JPH0612508Y2 - カメラ型スラブ表面温度計の冷却装置 - Google Patents
カメラ型スラブ表面温度計の冷却装置Info
- Publication number
- JPH0612508Y2 JPH0612508Y2 JP3800988U JP3800988U JPH0612508Y2 JP H0612508 Y2 JPH0612508 Y2 JP H0612508Y2 JP 3800988 U JP3800988 U JP 3800988U JP 3800988 U JP3800988 U JP 3800988U JP H0612508 Y2 JPH0612508 Y2 JP H0612508Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- cooling
- slab surface
- type slab
- skirt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Radiation Pyrometers (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、連続鋳造設備において、ローラエプロン内
に装着されるCCDカメラ応用型のスラブ表面温度計の
冷却装置に関するものである。
に装着されるCCDカメラ応用型のスラブ表面温度計の
冷却装置に関するものである。
連続鋳造設備においては、スラブの表面温度を測定して
スラブの冷却制御を行っているが、この表面温度計とし
て検出範囲の広いCCD(電荷結合素子)カメラが用い
られている。このカメラは、ローラエプロン内に装着さ
れ、高温のスラブに近接しているため、水冷ジャケット
で取り囲んで冷却している。
スラブの冷却制御を行っているが、この表面温度計とし
て検出範囲の広いCCD(電荷結合素子)カメラが用い
られている。このカメラは、ローラエプロン内に装着さ
れ、高温のスラブに近接しているため、水冷ジャケット
で取り囲んで冷却している。
しかながら、このような水冷ジャケットのみであると、
ジャケット内のエア流が不均一になり、場所によっては
負圧が発生する。このため、CCDカメラの冷却能力が
ダウンするだけでなく、スラブ表面から上がってくる水
蒸気を巻き込み、CCDカメラの視野を低下させて測定
誤差の原因となったり、CCDカメラ自身の故障を起こ
したりする。
ジャケット内のエア流が不均一になり、場所によっては
負圧が発生する。このため、CCDカメラの冷却能力が
ダウンするだけでなく、スラブ表面から上がってくる水
蒸気を巻き込み、CCDカメラの視野を低下させて測定
誤差の原因となったり、CCDカメラ自身の故障を起こ
したりする。
スラブの表面温度を一点で検出する非接触型温度計であ
れば、特開昭58-90362号公報や特開昭60-192231号公報
に提案されているように測温子の前方にエアを噴出させ
て水蒸気等の排除、冷却を行えばよいが、視野の広いC
CDカメラにおいては、この方法をそのまま適用するこ
とはできない。
れば、特開昭58-90362号公報や特開昭60-192231号公報
に提案されているように測温子の前方にエアを噴出させ
て水蒸気等の排除、冷却を行えばよいが、視野の広いC
CDカメラにおいては、この方法をそのまま適用するこ
とはできない。
この考案は、前述のような問題点を解消すべくなされた
もので、その目的は、CCDカメラの冷却能力の向上
と、冷却むらによるスラブ表面からの水蒸気巻き込み防
止を図れるカメラ型スラブ表面温度計の冷却装置を提供
することにある。
もので、その目的は、CCDカメラの冷却能力の向上
と、冷却むらによるスラブ表面からの水蒸気巻き込み防
止を図れるカメラ型スラブ表面温度計の冷却装置を提供
することにある。
本考案の冷却装置は、第1図に示すように、カメラ型ス
ラブ表面温度計1の周囲に水冷ジャケット2を設けると
ともに、この水冷ジャケット2の下部に末広がりのスカ
ート3を設け、水冷ジャケット2内におけるカメラ型ス
ラブ表面温度計1の上方に、側面および下面に多数の噴
射孔5Aを有するリング状のエア吹出管5を設け、スカ
ート3内にスカート3の一辺に取り付けられた直線状の
部材からなり、側方または斜め下方に向けてエア膜を形
成するエア吹出装置6を設けて構成される。
ラブ表面温度計1の周囲に水冷ジャケット2を設けると
ともに、この水冷ジャケット2の下部に末広がりのスカ
ート3を設け、水冷ジャケット2内におけるカメラ型ス
ラブ表面温度計1の上方に、側面および下面に多数の噴
射孔5Aを有するリング状のエア吹出管5を設け、スカ
