JPS6039743Y2 - 床下冷蔵庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は台所等の床下に設置されるいわゆる床下冷蔵
庫に関する。

一般に、床下冷蔵庫の扉は、上方に開口した庫本体の上
面に配されているため、ごみやほこりが付着しやすい状
態にある。

そのため扉をしばしば掃除する必要があるが、扉の取付
は部はなかなか掃除しにくい構造になっている。

この考案は、上記のような点からなされたもので、扉を
庫本体に対して着脱自在とし、掃除時には扉をはずせる
ようになされた床下冷蔵庫を提供するこれを目的とする
。

この考案による床下冷蔵庫は、上端面からピン支承部に
形成された切欠き状ないしは内向き溝状のピン導入用除
去部と、上端後書りに前向きに形成されピン受は面とを
有する１対のヒンジ部材が、庫本体の両側上面後端部に
対向状に取付けられ、また扉の両側後端部には、扉枢着
ピンとこれより所要距離前方のストッパピンがそれぞれ
側方突出状に設けられ、扉枢着ピンが上記除去部を経て
ピン支承部に導入されて扉が庫本体に着脱自在に取付け
られ、扉開時には起立した扉が後方に倒れないように、
ストッパピンが上記ピン受は面に受けられるようになさ
れたものである。

以下、この考案の実施例を図面により説明する。

なお、この明細書において前後関係は第１図を基準とし
、同図右方を前方、左方を後方とする。

第１図において、上方に開口する庫本体１の上面を構成
する扉受はカバー２の両側後端部には、１対のヒンジ部
材３が対向状に配されて、ビス４で取付けである。

各ヒンジ部材３は、第２図に示すように、ビス孔５を有
する水平取付は部６と、同取付は部６の内側に立上り状
に設けられたブラケット部７とからなる。

ブラケット部７の各対向面には、上端面からピン支承部
８に至る溝状のピン導入用除去部９が形成され、さらに
ブラケット部７の各上端後書りには、前方を向くピン受
は面１０がそれぞれ形成されている。

またブラケット部７は上部にピン案内用の垂直壁１１を
有する。

なお除去部９は切欠きとなされていてもよい。

他方、扉１２の両側後端部には、第３図に示すように、
扉枢着ピン１３とこれより所要距離前方のストッパピン
１４がそれぞれ基板１５．１６を介して側方突出状に設
けられている。

そして扉枢着ピン１３は上記除去部９を経てピン支承部
８に導入されている。

こうして扉１２はピン１３を介して庫本体１に枢着され
ている。

また扉１２が開かれて起立されたときには、第１図上に
鎖線で示すように、ストッパピン１４が上記ピン受は面
１０に受けられて、扉１２が後方に倒れないようになさ
れている。

この考案の床下冷蔵庫によれば、ヒンジ部材３には上端
面からピン支承部８に至るピン導入用除去部９が形成さ
れて、扉１２の両側後端部に設けられた扉枢着ピン１３
が上記除去部９を経てピン支承部８に導入されているの
で、扉１２は庫本体１に対して着脱自在となされている
。

したがって扉の掃除の際には、これを庫本体１から取外
すことにより、掃除を楽に行うことができる。

またヒンジ部材３にはその上端後寄りにピン受は面１０
が形成され、扉１２の両側後端部には、扉枢着ピン１３
より所要距離前方にストッパピン１４が設けられている
ので、扉開時にはストッパピン１４がピン受は面１０に
受けられ、扉１２が後方に倒れるおそれがない。

そのため扉と庫本体の間に扉倒れ防止用のステーを設け
る必要がなくて、材料の節減および組立作業の簡略化を
果すことができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すもので、第１図は冷蔵庫
の側面図、第２図はヒンジ部材の斜視図、第３図は扉の
部分斜視図である。 ８・・・・・ゼン支承部、９・・・・・・除去部、１０
・・・・・ゼン受は面、１２・・・・・・扉、１３・・
・・・・扉枢着ビン、１４・・・・・・ストッパピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上端面からピン支承部８に形成された切欠き状ないしは
   内向き溝状のピン導入用除去部９と、上端後書りに前向
   きに形成されたピン受は面１０とを有する１対のヒンジ
   部材３が、庫本体１の両側上面後端部に対向状に取付け
   られ、また扉１２の両側後端部には、扉枢着ピン１３と
   これより所要距１前方のストッパピン１４がそれぞれ側
   方突出状に設けられ、扉枢着ピン１３が上記除去部９を
   経てピン支承部８に導入されて扉が庫本体１に着脱自在
   に取付けられ、扉開時には起立した扉１２が後方に倒れ
   ないように、ストッパピン１４が上記ピン受は面１０に
   受けられるようになされている床下冷蔵庫。