JPS6037153Y2 - 注湯用ノズル - Google Patents
注湯用ノズルInfo
- Publication number
- JPS6037153Y2 JPS6037153Y2 JP12764780U JP12764780U JPS6037153Y2 JP S6037153 Y2 JPS6037153 Y2 JP S6037153Y2 JP 12764780 U JP12764780 U JP 12764780U JP 12764780 U JP12764780 U JP 12764780U JP S6037153 Y2 JPS6037153 Y2 JP S6037153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- hole
- slit
- nozzle
- porous plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は溶融金属の注湯に用いるノズルに関する。
連続鋳造設備においてタンプッシュの底面に突設した浸
漬ノズルは、流過する溶融金属からの析出物がノズルの
筒壁内面に付着集積してノズルの閉塞事故をおこしやす
い。
漬ノズルは、流過する溶融金属からの析出物がノズルの
筒壁内面に付着集積してノズルの閉塞事故をおこしやす
い。
そこで第１図に示すように、注湯用ノズル１の本体であ
る筒壁２の内部に環状のスリット３を設け、このスリッ
ト内に不活性ガスを供給して、ノズル中心に向って筒壁
を貫流するガスにより筒壁内面にガスフィルムを形成さ
せ、析出物の付着を防ぐ方法が提案されている。
る筒壁２の内部に環状のスリット３を設け、このスリッ
ト内に不活性ガスを供給して、ノズル中心に向って筒壁
を貫流するガスにより筒壁内面にガスフィルムを形成さ
せ、析出物の付着を防ぐ方法が提案されている。
図中、４は先端がスリット３に開口したガス供給管、５
はガス供給管をねじ込んだナツトで、筒壁２の中に埋込
まれ筒壁の外周の一部を覆う鉄皮６に溶接されている。
はガス供給管をねじ込んだナツトで、筒壁２の中に埋込
まれ筒壁の外周の一部を覆う鉄皮６に溶接されている。
なお図示しないが注湯用ノズル１の下端部には噴出口が
設けである。
設けである。
ところが上記構造のノズルは、注湯により各部が繰返し
高温にさらされる結果、耐火物と金属の熱膨張率の差に
よりナツト５の周囲にすきまが出来、さらにナツト５と
ガス供給管４のねじ込み部にもすきまができて、多量の
不活性ガスが外部へ漏出し、しかもその漏出量は時間と
共に増加するのでスリット３内への安定したガス供給が
できなくなり、ノズルの閉塞を十分に防止できない。
高温にさらされる結果、耐火物と金属の熱膨張率の差に
よりナツト５の周囲にすきまが出来、さらにナツト５と
ガス供給管４のねじ込み部にもすきまができて、多量の
不活性ガスが外部へ漏出し、しかもその漏出量は時間と
共に増加するのでスリット３内への安定したガス供給が
できなくなり、ノズルの閉塞を十分に防止できない。
この考案は上記の点にかんがみてなされたもので、筒壁
内部に設けたスリットへ供給される不活性ガスのもれが
少なく、かつ筒壁内面の所要個所全面に所望の分布状態
のガス層を形成できる注湯用ノズルを提供しようとする
ものである。
内部に設けたスリットへ供給される不活性ガスのもれが
少なく、かつ筒壁内面の所要個所全面に所望の分布状態
のガス層を形成できる注湯用ノズルを提供しようとする
ものである。
以下第２図によりこの考案の一実施例を説明する。
図中、７は筒壁２を貫通して穿設したテーパ穴で、スリ
ット３をも貫通している。
ット３をも貫通している。
８はこのテーパ穴７に嵌込まれたポーラスプラグで、内
部にＴ字状のガス穴９を穿設しである。
部にＴ字状のガス穴９を穿設しである。
このガス穴９はスリット３およびポーラスプラグの外側
端部１０に開口している。
端部１０に開口している。
またポーラスプラグ８は筒壁２の構成材料に近い熱膨張
率を有する多孔質耐火物で構成され、不定形耐火材をプ
ラグ外周に塗布してテーパ穴７に押込み固着しである。
率を有する多孔質耐火物で構成され、不定形耐火材をプ
ラグ外周に塗布してテーパ穴７に押込み固着しである。
１１はプラグの外側端部１０を被覆するステンレス製キ
ャップで、図示しないバンドにより筒壁２に固定されて
