JPH054889Y2 - - Google Patents

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JPH054889Y2
JPH054889Y2 JP1988005150U JP515088U JPH054889Y2 JP H054889 Y2 JPH054889 Y2 JP H054889Y2 JP 1988005150 U JP1988005150 U JP 1988005150U JP 515088 U JP515088 U JP 515088U JP H054889 Y2 JPH054889 Y2 JP H054889Y2
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steel plate
temperature measuring
temperature
compressed air
measuring head
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、鋼板圧延工程における鋼板の裏面の
温度を測定する装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来、例えば厚鋼板圧延時における温度管理
は、デスケーリングスタンド、圧延機前面、同後
面、水冷装置等の各部位に光高温度計を設置し、
厚鋼板の表側温度を測定することによつて行われ
ていた。つまり、裏側の温度測定は場所的に設置
が困難で、従来は鋼板の表側温度のみを測定し、
これにもとづいて圧延制御を行い品質管理がなさ
ていた。しかし、このような方法では、厚鋼板表
裏の正確な温度分布が把握できないため、板厚方
向の精密な温度管理による圧延が不可能であり、
したがつて厚鋼板の板厚方向の機械的性質の安定
化を図ることができない。また、通常加熱炉での
温度設定は、表面>裏面としている。圧延時にお
ける厚鋼板の裏側温度が不明であるために、冷却
コントロール時の表裏面部の温度差が表面<裏面
となり、これが厚鋼板の反り(鼻上り)による突
掛け事故の要因となつている。
そこで、本出願人は、鋼板の裏面温度を測定す
るために、「ローラテーブルのローラ間下方所要
の位置に温度検出器を外部から位置決め配備可能
に、ローラテーブルの一側頂部に該頂部から内側
下方へ斜めに延びる対向一対のガイドレールを支
持させた架台を載設し、かつ該架台上に上記一対
のガイドレールに夫々案内されるローラを両側に
備えて架台上での移動自在とした温度測定装置本
体の前端に、温度検出器を所定仰角で保持させる
と共に後端に牽引昇降装置を連設して成る温度測
定装置を係合載設するようにして成ることを特徴
とする鋼板の裏面温度測定装置。」を先に提案し
た(実開昭61−41409号公報)。
しかしながら、この種の裏面温度測定装置は、
冷却水や水蒸気の影響を受け、温度計の指示が変
動し、鋼板からのスケール落下により温度計が故
障したり、装置全体が大きくなり保守・修理時に
は圧延設備を休止しなければならない。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案が解決しようとする課題は、水冷水・水
蒸気の影響をなくし、高精度かつ安定した鋼板裏
面の温度を計測できる装置を得ることにある。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案の鋼板裏面温度測定装置は、鋼板搬送用
ローラ・テーブル内のローラ間下方の所定位置で
該ローラの軸に平行に敷設されたレールと、該レ
ール上に移動自在に載置された台車と、前記レー
ルに固定された水冷式防熱カバーと、鋼板裏面に
対して所定の角度の計測視野およびエアー・パー
ジ領域を形成する測温ヘツドと、該測温ヘツドに
設けられた温度計と、前記測温ヘツドに圧縮空気
を供給する圧縮空気配管系とから構成することに
よつて、上記課題を解決している。
前記測温ヘツドは、前記計測視野方向に一致す
るエア・パージ領域を形成する圧縮空気噴射ノズ
ルと、前記計測視野方向と所定の角度をなす方向
にエア・パージ領域を形成する多層スリツト式圧
縮空気噴射ノズルとからなつている。
前記温度計は、集光レンズから光フアイバをか
いして光高温計に熱エネルギを伝達する構成にな
つている。
(ホ) 実施例 第1図から第5図までを参照して、本考案の鋼
板裏面温度測定装置の実施例について説明する。
本考案の鋼板裏面温度測定装置は、レール1
と、台車2と、水冷式防熱カバー3と、測温ヘツ
ド4と、温度計5と、圧縮空気配管系6とからで
きている。
レール1は、第1図および第2図に示すよう
に、鋼板搬送用ローラ・テーブル7内のローラ7
1間下方の所定位置でローラ71の軸に平行に敷
設される。
台車2は、第1図に最もよく示すように、レー
ル1上に移動自在に載置される。台車2は鋼板8
(第2図)の板幅方向のほぼ中央位置にストツパ
ー9等により定置され、保守・点検のさいに台車
押込み・引き出し棒10によりローラ71の下方
からいずれかの側に引き出される。
水冷式防熱カバー3は、第1図に示すように、
レール1に固定される。カバー3は工水配管系3
