JPS6039716B2 - カチオン性界面活性剤組成物 - Google Patents

カチオン性界面活性剤組成物

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JPS6039716B2
JPS6039716B2 JP57015276A JP1527682A JPS6039716B2 JP S6039716 B2 JPS6039716 B2 JP S6039716B2 JP 57015276 A JP57015276 A JP 57015276A JP 1527682 A JP1527682 A JP 1527682A JP S6039716 B2 JPS6039716 B2 JP S6039716B2
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JP
Japan
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cationic surfactant
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higher alkyl
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信之 山本
茂幸 植田
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【発明の詳細な説明】 本発明はカチオン性界面活性剤組成物に関し、さらに詳
しくは、アミノ酸高級アルキルェステル塩やそのN−低
級アルキル置換体を有効成分の一つとして含有し、かつ
それらのェステルの加水分解性が低く抑制された水溶液
から成るカチオン性界面活性剤に関するものである。
近年、カチオン性界面活性剤は一般家庭用として広く用
いられるようになり、量的にかなりの量を占めるに至っ
ている。
このカチオン性界面活性剤を用いる場合、通常強アルカ
ル性や強酸性では種々の弊害があって中性に近いほど使
いやすく、特に人体に接触する可能性のある用途におい
ては、皮膚の等亀点近くのPHである4〜6の範囲が好
ましい。ところで従来、アミノ酸高級アルキルェステル
塩やそのN−低級ァルキル贋換体は、皮層刺激性が少な
くて安全性の高いカチオン性界面活性剤として知られて
いる。
しかしながら、これらのェステル塩の共通の欠点として
、その構造中にェステル結合を有するために加水分解性
が大きいことによって、製品中に安定に配合することが
困難な場合が多い。また、それらの加水分解性はPH依
存性が大きくて、加水分解が最小となるpHはカチオン
性界面活性剤が一般に用いられているpHよりかなり低
い。例えば、グリシン高級アルキルェステル塩酸塩につ
いては、pHI〜2において最も加水分解し‘こくくな
るが、通常のカチオン性界面活性剤はpH3〜8の範囲
で多く用いられるため、その併用はかなり制限されるの
を免れない。本発明者らは、通常のカチオン性界面活性
剤の使用pH範囲すなわちpH3以上において、アミノ
酸高級アルキルェステル塩やそのN−低級アルキル贋換
体の加水分解を抑制し、両者の併用を可能にするために
、鋭意研究を重ねた結果、従来知られているカチオン性
界面活性剤の中から、特定のものを選択し、それを上記
のェステル塩と併用した場合には意外にも通常使用され
ているPHであるPH3〜4においてそれらの加水分解
が大幅に抑制されることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、■アミノ酸高級アルキルェステル
塩及びそのN−低級ァルキル置換体の中から選ばれた少
なくとも1種と、‘B}一般式(式中のRは炭素数8〜
22の直鎖脂肪族炭化水素基、R′は炭素数1〜3のア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基又はペンジル基であっ
て各R′はたがいに同一でも異なっていてもよくmは0
又は1の数、X−は一価の陰イオンである)で表わされ
るカチオン性界面活性剤を、■に対する{B)の重量比
ないし1/5の割合で含有することを特徴とする水溶液
から成るカチオン性界面活性剤組成物を提供するもので
ある。
本発明組成物の■成分であるアミノ酸高級アルキルェス
テル塩及びそのN−低級アルキル贋換体として、例えば
、一般式(ロ)(式中のR′はアミノ酸を構成する二価
の基、R2,R3及びR4は水素原子又は低級アルキル
基、R5は炭素数8〜22の高級アルキル基、Yは一価
