JPS6038200Y2 - 測温装置 - Google Patents

測温装置

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JPS6038200Y2
JPS6038200Y2 JP7544680U JP7544680U JPS6038200Y2 JP S6038200 Y2 JPS6038200 Y2 JP S6038200Y2 JP 7544680 U JP7544680 U JP 7544680U JP 7544680 U JP7544680 U JP 7544680U JP S6038200 Y2 JPS6038200 Y2 JP S6038200Y2
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JP
Japan
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hood
cooling
temperature
steel plate
thermometer
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JP7544680U
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JPS57633U (ja
Inventor
弘 川崎
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱延鋼板の温度を測定するのに好適な測温装
置に関する。
熱間圧延ラインにおいては、周知のように、仕上ミルと
ダウンコイラーの間のホットランテーブル上の冷却ゾー
ンにおいて鋼板の上下両面より冷却水を用いて冷却を行
っている。
この冷却水は、単に鋼板を冷却するだけでなく、冷却速
度の調整により鋼板に所定の強度等を付与したり、更に
最近では、この冷却水の噴射により鋼板に高度の熱処理
を施して、下工程における加熱炉による熱処理を省略す
ることが進められている。
しかるに、熱延鋼板の温度を正確に測定することは非常
に難しい。
一般に、熱延鋼板を測温するには鋼板の上面に非接触型
温度計を設置対面させるが、冷却ゾーンにおいては大量
の冷却水を使用するため、水蒸気や鋼板上面の水膜によ
り測定が間接的になり、正確な測温は望み得ない。
反対に、温度計を鋼板の下面に設置対面させた場合、確
かに水蒸気や水膜の影響は上面側よりは緩和され、基本
的には鋼板の下面温度を測定することが推奨されるが、
冷却水は鋼板の上面ばかりでなく下面にも噴射されるた
め、温度計の感応部に水がかかる問題を生じる。
そのため保護カバーを用いた場合、保護カバーが上記問
題の根本的な解決手段となり得ないことは、温度計の感
応部をガラス等の透明な保護カバーで覆った場合、カバ
ーに水滴が付着するのを阻止し得ないばかりか、カバー
自体が測定の妨げとなり、測定精度が低下する問題を生
じることからして明らかである。
本考案は、上記に鑑みなされたもので、水蒸気や水膜の
影響が比較的少ない被測温物体の下面に温度計のレンズ
曇り防止用エアーパージ装置付温度計をカバーなしで直
接対面させて、なおかつ水滴や水蒸気、更には塵埃等の
影響が確実に排除できる高精度な測温装置を提供するも
のである。
以下、図面に掲げる実施例に基づいて本考案を詳しく説
明する。
第1図の縦断側面図および第2図の第1図A−A線断面
矢視図において、1は測温しようとする物体で、熱間圧
延ラインの冷却ゾーンを移送される熱延鋼板、2はその
搬送ローラである。
3は搬送ラインの下方に設けた測温装置であって、非接
触型温度計で、鋼板の金山を測温するのに適した金山温
度計4である。
この金山温度計は例えば東京光学製ラインスコープ等が
ある。
上記温度計4は、第1図および第2図に示すように、そ
の先に測定視界に対応する扇状のフード5を有し、温度
計4とフード5の上流側側壁が鋼板1の搬送方向下流側
に傾斜し、かつ鋼板1の下面を巾方向に走査する姿勢で
台車6に取付けられている。
フード5の傾斜角度は、フード5が少なくとも、温度計
4の感応部4′の直上にフード5の開口部が位置しなく
なるまで傾斜するように決定される。
これにより温度計4の感応度4′がフード5の前面5′
で直上よりカバーされ、保護カバーを設けなくとも温度
計4の感応部4′に水滴が直接当たるのを防止すること
ができる。
なお、温度計感応部のレンズの曇り防止のためにフード
下部にエアーパージ装置10を設ける。
フード5の上部開口部と鋼板1の間は、後述のエアーシ
ールド装置8によって遮蔽されるが、エアーシールド装
置8の遮蔽機能を補助するため、鋼板1の搬送を阻害し
ない範囲内で出来るだけ狭くするのが望ましい。
また、台車6は、搬送ラインの下方にラインと直角に配
設されたレールに案内され、メンテナンス時に測温装置
3をライン外に引きだして測温装置3の整備調整を容易
ならしめる。
上記フード5は、上下に分割可能で、接合部がフランジ
等で着脱可能に結合されるとともに、下部が傾斜側に張
り出し、フード5内に侵入した氷をここに一度集めて基
端傾斜側に設けた抜き穴7より逐次外部へ排出するよう
設けられている。
フード5の開口部には、第1図に示されているように、
前縁および後縁に沿ってエアーシールド装置8が設けら
れ、複数の吹出口9から放出される空気のシールにより
フード5内空間、およびフード5と鋼板1の間の空間に
水蒸気や塵埃等が侵入するのを防止する。
第4図、第5図のものは、他の実施例を第1図、第2図
と対応して示すもので、フード5の下流側側壁を直立状
態にして、フード5の底面積を上流、下流側に広くし、
非接触型温度計4の取付位置を、台車6上より上流側に
張出させ、フード5内に侵入する水滴が温度計4の感応
部に直接当るのを、より効果的に防止し得るようにする
と共に、フード内に侵入した水滴は、床面の傾斜に沿っ
て流下し溝を経て水抜き孔7に流れるよう構成したもの
で、実質的には第1図、第2図の実施例と同一である。
