JPS6039105B2 - 発熱剤 - Google Patents
発熱剤Info
- Publication number
- JPS6039105B2 JPS6039105B2 JP53096411A JP9641178A JPS6039105B2 JP S6039105 B2 JPS6039105 B2 JP S6039105B2 JP 53096411 A JP53096411 A JP 53096411A JP 9641178 A JP9641178 A JP 9641178A JP S6039105 B2 JPS6039105 B2 JP S6039105B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- exothermic agent
- acid
- exothermic
- heat
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な発熱剤、特に発熱が長時間持続する発熱
剤に関する。
剤に関する。
従来から、化学的発熱を利用した多くの発熱剤が知られ
ており、人体、動物その他の物品の加温、加熱の目的で
広く使用されている。
ており、人体、動物その他の物品の加温、加熱の目的で
広く使用されている。
その代表的なものとしては次のものがある。■ アルカ
リ金属硫化物、多硫化物又はこれらの含水塩の1種又は
2種以上と炭化鉄よりなる発熱剤(特開昭52−108
382号)。
リ金属硫化物、多硫化物又はこれらの含水塩の1種又は
2種以上と炭化鉄よりなる発熱剤(特開昭52−108
382号)。
■ アルカリ金属の硫化物もしくは多硫化物又はこれら
の含水塩と炭素質物質よりなる発熱剤(特開昭52−1
08383号)。
の含水塩と炭素質物質よりなる発熱剤(特開昭52−1
08383号)。
■ アルカリ金属の硫化物もしくは多硫化物又はこれら
の含水塩、炭化鉄、炭素買物質からなる発熱剤(特開昭
52−123985号)。
の含水塩、炭化鉄、炭素買物質からなる発熱剤(特開昭
52−123985号)。
■ 鉄粉と鋭感熱剤及び金属粉の酸化防止剤からなるA
成分;加湿活性炭粉、増量剤、保水剤及び酸化促進剤か
らなるB成分とから構成した発熱剤(椿開昭52−11
3383号)。
成分;加湿活性炭粉、増量剤、保水剤及び酸化促進剤か
らなるB成分とから構成した発熱剤(椿開昭52−11
3383号)。
しかしながら、‘ィ}■の発熱剤はA成分とB成分を分
離して保存し、使用時これを混合しなければならないた
め、その保存及び使用が極めて煩雑である、‘oー■〜
■の何れの発熱剤も空気と接触させると発熱するが、そ
の発熱持続時間は比較的短いと共に一旦空気と接触させ
ると空気を遮断しない限り途中で発熱反応を中止するこ
とができない、N■〜■の何れの発熱剤も黒色の炭素粉
あるいは炭化鉄を使用するため、容器の空気孔より漏出
し衣服等を汚染する等の欠点があり、不利なるを免れな
かった。
離して保存し、使用時これを混合しなければならないた
め、その保存及び使用が極めて煩雑である、‘oー■〜
■の何れの発熱剤も空気と接触させると発熱するが、そ
の発熱持続時間は比較的短いと共に一旦空気と接触させ
ると空気を遮断しない限り途中で発熱反応を中止するこ
とができない、N■〜■の何れの発熱剤も黒色の炭素粉
あるいは炭化鉄を使用するため、容器の空気孔より漏出
し衣服等を汚染する等の欠点があり、不利なるを免れな
かった。
そこで、本発明者は斯る従来の発熱剤の欠点を解決せん
と長期に亘り鋭意研究を重ねた結果、鉄粉は加湿状態に
おいて、亜硫酸、酸性亜硫酸、亜二チオン酸、チオ硫酸
、亜リン酸もしくは次亜リン酸又はその金属塩及び二酸
化珪素もしくは酸化アルミニウム又はこれられを含有す
る物質の存在下酸素又は空気と接触させれば、ある一定
温度以上の雰囲気になると発熱し、この発熱状態が長期
間持続すること、並びに二酸化珪素もしくは酸化アルミ
ニウム又はこれらを含有する物質が熱の緩衝及び保温の
効果に優れていることを見出し、本発明を完成した。
と長期に亘り鋭意研究を重ねた結果、鉄粉は加湿状態に
おいて、亜硫酸、酸性亜硫酸、亜二チオン酸、チオ硫酸
、亜リン酸もしくは次亜リン酸又はその金属塩及び二酸
化珪素もしくは酸化アルミニウム又はこれられを含有す
る物質の存在下酸素又は空気と接触させれば、ある一定
温度以上の雰囲気になると発熱し、この発熱状態が長期
間持続すること、並びに二酸化珪素もしくは酸化アルミ
ニウム又はこれらを含有する物質が熱の緩衝及び保温の
効果に優れていることを見出し、本発明を完成した。
従って、本発明は、鉄粉よりなるA成分、亜硫酸、酸性
亜硫酸、亜二チオン酸、チオ硫酸、亜リン酸もしくは次
亜リン酸又はその金属塩の一種又は二種以上の水溶液よ
りなるB成分及び二酸化珪素もしくは酸化アルミニウム
又はこれらを含有する物質の一種又は二種以上よりなる
C成分から構成され、酸素又は空気と接触して発熱する
発熱剤を提供するものである。
亜硫酸、亜二チオン酸、チオ硫酸、亜リン酸もしくは次
亜リン酸又はその金属塩の一種又は二種以上の水溶液よ
りなるB成分及び二酸化珪素もしくは酸化アルミニウム
又はこれらを含有する物質の一種又は二種以上よりなる
C成分から構成され、酸素又は空気と接触して発熱する
発熱剤を提供するものである。
以下更に詳細に本発明を説明する。
