JPS6037312Y2 - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JPS6037312Y2
JPS6037312Y2 JP927482U JP927482U JPS6037312Y2 JP S6037312 Y2 JPS6037312 Y2 JP S6037312Y2 JP 927482 U JP927482 U JP 927482U JP 927482 U JP927482 U JP 927482U JP S6037312 Y2 JPS6037312 Y2 JP S6037312Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
container body
cover
lid
circumferential groove
annular packing
Prior art date
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Expired
Application number
JP927482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58113645U (ja
Inventor
鶴城 佐々木
Original Assignee
大和容器株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 大和容器株式会社 filed Critical 大和容器株式会社
Priority to JP927482U priority Critical patent/JPS6037312Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、海苔、茶の葉、菓子類などを入れておくに
好適な被せ蓋付きの密閉容器の改良に係り、施蓋状態で
の気密性の向上、並びに被せ蓋の開は閉めの容易化を図
ることを目的とする。
従来、この種の密閉容器として第1図に示すように板金
製の容器本体1と、これの開口上面を閉じる同じく板金
製の被せ蓋2とからなるものがあり、そして、その容器
本体1と被せ蓋2との間での気密性を講じるものとして
は、第2図に示すようにゴム等の環状パツキン3が容器
本体1の上端部外周の周溝4に嵌め込まれており、被せ
蓋2の内周面で周溝4内に押し込まれて締めつけられる
ようにしたものがある。
これによれば、被せ蓋2の内周面は環状パツキン3のみ
と摺接させて容器本体1の上端部外周面とはわずかに間
隙を置いて離しであるため、従来一般の海苔罐、茶罐、
などにみられる密閉容器のように被せ蓋2の内周面全体
が容器本体1の上部外周面に摺接する密封構造のものよ
りも、被せ蓋2の開は閉めが比較的容易に行える。
しかし、これにおいても、被せ蓋2の内周面は容器本体
1側の環状パツキン3に対し滑り摩擦する構造であるた
め、被せ蓋2の内周面の環状パツキン3との接触を強く
して気密性を高めるほど被せ蓋2の動摩擦抵抗が大きく
なってその開は閉めが固くなり、この点で未だ改善の余
地がある。
そこで、例えば実公昭31−13093号公報にみられ
るように、瓶の口部外周面に環状パツキン3を嵌め込み
装着し、被せ蓋2を押し込むと環状パツキン3が下方に
転がり移動できるものとし、以て該パツキン3の圧縮力
に比較して小さな力で被せ蓋2を抜き差しできるように
したものが公知である。
この従来形態は瓶口の口径が小さいと所期の目的を達成
できる。
しかし、容器本体1の上面開口部の口径が大きいもので
は実用に供し切れない。
すなわち、容器本体1の上端部外周面は径大になるにつ
れて精度が出す、例えば完全な真円筒状に形威し難い。
被せ蓋2の周壁部11も同様である。
そうなると、容器本体1に被せ蓋2を正しく真上から押
し込んでも、両者1・2間における環状パツキン3は周
方向で均一に圧縮されない。
環状パツキン3は部分的に強く他の部分では弱く圧縮さ
れながら下降して行く。
その際、強く圧縮を受けた部分が先に下降して行き、し
かも多くの場合は転がらずに滑り移動して行き、被せ蓋
2を完全に被せた状態において環状パツキン3が容器本
体1の外周面で傾斜状態になる。
容器本体1に被せ蓋2を傾けて押し込むと、この傾向は
更に強くなる。
環状パツキン3がこのように傾斜状態になると、容器本
体1の外周面に強く巻き締り、環状パツキン3のスムー
ズな転がり移動を更に阻止し、被せ蓋2が円滑に開は閉