1から供給される工水によつて冷却される。カバ
ー3は鋼板8から放射熱および落下スケールを遮
断する。
測温ヘツド4は、第3図から第5図までに最も
よく示すように、鋼板裏面に対して所定の角度の
計測視野41およびエアー・パージ領域42,4
3,44(第1図)を画定する。
測温ヘツド4は、計測視野41の方向に一致す
るエア・パージ領域42を形成する圧縮空気噴射
ノズル44と、計測視野41の方向と所定の角度
をなす方向にエア・パージ領域43を形成する多
層スリツト式圧縮空気噴射ノズル45とエア・パ
ージ領域42を強化するためのノズル46とから
なつている。
計測視野41の方向は、水平方向に関して仰角
45度が好ましい。仰角90度が最適ではあるが、
水、水蒸気、圧延油、スケール等の落下を避け、
組立上の便宜から45度が好ましい。
ノズル44,45と鋼板8との間隔は、約100
mm程度が好ましい。この間隔は測温上はできるだ
け小さい方がよいが、鋼板の鼻曲りによる突掛け
を避けるために、最小100mm程度がよい。ノズル
44,45の位置は、鋼板8の板幅方向のほぼ中
央が好ましい。通常、鋼板温度の品質保証は板幅
中央についてなされているからである。
ノズル45は、第4図に最もよく示すように、
多層スリツト式になつている。スリツトから空気
を噴射することにより、噴射圧力を高くすること
ができ、また、多層にすることによつてパージ効
果を著しく高めることができる。通常、4層が好
ましい。スリツト451の寸法は、例えば幅25
mm、間隙距離0.5mmが好ましい。
ノズル45によつてつくられるエア・パージ領
域43は、ノズル45の構造上の制約から、ほぼ
水平方向につくられる。
ノズル45および44からの噴射圧縮空気は、
例えば3および1Kg/cm2が好ましい。ノズル45
からのエア・パージは、ノズル44内への異物落
下防止用であり、また、ノズル44からのエア・
パージは測温視野41の浄化用である。ここで、
ノズル46を設けたのは、ノズル45の圧力(3
Kg/cm2)>ノズル44の圧力(1Kg/cm2)で、温
度計視野方向の圧縮空気領域が狭くなるのを防ぐ
ためである。
温度計5は、第1図および第4図に最もよく示
すように、集光レンズ51から光フアイバ52を
かいして光高温計53に熱エネルギを伝達する構
成になつている。
圧縮空気配管系6はノズル44,45および4
6に圧縮空気をそれぞれ独立して供給できる3系
統の配管からできている。
なお、水冷式防水カバー3は、鋼板の鼻曲りに
よる突掛けに対して、測温ヘツダ4を保護する働
きもする。
(ヘ) 効果 本考案の装置による測温結果を第6図に示す。
本考案によれば、測温がほぼ安定し、高い精度で
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の鋼板裏面温度測定装置の概略
構成説明図、第2図は本考案の装置の設置位置を
示す正面図、第3図は本考案の装置の測温ヘツド
の平面図、第4図は第3図の−線からみた縦
断面図、第5図は第3図の−線からみた正面
図、第6図は本考案の装置による測温結果のチヤ
ート。 1……レール、2……台車、3……水冷式防熱
カバー、4……測温ヘツド、5……温度計、6…
…圧縮空気配管系、7……ローラ・テーブル、4
1……測温視野、42,43,44……エア・パ
ージ領域、44,45,46……ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼板搬送用ローラ・テーブル内のローラ間下方
    の所定位置で該ローラの軸に平行に敷設されたレ
    ールと、該レール上に移動自在に載置された台車
    と、前記レールに固定された水冷式防熱カバー
    と、鋼板裏面に対して所定の角度の計測視野およ
    びエア・パージ領域を形成する測温ヘツドと、該
    測温ヘツドに設けられた温度計と、前記測温ヘツ
    ドに圧縮空気を供給する圧縮空気配管系とからな
    る鋼板裏面温度測定装置。
JP1988005150U 1988-01-19 1988-01-19 Expired - Lifetime JPH054889Y2 (ja)

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JP1988005150U JPH054889Y2 (ja) 1988-01-19 1988-01-19

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JP1988005150U JPH054889Y2 (ja) 1988-01-19 1988-01-19

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Publication Number Publication Date
JPH01109315U JPH01109315U (ja) 1989-07-24
JPH054889Y2 true JPH054889Y2 (ja) 1993-02-08

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