JPS6037918Y2 - 船外機の進角装置におけるタイマ−ベ−スの取付構造 - Google Patents

船外機の進角装置におけるタイマ−ベ−スの取付構造

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JPS6037918Y2
JPS6037918Y2 JP6922780U JP6922780U JPS6037918Y2 JP S6037918 Y2 JPS6037918 Y2 JP S6037918Y2 JP 6922780 U JP6922780 U JP 6922780U JP 6922780 U JP6922780 U JP 6922780U JP S6037918 Y2 JPS6037918 Y2 JP S6037918Y2
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JP
Japan
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timer
retainer
stator
timer base
magnet
Prior art date
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Expired
Application number
JP6922780U
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JPS56170099U (ja
Inventor
隆夫 伊藤
和弘 梅原
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は船外機の進角装置におけるタイマーベースの取
付構造に関する。
船外機の進角装置に用いるマグネットについて簡単に説
明すると、通常、バッテリー充電電流を多く取ろうとす
る場合、マグネットは出力を出す為にLIm、181と
いった多極方式のマグネットを使用するが、本出願のマ
グネットも多極方式である。
具体的には、ロータに所定数の磁石が装着され、ステー
タにはコンデンサー充電コイルおよびバッテリー充電コ
イルがそれぞれ所定数装着され、ステータはネジによっ
て固定されている。
また、ステータの内側にはタイマーベースが配置されて
いて、これにパルサーコイルが装着されている。
(このパルサーコイルの使用個数、配置はエンジンの気
筒数、気筒間角度に依って変わる。
)そして、このタイマーベースはスロットル開度に依っ
て点火時期を変更出来る様に摺動可能に設けられている
そして、マグネットロータがクランクシャフトに同期し
て回わると、コンデンサー充電コイルには出力波形が発
生する。
たとえば、ロータが1渥だと、1つの山が30°でプラ
ス、マイナスで12の山が出ます。
そして、パルサーコイルにはロータボスに取付けられた
磁石のギャップ部と相対した位置で出力波形が出る。
このパルサー出力波形にて回路側のSCRをONさせ、
先のコンデンサー充電コイルの出力にて回路側のコンデ
ンサーに充電された電荷を放電し飛火させることになる
このパルサーコイルの出力が出る時期が点火時期となる
訳であるが、この点火時期をスロットル開度と連動して
変化させる為にタイマーベースの位置を変えることにな
り、大体移動量は30°〜400が一般的である。
この様にコンデンサー充電コイル及びバッテリー充電コ
イルを含むステータは固定で、点火時期をきめるパルサ
ーコイルを含むタイマーベースのみを摺動させるタイプ
の進角装置では、従来、タイマーベースに第1図および
第2図のような取付構造を採用していた。
船外機のエンジン部(図示せず)を構成するシリンダ1
には上方に向けてクランクシャフト2が軸支されており
、このクランクシャフト2にマグネット3aを有するマ
グネットフライホイール3ヲ取付けている。
このマグネットフライホイール3に対するマグネットス
テータ4は、上記シリンダ1の上面に突設した複数のス
テータ取付ボス1aに螺子5にて螺子止めされている。
上記シリンダ1の上面にはクランクシャフト2を中心と
した半径方向の段部1bが形成されており、この段部1
bに環状のタイマーベース6を配置している。
このタイマーベース6はアルミニウムで形成され、その
上面に、パルサーコイル7を取付けた筒状の枠体8が螺
子9にて取付けられている。
このタイマーベース6が配置されるシリンダ1の上面に
は約0.5mm厚の樹脂製のリテーナ10が配設され、
かつタイマーベース6の内周面と対向する上記段部1b
の外周面にはメタル11が配設されており、シリンダ1
およびタイマーベース6が直接接触するのを避けると共
にタイマーベース6の摺動を円滑にしている。
上記タイマーベース6の上面に対応する上記段部1bの
外周面には円周方向に沿ってガイド溝12が形成され、
このガイド溝12に一端部を係合した所定数の押え片1
3はその他端部をタイマーベース6の上面に螺子14に
て螺子止めされている。
15はクランクシャフト2を回転自在に支持した軸受、
16はマグネットフライホイール3の締付ボルトである
従来、このような取付個所にタイマーベース6を配設す
るに当っては、マグネットフライホイール3およびマグ
ネットステータ4を外した状態でタイマーベース6をリ
テーナ10上に配置する。
次にマグネットステータ4をステータ取付ボス1aに螺
子止めした後、押え片13を間隙より差入れ、その一端
部をシリンダ1′のガイド溝12に挿入し、その他端部
をタイマーベース6に螺子止めしている。
したがって、タイマーベース6を回動自在に保持する複
数の押え片13は上方あるいは横方向の間隙よりガイド
溝12に差込み、これをドライバーによってタイマーベ
ース6に螺子止めしなければならないので、部品点数が
多くなり、押え片13が小さいことも相俟って極めて作
業性が悪かった。