めできなくなる。
環状パツキン3が伸び変形するので、被せ蓋2の周壁部
11にますます密着しない部分が生じ、気密性に欠ける
ことにもなる。
加えて、本考案者の経験によれば、容器本体1を被せM
2を押し込んで環状パツキン3を上から下へ転がり移動
させ、被せ蓋2を完全に押し込んだ状態で手を離すと、
被せ蓋2が上方に浮き上がりがちになる。
これは容器本体1内の空気が圧縮されることが原因して
だけのことではない。
環状パツキン3が圧縮されながら移動するときに、周方
向で圧縮量と転がり量が均一にならず捩れた状態となり
、元に戻ろうとする反力が作用するからである。
この考案は、かかる事実に着目して、第3図および第4
図に示すごとく基本的には容器本体1の外周面に弾性変
形自在の環状パツキン3を嵌装し、容器本体1に被せ蓋
2を抜き差しすると、被せ蓋2の周側壁11の内周面と
の摩擦で環状パツキン3が容器本体1の外周面上を転が
り移動するものとし、以て気密性を確保しながらも被せ
蓋2の開は閉めが手軽に行なえるようにすることを目的
とする。
そのうえで、この考案は容器本体1への被せ蓋2の抜き
差しで環状パツキン3が常に水平姿勢で転がり移動し、
従来例のごとく傾斜状にならず、かつ被せ蓋2を完全に
嵌合装着した状態において環状パツキン3に生じた捩れ
の反力で被せ蓋2が開き方向に浮き上がろうとするのも
有効に防止できるようにすることを目的とする。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
第3図および第4図はこの考案に係る密閉容器を例示し
ており、この密閉容器は板金製で、容器本体1とこれの
開口上面を閉じる被せ蓋2とからなる。
容器本体1は、円筒、楕円筒又は角筒状の胴部5とこの
胴部5の底を塞ぐ底板6とを有し上面を開口した有底筒
状をなしており、胴部5の上端部外周面には上下2本の
周溝7,7を周方向に平行に形成するとともに、この上
下周溝7,7間に断面形状が平らな低い山形とされた突
条8を形威しである。
その突条8は周溝7の溝底から僅かに突出させる程度の
高さにして周溝7の溝深さに比し極めて低いものとする
胴部5の開口上縁には内巻きカール9を形威しである。
被せ蓋2は、容器本体1の上端部の外周に上方から嵌合
して容器本体1を密閉状に蓋するためのものであって、
天板10およびこれに連設された短筒状の周壁部11を
有し、この周壁部11の開口下縁には外巻きカール12
を形威しである。
そして、ゴム等からなって弾性変形自在でかつ断面形状
が円形、楕円又はこれに近似する形状の環状パツキン3
を、容器本体1の上段または下段の周溝7に嵌め込み装
着し、この装着状態において環状パツキン3の周面一部
を容器本体1の上端部の外周面aより突出させ、環状パ
ツキン3の外径寸法を被せ蓋2の周壁部11の内径寸法
よりも僅かに大きく設定する。
因に、被せ蓋2の周壁部11の内径寸法は容器本体1の
上端部の外径寸法よりも僅かに大きく設定しである。
しかるときは、第4図に示すように環状パツキン3を上
段の周溝7内に存置せしめた状態にしておいて被せ蓋2
を容器本体1に上方から差し込み嵌合すると、環状パツ
キン3が被せ蓋2の周壁部11の内周面で容器本体1側
に押し付けられ圧縮変形を加えられながら下方の突条8
の上を転がり乗り越えて下段の周溝7内に入り、この下
段の周溝7内においても依然として被せ蓋2の周壁部1
1の内周面で押しつけられ圧縮された状態となり、容器
本体1への外気の侵入を封じて気密性を保持する。
被せ蓋2を開けるに際しては、被せ蓋2を上方に引き出
すに伴い環状パツキン3が被せ蓋2の周壁部11の内周
面で圧縮変形を加えられながら前記と反対に下段の周溝
7から突条8の上を乗り越えて上段の周溝7内に転がり
移動するため、この被せ蓋2の容器本体1からの抜き外
しを容易にする。
なお、図示するように被せ蓋2の周壁部11の開口下縁
の内周面すは下方拡がり状の斜面に形成しておけば、被
せ蓋2の環状パツキン3に対する嵌入、離脱がきわめて
スムーズに行える。
以上説明したように、この考案の密閉容器は、容器本体
1の上端部の外周面に上下二段に形成された周溝7・7
の一方の周溝7に弾性変形自在な環状パツキン3を嵌め
込み、被せ蓋2を容器本体1に抜き差しするとき環状パ
ツキン3が被せ蓋2の周壁部11の内周面との摩擦で上
下の周溝7・7間を転がり移動するようにしたので、被
せ蓋2の周壁部11の内周面および容器本体1の外周面
