JPS595488Y2 - 溶湯容器注出部のポ−ラスノズル - Google Patents
溶湯容器注出部のポ−ラスノズルInfo
- Publication number
- JPS595488Y2 JPS595488Y2 JP10768080U JP10768080U JPS595488Y2 JP S595488 Y2 JPS595488 Y2 JP S595488Y2 JP 10768080 U JP10768080 U JP 10768080U JP 10768080 U JP10768080 U JP 10768080U JP S595488 Y2 JPS595488 Y2 JP S595488Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- gas
- molten metal
- porous
- distribution chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は溶湯容器注出部のポーラスノズルに関するもの
であり、その主たる目的は該ポーラスノズルのノズル孔
の閉塞を防止するための構造を提供するものである。
であり、その主たる目的は該ポーラスノズルのノズル孔
の閉塞を防止するための構造を提供するものである。
一般に該注出部のノズルは緻密な耐火物で形成されてい
たが、溶湯注出中にノズル孔に溶鋼その他酸化生成物が
付着して、狭窄乃至閉塞を生じて溶湯注出作業を不能と
することを防止するために、該ノズルをポーラス耐火物
製の所謂ポーラスノズルとし、その気孔を通して不活性
ガスをノズル孔内面に吹き出させノズル孔の付着物を除
去することが行われているが、従来のこのようなポーラ
スノズルは下端部を除く部分を注出部のノズル受レンガ
に嵌装させるため、配管を溶湯容器底部の裏側に突出す
るポーラスノズル下部の外周面の一部に露出させた通気
面に直接接続するか、該下部外周の全周に空隙部、即ち
ガス分配室を鉄皮で形成して、このガス分配室にガス吹
込管を連通接続せしめたものであるが、か・る構成では
ガス吹込管接続部近辺のノズル孔下部に殆んどのガスが
集中噴出し、ノズル孔全体に均一に噴出し得ないので、
このノズル孔下部の集中噴出個所以外では、ノズル孔閉
塞を起し、ポーラス耐火物としての効果が少ない、父上
・下部の大きな温度差による熱歪破損を惹起する等の問
題を有していた。
たが、溶湯注出中にノズル孔に溶鋼その他酸化生成物が
付着して、狭窄乃至閉塞を生じて溶湯注出作業を不能と
することを防止するために、該ノズルをポーラス耐火物
製の所謂ポーラスノズルとし、その気孔を通して不活性
ガスをノズル孔内面に吹き出させノズル孔の付着物を除
去することが行われているが、従来のこのようなポーラ
スノズルは下端部を除く部分を注出部のノズル受レンガ
に嵌装させるため、配管を溶湯容器底部の裏側に突出す
るポーラスノズル下部の外周面の一部に露出させた通気
面に直接接続するか、該下部外周の全周に空隙部、即ち
ガス分配室を鉄皮で形成して、このガス分配室にガス吹
込管を連通接続せしめたものであるが、か・る構成では
ガス吹込管接続部近辺のノズル孔下部に殆んどのガスが
集中噴出し、ノズル孔全体に均一に噴出し得ないので、
このノズル孔下部の集中噴出個所以外では、ノズル孔閉
塞を起し、ポーラス耐火物としての効果が少ない、父上
・下部の大きな温度差による熱歪破損を惹起する等の問
題を有していた。
本考案は前述のような問題を解決した優れたポーラスノ
ズルを提供するものであり、本考案の要旨とするところ
は溶湯容器の注出部に設けるポーラスノズルにおいて、
ノズル外周面中央部を通気面としこの通気面を所定の空
隙を介して鉄皮枠で囲繞して環状のガス分配室を形成し
、該ガス分配室にガス吹込用配管の先端を連通接続せし
めると共に該分配室内の前記ガス吹込管先端連通接続部
前方にガス分散板を配設せしめたことを特徴とする溶湯
容器注出部のポーラスノズルに存する。
ズルを提供するものであり、本考案の要旨とするところ
は溶湯容器の注出部に設けるポーラスノズルにおいて、
ノズル外周面中央部を通気面としこの通気面を所定の空
隙を介して鉄皮枠で囲繞して環状のガス分配室を形成し
、該ガス分配室にガス吹込用配管の先端を連通接続せし
めると共に該分配室内の前記ガス吹込管先端連通接続部
前方にガス分散板を配設せしめたことを特徴とする溶湯
容器注出部のポーラスノズルに存する。
本考案の一実施態様を示す添付図面に基いて更に詳述す
る。
る。
添付図面は溶湯容器の底部注出部のノズル開閉機構の摺
動ノズル（何れも図示せず）の上ノズルをポーラスノズ
ルとした例の断面を示したものである。
動ノズル（何れも図示せず）の上ノズルをポーラスノズ
ルとした例の断面を示したものである。
以下、該上ノズルをポーラスノズルＰ、Ｎ、と称する。
溶湯容器底部注出部に設けるポーラスノズルは該容器底
部の内張煉瓦と外周面を接するノズル受煉瓦の中央部の
ノズル受口内に装着される。
部の内張煉瓦と外周面を接するノズル受煉瓦の中央部の
ノズル受口内に装着される。
ポーラスノズルの本体であるポーラス耐火物１は外周の
少なくともその高さの中央部Ａを通気面とし、これを所
定の空隙部を介して鉄皮枠６により囲繞して環状のガス
分配室２を形成し、これにガス吹込用配管３を連通接続
しかつこの接続部前方、即ち吹出口３′直前にガス分散
板４を配置する。
少なくともその高さの中央部Ａを通気面とし、これを所
定の空隙部を介して鉄皮枠６により囲繞して環状のガス
分配室２を形成し、これにガス吹込用配管３を連通接続
しかつこの接続部前方、即ち吹出口３′直前にガス分散
板４を配置する。
本考案ポーラスノズルは前述の如き構成であるから、ガ
ス分配室２の任意の部分にガス吹込用配管３を連通接続
しても、ガス吹込用配管３より導入した不活性ガス分散
板４に当て、該ガス分配室２内側に露出させたポーラス
耐火物１の通気面へのガスの動圧を静圧に換えてポーラ