本考案の測温装置は、上記のとおり、非接触型温度計4
の先にフード5を取付け、これを測温しようとする物体
の下面に向けて斜めに固定して、温度計4の感応度に水
滴が直接当たるのを、フード5を利用して効果的に防止
する。
また、フード5の開口部からフード5内に侵入した水は
フード5の基部傾斜側に設けた抜き穴7より逐次排出す
る。
更に、フード5の開口部にエアーシールド装置8を設け
て、フード5内およびフード5上方の測定視界内に水蒸
気や塵埃等が侵入するのを阻止するものであるから、熱
延帯鋼板の冷却のための噴射水や多量の水蒸気が発生す
る中でも良好な測定視界が確保され、これにより水蒸気
や水膜の影響の少ない被測温物体の温度を保護カバーな
しで精度よく測定することができる。
したがって、本考案の測温装置を使用すれば、熱間圧延
ラインの冷却ゾーンの中でも正確な温度測定が行なえ、
熱延帯鋼板の精度よい温度管理を可能ならしめ、熱延帯
鋼板の品質向上および安定化に大きな皮果をあげるとと
もに、熱間圧延ラインでの帯鋼板の冷却時に帯鋼板に高
度の熱処理を同時に施して爾後の熱処理工程を省略する
ことも可能となる。
第3図に、本考案の測温装置を使用した熱間圧延ライン
の冷却ゾーンの一例を示す。
冷却ゾーンは帯鋼板1の上下ではS゛同様冷却水噴射装
置をもつため、第3図では鋼板1の下方に位置する冷却
水噴射装置は省略しである。
この冷却ゾーンはゾーン冷却装置11、高圧水冷却装置
12、測温装置13および制御装置14よりなる。
ゾーン冷却装置11は、鋼板1の搬送方向に並列する複
数の水平な冷却水ヘッド15をもち、ポンプ16で加圧
された冷却水が、ヘッド15のそれぞれに備わる流量調
整弁17を経てヘッド15に送られ、帯鋼板表面に均等
に噴射される。
ゾーン冷却装置11の帯鋼板出側に位置する高圧水冷却
装置12は、流量調整弁18付の冷却水噴射ノズル19
を帯鋼板1に向けて板巾方向に所定間隔で配列すること
により構成され、ゾーン冷却装置11で温度調整を受け
た帯鋼板1がここで再び局部的に生じた温度差や目標冷
却温度に冷却および温度修正され、鋼板全体が所定の巻
取り温度に調整される。
このため、高圧水冷却装置12の鋼板出側に本考案の測
温装置13が設置され、測温装置13の信号が流量調整
弁17,18の制御装置14に送られ、冷却水の噴射量
をフィードバック制御し、帯鋼板温度を調整する。
20は高圧冷却水噴射ノズル19送る冷却水の加圧ポン
プである。
上記冷却装置は帯鋼板1を均等に冷却するゾーン冷却で
あるが、更に帯鋼板の全肉、全長にわたる温度差が生じ
た場合や目標温度に冷却調整を行う場合、冷却装置12
によるフィードバック冷却制御が行なわれるので、帯鋼
板1の長手方向は勿論、巾方向にも精度のよい温度管理
がなされ、測温装置13の測定精度の高さと相俟って帯
鋼板1に精度のよい冷却を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した測温装置の一例を示す縦断側
面図、第2図は第1図のA−A線断面矢視図、第3図は
同測温装置を使用した熱間圧延ラインの冷却ゾーンの一
例を示す斜視図、第4図は他の実施例を示す縦断側面図
、第5図は第4図のA’−A’線断面矢視図である。 図面の簡単な説明、1・・・・・・帯鋼板、3・・・・
・・測温装置、4・・・・・・非接触型温度計、5・・
・・・・フード、7・・・・・・水抜き穴、8・・・・
・・エアーシールド装置、9・・・・・・エアー噴出孔
、10・・・・・・エアーパージ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レンズ曇り防止用エアーパージ装置10を有する非接触
    型温度計4の先にフード5を取付け、これを測温しよう
    とする物体の下面に向は且つフード5の上流側側壁が銅
    帯の流れ方向に斜めになるように固定するとともに、前
    記フード5の基部傾斜側に侵入水の抜き穴7を設け、更
    にフード5の開口部にエアーシールド装置8を設けたこ
    とを特徴とする測温装置。
JP7544680U 1980-05-31 1980-05-31 測温装置 Expired JPS6038200Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7544680U JPS6038200Y2 (ja) 1980-05-31 1980-05-31 測温装置

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JP7544680U JPS6038200Y2 (ja) 1980-05-31 1980-05-31 測温装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57633U JPS57633U (ja) 1982-01-05
JPS6038200Y2 true JPS6038200Y2 (ja) 1985-11-14

Family

ID=29438122

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JP7544680U Expired JPS6038200Y2 (ja) 1980-05-31 1980-05-31 測温装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184883U (ja) * 1982-06-02 1983-12-08 三菱重工業株式会社 電子回路
JPS6021937U (ja) * 1983-07-23 1985-02-15 株式会社チノー フ−ド装置

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Publication number Publication date
JPS57633U (ja) 1982-01-05

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