に対し環状パツキン3を強く接触させて気密性を高めて
も、被せ蓋2の環状パツキン3に対する動摩擦抵抗を極
めて小さくすることができ、被せ蓋2の開は閉めが著し
く軽く行える利点を有する。
とくに、本考案では環状パツキン3が上下の周溝7・7
に中間の突条8を乗り越えて選択的に納まり状態で嵌り
込み、被せ蓋2を抜き外したときは第4図に示すごとく
環状パツキン3が上段の周溝7に納まっており、被せ蓋
2を押し込むと環状パツキン3が第3図に示すごとく下
段の周溝7に納まるものとした。
したがって、被せ蓋2の押し込み時に、容器本体1およ
び被せ蓋2の周壁部11に精度不良があって環状パツキ
ン3が片当たり状態で圧縮を受けたとしても、環状パツ
キン3は上段の周溝7を脱して突条8を乗り越える際に
最も強く圧縮されるので、環状パツキン3の一部だけが
該突条8を乗り越えて他の部分が上段の周溝7内に残る
傾斜状態になることはなく、環状パツキン3は常に全周
方向にわたって同時に突条8を転がりながら乗り越え、
そのまま下段の周溝7に納まる。
そして、下段の周溝7に納まった環状パツキン3は被せ
蓋2が嵌合状態にある限り上下遊動できない。
つまり、被せ蓋2の抜き差し時に突条8が介在すること
で、環状パツキン3はその全周が圧縮されて強制的に転
がり移動する。
転がらずに移動することができない。
その結果、先に挙げた従来例のように、環状パツキン3
が傾斜状態になったり、環状パツキン3に生じた捩れ反
力で被せ蓋2が開き方向に浮き上がったりする不具合を
確実に防止でき、本考案は茶筒のごとき比較的大型の密
閉性が要求される容器に適用して有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は密閉容器を例示する外観斜視図、第2図は従来
の密閉容器を被せ蓋で閉じた状態の要部縦断面図、第3
図はこの考案に係る密閉容器を被せ蓋で完全に閉じた状
態の要部縦断面図、第4図はこの考案に係る密閉容器を
半開き状態で示す要部縦断面図である。 1・・・・・・容器本体、2・・・・・・被せ蓋、3・
・・・・・環状パツキン、7・・・・・・周溝、8・・
・・・・突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開口した有底筒状の容器本体1と、天板10およ
    びこれに連設された筒状の周壁部11を有して該周壁部
    11が容器本体1の上端部外周に嵌合する被せ蓋2と、
    容器本体1の上端部外周面に上下一定範囲内で転がり移
    動可能に嵌着されて容器本体1と被せ蓋2の周壁部11
    との嵌合隙間を埋める環状パツキン3とからなり、容器
    本体1の上端部外周面に、環状パツキン3が納まる形状
    の周溝7・7を上下に2本平行に形成するとともに、上
    下の周溝7・7間に断面山形の突条8を形威し、該突条
    8の周溝7の溝底から高さは周溝7の溝深さよりも低く
    形成腰被せ蓋2の抜き差しによって環状パツキン3が被
    せ蓋2の周壁部11の内周面との摩擦で一方の周溝7か
    ら突条8の上を乗り越えて他方の周溝7に転がり移動す
    るようにした密閉容器。
JP927482U 1982-01-25 1982-01-25 密閉容器 Expired JPS6037312Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP927482U JPS6037312Y2 (ja) 1982-01-25 1982-01-25 密閉容器

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JP927482U JPS6037312Y2 (ja) 1982-01-25 1982-01-25 密閉容器

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Publication Number Publication Date
JPS58113645U JPS58113645U (ja) 1983-08-03
JPS6037312Y2 true JPS6037312Y2 (ja) 1985-11-07

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ID=30021928

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