の陰イオンである)で示される構造を有するようなもの
が好ましく用いれる。
このアミノ酸高級アルキルェステル塩やそのN−低級ア
ルキル置換体は通常用いられている公知の方法、例えば
アミノ酸又はそのN−低級アルキル置換体と高級アルコ
ールとを乾燥塩化水素ガスやpートルェンスルホン酸な
どの触媒の存在下、無溶媒又はトルェンなどの溶媒を使
用して脱水する方法により容異に合成しうる。
また、塩化グリシンベタィン高級アルキルェステルなど
の場合は、モノクロル酢酸と高級アルコールとから無溶
媒、無触媒でモノクロル酢酸高級アルキルェステルを製
造したのち、トリメチルアミンなどにより四級化するこ
とによっても容易にかつ安価に製造することができる。
また、これらのェステル塩の陰イオンの種類を変化させ
るには、例えばそのp−トルェンスルホン酸塩を適量の
アルカリ水溶液に溶解したのち、へキサンなどの溶媒で
抽出し、得られたへキサン抽出層に塩酸などの無機酸や
酢酸、酸性アミノ酸、ピログルタミン酸などの有機酸を
添加すればよく、この操作によって容易に該当する塩が
生成される。
本発明に用いるアミノ酸高級アルキルェステル塩やその
N−低級アルキル置換体の骨格となるアミノ酸としては
、例えばグリシン、ザルコシン、アラニン、8−アラニ
ン、yーアミ/酪酸、ロィシン、ィソロィシン、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸、リジン、メチオニン、プロリ
ン、セリン、トレオニン、システイン、シスチン、フエ
ニルアラニン、ご−アミノカプロン酸などが挙げられ、
これらの中でグリシン、ザルコシン、アラニン、8ーア
ラニン、y−アミノ酪酸、グルタミン酸、メチオニン、
リジンなどは比較的構造が簡単で入手が容易であって好
ましく用いられる。
さらに本発明に用いるアミノ酸高級アルキルェステル塩
やそのN−低級アルキル置換体は単独で用いてもよいし
、また2種以上混合して用いてもよく、そのアミノ酸の
種類を高級アルキル基の鎖長を適当に選ぶことによって
、既存のカチオン性界面活性剤とほぼ同等の性能を有す
ることが可能である。
したがってこれらのェステル塩は従来のカチオン性界面
活性剤に使用されている大部分の用途に用いることがで
き、かつそれらをカチオン性界面活性剤組成物中の主成
分とすることによって、その組成物は皮膚刺激性の少な
い安全性の高いものとなる。本発明成分の‘B}成分と
して用いるカチオン性界面活性剤は、一般式(1)(止
中のR,R′,m及びX‐は前記と同じ意味をもつ)で
示される構造を有するものであって、風成分のアミノ酸
高級アルキルェステル塩やそのN−低級アルキル置換体
に添加することにより、それらのェステル塩の加水分解
を極めて効果的に抑制しうる。
しかしカチオン性界面活性剤の中でもジアルキル型や分
枝ァルキル鎖を有するものは、加水分解抑制効果が十分
でなく、またモレ直鏡アルキル基の炭素数が8〜22の
範囲のものが特に優れている。この直鎖アルキル基の炭
素数が8未満のものは加水分解抑制効果がほとんどなく
、一方22を越えると組成物中に安定に配合することが
困難となる。他方、ベタィン型両性界面活性剤の場合、
風成分の加水分解を抑制する効果は、本発明の【B}成
分として用いるカチオン性界面活性剤に比べて十分では
なく、またアニオン性界面活性剤は、本発明の■成分と
水不溶性のコンプレックスを形成して沈殿を析出するの
で適当でない。
本発明組成物においては、風成分のアミノ酸高級ァルキ
ルェステル塩又はそのN−低級アルキル置換体に対する
‘B}成分のカチオン性界面活性剤との重量比が1ない
し1/5の範囲にすることが必要であり、‘8}成分が
風成分1重量部当り1重量部よりも多くなると、風成分
の加水分解は抑制されるものの風成分の特性が十分に発
揮されないし、また{B}成分が風成分1重量部当り1
/5重量部未満になると、風成分の加水分解が十分に抑
制されない。
本発明組成物の濃度については、特に制限はなし、が、
一般的には、0.1〜10重量%濃度の水溶液が適当で
ある。
また本発明の組成物には、通常カチオン性界面活性剤組
成物に用いられている他の種々の添加剤を加えることも
できる。本発明の組成物は、アミノ酸高級アルキルェス
テル塩やそのN−低級アルキル直換体を主成分として含
有する水溶液から成るカチオン性界面活性剤組成物であ
って、皮膚刺激性が少なくて安全性が高く、かつ通常使
用されているpH範囲においても、ェステル成分の加水
分解性が低い上に、従来用いられているカチオン性界面