ート3内にスカート3の一辺に取り付けられた直線状の
部材からなり、側方または斜め下方に向けてエア膜を形
成するエア吹出装置6を設けて構成される。
リング状のエア吹出管5の側面および下面に形成された
噴射孔5Aからは、冷却用エアが側方および下方に向か
って噴射され、ジャケット断面方向に均一で上方から下
方に向かうリング状の冷却エア流が形成される。これに
より冷却むらがなくなり、カメラ型スラブ表面温度計1
が均一に効率良く冷却され、負圧がなくなるので、スラ
ブ表面からの水蒸気の巻き込みも抑制される。
噴射孔5Aからは、冷却用エアが側方および下方に向か
って噴射され、ジャケット断面方向に均一で上方から下
方に向かうリング状の冷却エア流が形成される。これに
より冷却むらがなくなり、カメラ型スラブ表面温度計1
が均一に効率良く冷却され、負圧がなくなるので、スラ
ブ表面からの水蒸気の巻き込みも抑制される。
エア吹出装置6からは、側方あるいは斜め下方に向けて
エアを噴射し、エア膜を形成するため、スラブから上が
ってくる水蒸気が除去され、カメラ型表面温度計1の視
野が確保され、スラブからの輻射熱も抑制される。
エアを噴射し、エア膜を形成するため、スラブから上が
ってくる水蒸気が除去され、カメラ型表面温度計1の視
野が確保され、スラブからの輻射熱も抑制される。
以下、この考案を図示する一実施例に基づいて説明す
る。
る。
第1図に示すように、CCDカメラ1は、スラブSを支
持するローラエプロン(図示省略)内に配置され、下部
に末広がりのスカート3を有する水冷ジャケット2に取
り付けられる。この水冷ジャケット2は、第2図に示す
ように、CCDカメラ1を取り囲む角筒形状であり、ポ
ンプ4により冷却水を循環させて、ジャケット内を冷却
している。
持するローラエプロン(図示省略)内に配置され、下部
に末広がりのスカート3を有する水冷ジャケット2に取
り付けられる。この水冷ジャケット2は、第2図に示す
ように、CCDカメラ1を取り囲む角筒形状であり、ポ
ンプ4により冷却水を循環させて、ジャケット内を冷却
している。
このような水冷ジャケット2内におけるCCDカメラ1
の上方に、多数の噴射孔5Aを有するリング状のエア吹
出管5を設け、スカート3内にエア吹出装置6を設け
る。
の上方に、多数の噴射孔5Aを有するリング状のエア吹
出管5を設け、スカート3内にエア吹出装置6を設け
る。
リング状のエア吹出管5は、送風機7、脱湿機8、フロ
ーメータ9を介して、冷却用エアが供給される。この冷
却用エアは、第3図(a),(b)に示すように、ヘッダ5B
を通じ、側面および下面に形成された多数の噴射孔5A
から側方および下方に向かって噴射される。
ーメータ9を介して、冷却用エアが供給される。この冷
却用エアは、第3図(a),(b)に示すように、ヘッダ5B
を通じ、側面および下面に形成された多数の噴射孔5A
から側方および下方に向かって噴射される。
これにより、ジャケット断面方向に均一な上方から下方
へ向かうリング状の冷却エア流が形成され、冷却むらが
なくなり、CCDカメラ1が均一に効率良く冷却される
とともに、負圧がなくなるので、スラブ表面からの水蒸
気の巻き込みも抑制される。
へ向かうリング状の冷却エア流が形成され、冷却むらが
なくなり、CCDカメラ1が均一に効率良く冷却される
とともに、負圧がなくなるので、スラブ表面からの水蒸
気の巻き込みも抑制される。
スカート3内のエア吹出装置6は、第4図(a),(b)に示
すように、スカート3の一辺に取り付けられた直線状の
部材であり、ヘッダ6A、スリット状のノズル6B等か
ら構成され、側方または斜め下方(図示したものは斜め
下方)に向けて、冷却用エアを噴射する。
すように、スカート3の一辺に取り付けられた直線状の
部材であり、ヘッダ6A、スリット状のノズル6B等か
ら構成され、側方または斜め下方(図示したものは斜め
下方)に向けて、冷却用エアを噴射する。
これにより、スカート3内にはエア膜が形成され、スラ
ブSから上がってくる水蒸気が除去され、CCDカメラ
1の視野が確保される。また、スラブSからの輻射熱も
抑制される。
ブSから上がってくる水蒸気が除去され、CCDカメラ
1の視野が確保される。また、スラブSからの輻射熱も
抑制される。
本考案の冷却装置は、上述の構成を採用したことによ
り、次のような効果を奏する。
り、次のような効果を奏する。
カメラ型スラブ表面温度計が均一に効率良く冷却さ
れ、動作温度異常による測定誤差、カメラ自身の故障を
解消し得る。
れ、動作温度異常による測定誤差、カメラ自身の故障を
解消し得る。
水蒸気の巻き込みが防止され、視野低下による温度
