JPS6039417A - 二重撚糸式紡績装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はドラフト装置により送り出された繊維束を加
熱しつつその進行方向を折り返してスピンドルの回転の
２倍の撚を加え、バルーン内部でパッケージに巻き上げ
る二重撚糸式１／ｊ精装置に：関するものである。

従来技術 短繊緒を引き揃えて加熱し、紡績糸を生産する方法とし
てリング紡績法が広く用いられている。

このリング紡績法は可納番手の範囲が広く自費の糸が得
られるが、生産性が低い点及び巻き上げパッケージが小
さいため玉揚げ回数が多くかつワインダ行稈を必要とす
る点で開題がある。リング紡績糸を高生産で大きなパッ
ケージに巻き上げるには、リング径を大きくしパッケー
ジを高速欧で回転させる必要がある。ところがリング径
を大きくりるとトラベラ走行速痘が速くなり、リングと
トラベラとの摩擦熱によってトラベラが高温になり糸が
変質したり糸切れが増加するだけでなくトラベラ自身の
劣化が起る。又、大きなパッケージを高速庶で回転さＵ
ると空気抵抗も大きく、エネルｒ−消費が激増するとい
う新たな問題が発生するこれに対して、ドラフト袋間よ
り送り出された編紐束を加熱しつつその進行方向を折り
返してスピンドルの回転の２倍の撚を加え、バルーン内
部でパッケージに巻き上げる二重撚糸式紡績方法が１１
？案されている。この二重撚糸式紡績方法にお４％では
、糸をバルーニングさせた後その進行方向を折り返して
バルーン内部に巻き上げる関係で、糸の屈曲点が多く糸
の通過抵抗が増大し糸張力が過大となる。又、糸折返し
点（糸がバルーニングを終えその進行方向がスピンドル
の回転軸方向に一致する点、以下、糸折返し点とはこの
意味で用いる。）とドラフト装置間では糸には、最終的
に加熱される撚数の２分の１の実撚しか加わらず、繊維
間の圧着による滑脱抵抗が乏しいため引張り強さが極め
て弱く、そのままではバルーニングにより糸に加わる張
力に耐えることがでキチ糸切れが生じ紡績が不能となる
。従って二重撚糸式紡績方法により糸を紡績する場合に
は、糸に加わる張力を軽、減するため糸の進行を促進す
る作用をもつ要素と、ドラフト装置と糸折返し点との間
の糸にバルーニングに耐え得る糸強力を与えるため少な
くとも糸折返し点付近で実撚と同り向の仮撚を加えるこ
とが必要となる。従来、昭和３８年９月２６日公告の特
公昭３８−１９６２８号公報には、糸の進行過程特に糸
折返し点後にニップローラを設置′□Ｊ１機械的に糸進
行促進作用をもたけるとともに、糸折返し点付近に機械
的な作用により仮撚を加える仮撚機構を設けた装置が提
案され−（いる。ところがドラフト装置のフロン１−１
］−ラから出ｌこ糸は撚縮し、糸の進行速度が太さ斑、
張力変動によって絶えず変化するため機械的な作用要素
ではその変化に随時対応することが不可能である。又、
機械的な勤ツノ伝達手段を介して駆動される糸進行促進
作用薮索及び仮撚要素をバルーン内部に導入する場合に
は、構造が複雑になるとともに大型化しｉト吊し大さく
なる。ぞのためコストアップ、メインテナンスに手間が
かかること、駆動動力の増大その機構を支承するための
スピンドルを高速回転することが困難となり生産性が上
らない等の不都合が生じる。

目的 この発明は前記従来の問題点を解消するためになされた
ものであって、その目的は二重撚糸式紡績装置を実用化
する場合に不可欠な要素である糸の進行促進作用要素及
びバルーニング過程にある糸に対する仮撚付与要素を、
簡単な機構で小型軽足化づることができしかも糸に対す
る前記両件用を効率良く発Ｈすることができる二重撚糸
式紡績装置を提供することにある。

