JPS6036773Y2 - ２サイクル機関のピストン - Google Patents
２サイクル機関のピストンInfo
- Publication number
- JPS6036773Y2 JPS6036773Y2 JP1977125712U JP12571277U JPS6036773Y2 JP S6036773 Y2 JPS6036773 Y2 JP S6036773Y2 JP 1977125712 U JP1977125712 U JP 1977125712U JP 12571277 U JP12571277 U JP 12571277U JP S6036773 Y2 JPS6036773 Y2 JP S6036773Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- port
- axial direction
- stroke engine
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は放熱性能を向上させるための２サイクル機関の
ピストンの改良に関するものである。
ピストンの改良に関するものである。
従来の２サイクル機関においては、第３図および第４図
に示すように、ピストン１の側面にはシリンダ壁２に設
けられた主掃気ポート３あるいは付加掃気ポート４と連
通する窓は特に設けられていない。
に示すように、ピストン１の側面にはシリンダ壁２に設
けられた主掃気ポート３あるいは付加掃気ポート４と連
通する窓は特に設けられていない。
このようなピストンにおいては、クランクケース圧縮２
サイクル機関特有の問題としてピストンの冷却が困難で
あり、ピストン頂面温度が高くなってリングスティック
、焼付などを生ずる欠点があった。
サイクル機関特有の問題としてピストンの冷却が困難で
あり、ピストン頂面温度が高くなってリングスティック
、焼付などを生ずる欠点があった。
また、ピストン側面に単に窓を付けたものもあるが、こ
のようなピストンにおいては、ピストン内部の空気流動
は生ずるが、ピストン天井からの放熱が充分でなく、窓
をつけたことによるピストンの温度低下はそれほど期待
できない。
のようなピストンにおいては、ピストン内部の空気流動
は生ずるが、ピストン天井からの放熱が充分でなく、窓
をつけたことによるピストンの温度低下はそれほど期待
できない。
本考案はクランクケース圧縮２サイクル機関のピストン
に於て、下死点近傍において掃気ポートの一つと連通ず
る窓をピストン側面に設けるとともに、ピストン頂部裏
面に放熱フィンを設けることにより、ピストンの放熱効
果を増大させることを目的とするものである。
に於て、下死点近傍において掃気ポートの一つと連通ず
る窓をピストン側面に設けるとともに、ピストン頂部裏
面に放熱フィンを設けることにより、ピストンの放熱効
果を増大させることを目的とするものである。
実施例につき、図面にしたがって以下に説明する。
第１図及び第２図において、ピストン５の摺動するシリ
ンダ８の内壁面の略ピストンピン軸方向に、主掃気ポー
ト９，９を夫々形威し、前記ピストンピン軸方向と略直
角方向に一側に排気ポート１１が威されている。
ンダ８の内壁面の略ピストンピン軸方向に、主掃気ポー
ト９，９を夫々形威し、前記ピストンピン軸方向と略直
角方向に一側に排気ポート１１が威されている。
前記排気ポート１１と略反対側のシリンダ８の内壁面に
、付加掃気ポート１０をその下端開口部がクランクケー
ス近傍に位置するように設け、また前記ピストン５のス
カート部には、ピストン５が下死点近傍に位置した時、
前記付加掃気ポート１０の下端開口部とピストン５の内
側とを連通する窓６が設けらている。
、付加掃気ポート１０をその下端開口部がクランクケー
ス近傍に位置するように設け、また前記ピストン５のス
カート部には、ピストン５が下死点近傍に位置した時、
前記付加掃気ポート１０の下端開口部とピストン５の内
側とを連通する窓６が設けらている。
更に、前記ピストン５の頂部裏面には、ビストンピン軸
方向と略直角方向に走る放熱フィン７が設けられている
。
方向と略直角方向に走る放熱フィン７が設けられている
。
このような構成を有する２サイクル機関において、第２
図に示す下死点近傍で、前記ピストン側面の窓６と付加
掃気ポート１０の下部とや連通腰クランクケース内の圧
縮されたガスは主掃気ポート９を通りシリンダ内に流入
し、またクランクケースからピストン５の内部を通り窓
６から付加掃気ポート１０を通ってシリンダ内に流入し
、両者は共に排気ポート１１から機関外に排出される。
図に示す下死点近傍で、前記ピストン側面の窓６と付加
掃気ポート１０の下部とや連通腰クランクケース内の圧
縮されたガスは主掃気ポート９を通りシリンダ内に流入
し、またクランクケースからピストン５の内部を通り窓
６から付加掃気ポート１０を通ってシリンダ内に流入し
、両者は共に排気ポート１１から機関外に排出される。
この際ピストン内部に空気流動が生じ、放熱フィン７よ
りピストン頂部からピストン内部への放熱を行わせるも
のである。
りピストン頂部からピストン内部への放熱を行わせるも
のである。
この考案は、上記のように排気ポートと略反対側のシリ
ンダ内壁面に、付加掃気ポートをその下端開口部がクラ
ンクケース近傍に位置するように設け、また前記ピスト
ンスカート部には、ピストンが下死点近傍に位置した時
、前記付加掃気ポートの下端開口部とピストン内側を連
通ずる窓を設け、更に、前記ピストンの頂部裏面には、
