JPS6036476B2 - 溶接時における悪臭の発生がない電気絶縁被膜を有する電気鉄板 - Google Patents
溶接時における悪臭の発生がない電気絶縁被膜を有する電気鉄板Info
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- JPS6036476B2 JPS6036476B2 JP19533182A JP19533182A JPS6036476B2 JP S6036476 B2 JPS6036476 B2 JP S6036476B2 JP 19533182 A JP19533182 A JP 19533182A JP 19533182 A JP19533182 A JP 19533182A JP S6036476 B2 JPS6036476 B2 JP S6036476B2
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/73—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process
- C23C22/74—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process for obtaining burned-in conversion coatings
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電気絶縁被覆とくに有機樹脂を含む電気絶
縁被覆を有する電気鉄板に関し、とくに・ 従釆この種
電気鉄板の積層溶接時に懸念された悪臭の発生を有利に
防止しようとするものである。
縁被覆を有する電気鉄板に関し、とくに・ 従釆この種
電気鉄板の積層溶接時に懸念された悪臭の発生を有利に
防止しようとするものである。
電気鉄板の絶縁被膜には数多くの特性が要求され、例え
ば電気絶縁性の他に、打抜性、溶接性、密着性、耐食性
、耐熱性、耐薬品性、および占積率などに優れているこ
とが必要とされる。このため従来から、これらの諸特性
に対する要請を満足させるべく多くの改善が施され、種
々の組成の絶縁被膜が開発されてきた。
ば電気絶縁性の他に、打抜性、溶接性、密着性、耐食性
、耐熱性、耐薬品性、および占積率などに優れているこ
とが必要とされる。このため従来から、これらの諸特性
に対する要請を満足させるべく多くの改善が施され、種
々の組成の絶縁被膜が開発されてきた。
これらの絶縁被膜のうち、とくに打抜性に関しては有機
樹脂を利用することにより著しく向上することが解明さ
れ、最近ではクロム酸塩ないし重クロム酸塩(以下単に
重クロム酸塩系という)と有機樹脂との混合処理液を用
い、電気鉄板に塗布・競付けて有機樹脂を含む被膜を形
成することにより、従来の無機質被膜に比べ30〜5び
音もの打抜性の向上が達成できるものも開発され、現在
有機樹脂を含む絶縁被膜が広く利用されている。
樹脂を利用することにより著しく向上することが解明さ
れ、最近ではクロム酸塩ないし重クロム酸塩(以下単に
重クロム酸塩系という)と有機樹脂との混合処理液を用
い、電気鉄板に塗布・競付けて有機樹脂を含む被膜を形
成することにより、従来の無機質被膜に比べ30〜5び
音もの打抜性の向上が達成できるものも開発され、現在
有機樹脂を含む絶縁被膜が広く利用されている。
しかしながら、かような有機樹脂を含む絶縁被膜におい
ては、鉄心板に打抜加工後、積層して端面をティグ溶接
した場合談被膜中の有機樹脂成分が熱分解あるいは燃焼
して悪臭、刺激臭を発散するため、作業環境を著しく悪
化させ、作業者に不快感を与えるということがいまいま
問題になっていた。この点積層溶接時に発生する悪臭を
少なくするものとして、例えば袴関昭50−122$び
号公報や特開昭53一79296号公報に開示の方法が
ある。
ては、鉄心板に打抜加工後、積層して端面をティグ溶接
した場合談被膜中の有機樹脂成分が熱分解あるいは燃焼
して悪臭、刺激臭を発散するため、作業環境を著しく悪
化させ、作業者に不快感を与えるということがいまいま
問題になっていた。この点積層溶接時に発生する悪臭を
少なくするものとして、例えば袴関昭50−122$び
号公報や特開昭53一79296号公報に開示の方法が
ある。
前者は処理液中の無水クロム酸100重量部に対して、
0酢酸ビニル系樹脂:10〜5の重量%、アクリル系樹
脂:20〜80重量%およびスチレン系樹脂:3〜30
重量%の比率になるェマルジョン樹脂を3〜150重量
部の割合で配合した処理液を用いて絶縁被膜を形成する
方法であり、後者は処理液中の無水クタロム酸10の雲
量部に対して、アクリル系樹脂:50〜8の重量%、残
部酢酸ビニル系樹脂よりなる樹脂ェマルジョンを樹脂固
形分として5〜12の重量部配合したものを利用する方
法である。しかしながら上述した方法により得られる絶
縁被膜は、従釆のものに比べると溶接時の臭気は幾分か
は改善されるものの、まだ充分とは言えないところに問
題を残していた。
0酢酸ビニル系樹脂:10〜5の重量%、アクリル系樹
脂:20〜80重量%およびスチレン系樹脂:3〜30
重量%の比率になるェマルジョン樹脂を3〜150重量
部の割合で配合した処理液を用いて絶縁被膜を形成する
方法であり、後者は処理液中の無水クタロム酸10の雲
量部に対して、アクリル系樹脂:50〜8の重量%、残