発明の構成 前記の目的を達成するためこの発明においては。

スピンドルには加熱されつつ進行する糸を、その進行方
向を折り返してスピンドルの上方へ３ヘク埒糸孔を形成
し、バルーニング過程にある糸を前、ｉＬ導糸孔又は該
導糸孔に近接して前記スピンドルの軸心に対してほぼ直
交する状態に配設したノズルに案内するため、仮撚機能
、糸進行促進機能の少なくともいずれか一方の機能を有
Ｊるノズルを前記スピンドルと一体回転する支持体上に
、該ノズルの入口側が出口側に対して前記支持体の外周
側又はスピンドルの回転方向と反対側の少なくと６いず
れか一方に位置するように斜状に配設した。

実施例 以下、この発明を具体化した一実施例を回向に従って説
明する。スライバを細化して連続的に供給づるドラフト
装置１の下１１には万イドＧ／＋’配ｈａされるととも
に、その下方にはスピンドル２がル−ム３及び支持ｎ４
に固定されたベアリングりを介して垂直状態にかつ回転
自在に支持され、ぞの下端に嵌着固定されたプーリ６を
介してベルト７により回転駆動されるようになっている
。第４図に示ずようにスピンドル２の１一部に１．Ｌボ
ビン査水体８がベアリング９を介して該スピンドル２と
相対回転可能に支持されており、ボビン支承体８はその
内側面に固定された磁石１０と、前記フレーム３にブラ
ケット１１を介して固定された磁石１２とにより、スピ
ンドル２が回転した場合にもでれに追随して回転するこ
となく常に静１［状態に保持されるようになっている。

前記磁石１０，１２にはぞれぞれ磁束収束用の鉄板１３
が装着されＣいる。前記ボビン支承体８の中心に設（プ
られたパイプ１４には、紡績された糸ＹをパッケージＰ
に巻き取るボビン１５を支持するボビン支持体１６がベ
アリング１７を介して回転自在に支持されている。前記
ボビン支持体１６はその下部が逆円錐台形状に形成され
るとともにその外周面にタービンｔＡ１８が刻設され、
前記ボビン支承体８に形成された空気室１９の噴射孔２
０から噴射される圧縮空気により回転駆動されるように
なっている。

前記空気室１９とスピンドル２の外周面とは永久磁石２
１と、閉じた磁気回路を形成する一対のポールピース２
２と、該ポールピース、２２の突部と前記スピンドルの
外周との間に介在する磁性流体（図示しない）によりシ
ールされている。

前記ボビン支承体８の上面には円筒状のボビンカバー２
３が形成され、その内面には上下り向に伸びるガイドレ
ール２４が固着されている。＋’＋ｒｉ記ガイドレール
２４にはヤーンガイド２５が固定された磁石２６が同ガ
イドレール２４に沿って上下方向に移動可能に支承され
ている。前記磁石２６は糸Ｙのバルーンを保護するため
前記ボビンカバー２３の外側に設けられた円・筒状の固
定のバルーン保護体２７の外側を、シリンダ２８の作用
にＪ：り上下動する磁石２９を介して上下動されるよう
になっている。又、前記ガイドレール２／Ｉの上端には
前記ボビン支持体１６と一体に回転するガイド管３０か
ら出る糸Ｙを前記ヤーンガイド２５に導くコロ３１が回
転自在に支承されている。

前記スピンドル２には加熱されつつ進行する糸Ｙの進行
方向を折返してスピンドル２の上方へ導くため、一端が
前記パイプ１４に連通し他端がスピンドル２の側方に１
１０する導糸孔３２が形成され、τいる。又、スピンド
ル２の外周には糸Ｙを前記導糸孔３２に案内する空気ノ
ズル３３．３４をスピンドル２ど一体回転可能に取付け
るための支持体３５がスピンドル２と一体回転可能にＦ
Ｍ着されている。前記導糸孔３２の糸折返し点近傍に位
置するように前記導糸孔３２の入口部に連続して水平状
態にかつ第２図に示すようにその入口部側が出［１部側
よりスピンドル２の回転の遅れ側に位置するように配置
された第２空気ノズル３４は、第６．７図に示づように
糸通路３６に対して空気噴入孔３７が偏心的かつ下流方
向に向かって開口されており、前記スピンドル２の回転
により糸Ｙに加えられる実撚と同方向への仮撚機能と、
糸Ｙの進行促進機能とを備えている。又、前記糸通路３
６には絞り部３６ａが設けられている。ボビンカバー２
３どバルーン保護体２７との間をバルーニングしながら
進行する糸Ｙを前記第２空気ノズル３４にスムーズに案
内するため、糸Ｙの屈曲部となる前記バルーン保護体２
７の下方位置に配置された第１空気ノズル３３は該ノズ
ル３３の入口側が出口側に対して前記支持体３５の外周
側かつスピンドル２の回転方向と反対側に位置覆るよう
に斜状に配設されている。該第１空気ノズル３３は、第
８．９図に示づように空気噴入孔３７が糸通路３６に対
して偏心的かつ直交する方向に向かって開口されており
、糸Ｙに加えられる実撚と同方向への仮撚機能を有する
。