いる。
ャップで、図示しないバンドにより筒壁２に固定されて
いる。
１３はキャップ１１に突設したガス供給管接続口で、そ
の端部にはホース接続用のねじ部１４が設けである。
の端部にはホース接続用のねじ部１４が設けである。
上記構成の装置において、ガス供給管接続口１３のねじ
部１４にホース１５をねじ込接続してキャップ１１内に
不活性ガスを供給すれば、不活性ガスの一部はガス穴９
を経てスリット３に供給され、該スリット内径側の筒壁
２を貫流して筒壁内方に噴出しガス層（ガスフィルム）
２０を形成する。
部１４にホース１５をねじ込接続してキャップ１１内に
不活性ガスを供給すれば、不活性ガスの一部はガス穴９
を経てスリット３に供給され、該スリット内径側の筒壁
２を貫流して筒壁内方に噴出しガス層（ガスフィルム）
２０を形成する。
一方キャップ１１内に供給された不活性ガスの残部は通
常のポーラスプラグと同様に、ポーラスプラグ８内を貫
流してその前側端部２１から筒壁内方に噴出しガス層２
２を形成する。
常のポーラスプラグと同様に、ポーラスプラグ８内を貫
流してその前側端部２１から筒壁内方に噴出しガス層２
２を形成する。
このように筒壁内面の所要個所全面にわたってガス層が
形成されるうえ、ポーラスプラグ８の嵌着位置および個
数を適宜選定することにより、たとえばノズルから鋳型
への溶鋼吐出部付近などのように溶融金属からの析出物
が付着しやすい箇所に多量のガスを噴出させる等、ノズ
ルの形状等に応じて最適の分布状態のガス層を形成でき
るので、筒壁内面への析出物の付着を確実に防止できる
。
形成されるうえ、ポーラスプラグ８の嵌着位置および個
数を適宜選定することにより、たとえばノズルから鋳型
への溶鋼吐出部付近などのように溶融金属からの析出物
が付着しやすい箇所に多量のガスを噴出させる等、ノズ
ルの形状等に応じて最適の分布状態のガス層を形成でき
るので、筒壁内面への析出物の付着を確実に防止できる
。
またポーラスプラグ８は耐火物製であり筒壁２との熱膨
張率の差は少ないので、注湯により加熱されてもポーラ
スプラグ８と筒壁２の間にすきまを生じることがなく、
嵌込部からのガスもれは殆ど生じないうえ、嵌込部はキ
ャップ１１により覆われているため外部へのガスもれは
確実に防止される。
張率の差は少ないので、注湯により加熱されてもポーラ
スプラグ８と筒壁２の間にすきまを生じることがなく、
嵌込部からのガスもれは殆ど生じないうえ、嵌込部はキ
ャップ１１により覆われているため外部へのガスもれは
確実に防止される。
またキャップ１１のガス供給管接続口１３は注湯により
加熱される筒壁内面から離れた位置にあり、空中への熱
放散により温度上昇は低くおさえられるため、たとえホ
ース１５をねじ込んでもねじ部１４におけるすきまの発
生は少なく、ガスもれを僅少量にとどめることができる
のである。
加熱される筒壁内面から離れた位置にあり、空中への熱
放散により温度上昇は低くおさえられるため、たとえホ
ース１５をねじ込んでもねじ部１４におけるすきまの発
生は少なく、ガスもれを僅少量にとどめることができる
のである。
上記実施例においてはポーラスプラグ８およびテーパ穴
７を共にテーパ状としたので、ポーラスプラグ８の押込
により多少の製作誤差は吸収されて、ポーラスプラグ８
はテーパ穴７に密着固定され、嵌込部のガスもれは一層
確実に防止されるという長所を有する。
７を共にテーパ状としたので、ポーラスプラグ８の押込
により多少の製作誤差は吸収されて、ポーラスプラグ８
はテーパ穴７に密着固定され、嵌込部のガスもれは一層
確実に防止されるという長所を有する。
なおポーラスプラグ８を段付円柱状などのテーパを有し
ない円柱状とし、これを筒壁に穿設した穴に嵌着するよ
うにしてもよく、この場合は穴およびプラグの製作が容
易である。
ない円柱状とし、これを筒壁に穿設した穴に嵌着するよ
うにしてもよく、この場合は穴およびプラグの製作が容
易である。
この考案は以上説明した連続鋳造用タンプッシュの浸漬
ノズルのほかに、各種の注湯用ノズルにも適用できるも
のである。
ノズルのほかに、各種の注湯用ノズルにも適用できるも
のである。
以上説明したようにこの考案によれば、筒壁内部に設け
た環状のスリットに連通ずる穴を筒壁を貫通して穿設し
、上記スリットと筒壁外方とを連通ずるガス穴をそなえ
たポーラスプラグを上記穴に嵌着し、ガス供給管接続口