測定誤差を解消し得る 以上から、表面温度を長時間にわたって安定して測
定することが可能になる。また、CCDスラブ全幅に渡
る表面温度の測定が可能であり、スラブ品質向上(特に
横ひび割れの低減)に役立つ。
測定誤差を解消し得る 以上から、表面温度を長時間にわたって安定して測
定することが可能になる。また、CCDスラブ全幅に渡
る表面温度の測定が可能であり、スラブ品質向上(特に
横ひび割れの低減)に役立つ。
第1図は本考案の冷却装置に示す概略図、第2図は第1
図のII-II線断面図、第3図(a),(b)はそれぞれ第1図
のIII-III線断面図およびその側面図、第4図(a),(b)
はそれぞれ第1図のIV-IV線断面図およびその側面図で
ある。 1…CCDカメラ、2…水冷ジャケット、3…スカー
ト、4…ポンプ、5…エア吹出管、5A…噴射孔、5B
…ヘッダ、6…エア吹出装置、6A…ヘッダ、6B…ノ
ズル、7…送風機、8…脱湿機、9…フローメータ
図のII-II線断面図、第3図(a),(b)はそれぞれ第1図
のIII-III線断面図およびその側面図、第4図(a),(b)
はそれぞれ第1図のIV-IV線断面図およびその側面図で
ある。 1…CCDカメラ、2…水冷ジャケット、3…スカー
ト、4…ポンプ、5…エア吹出管、5A…噴射孔、5B
…ヘッダ、6…エア吹出装置、6A…ヘッダ、6B…ノ
ズル、7…送風機、8…脱湿機、9…フローメータ
Claims (1)
- 【請求項1】ローラエプロン内に設置され、スラブの表
面温度を測温するカメラ型スラブ表面温度計を冷却する
装置であって、カメラ型スラブ表面温度計の周囲に水冷
ジャケットを設けるとともに、この水冷ジャッケットの
下部に末広がりのスカートを設け、前記水冷ジャケット
内におけるカメラ型スラブ表面温度計の上方に、側面お
よび下面に多数の噴射孔を有するリング状のエア吹出管
を設け、前記スカート内にスカートの一辺に取り付けら
れた直線状の部材からなり、側方または斜め下方に向け
てエア膜を形成するエア吹出装置を設けたことを特徴と
するカメラ型スラブ表面温度計の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3800988U JPH0612508Y2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | カメラ型スラブ表面温度計の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3800988U JPH0612508Y2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | カメラ型スラブ表面温度計の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01141430U JPH01141430U (ja) | 1989-09-28 |
JPH0612508Y2 true JPH0612508Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31264579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3800988U Expired - Lifetime JPH0612508Y2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | カメラ型スラブ表面温度計の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612508Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014034657A1 (ja) | 2012-08-28 | 2014-03-06 | 新日鐵住金株式会社 | 鋳片の表面温度測定方法及び装置 |
-
1988
- 1988-03-23 JP JP3800988U patent/JPH0612508Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014034657A1 (ja) | 2012-08-28 | 2014-03-06 | 新日鐵住金株式会社 | 鋳片の表面温度測定方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01141430U (ja) | 1989-09-28 |
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