支持体３５の下部外周には外周面が前記支持筒４の内面
に嵌着された環状の永久１？Ｅｉ３８及びその上下両面
に密着されたポールピース３９が支持体３５に対して相
対回転可能に遊嵌されるとともに、ポールピース３９の
内面に形成された突部に付着された磁性流体（図示しな
い）によりシールされている。前記永久磁石３８の内面
に対応する支持体３５の外周面には前記空気室１９及び
両空気ノズル３３．３４に圧縮空気を供給りるｌこめの
空気室４０を構成する環状溝４１が形成されている。前
記空気室４０と外部圧力空気源（図示し４ｒい）とは前
記永久磁石３８と前記ポールピース３９との間に形成さ
れた空気通路４２を介して接続されている。スピンドル
２には前記空気室４０の圧縮空気を前記ボビン支承体８
に段重ノられた空気室１９へ送るため、前記空気室４０
に連通する環状の空気室４３が形成されるとともに、該
空気室４３と前記空気室１９とに連通ずる一対の空気通
路４４がスピンドル２の軸心と平行に形成されている。

又支持体３５には前記空気室４０の圧縮空気を前記第１
空気ノズル３３及び第２空気ノズル３４に導くため、環
状の空気室４５．４６．４７及び前記各空気室を接続す
る空気通路４８．４９゜５０が形成されている。

次に前記のように構成された装置の作用を説明する。さ
て、機台が駆動されるとベルト７及びプーリ６を介して
スピンドル２が８速回転される。

ドラフト装置１により細化されてフロン１−ローラ１ａ
から連続的に送り出される繊維束はガイドＧを経てバル
ーン保護体２７に沿ってバルーニングしながら進行し、
第１空気ノズル３３．第２空気ノズル３４へと導かれる
。第２空気ノズル３４を出た糸Ｙはスピンドル２に形成
された導糸孔３２に、おいて進行方向が折り返され、バ
イブ１４及びガイド管３０を通ってパッケージＰの上方
へ尋がれ、ＴＩ　Ｉ］３１を経てシリンダ２８の作動に
より磁石２９を介して上下方向に往復動されるヤーンガ
イド２５に至り、該ヤーンガイド２５により綾振りされ
ながらボビン支持体１６と一体的に回転されるボビン１
５上にパッケージＰとして巻き上げられる。パッケージ
Ｐは空気室１９の噴射孔２０からタービン翼１８に向け
て噴射される圧縮空気により回転されるボビン支持体１
６とともに回転されるので、空気室１９の空気圧を制御
しなくともパッケージＰの径の増大とともに自動的に回
転速度が低下し、糸Ｙが一定トルクでパッケージＰに巻
き上げられる。

スピンドル２の回転により紡績されつつある糸Ｙにはフ
ロントローラ１ａから糸折返し点に至る間で最終的に加
熱される撚数の２分の１の実撚が加えられ、糸折返し点
からコロ３１（または巻取り貞）に至る間でさらに同数
の実撚が加えられる。

従ってスピンドル２の回転による。実撚だけではフロン
ト１］−ラ１ａと糸折返し点との間の糸は［Ｉ線間の圧
着による滑脱抵抗が乏しいため引張り強さが極めて弱く
、バルーニングにより糸に加わる張力に耐えることがで
きず糸切れが生じ紡績不能とイｃる。ところがこの装置
におい゛【は糸折返し点近傍に仮ｍｌ能及び糸進行促進
機能を有する第２空気ノズル３４を段重）るとともに糸
Ｙの屈曲部に仮撚機能を有する第１空気ノズル３３を段
重プたので、バルーン過程にある糸Ｙには第１空気ノズ
ル３３及び第２空気ノズル３４により実撚と同方向への
仮撚が加えられ、糸Ｙの収束性及び糸強力が向上し、し
かむ第２空気ノズル３４の糸進行促進機能により糸Ｙの
屈曲点における通過抵抗が減少されるので糸Ｙは激しい
バルーニングにも耐えて糸切れが生じにくくなるととも
に安定した操業と良好な糸品質が確保される。

