できる。
、かかる同圧作用が行なわれるときに、空気が均圧溝2
0から通孔21を通って抜けるのであるが、均圧溝20
の弧状溝部20bにより各圧送通路11はそのの気筒へ
の分配動作が行なわれるとき以外つづけて同圧作用が行
なわれるので、チャンバ2と連通している時間が長くな
り、空気抜きを迅速に行なうことができ、無噴射状態と
なることを回避できる。
また、プランジャバレル4の通孔21は前述シたように
上向きに設けられているので、空気が抜は易くなる。
上向きに設けられているので、空気が抜は易くなる。
第4図は他の実施例を示し、均圧溝20の周溝部20a
及びプランジャバレル4の通孔21を廃止し、均圧溝2
0のプランジャ5基端部側の部分をプランジャバレル4
外で直接チャンバ2に臨ませるようにしたものであって
、このようにしても空気抜きを容易にすることができる
。
及びプランジャバレル4の通孔21を廃止し、均圧溝2
0のプランジャ5基端部側の部分をプランジャバレル4
外で直接チャンバ2に臨ませるようにしたものであって
、このようにしても空気抜きを容易にすることができる
。
以上説明したように本考案によればスタート時等に圧送
通路内にたまった空気がチャンバ側に容易に抜けるよう
になるので、スタート時等に無噴射状態になることがほ
とんどなくなる。
通路内にたまった空気がチャンバ側に容易に抜けるよう
になるので、スタート時等に無噴射状態になることがほ
とんどなくなる。
第1図は従来の分配型燃料噴射ポンプの要部断面図、第
2図は本考案に係る分配型燃料噴射ポンプの一実施例を
示す要部断面図、第3図は第2図の■−■断面図、第4
図は他の実施例を示す要部断面図である。 1・・・ポンプハウジング、2・・・チャンバ、4・・
・プランジャバレル、5・・・プランジャ、10・・・
分配溝、11・・・圧送通路、12・・・デリバリバル
ブ、20・・・均圧溝、20a・・・周溝部、20b・
・・弧状溝部、21・・・通孔。
2図は本考案に係る分配型燃料噴射ポンプの一実施例を
示す要部断面図、第3図は第2図の■−■断面図、第4
図は他の実施例を示す要部断面図である。 1・・・ポンプハウジング、2・・・チャンバ、4・・
・プランジャバレル、5・・・プランジャ、10・・・
分配溝、11・・・圧送通路、12・・・デリバリバル
ブ、20・・・均圧溝、20a・・・周溝部、20b・
・・弧状溝部、21・・・通孔。
Claims (4)
- (1)ポンプハウジング内のチャンバに満たされた燃料
を、水平配置されて回転しつつ往復運動するプランジャ
により吸入し圧縮しつつ分配溝から各気筒への圧送通路
に所定の順序で分配すると共に、ある気筒への分配動作
中に、プランジャに前記分配溝とは周方向に位相を異に
して形成され前記チャンバと連通ずる均圧溝を他の気筒
への圧送通路に合致させ、当該圧送通路内の燃料圧力を
分配前に前記チャンバの燃料圧力と等しくなるようにし
た分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記均圧溝に、これ
をある気筒への分配動作中に他のすべての気筒への圧送
通路と一連に合致させるようにプランジャ周方向に弧状
をなす弧状溝部を形成したことを特徴とする分配型燃料
噴射ポンプ。 - (2)均圧溝が弧状溝部よりプランジャ基端部側に周溝
部を有し、この周溝部がプランジャバレルに設けられた
通孔を介してチャンバと連通ずることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項記載の分配型燃料噴射ポンプ
。 - (3)通孔がプランジャバレルの内方から外方へほぼ上
向きに形成されたことを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第2項記載の分配型燃料噴射ポンプ。 - (4)均圧溝がそのプランジャ基端部側の部分をプラン
ジャバレル外で直接チャンバに臨ませて形成されたこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の分配
型燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979043970U JPS603981Y2 (ja) | 1979-04-05 | 1979-04-05 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979043970U JPS603981Y2 (ja) | 1979-04-05 | 1979-04-05 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55144841U JPS55144841U (ja) | 1980-10-17 |
JPS603981Y2 true JPS603981Y2 (ja) | 1985-02-04 |
Family
ID=28919391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979043970U Expired JPS603981Y2 (ja) | 1979-04-05 | 1979-04-05 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603981Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS478884U (ja) * | 1971-03-01 | 1972-10-03 | ||
JPS5061517A (ja) * | 1973-10-03 | 1975-05-27 |
-
1979
- 1979-04-05 JP JP1979043970U patent/JPS603981Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS478884U (ja) * | 1971-03-01 | 1972-10-03 | ||
JPS5061517A (ja) * | 1973-10-03 | 1975-05-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55144841U (ja) | 1980-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0652067B2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプの噴射率制御装置 | |
JPH0816469B2 (ja) | 内燃機関用の燃料噴射装置 | |
GB1122886A (en) | Improvements in fuel injection pumps for internal combustion engines | |
JPS603981Y2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
JPS5815618B2 (ja) | ナイネンキカンヨウ ノ ネンリヨウフンシヤポンプ | |
JPH0561460B2 (ja) | ||
JP2531977Y2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
JP2869873B2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
JPS6231669Y2 (ja) | ||
JPS6014929Y2 (ja) | 内燃機関用分配型燃料噴射ポンプ | |
JPS6157943B2 (ja) | ||
KR960005732Y1 (ko) | 디젤엔진용 분배형 연료분사펌프 | |
JP3551576B2 (ja) | ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ | |
JPH0652069B2 (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
JP2887983B2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
JPS5936696Y2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
JPS6245076Y2 (ja) | ||
JPH04148056A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
JP3132082B2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
JPS6349553Y2 (ja) | ||
GB1440818A (en) | Fuel injection pumps | |
JPS62276257A (ja) | インナカム式分配型燃料噴射ポンプ | |
JPS63201361A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
JPS5936672Y2 (ja) | 内燃機関用燃料噴射ポンプのタイマ | |
JPH0410380Y2 (ja) |