を突設したキャップにより上記ポーラスプラグの外側端
部を被覆したので、ポーラスプラグと穴との嵌込部およ
びガス供給管接続口部におけるガスもれが少なく、筒壁
内方への安定したガス供給をおこなうことができるとと
もに、筒壁内面の所要個所全面に所望の分布状態のガス
層を形成できるので、筒壁内面への析出物の付着を確実
に防止でき、長寿命の注湯用ノズルを得ることができる
。
た環状のスリットに連通ずる穴を筒壁を貫通して穿設し
、上記スリットと筒壁外方とを連通ずるガス穴をそなえ
たポーラスプラグを上記穴に嵌着し、ガス供給管接続口
を突設したキャップにより上記ポーラスプラグの外側端
部を被覆したので、ポーラスプラグと穴との嵌込部およ
びガス供給管接続口部におけるガスもれが少なく、筒壁
内方への安定したガス供給をおこなうことができるとと
もに、筒壁内面の所要個所全面に所望の分布状態のガス
層を形成できるので、筒壁内面への析出物の付着を確実
に防止でき、長寿命の注湯用ノズルを得ることができる
。
またポーラスプラグとスリットへのガス供給は共通のキ
ャップによりおこなうことができ、ガス供給系統の構造
が簡潔でガスもれ量も少ない。
ャップによりおこなうことができ、ガス供給系統の構造
が簡潔でガスもれ量も少ない。
第１図は従来の注湯用ノズルの部分縦断面図、第２図は
この考案の一実施例を示す注湯用ノズルの要部拡大縦断
面図である。 ２・・・・・・筒壁、３・・・・・・スリット、７・・
・・・・穴、８・・・・・・ポーラスプラグ、９・・・
・・・ガス穴、１０・・・・・・外側端部、１１・・・
・・・キャップ、１３・・・・・・ガス供給管接続口。
この考案の一実施例を示す注湯用ノズルの要部拡大縦断
面図である。 ２・・・・・・筒壁、３・・・・・・スリット、７・・
・・・・穴、８・・・・・・ポーラスプラグ、９・・・
・・・ガス穴、１０・・・・・・外側端部、１１・・・
・・・キャップ、１３・・・・・・ガス供給管接続口。
Claims (1)
- ノズルの筒壁内部に不活性ガス流通用の環状のスリット
をそなえた注湯用ノズルにおいて、上記筒壁に上記スリ
ットに連通ずる穴を筒壁を貫通して穿設腰上記スリット
と筒壁外方とを連通ずるガス穴をそなえたポーラスプラ
グを上記穴に嵌着し、ガス供給管接続口を突設したキャ
ップにより上記ポーラスプラグの外側端部を被覆したこ
とを特徴とする注湯用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12764780U JPS6037153Y2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 | 注湯用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12764780U JPS6037153Y2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 | 注湯用ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5752251U JPS5752251U (ja) | 1982-03-26 |
| JPS6037153Y2 true JPS6037153Y2 (ja) | 1985-11-05 |
Family
ID=29488048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12764780U Expired JPS6037153Y2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 | 注湯用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6037153Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-09-08 JP JP12764780U patent/JPS6037153Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5752251U (ja) | 1982-03-26 |
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