活性剤とほとんど変らない性能を有している。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 1 グリシンステアリルェステル塩酸塩 2重量%カチオン
性界面活性剤 1重量%インプロピルアル
コール 5重量%水
9な重量%それぞれ種類の異なる直鎖モノ
アルキル型カチオン性界面活性剤を配合した前記混合組
成物を調製し、pHを3及び4に調製したのち、80q
oの水落中で8時間放直して、ェステル塩の加水分解率
をそれぞれ調べた。
その結果を第1表に示す。第1表なお、これらの混合組
成物を室温で6か月間放置したところで、FH3におい
て、無添加のものは15%の加水分解率であったのに対
し、C,8日37N+(CH3)3CI−を添加した系
では、その水分解率は2%以下であった。
実施例 2 グリシンステアリルェステル塩酸塩 2重量%ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクレライト0〜4重量%イン
ブロピルアルコール 5重量%水
89〜9箱重量%ステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライドの添加量を0〜4重量%
の範囲で、変化させた前記混合組成物を調製し、pH3
に調整したのち、80℃の水浴中で8時間放置して、ェ
ステル塩の加水分解率をそれぞれ調べた。
その結果を第2表に示す。第2表 実施例 3 グリシンステアリルェステル塩酸塩 2重量%ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロライド1重量%インプロ
ピルアルコール 5重量%水
92重量%前記水溶液を調製し、
PHを1.0,2.0,3.0,4.0に調製したのち
、80qoの水浴中で8時間放遣して、ェステル塩の加
水分解率をそれぞれ調べた。
その結果を第3表に示す。なお、比較のためにステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロラィド無添加の場合につ
いても、同様にそれぞれの母におけるェステル塩の加水
分解率を調べ、結果を第3表示す。
第3表 実施例 4 アミノ酸高級アルキルェステル塩又はそのN−低級ァル
キル贋換体 2重量%ステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライド1重量%インプロプルア
ルコール 5重量%水
9a重量%アミノ酸高級アルキルェステ
ル塩又はそのN−低級アルキル贋換体の種類を変えて前
記混合組成物を調製し、pHを3に調整したのち、80
qoの水浴中で1筋時間放置して、ェステル塩の加水分
解率をそれぞれ調べた。
その結果を第4表に示す。なお、比較のために、ステア
リルトリメチルアンモニウムクロラィド無添加の場合に
ついても、同様にそれぞれのェステル塩の加水分解率を
調べ、結果を第4表に示す。第4表 比較例 グリシンステアリルヱステル塩酸塩 2重量%界面活性
剤 1重量%インプロピルアルコ
ール 5重量%水
92重量%それぞれ種類の異なる界面活性剤
を配合した前記混合組成物を調製し、pHを3に調整し
たのち、80℃の水浴中で8時間放置して、それぞれの
ェステル塩の加水分解率を調べた。
その結果を界面活性剤無添加の場合及び本発明のカチオ
ン性界面活性剤を添加した場合の加水分解率とともに、
第5表に示す。第5表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)アミノ酸高級アルキルエステル塩及びそのN
    −低級アルキル置換体の中から選ばれた少なくとも1種
    と、(B)一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のRは炭素数8〜22の直鎖脂肪族炭化水素基
    、R′は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキ
    ル基又はベンジル基であつて各R′はたがいに同一でも
    異なつていてもよく、mは0又は1の数、X^−は一価
    の陰イオンである)で表わされるカチオン性界面活性剤
    を、(A)に対する(B)の重量比ないし1/5の割合
    で含有することを特徴とする水溶液から成るカチオン性
    界面活性剤組成物。
JP57015276A 1982-02-02 1982-02-02 カチオン性界面活性剤組成物 Expired JPS6039716B2 (ja)

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