空気ノズルは糸に対する作用がおだやかでしかｂ効果的
であるがその作用はノズルの糸通路と糸自身の進路とが
一致したときに最大に発揮され、ノズルの糸通路と糸の
進路とがずれるに従うて低Ｔ（るという欠点を持つ。そ
して、バルーニング過程にある糸Ｙはスピンドル２の導
糸孔３２に導入される付近で糸の進路が大きく屈曲する
ため、空気ノズルの配設位置関係により空気ノズルの前
記機能が充分に発揮されない場合も生じる。しかしこの
装置においては第１空気ノズル３３が糸Ｙの屈曲部にお
いて該ノズルの入口側が出口側に対しで前記支持体３５
の外周側に位置覆るように斜状に配置されているので、
第１０図に示すようにその糸通路３６がバルーニングに
より外周方向へ広がる糸Ｙの進路とほぼ平行となるので
ノズルの糸通路３６と糸Ｙ自身の進路が一致して第１空
気ノズル３３の機能が十分に発揮される。またスピンド
ル２の回転が速くなるとバルーニング中の糸Ｙはスピン
ドルの回転に対し次第に遅れを生じ、第１空気ノズル３
３に対する糸Ｙの侵入方向が斜めになり糸Ｙに対する空
気ノズルの作用が十分に発揮されにくくなるが、この実
施例の装置においては第１空気ノズル３３の入口側が出
口側に対してスピンドルの回転方向と反対側に位［する
ようにＷＩ状に配設されているので、スピンドル２が高
速回転されバルーニング中の糸Ｙがスピンドル２の回転
に灼してＲれを生じた場合でも第１１図に示すように第
１空気ノズル３３の糸通路３６とばぽ平（′ｉに糸Ｙが
尋人されて糸Ｙに対する第１空気ノズル３３０作用が十
分に発揮される。この場合第１空気ノズル３３がスピン
ドル２の軸心から十分頗れ／Ｊ　（１１２Ｖａに配設さ
れる場合には第１ノズル３３を必ずしも支持体３５の外
周方向へ傾斜さゼる必要はない。Ｊ：た、第２空気ノズ
ル３４のようにスピンドル２の回転軸に対してラジアル
方向成分が大きな状態に配設された空気ノズルは、スピ
ンドル２の回転による遠心力によって糸通路３６内を糸
Ｙの進行方向と逆に進む空気流が生じるが、糸通路３６
に絞り部３６ａを設けることにより前記遠心力によって
生じる空気流を防止することができるとともに空気ノズ
ルの吸引作用が＾められ糸進行促進機能がより高くなる
。この実施例においては空気ノズルを２個配設し第１空
気ノズル３３には仮！！！要素を第２空気ノズル３４に
は仮撚要素及び糸進行促進要素を描えたが、空気ノズル
を複数個配設する場合には各空気ノズルが糸進行促進機
能または仮ｍ機能の少なくとも一つを持ら複数個の空気
ノズルの機能を合わせることにＪ、り糸進行促進機能及
び仮撚機能の両者を持たＵるようにすればよい。仮撚要
素及び糸進行促進要県１、艮、糸折返しによる糸の屈曲
が行なわれる付近で作用させることが有効であり、特に
仮撚要素をイ１用させる場合には仮撚作用点を通過した
糸には仮撚が加わらず実撚のみしか残菌しないため糸折
返し白と仮撚作用点とが離れ過ぎていると、王の間で繊
維のＷＩＷＡによる糸切れを起こまため両者の距離は繊
ヰ「長の３倍以下が好ましい。糸進行促進機能のみを有
する空気ノズルとしては第１２図に示すように糸通路３
６に沿って気流が一方的に流れるＪ、うに空気流が噴入
されるニジ■クタ一方式のものが最も吸引作用が強い。