本発明組成物におけるA成分である鉄粉は水分の存在に
おいても空気中で熱的に安定で発熱を示さないが、B及
びC成分の触媒作用によりある一定の温度以上の雰囲気
において発熱する。
おいても空気中で熱的に安定で発熱を示さないが、B及
びC成分の触媒作用によりある一定の温度以上の雰囲気
において発熱する。
従って、本発明発熱剤の発熱機構は必ずしも定でないが
、A成分がB及びC成分の触媒作用によって酸化される
際に生ずる熱によって発熱するものと思われる。発熱量
はA成分の量及びBあるいはC成分との配合比によって
異なるが、一般にA成分は組成物中4〜5の重量%(以
下単に%と記載する)になるようにするのが好ましい。
B成分の金属塩としては、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウム、バリウム、アリミニウム、亜鉛
塩等が挙げられる。
、A成分がB及びC成分の触媒作用によって酸化される
際に生ずる熱によって発熱するものと思われる。発熱量
はA成分の量及びBあるいはC成分との配合比によって
異なるが、一般にA成分は組成物中4〜5の重量%(以
下単に%と記載する)になるようにするのが好ましい。
B成分の金属塩としては、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウム、バリウム、アリミニウム、亜鉛
塩等が挙げられる。
B成分はA成分の酸化を促進する触媒作用をするもので
、これは通常1〜50%水溶液として組成物中に配合さ
れる。またB成分の配合量は組成物の5〜40%が好ま
しい。C成分はA成分の酸化を促進すると共に、急激な
発熱の抑制及び保温の作用をするもので、二酸化珪素、
酸化アルミニウム又はこれらを含有する物質が使用され
る。
、これは通常1〜50%水溶液として組成物中に配合さ
れる。またB成分の配合量は組成物の5〜40%が好ま
しい。C成分はA成分の酸化を促進すると共に、急激な
発熱の抑制及び保温の作用をするもので、二酸化珪素、
酸化アルミニウム又はこれらを含有する物質が使用され
る。
二酸化珪素、酸化アルミニウムを含有する物質としては
、例えばアルミノケィ酸アルミニウム、アルミノケィ酸
カリウム、アルミノケィ酸マグネシウム、アルミノニケ
イ酸アルミニウムカルシウム、ケイ酸マグネシウム、酸
化アルミニウムマグネシウム、メタケィ酸カルシウム、
メタケィ酸マグネシウム、メタケィ酸マグネシウムカル
シゥム等の合成品又は珪砂、珪石、珪藻土、活性白士、
クレー、パーカラィト、ベントナィト等の天然品が挙げ
られる。C成分は後述する如くB成分を吸収せしめて使
用されるから、粉末あるは粒径が30〜loo0ム程度
の粒状のものが好ましい。またC成分の配合量は組成物
の10〜70%が好ましい。本発明の発熱剤は、B成分
をC成分とよく混和して吸着させ、これにA成分を均一
に混合することにより製造され、この発熱剤は直ちに密
封容器に充填する。
、例えばアルミノケィ酸アルミニウム、アルミノケィ酸
カリウム、アルミノケィ酸マグネシウム、アルミノニケ
イ酸アルミニウムカルシウム、ケイ酸マグネシウム、酸
化アルミニウムマグネシウム、メタケィ酸カルシウム、
メタケィ酸マグネシウム、メタケィ酸マグネシウムカル
シゥム等の合成品又は珪砂、珪石、珪藻土、活性白士、
クレー、パーカラィト、ベントナィト等の天然品が挙げ
られる。C成分は後述する如くB成分を吸収せしめて使
用されるから、粉末あるは粒径が30〜loo0ム程度
の粒状のものが好ましい。またC成分の配合量は組成物
の10〜70%が好ましい。本発明の発熱剤は、B成分
をC成分とよく混和して吸着させ、これにA成分を均一
に混合することにより製造され、この発熱剤は直ちに密
封容器に充填する。
斯くして得られた本発明発熱剤は空気と接触させ、20
oo以上の温度の雰囲気にすれば発熱して37〜61℃
の温度となり、これは27時間以上持続する。
oo以上の温度の雰囲気にすれば発熱して37〜61℃
の温度となり、これは27時間以上持続する。
また一方、当該温度に発熱した発熱剤を2000以下の
発熱温度以下の雰囲気にすると発熱は休止し、更に当該
温度以上の雰囲気に接すると再び発熱する。本発明発熱
剤は叙上の如く構成されているから、次の如き特長を有
する。
発熱温度以下の雰囲気にすると発熱は休止し、更に当該
温度以上の雰囲気に接すると再び発熱する。本発明発熱
剤は叙上の如く構成されているから、次の如き特長を有
する。
■ 従来のものに比較し発熱持続時間が長い。
■ 接触外部温度が20qC以上にならないと発熱しな
いので、例えば人体に接触させれば体温(約6がo)に
よって発熱し、また必要がなくなれば人体から離して2
0qo以下の雰囲気にして保存することができ、更に必
要時人体に接すれば再び発熱する。■ 製造法が簡単で
あると共に、使用時空間と接触させるだけで良いので、
従来の■の発熱剤のような煩雑な操作を必要としない。
いので、例えば人体に接触させれば体温(約6がo)に
よって発熱し、また必要がなくなれば人体から離して2
0qo以下の雰囲気にして保存することができ、更に必
要時人体に接すれば再び発熱する。■ 製造法が簡単で
あると共に、使用時空間と接触させるだけで良いので、
従来の■の発熱剤のような煩雑な操作を必要としない。
■ 炭素粉、炭化鉄等の黒色物質を使用しないので容器
からの漏出による衣服等の汚染がないと共に、使用後の