ス耐火物１内部の全体に亙って均一に通過させ、ノズル
孔５内壁全域から均等に噴出してノズル孔を流下する溶
湯とノズル孔内壁面間の全域にガスカーテンを形成し、
ノズル孔内壁面への溶湯、酸化生成物析出物の付着を確
実に防止するものである。
ス分配室２の任意の部分にガス吹込用配管３を連通接続
しても、ガス吹込用配管３より導入した不活性ガス分散
板４に当て、該ガス分配室２内側に露出させたポーラス
耐火物１の通気面へのガスの動圧を静圧に換えてポーラ
ス耐火物１内部の全体に亙って均一に通過させ、ノズル
孔５内壁全域から均等に噴出してノズル孔を流下する溶
湯とノズル孔内壁面間の全域にガスカーテンを形成し、
ノズル孔内壁面への溶湯、酸化生成物析出物の付着を確
実に防止するものである。
本考案ポーラスノズルはガス分配室２の外側及び底部を
鉄皮枠６にて囲繞し、その下方のノズル外周面に鉄皮枠
を延長、配設してあり、又該ポーラスノズルの外周面上
方はセラミック類を焼付ける等のコーティング層７を施
してガスの漏洩を防止しである。
鉄皮枠６にて囲繞し、その下方のノズル外周面に鉄皮枠
を延長、配設してあり、又該ポーラスノズルの外周面上
方はセラミック類を焼付ける等のコーティング層７を施
してガスの漏洩を防止しである。
ガス分散板４はガス吹込用配管３からガス噴出方向に直
角な面をなすように取付ければよく、その形状は任意で
ある。
角な面をなすように取付ければよく、その形状は任意で
ある。
本考案のポーラスノズルは上記の如く、ノズル孔５全長
の内壁面から均等にガス吹出しを行い、溶湯とノズル孔
全長の内壁面間にガスカーテンを形成して溶湯、例えば
溶鋼がアルミニウム、カルシウム、稀土類元素等を含み
ノズルに付着し易い場合でも、その付着を皆無にし全く
ノズル閉塞を起すことがない。
の内壁面から均等にガス吹出しを行い、溶湯とノズル孔
全長の内壁面間にガスカーテンを形成して溶湯、例えば
溶鋼がアルミニウム、カルシウム、稀土類元素等を含み
ノズルに付着し易い場合でも、その付着を皆無にし全く
ノズル閉塞を起すことがない。
又ノズル全体の温度分布が均等となるからノズルの熱歪
差による破損がなく寿命の延長ができるものである。
差による破損がなく寿命の延長ができるものである。
以上、摺動ノズルの上ノズルについての実施態様につい
て詳述したが、ノズル開閉機構としてスＩ・ツバ一方式
等を採用する注出ノズルに適用し得ることは言を俟たな
い。
て詳述したが、ノズル開閉機構としてスＩ・ツバ一方式
等を採用する注出ノズルに適用し得ることは言を俟たな
い。
添付図面は本考案の一実施態様を示す断面略図であり、
図中、１はポーラス耐火物、２はガス分配室、３はガス
吹込用配管、４はガス分散板、５はノズル孔、６は鉄皮
枠、７はコーティングである。
図中、１はポーラス耐火物、２はガス分配室、３はガス
吹込用配管、４はガス分散板、５はノズル孔、６は鉄皮
枠、７はコーティングである。
Claims (1)
- 溶湯容器の注出部に設けるポーラスノズルにおいて、ノ
ズル外周面中央部を通気面としこの通気面を所定の空隙
を介して鉄皮枠で囲繞して環状のガス分配室を形威し、
該ガス分配室にガス吹込用配管の先端を連通接続せしめ
ると共に該分配室内の前記ガス吹込管先端連通接続部前
方にガス分散板を配設せしめたことを特徴とする溶湯容
器注出部のポーラスノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10768080U JPS595488Y2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | 溶湯容器注出部のポ−ラスノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10768080U JPS595488Y2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | 溶湯容器注出部のポ−ラスノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5732761U JPS5732761U (ja) | 1982-02-20 |
| JPS595488Y2 true JPS595488Y2 (ja) | 1984-02-18 |
Family
ID=29468967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10768080U Expired JPS595488Y2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | 溶湯容器注出部のポ−ラスノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595488Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS614861U (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-13 | ハリマセラミック株式会社 | 透過性耐火物のガスシ−ル構造 |
| JPS6350071Y2 (ja) * | 1986-11-13 | 1988-12-22 | ||
| JPH0618529B2 (ja) * | 1988-08-22 | 1994-03-16 | 株式会社西日本テーブル工作所 | 台状体における脚体の折り畳みロック装置 |
-
1980
- 1980-07-31 JP JP10768080U patent/JPS595488Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5732761U (ja) | 1982-02-20 |
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