また、押え片13を支持するためのガイド溝12をシリ
ンダ1の段部1bに形成しなければならず、加工が複雑
となることから不経済であった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、点火進角用
のタイマーベースの上面を保持するリテーナをマグネッ
トステータと共締めすることにより、作業性能の向上を
図り得る船外機の進角装置におけるタイマーベースの取
付構造を提供することを目的とする。
以下、図示の実施例を参照しながら本考案を詳細に説明
する。
第3図および第4図は、第1図および第2図と同一部分
には同符号を付してその説明を省略して示す一実施例で
、第3図は第4図のB−B線断面図、第4図は第3図の
A−A線断面図である。
同図において、1′はエンジン部(図示せず)を構成す
るシリンダであり、このシリンダ1′の上面には外周縁
に沿って所定間隔を置いて所定数のステータ取付ボス1
aが設けられ、かつ中心部に、クランクシャフト2を中
心とした半径方向の段部1bが形成されている。
3はマグネットフライホイール、6′は環状の点火進角
用のタイマーベースであり、これは第5図のように外周
縁に沿って所定間隔を置いて半径方向の係合摺動面6a
を突設している。
17はタイマーベース6′を回動自在に保持する環状の
押え用リテーナであり、これは第5図のように内周縁に
沿って上記係合摺動面6aに対応する保合保持面17a
を所定間隔を置いて半径方向に突設している。
この押え用リテーナ17は外周部を半径方向に延長し、
この延長部の板面に上記ステータ取付ボス1aに対応す
る取付孔17bが穿設され、この取付孔17bを介して
押え用リテーナ17はステータ4と共に螺子5によって
ステータ取付ボス1aに共締めされている。
点火進角用のタイマーベース6′の取付方法は次のとお
りである。
まず、マグネットフライホイール3およびマグネットス
テータ4を外して置き、リテーナ10上面に点火進角用
のタイマーベース6′を配置する。
次いで、押え用リテーナ17をステータ取付ボス1aの
螺子孔に取付孔17bを合わせて配置し、その上にマグ
ネットステータ4を載せて螺子5によって共締めする。
これによって、タイマーベース6′はその係合摺動面6
aを押え用リテーナ17の係合保持面17aによって摺
動可能に保持され、上下方向の動きを規制される。
そして、最後にマグネットフライホイール3を締付ボル
ト16にてクランクシャフト2に固定して組立てが完了
する。
以上述べたように、本考案による船外機の進角装置にお
けるタイマーベースの取付構造によれば、マグネットス
テータの下面に押え用リテーナを固定し、この押え用リ
テーナの一端部に設けた係合保持面でタイマーベースの
上面を保持して軸方向の動きを規制したものである。
これによって部品点数の減少および取付にあたっての作
業能率の向上を図ることができる。
さらに、本考案は、押え用リテータの取付にあたって、
マグネットステータを固定する螺子を利用して押え用リ
テーナを共締めし、より一層、作業性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、多極式のマグネットを用いた従
来の船外機の進角装置におけるタイマーベースの取付構
造を示し、第1図は第2図のB−B線断面図、第2図は
第1図のA−A線断面図である。 第3図および第4図は、多極式のマグネットを用いた本
考案による船外機の進角装置におけるタイマーベースの
取付構造の一実施例を示し、第3図は第4図のB−B線
断面図、第4図は第3図のA−A線断面図である。 第5図は押え用リテーナを示す平面図である。 1′・・・・・・シリンダ、2・・・・・・クランクシ
ャフト、3・・・・・・マグネットフライホイール、4
・・・・・・マグネットステータ、5・・・・・・螺子
、6′・・・・・・タイマーベース、17・・・・・・
押え用リテーナ、6a・・・・・・係合摺動面、17a
・・・・・・係合保持面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多極式マグネットを備えたフライホイールをクランクシ
    ャフトに取付け、コンデンサ充電コイルおよびバッテリ
    ー充電コイルを備えたマグネットステータを上記フライ
    ホイール内側に同心状にエンジン部本体に取付け、点火
    時期を制御するパルサーコイルを備えたタイマーベース
    を該エンジン部本体に押え用リテーナを介して摺動自在
    に取付けた多極式フライホイールマグネットにおいて、
    上記タイマーベースを保持した押え用リテーナの外周部
    を延長し、上記マグネットステータをエンジン部本体に
    固定する螺子によって該押え用リテーナの延長部を共線
    めしたことを特徴とする船外機の進角装置におけるタイ
    マーベースの取付構造。
JP6922780U 1980-05-20 1980-05-20 船外機の進角装置におけるタイマ−ベ−スの取付構造 Expired JPS6037918Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56170099U JPS56170099U (ja) 1981-12-16
JPS6037918Y2 true JPS6037918Y2 (ja) 1985-11-12

Family

ID=29663132

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JP6922780U Expired JPS6037918Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20 船外機の進角装置におけるタイマ−ベ−スの取付構造

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