廃棄においても公害問題を惹起しない。
からの漏出による衣服等の汚染がないと共に、使用後の
廃棄においても公害問題を惹起しない。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例 1
チオ硫酸ナトリウム3夕を水25の‘に溶解し、これを
二酸化珪素粉末14夕に加えて充分に混和し、、粒度3
0〜1000ミクロンになるように粉砕した。
二酸化珪素粉末14夕に加えて充分に混和し、、粒度3
0〜1000ミクロンになるように粉砕した。
次いでこのものに鉄粉30夕を加えて均一に混合し、針
穴ION固を穿設したポリエチレンの袋に入れ、常温で
素早くメタルパックした。1日放置した後、メタルパッ
クを開封し、270の空気中に放置すると直ちに発熱し
、40〜470の温度が5則寺間持続した。
穴ION固を穿設したポリエチレンの袋に入れ、常温で
素早くメタルパックした。1日放置した後、メタルパッ
クを開封し、270の空気中に放置すると直ちに発熱し
、40〜470の温度が5則寺間持続した。
実施例 2
チオ硫酸ナトリウム3夕を水25肌に溶解し、酸化アル
ミニウム50のこ吸着させ、これに鉄粉30夕を加えて
均一に混合し、針穴10の固を穿設したポリエチレンの
袋に充填した。
ミニウム50のこ吸着させ、これに鉄粉30夕を加えて
均一に混合し、針穴10の固を穿設したポリエチレンの
袋に充填した。
このものを腕に接触させたところ直ちに発熱し、40〜
51℃の温度が4斑時間持続した。
51℃の温度が4斑時間持続した。
実施例 3〜11次の処方において実施例1と同様にし
て発熱剤を製造し、実施例1と同様にして発熱温度及び
持続時間を測定した。
て発熱剤を製造し、実施例1と同様にして発熱温度及び
持続時間を測定した。
その結果は第1表のとおりである。第 1 表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉄粉よりなるA成分、亜硫酸、酸性亜硫酸、亜二チ
オン酸、チオ硫酸、亜リン酸もしくは次亜リン酸又はそ
の金属塩の一種又は二種以上の水溶液よりなるB成分及
び二酸化珪素もしくは酸化アルミニウム又はこれらを含
有する物質の一種又は二種以上よりなるC成分から構成
され、酸素又は空気と接触して発熱することを特徴とす
る発熱剤。 2 B成分をC成分に吸着させ、これをA成分と混和し
たものである特許請求の範囲第1項記載の発熱剤。 3 B成分が亜硫酸、酸性亜硫酸、亜二チオン酸、チオ
硫酸、亜リン酸もしくは次亜リン酸又はその金属塩の一
種又は二種以上の1〜50重量%水溶液である特許請求
の範囲第1項又は第2項記載の発熱剤。 4 A成分を4〜50重量%、B成分を5〜40重量%
及びC成分を10〜70重量%含有する特許請求の範囲
第1項記載の発熱剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53096411A JPS6039105B2 (ja) | 1978-08-08 | 1978-08-08 | 発熱剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53096411A JPS6039105B2 (ja) | 1978-08-08 | 1978-08-08 | 発熱剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5523160A JPS5523160A (en) | 1980-02-19 |
JPS6039105B2 true JPS6039105B2 (ja) | 1985-09-04 |
Family
ID=14164218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53096411A Expired JPS6039105B2 (ja) | 1978-08-08 | 1978-08-08 | 発熱剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039105B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6391709A (ja) * | 1986-10-03 | 1988-04-22 | Daifuku Co Ltd | 移動車の誘導装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763381A (en) * | 1980-10-03 | 1982-04-16 | Teijin Ltd | Heat-generating composition |
-
1978
- 1978-08-08 JP JP53096411A patent/JPS6039105B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6391709A (ja) * | 1986-10-03 | 1988-04-22 | Daifuku Co Ltd | 移動車の誘導装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5523160A (en) | 1980-02-19 |
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