JPS6037470Y2 - ドラムブレ−キ用ホイ−ルシリンダのシ−ル装置 - Google Patents
ドラムブレ−キ用ホイ−ルシリンダのシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS6037470Y2 JPS6037470Y2 JP1980167458U JP16745880U JPS6037470Y2 JP S6037470 Y2 JPS6037470 Y2 JP S6037470Y2 JP 1980167458 U JP1980167458 U JP 1980167458U JP 16745880 U JP16745880 U JP 16745880U JP S6037470 Y2 JPS6037470 Y2 JP S6037470Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- seal ring
- piston
- wheel cylinder
- drum brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ドラムブレーキ用ホイールシリンダに関し詳
しくはそのピストンとシリンダとの間のシール装置に関
するものである。
しくはそのピストンとシリンダとの間のシール装置に関
するものである。
従来、ホイールシリンダのピストンとシリンダとの間を
密封するシール装置としては、第1図イに示す如く、ピ
ストン101の尾端部にバックアップリング103を介
装してカップ104を嵌挿し、更にピストン101の胴
部の環状溝内にシールリング102を環装したものや、
第1図口に示す如くシリンダ115内壁の環状溝に円形
断面を有するシールリング113を環装したものがある
。
密封するシール装置としては、第1図イに示す如く、ピ
ストン101の尾端部にバックアップリング103を介
装してカップ104を嵌挿し、更にピストン101の胴
部の環状溝内にシールリング102を環装したものや、
第1図口に示す如くシリンダ115内壁の環状溝に円形
断面を有するシールリング113を環装したものがある
。
而して、第1図イに示すものにあっては、シールリング
102は主としてピストンとシリンダとの間の摺動の潤
滑に供される補助的シール装置であり、シール機能を果
すためにはカップ104を装着する必要がある。
102は主としてピストンとシリンダとの間の摺動の潤
滑に供される補助的シール装置であり、シール機能を果
すためにはカップ104を装着する必要がある。
又、かかるシール装置にあっては、ホイールシリンダ内
にオートアジャスタ機構を内蔵させるべくピストン内部
に空室を設ける場合には、カップ104装着分だけシリ
ンダ長が長くなる欠点がある。
にオートアジャスタ機構を内蔵させるべくピストン内部
に空室を設ける場合には、カップ104装着分だけシリ
ンダ長が長くなる欠点がある。
又第1図口に示すものにあっては、ドラムブレーキ用ホ
イールシリンダの作動上ビス1フ111行程が比較的長
いために通常形状のシールリング113の単独使用では
長期使用の間にシリンダ115内壁とピストン壁との間
にシールリング113が喰込んで、いわゆるクワレ現象
を生じ正常なブレーキ作用を阻害する場合を生じる。
イールシリンダの作動上ビス1フ111行程が比較的長
いために通常形状のシールリング113の単独使用では
長期使用の間にシリンダ115内壁とピストン壁との間
にシールリング113が喰込んで、いわゆるクワレ現象
を生じ正常なブレーキ作用を阻害する場合を生じる。
本考案に係るシール装置は、シリンダ内壁に設けた断面
矩形の環状溝にバックアップリングと特殊形状のシール
リングとを組合わせて使用することにより従来のシール
装置における上記の欠点を除去することにある。
矩形の環状溝にバックアップリングと特殊形状のシール
リングとを組合わせて使用することにより従来のシール
装置における上記の欠点を除去することにある。
以下に、本考案に係るドラムブレーキ用ホイールシリン
ダに使用されるシール装置について図面に基いて説明す
る。
ダに使用されるシール装置について図面に基いて説明す
る。
第2図はピストン1内にオートアジャスタ装置5を内蔵
するホイールシリンダの断面を示し、6は、アジヤステ
ィングボルトである。
するホイールシリンダの断面を示し、6は、アジヤステ
ィングボルトである。
シリンダ2壁の周方向に設けられた断面矩形の環状溝2
aに後記する特殊形状のシールリング4がテフロン等の
硬質合成樹脂よりなるバックアップリング3を添装して
環装されている。
aに後記する特殊形状のシールリング4がテフロン等の
硬質合成樹脂よりなるバックアップリング3を添装して
環装されている。
本シール装置に使用するシールリング4の具体的形状の
一例として第3図にその断面形状を示す。
一例として第3図にその断面形状を示す。
即ち、内周面は、摺動抵抗を減少さすためにピストン外
周面への接触面積が小となるように、シールリング4の
バックアップリング3への当接面4a、中間の稜線4b
。
周面への接触面積が小となるように、シールリング4の
バックアップリング3への当接面4a、中間の稜線4b
。
圧油導入側の端面4c、それぞれの内径がDよ〈D2
<D3の関係にある断面山形状をなし、内周面の当接面
4a寄りは稜線4b間に急斜面4dを、他側は緩斜面4
eを形成し、丁度2個の截頭円錐形を突き合わせた形状
をなしている。
<D3の関係にある断面山形状をなし、内周面の当接面
4a寄りは稜線4b間に急斜面4dを、他側は緩斜面4
eを形成し、丁度2個の截頭円錐形を突き合わせた形状
をなしている。
なお、D□はほぼピストン1の外径に等しい。
シールリング4の外周は、外径D4の円墳面と当接面4
a側の稜線径D5の山形の突状環状部4fとよりなり、
勿論D5 >04である。
a側の稜線径D5の山形の突状環状部4fとよりなり、
勿論D5 >04である。
突状環状部4fを設けるのは当接面4a側の圧縮強度を
増加させると共に装着時にシールリング4外周部に空洞
部を形成して適度の弾性を付与するためである。