また仮撚作用及び糸連行促進作用を右する空気ノズルの
糸通路３６１：空気噴入孔３７の開口部より上流に絞り
部を設置Ｊた場合には一般に吸引作１１が＾められるが
絞り過ぎる゛と逆に吸引作用が低下７る。

なおこの発明は前記実施例に限定されるものではなく、
第１空気ノズル３３に糸進行促進機能及び仮撚機能の両
ｌｌｉ能を備えたものを設は第２空気ノズルを省略した
り、ガイドＧに代えて仮撚機能または糸３１（行促進機
能を有する空気ノズルを設けたり、パッケージＰの駆動
を機械的手段により行なうなどこの発明の趣旨を逸脱し
ない範囲において各部の形状、構成等を任意に変更する
ことも可能である。

効果 以−り詳述したようにこの発明によれば、バルーニング
過程にある糸に対して機械的に直接接触することなくス
ピンドルの回転により加えられる実撚と同方向の仮撚を
確実に付与することができ、みかＩプ上の糸強力を向上
させることがで゛きるとともに、糸の進行を確実に促進
して糸の屈曲点における通過抵抗の増大を防止し、糸張
力が過大となるのを防ぐことができるので、実撚が少な
いバルーニング過程にある糸もバルーニングにより糸に
加えられる張力に十分耐えることがでさ、糸切わが減少
し安定した操業が確保される。、１：ｌこ、糸ｔこ対す
る作用が機械的でないため太さ斑、張力変動るので装置
の構造が簡単となり１’１Ｍｌで二１ンパクトとなると
いう優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した一実施例を示覆一部破断
圧面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線にｃＢける拡大断面
図、第３図は同じく第１図のＸ矢祝図、第４図は第２図
のＢ−Ｂ線における拡大断面図、第５図は第４図のｃ　
−ｒ；　［１におけるＷｉ面図、第６図は第２空気ノズ
ルの拡大断面図、第７図は第６図のＤ−Ｄ線における断
面図、第８図は第１空気ノズルの拡大断面図、第９図は
第８図のＥ−Ｅｌｉｌにおける断肉図、第１０．１１図
はバルーニング過程にある糸と第１空気ノズルとの位Ｗ
Ｉ　ＩＩＩ　ｉＩＩを示−Ｊ’ｌｌ略図、第１２図は糸
連行促進機能のみを有り−る空気ノズルの断面図、第１
３図は第１２図のＦ−Ｆ線にお【プる断面図である。 ピラフ１〜装詔１、フロントローラＩａ、スピンドル２
、ボビン支承体８、ボビン支持体１６、ボビンカバー２
３、ヤーンガイド２５、バルーン保護体２７、導糸孔３
２、第１空気ノズル３３、第２空気ノズル３４、糸Ｙ１
パッケージＰ０特許出願人　株式会社豊田自動ＩＩＡ機
製作所代　理　人　弁理士　恩１）博宣 味 綜　鞍 書 ＋ｐ、襦 快 ＠　− す

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ドラフト装置より送り出された繊維束を加熱しつつ
   その進行方向を折り返してスピンドルの回転の２倍の撚
   を加え、バルーン内部でパッケージに巻き上げる二重撚
   糸式紡績装置において、前記スピンドルには加熱されつ
   つ進行する糸を、その進行方向を折り返してスピンドル
   の上方に導く導糸孔を形成し、バルーニング過程にある
   糸を前記導糸孔又は該導糸孔に近接して前記スピンドル
   の軸心に対してほぼ直交する状態に配設したノズルに案
   内するため、仮撚機能、糸進行促進機能の少なくともい
   ずれか一方の機能を有するノズルを前記スピンドルと一
   体に回転する支持体上に、該ノズルの入［Ｉ側が出口側
   に対して前記支持体の外周側又はスピンドルの回転方向
   と反対側の少なくともいずれか一方に位１１１Ｊるよう
   に斜状に配設したことを特徴とする二重撚糸式紡績装置
   。 ２、前記ノズルは該ノズルの入口側が出口側に対して前
   記支持体の外周側かつ、スピンドルの回転方向と反対側
   に位置するように斜状に配設されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲Ｎｉ　１項に記載の二重撚糸式紡績装
   置装置。