JPS6039308B2 - ゴム系発泡体製接着テ−プの製法 - Google Patents

ゴム系発泡体製接着テ−プの製法

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JPS6039308B2
JPS6039308B2 JP1109380A JP1109380A JPS6039308B2 JP S6039308 B2 JPS6039308 B2 JP S6039308B2 JP 1109380 A JP1109380 A JP 1109380A JP 1109380 A JP1109380 A JP 1109380A JP S6039308 B2 JPS6039308 B2 JP S6039308B2
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JP
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rubber
latex
tape
adhesive tape
foam
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JP1109380A
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誠 砂川
道夫 薩摩
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な、ゴム系発泡体製接着テープの製法に関
するものである。
ゴム及び/又は合成樹脂を主体とする発泡体製テープ(
又はシート)の少なくとも一方の面に感圧接着剤層を形
成してなる発泡体製接着テープは知られており、例えば
隙間風防止材や緩衝材として、或いは鏡、貼着懸垂具、
銘板などの硬質板状体の固定材として用いられている。
しかして発泡体製テープと感圧接着剤層との接着力が不
充分なため、使用後剥離する際に被着体面に感圧接着剤
層が残留したり、固定されている硬質板状体が脱落した
りするという欠点がある。発泡体製テープと感圧接着剤
層との接着力を高めるために、所謂下塗り層を該テープ
面に形成することは例えば実公昭36−19347号公
報や特公昭54−26578号公報にて提案されている
如く公知である。しかしてこれらの下塗り効果は不充分
なばかりか、形成時多量の有機溶剤類を使用するために
作業者の健康を阻害したり、大気を汚染したりするとい
う問題がある。
従って本発明の目的は、発泡体製テープと感圧接着剤層
との接着力優れるゴム系発泡体製接着テープを提供する
ことにある。
本発明の他の目的は、有機溶剤類を全く或し、は殆んど
使用しない新規なゴム系発泡体製接着テープの製法を提
供することにある。
即ち本発明は、ゴムを主体とする発泡素材をテープ又は
シート状に成形するか或いは該成形物を発泡加硫してな
る加硫成形物の少なくとも一方の面に、ェポキシ系樹脂
ラテックスとアクリル系樹脂ラテックスとの混合ラテッ
クスを乾燥後の塗膜厚みが少なくとも1仏となるように
塗布乾燥し、次いで該塗膜面に感圧接着剤層を形成して
なることを特徴とするゴム系発泡体製接着テープの製法
を提供してなるものである。
本発明に用いられるゴム系発泡体テープ又はシートの発
泡素材は、クロロプレンゴム、ブチルゴム、スチレンー
クロロフ。
レンゴム、スチレンーフタェンゴムの如き類に、無機系
、ニトロソ系、アゾ系などの発泡剤、その他加硫剤、加
硫促進剤、加硫促進助剤、充填剤、老化防止剤などの公
知の配合剤を適宜添加してなるものであって、該素材は
テープ又はシート状に成形して未加硫のままで、或いは
テープ又はシート状の未加硫素材を発泡加碗(発泡倍率
1.2〜1の音)して用いられる。ゴム類と配合剤との
配合割合は、ゴム類100重量部に対して配合剤の合計
量が30〜250重量部となるように調整される。本発
明に用いられるヱポキシ系樹脂ラテックスは、ビスフエ
ノールAとエピクロルヒドリンとをアルカリの存在下で
反応させて得られるビスフェノール系ェポキシ樹脂、脂
肪族グリコールとェピクロルヒドリンとの反応生成物で
ある脂肪族系ェポキン樹脂、その他ノボラックスェポキ
シ樹脂などのェポキシ系樹脂を界面活性剤と水を用いて
乳化することによって得られる。
ェポキシ系樹脂が常温で固体又は高粘度の時は、予め少
量の有機溶剤にて溶解し、これを界面活性剤と水とを用
いて乳化することによって得られる。ラテックス中の固
形分は30〜7の重量%、実用的には40〜55重量%
に調整するのが望ましい。界面活性剤の種類としてはノ
ニオン系或いはアニオン系の各れでもよく、例示すれば
ポリエチレングリコールノニルフエニルエーテル、ポリ
エチレングリコールオクチルフエニルエーテル、ポリレ
チレングリコールアルキルアリルエーテル、ポリエチレ
ングリコールオレィン酸ェステル、ソルビタンセキスエ
ート、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、ポリオキシ
ヱチレンアルキルフェニルェーテルサルフェートソーダ
塩などが挙げられる。
またアクリル系樹脂ラテックスとしては、(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシルの如き(メタ)アクリル酸
ェステル界面活性剤と水とを用いて常法により乳化した
もの、及び談(メタ)アクリル酸ェステルとスチレン、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルの如きビニル単量体及
び/又はカルボキシル基、アミノ基、グリシジル基、ヒ
ドロキシル基の如き官能基を持つ重合性単量体との共重
合物を乳化してなるものが用いられるが、前記ェポキシ
樹脂の官能基と反応する官能基を持つ重合性単量体を共
重合したアクリル系樹脂を乳化したラテックスの使用は
、ゴム系発泡体製テープ及び感圧接着剤層の各れにも残
存する官能基の働きにより強固な接着力を発揮する塗膜
を形成させることができるので好ましいものである。
