JPH0741555Y2 - 連続鋳造装置のスプレ冷却モールド - Google Patents

連続鋳造装置のスプレ冷却モールド

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JPH0741555Y2
JPH0741555Y2 JP1987096503U JP9650387U JPH0741555Y2 JP H0741555 Y2 JPH0741555 Y2 JP H0741555Y2 JP 1987096503 U JP1987096503 U JP 1987096503U JP 9650387 U JP9650387 U JP 9650387U JP H0741555 Y2 JPH0741555 Y2 JP H0741555Y2
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JP
Japan
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mold
spray
continuous casting
sensor
spray nozzle
Prior art date
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Application number
JP1987096503U
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JPS645750U (ja
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謙一 柳
統 西村
邦政 佐々木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、連続鋳造装置のスプレ冷却モールドに関す
る。
〔従来の技術〕
従来は、第5図に示す通り、モールド1の周囲にスプレ
ノズル3を配置し、マニホルド2へ供給される冷却水w
をスプレ水として直接モールドに吹きつけ冷却するモー
ルドユニットが使用されてきた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のスプレ冷却モールドの欠点は、多数配置されたス
プレノズル(例えば120ビレット用で52個)のうちの
或るものが、冷却水中の混入物によって詰まることがあ
り、それによって不均一冷却や最悪の場合、モールド溶
融事故につながることである。
このようなスプレノズル詰まりは、溶湯とモールドが接
していて、最も熱流束の大きいメニスカス付近では、特
に危険である。
冷却水系統としては管系にストレーナを配置し、未然に
混入物がノズルに入らないよう取除くと共に、ノズル口
径も大きくして詰まり防止対策は施してあるものの、詰
まりそのものを検知していないため事故を予防すること
ができなかった。
本考案はこのような欠点を解決しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、スプレノズルをモールド外表面のまわりに配
しスプレ水でモールドを冷却する連続鋳造装置におい
て、最も熱流束の大きいメニスカス付近の前記スプレノ
ズルとモールドとの間に温度上昇によりスプレ水量減少
を感知するセンサを設けた。
〔作用〕
スプレノズルが詰まってスプレ水量が減り始めると、セ
ンサがこれを感知して警報等を発する。
前記センサはスプレノズルとモールドとの間に設けられ
ていて、スプレ水の一部をセンサで受けているために、
モールドの冷却には支障を来すことがなく操業中に連続
してスプレノズルの詰まりを検出することが可能であ
る。
しかも、前記センサは、スプレノズルの詰まりによる危
険が大きい最も熱流束の大きいメニスカス付近のスプレ
ノズルとモールドとの間に設けられているために、操業
中に連続してこの位置でスプレノズルの詰まりを検出す
ることによって、事故を確実に防止して稼動率を上げる
ことができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図に示す。
本実施例におけるモールド1、スプレ水用マニホルド2
及びスプレノズル3は、第5図に示されるものと同様で
あるので説明を省略する。
本実施例では、前記のモールドユニットにおいて、モー
ルドの上部カバー4に、下方に伸びるセンサ5がモール
ドの面に相対して1組ずつ取付けてある。
センサ5は、メニスカスMの付近のメニスカスMの近く
から下方に約200mmまでの位置でスプレ水を受けるよう
にしてある。同センサ5の本体はU字形の導電体で形成
されこれに電流を通し発熱させてある。
本実施例は以上のように構成されているので、センサ5
にかかる水量によってU字形の導電体は温度が変化し、
それに伴い流れる電流は第2図に示すように変化するの
で、これを検知しノズル詰まりの状態を外部から知るこ
とができる。
また、本実施例では、センサ5はスプレノズル3とモー
ルド1との間に設けられていてスプレー水の一部をセン
サ5が受けることとなり、モールド1の冷却に支障を来
すことがなく操業中に連続してスプレノズル3の詰まり
を外部から検出することができる。
しかも、前記センサ5は、スプレノズル3の詰まりによ
る危険が大きい最も熱流束の大きいメニスカスM付近の
スプレノズル3とモールド1との間に設けられているた
めに、操業中に連続してこの位置でスプレノズル3の詰
まりを検出することによって、事故を確実に防止して稼
動率を上げることができる。
第3図に本考案の他の実施例を示す。モールドユニット
の構成は、上記第一の実施例と同じであるがセンサ5′
は、モールド1のまわりを水平方向に囲むように最も熱
流束の大きいメニスカスMの付近のメニスカスMの下方
に設置されている。同センサ5′はヒューズなど低融点
の導電材で構成され、一定の電流を通すように構成され
ている。
本実施例においては、最も熱流束の大きいメニスカスM
の付近においてスプレ水が減少したり、止ったりする
と、ジュール熱により溶融して電流を遮断する(第4図
参照)。これによってノズル詰まりを操業中に連続して
確実に検知することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上の通り、温度の上昇によりスプレノズル
水量を感知するセンサを最も熱流束の大きいメニスカス
付近のスプレノズルモールドとの間に設けたことによっ
て、ノズル詰まりによる危険が大きいメニスカス付近に
おいて連続鋳造装置の操業中に連続してノズルの詰まり
を検出することができる。
これによって、万一ストレーナ回路の故障または誤操作
が行って混入物がスプレノズルに入っても、スプレ水量
の減少又は消滅をセンサが検知して警報等を発すること
により、スプレ水量を増加させるか、又は場合によって
は鋳込み停止等の対応策をとることができ、従って、事
故を確実に未然に防止して連続鋳造設備の稼動率を上げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の説明図、 第2図は上記実施例においてセンサを流れる電流値を模
式的に示した説明図、 第3図は本考案の他の実施例の説明図、 第4図は上記実施例においてセンサを流れる電流値を模
式的に示した説明図、 第5図は従来のモールドユニットの説明図である。 1……モールド、2……マニホルド、3……スプレノズ
ル、4……モールドの上部カバー、5,5′……センサ、
M……メニスカス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐々木 邦政 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (56)参考文献 特開 昭51−54838(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプレノズルをモールド外表面のまわりに
    配しスプレ水でモールドを冷却する連続鋳造装置におい
    て、最も熱流束の大きいメニスカス付近の前記スプレノ
    ズルとモールドとの間に温度上昇によりスプレ水量減少
    を感知するセンサを設けたことを特徴とする連続鋳造装
    置のスプレ冷却モールド。
JP1987096503U 1987-06-25 1987-06-25 連続鋳造装置のスプレ冷却モールド Expired - Lifetime JPH0741555Y2 (ja)

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JP1987096503U JPH0741555Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25 連続鋳造装置のスプレ冷却モールド

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JP1987096503U JPH0741555Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25 連続鋳造装置のスプレ冷却モールド

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JPS645750U JPS645750U (ja) 1989-01-13
JPH0741555Y2 true JPH0741555Y2 (ja) 1995-09-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5154838A (ja) * 1974-11-09 1976-05-14 Hitachi Shipbuilding Eng Co Renzokuchuzosetsubiniokeru supureenozuruzumarichetsukuhoho

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