増加させると共に装着時にシールリング4外周部に空洞
部を形成して適度の弾性を付与するためである。
又シールリング4の巾りは、環状溝2aの巾からバック
アップリング3の厚さを差引いた巾よりも若干大で両側
面は平行平面を形成している。
アップリング3の厚さを差引いた巾よりも若干大で両側
面は平行平面を形成している。
又テフロン等の硬質合成樹脂からなるバックアップリン
グ3の内径は、はぼピストン1の外径に等しい。
グ3の内径は、はぼピストン1の外径に等しい。
上記の如きシールリング4は、ピストン1の最大行程に
於ても有効に作用する位置に設けられた断面矩形の環状
R2aのシリンダ2開口側に環装されたバックアップリ
ング3に当接面4aを当接させ、若干軸方向に圧縮され
て装着される。
於ても有効に作用する位置に設けられた断面矩形の環状
R2aのシリンダ2開口側に環装されたバックアップリ
ング3に当接面4aを当接させ、若干軸方向に圧縮され
て装着される。
従ってシール作用は、ピストン1の外周にシールリング
の緩斜面4eの稜線4b寄りの部分が密接してなされる
。
の緩斜面4eの稜線4b寄りの部分が密接してなされる
。
本考案に係るシール装置は上記の如くに構成されている
ので、ブレーキ作用時のピストン1の急速な往行程に於
て、シールリングの緩斜面4eにピストン1外周面の摺
接による摩擦力及び油圧力を受けてシールリング4はバ
ックアップリング3側へ押圧されるが、バックアップリ
ング3側にはピストン1とシールリング急斜面4dとの
間に間隙を形成しており、かつシールリングの当接面4
a側は圧縮強度も大であり、又バックアップリング3に
阻止作用があるので、シールリング3のピストン1とシ
リンダ2内壁との間への喰込みは防止される。
ので、ブレーキ作用時のピストン1の急速な往行程に於
て、シールリングの緩斜面4eにピストン1外周面の摺
接による摩擦力及び油圧力を受けてシールリング4はバ
ックアップリング3側へ押圧されるが、バックアップリ
ング3側にはピストン1とシールリング急斜面4dとの
間に間隙を形成しており、かつシールリングの当接面4
a側は圧縮強度も大であり、又バックアップリング3に
阻止作用があるので、シールリング3のピストン1とシ
リンダ2内壁との間への喰込みは防止される。
以上の説明により理解されるように本考案に係るシール
装置をシリンダの環状溝に挿着することにより、ピスト
ン、ひいてはシリンダ長を短縮でき、ピストン形状も簡
素なものとなり、又特殊形状のシールリングとバックア
ップリングの併用によりシールリングのピストンとシリ
ンダ間への喰込みも確実に防止される。
装置をシリンダの環状溝に挿着することにより、ピスト
ン、ひいてはシリンダ長を短縮でき、ピストン形状も簡
素なものとなり、又特殊形状のシールリングとバックア
ップリングの併用によりシールリングのピストンとシリ
ンダ間への喰込みも確実に防止される。
第1図イ、第1図口は従来のドラムブレーキ用ホイール
シリンダのシール装置を示す一部断面図で、第2図は本
考案に係るドラムブレーキ用ホイールシリンダのシール
装置の挿着状態を示す断面図で、第3図は本考案に係る
シールリングの一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・ピストン、2・・・・・・シリンダ、3
・・・・・・バックアップリング、4・・・・・・シー
ルリング。
シリンダのシール装置を示す一部断面図で、第2図は本
考案に係るドラムブレーキ用ホイールシリンダのシール
装置の挿着状態を示す断面図で、第3図は本考案に係る
シールリングの一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・ピストン、2・・・・・・シリンダ、3
・・・・・・バックアップリング、4・・・・・・シー
ルリング。
Claims (1)
- シリンダの内壁に設けた断面矩形の環状溝に、バックア
ップリングをシリンダ開口側に環装し、バックアップリ
ングへの当接面側に急傾斜をなし反対側に緩傾斜をなす
山形状の内周面を有し、両側面は平行平面を形威し、外
周面のバックアップリング側に突状部を有するシールリ
ングを挿着したことを特徴とするドラムブレーキ用ホイ
ールシリンダのシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980167458U JPS6037470Y2 (ja) | 1980-11-25 | 1980-11-25 | ドラムブレ−キ用ホイ−ルシリンダのシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980167458U JPS6037470Y2 (ja) | 1980-11-25 | 1980-11-25 | ドラムブレ−キ用ホイ−ルシリンダのシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5790934U JPS5790934U (ja) | 1982-06-04 |
JPS6037470Y2 true JPS6037470Y2 (ja) | 1985-11-08 |
Family
ID=29526091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980167458U Expired JPS6037470Y2 (ja) | 1980-11-25 | 1980-11-25 | ドラムブレ−キ用ホイ−ルシリンダのシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037470Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-11-25 JP JP1980167458U patent/JPS6037470Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5790934U (ja) | 1982-06-04 |
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