アクリル系樹脂ラテックス中の固形分は30〜7の重量
%、実用的には40〜55重量%に調整するのが望まし
いものである。本発明は、かかるェポキシ系樹脂ラテッ
クスとアクリル系樹脂ラテックスとを固形分重量比で、
1:0.1〜4の割合となるように混合すると共に、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、メタフ
エニンワジアミン、トリス(ジメチルアミノメチル)フ
ェノールの如きェポキシ樹脂硬化剤を適量添加し、さら
に必要に応じて界面活性剤、充填剤、増粘剤などを加え
て、前記ゴムを主体とする発泡素材をテ−フ。
又はシート状に成形してなる未加硫成形物の片面又は両
面に塗布して、ラテックスの乾燥と同時に未加硫成形物
を発泡加硫させるか、或いは未加硫成形物を予め発泡加
硫しておいてこれにラテックスを塗布乾燥し、次いでゴ
ム及び/又は合成樹脂を主体とする感圧接着剤組成物を
被覆することによって完成される。しかして混合ラテッ
クスを塗布乾燥して造膜化してなる塗腰厚は、少なくと
も1仏、好ましくは2〜50仏とするのが、接着力の向
上及び被看体面への接着テープの密着性の点から望まし
いものである。
本発明の製法は以上の如く、ラテックス状の合成樹脂を
用いたから、有機溶剤類による作業者の健康阻害や大気
汚染の問題が全く或し、は殆んどないものであり、しか
も得られた接着テープはゴム系発泡体製テープ又はシー
トと合成樹脂と感圧接着剤層との結合は強固で、層間破
壊による発泡体製テープのみの被着体面からの剥離や固
定した硬質板状体の脱落がないものである。
以下本発明の実施例を示す。
文中部とあるのは重量部を示す。以下の実施例で用いた
ゴムを主体とする発泡素材の配合組成は下記の通りであ
る。
ブチルゴム 10峠部 カーボン 3碇部 炭酸カルシウム 4の部 酸化マグネシウム 4部 亜鉛華 5部 発泡剤(ニトロソ系) 1戊部 実施例 1 発泡素材を厚さ0.5のシート状に成形し、この両面に
、ビスフヱノール系ェポキシ樹脂ラテックス(固形分5
5重量%)100部(固形分以下同じ)にトリエチレン
テトラミン15部、アクリル酸:アクリル酸ブチル:メ
タクリル酸メチル=3.5:90:6.5(重量比)の
アクリル系樹脂ラテックス(固形分50重量%)5〜5
0碇部及びポリエチレングリコールオクチルフェニルエ
ーテル0.5部とを添加混合し、第1表に示す塗膜厚み
となるように塗布して、18000で20分間加熱し、
シート状成形物を発泡加硫(発泡倍率約2.0倍)する
と共に合成樹脂塗膜を形成した。
この両面にアクリル酸アルキルェステルを主体とする感
圧接着剤層(厚さ50仏)を常法により形成して、本発
明のゴム系発泡体製両面接着テープを得る。
第1表は試験結果を示すものである。
第1 寸扱の ※はゴム系発泡体製テープと感圧接着剤層との界面で層
間破壊したことを示している。
第1表中の接着力は、綾着テ−プの片面にポリエステル
フィルムを貼り合せたサンプルを夫々2片用意し、次い
で図示するようにサンプルのもう一方の接着剤層相互を
約半分だけ5kg/地の加圧をかけて貼り合わせて試料
体を作成し、30分後に貼り合されていないサンプルの
端部を反対方向(矢印方向)に300帆/minの速度
(20oo×65%R.日.中)で引っ張って接着力を
測定する。
図中1はポリエステルフィルム、2は接着テープである
。実施例 2 厚さ0.5側のシート状の禾加硫成形物を180qoで
18分間加熱して発泡加硫(発泡倍率約2倍)して、厚
さ1側のシート状加流成形物を得る。
次いでこの両面に、ビスフェノール系ェポキシ樹脂ラテ
ックス(固形分50%)100部、トリエチレンテトラ
ミン15部、アクリル酸:アクリル酸エチル:アクリル
酸ブチル=5:40:55(重量比)のアクリル系樹脂
ラテックス(固形分50重量%)10〜50碇郡及びポ
リエチレングリコールオクチルフヱニルエーテル2部と
を添加混合し、第2表に示す塗膜厚みとなるように塗布
して18000で20分間加熱し、これに実施例1と同
一の感圧接着剤層を形成して、本発明のゴム系発泡体製
両面援着テープを得る。第 2 表位92の ※はゴム系発泡体製テープと感圧接着剤層との界面で層
間破壊したことを示している。
接着力の測定は第1表と同じである。
上記実施例からも明らかな如く、ェポキシ系樹脂ラテッ
クスとアクリル系樹脂ラテックスとを所定割合で混合し
たラテックスを所定の塗腰厚みを有するように塗布形成
し、これに感圧接着剤層を形成してなるゴム系発泡体製
接着テープは、ゴム系発泡体製テープと感圧接着剤層と
の接着力に優れる事実が顕著である。
しかも塗膜はラテックス状の合成樹脂を用いたから、塗
布乾燥時における有機溶剤類使用による種々の問題がな
いものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の製法にて得たゴム系発泡体製接着テープ
の特性を評価するための試料体の側面図である。 2・・・・・・接着テープ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゴムを主体とする発泡素材をテープ又はシート状に
    成形するか或いは該成形物を発泡加硫してなる加硫成形
    物の少なくとも一方の面に、エポキシ系樹脂ラテツクス
    とアクリル系樹脂ラテツクスとの混合ラテツクスを乾燥
    後の塗膜厚みが少なくとも1μとなるように塗布乾燥し
    、次いで該塗膜面に感圧接着剤層を形成してなることを
    特徴とするゴム系発泡体製接着テープの製法。 2 混合ラテツクス中のエポキシ系樹脂ラテツクスとア
    クリル系樹脂ラテツクスとの固形分重量比が1:0.1
    〜4である特許請求の範囲第1項記載のゴム系発泡体製
    接着テープの製法。
JP1109380A 1980-01-31 1980-01-31 ゴム系発泡体製接着テ−プの製法 Expired JPS6039308B2 (ja)

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