ピストンピン軸方向と略直角方向に走る放熱フィンを設
けたために、付加掃気ポートにより掃気効率を著しく向
上できるとともに、付加掃気ポートが設けられているシ
リンダ内壁部の冷却効果も向上し、更に付加掃気ポート
のクランクケース近傍に設けた下端開口部は、ピストン
ピン軸方向と略直角方向に開口されているので、掃気は
ピストンの内側で、その流れを邪魔させることなくピス
トンの内壁全体に亘って円滑に流通−効率良く冷却する
ことができる効果がある。
ンダ内壁面に、付加掃気ポートをその下端開口部がクラ
ンクケース近傍に位置するように設け、また前記ピスト
ンスカート部には、ピストンが下死点近傍に位置した時
、前記付加掃気ポートの下端開口部とピストン内側を連
通ずる窓を設け、更に、前記ピストンの頂部裏面には、
ピストンピン軸方向と略直角方向に走る放熱フィンを設
けたために、付加掃気ポートにより掃気効率を著しく向
上できるとともに、付加掃気ポートが設けられているシ
リンダ内壁部の冷却効果も向上し、更に付加掃気ポート
のクランクケース近傍に設けた下端開口部は、ピストン
ピン軸方向と略直角方向に開口されているので、掃気は
ピストンの内側で、その流れを邪魔させることなくピス
トンの内壁全体に亘って円滑に流通−効率良く冷却する
ことができる効果がある。
またピストンの頂部裏面に、ピストンピン軸方向と略直
角方向に放熱フィンを設けであるため、掃気が放熱フィ
ンに沿って流動し、従ってピストンの頂部裏面の冷却は
著しく良好となるものである。
角方向に放熱フィンを設けであるため、掃気が放熱フィ
ンに沿って流動し、従ってピストンの頂部裏面の冷却は
著しく良好となるものである。
ピストン温度の低下やリングステックあるいは焼付の防
止を図ることができる。
止を図ることができる。
本考案は付加掃気ポートを有するクランクケース圧縮式
２サイクル機関に応用できるものである。
２サイクル機関に応用できるものである。
第１図は本考案に係る２サイクル機関の上死点近傍の状
態を示す断面図、第２図は同じく下死点近傍の状態を示
す断面図、第３図は従来の２サイクル機関を示す断面図
、第４図は第３図のＡ−Ａ線における横断面図である。 ５・・・・・・ピストン、６・・・・・・窓、７・・・
・・・放熱フィン、９・・・・・・主掃気ポート、１０
・・・・・・付加掃気ポート。
態を示す断面図、第２図は同じく下死点近傍の状態を示
す断面図、第３図は従来の２サイクル機関を示す断面図
、第４図は第３図のＡ−Ａ線における横断面図である。 ５・・・・・・ピストン、６・・・・・・窓、７・・・
・・・放熱フィン、９・・・・・・主掃気ポート、１０
・・・・・・付加掃気ポート。
Claims (1)
- ピストンの摺動するシリンダの内壁面の略ピストンピン
軸方向に、主掃気ポートを夫々形威し、前記ピストンピ
ン軸方向を略直角方向の一側に排気ポートを形成した２
サイクル機関において、前記排気ポートと略反対側のシ
リンダ内壁面に、付加掃気ポートをその下端開口部がク
ランクケース近傍に位置するように設け、また前記ピス
トンのスカート部には、ピストンが下死点近傍に位置し
た時、前記付加掃気ポートの下端開口部とピストン内側
を連通ずる窓を設け、更に、前記ピストンの頂部裏面に
は、ピストンピン軸方向と略直角方向に走る放熱フィン
を設けたことを特徴とする２サイクル機関のピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977125712U JPS6036773Y2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | ２サイクル機関のピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977125712U JPS6036773Y2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | ２サイクル機関のピストン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5452515U JPS5452515U (ja) | 1979-04-11 |
| JPS6036773Y2 true JPS6036773Y2 (ja) | 1985-10-31 |
Family
ID=29086872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977125712U Expired JPS6036773Y2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | ２サイクル機関のピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6036773Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5510587Y2 (ja) * | 1975-01-14 | 1980-03-07 |
-
1977
- 1977-09-20 JP JP1977125712U patent/JPS6036773Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5452515U (ja) | 1979-04-11 |
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