部酢酸ビニル系樹脂よりなる樹脂ェマルジョンを樹脂固
形分として5〜12の重量部配合したものを利用する方
法である。しかしながら上述した方法により得られる絶
縁被膜は、従釆のものに比べると溶接時の臭気は幾分か
は改善されるものの、まだ充分とは言えないところに問
題を残していた。
すなわち、クロム酸塩−有機樹脂系被膜の樹脂として、
アクリル系樹脂あるいはスチレン系樹脂を用いた場合に
は、これらが電気鉄板の積層溶接時に熱分解あるいは燃
焼して、それぞれ特有の強烈な悪臭、刺激臭の発生源と
なっていたからであり、例えば、アクリル樹脂を使用し
た場合には、溶接時にメタクリル酸メチルやブテンなど
の悪臭を発散する物質が生成していたのである。
アクリル系樹脂あるいはスチレン系樹脂を用いた場合に
は、これらが電気鉄板の積層溶接時に熱分解あるいは燃
焼して、それぞれ特有の強烈な悪臭、刺激臭の発生源と
なっていたからであり、例えば、アクリル樹脂を使用し
た場合には、溶接時にメタクリル酸メチルやブテンなど
の悪臭を発散する物質が生成していたのである。
この点配合樹脂として酢酸ピニル樹脂を用いた場合には
、溶接時の臭気発生はほとんどないが、一方で塗布作業
性や処理液の経時安定性さらには得られた絶縁被膜の耐
化学薬品性が劣化するという欠点があった。
、溶接時の臭気発生はほとんどないが、一方で塗布作業
性や処理液の経時安定性さらには得られた絶縁被膜の耐
化学薬品性が劣化するという欠点があった。
この発明は、上記の問題を有利に簾決すべく鋭意研究を
重ねた結果開発されたもので、重クロム酸塩−有機樹脂
系被膜の樹脂として、酢酸ビニル樹脂にべオバ樹脂を共
重合させた樹脂ェマルジョンを用いることにより、電気
鉄板の積層溶接時において悪臭の発生がなくしかもその
他の諸特性にも優れた絶縁被膜が得られるという新規知
見に立脚する。
重ねた結果開発されたもので、重クロム酸塩−有機樹脂
系被膜の樹脂として、酢酸ビニル樹脂にべオバ樹脂を共
重合させた樹脂ェマルジョンを用いることにより、電気
鉄板の積層溶接時において悪臭の発生がなくしかもその
他の諸特性にも優れた絶縁被膜が得られるという新規知
見に立脚する。
すなわちこの発明は、少くとも1種の2価金属を含む重
クロム酸塩系水溶液に、該水溶液中のCの3:10の重
量部に対し有機樹脂として酢酸ビニル/べオバ比が90
/10〜40/60の比率になる樹脂ェマルジョンを樹
脂固型分で5〜12の重量部および有機還元剤を10〜
6の重量部の割合で配合した処理液を、基地鉄板の表面
に塗布し、常法による燐付け工程を経て、該基地鉄板の
表面に有機樹脂を含む絶縁被膜を被成することをもって
、上記課題の解決手段とするものであり、該被膜の付着
量としては基地鉄板の単位表面積1〆当り0.4〜6夕
が好適である。
クロム酸塩系水溶液に、該水溶液中のCの3:10の重
量部に対し有機樹脂として酢酸ビニル/べオバ比が90
/10〜40/60の比率になる樹脂ェマルジョンを樹
脂固型分で5〜12の重量部および有機還元剤を10〜
6の重量部の割合で配合した処理液を、基地鉄板の表面
に塗布し、常法による燐付け工程を経て、該基地鉄板の
表面に有機樹脂を含む絶縁被膜を被成することをもって
、上記課題の解決手段とするものであり、該被膜の付着
量としては基地鉄板の単位表面積1〆当り0.4〜6夕
が好適である。
ここに樹脂ェマルジョンの構成成分であるべオバ樹脂と
は 一(ただし、式中R,,R2およびR3はいずれも
鎖式炭化水素基を表わし、かつR,,R2およびR3の
合計炭素数は3以上のもの)で示される第3級カルボン
酸のビニルェステルであり、酢酸ビニルとは容易に共重
合体を形成する。
は 一(ただし、式中R,,R2およびR3はいずれも
鎖式炭化水素基を表わし、かつR,,R2およびR3の
合計炭素数は3以上のもの)で示される第3級カルボン
酸のビニルェステルであり、酢酸ビニルとは容易に共重
合体を形成する。
またこの発明における基地鉄板としては、欧鉄板やけし
、素鋼板など、電磁材料として通常用いられるものいず
れもが適合する。
、素鋼板など、電磁材料として通常用いられるものいず
れもが適合する。
以下この発明を具体的に説明する。
この発明において使用する重クロム酸塩系水溶0液とは
、Ca,Mg,およびZnなどの2価の金属のうちから
選ばれる何れか1種または2種以上を含む重クロム酸塩
あるいは、これに若干の無水クロム酸を加えた水溶液で
あり、それらは上記した2価金属の酸化物、水酸化物あ
るいは炭酸塩を熱水タクロム酸の水溶液に熔解させるこ
とによって得ることができる。
、Ca,Mg,およびZnなどの2価の金属のうちから
選ばれる何れか1種または2種以上を含む重クロム酸塩
あるいは、これに若干の無水クロム酸を加えた水溶液で
あり、それらは上記した2価金属の酸化物、水酸化物あ
るいは炭酸塩を熱水タクロム酸の水溶液に熔解させるこ
とによって得ることができる。
また、上記の重クロム酸塩系水溶液中に配合する有機樹
脂としては、溶接時の臭気の点からは、酢酸ピニル系樹
脂が最も好ましいけれども、前述した如く得られた被膜
は耐化学薬品性が劣る欠点があった。
脂としては、溶接時の臭気の点からは、酢酸ピニル系樹
脂が最も好ましいけれども、前述した如く得られた被膜
は耐化学薬品性が劣る欠点があった。
この欠点を解決するためには、ベオバ樹脂を共重合する
と良いことを試行錯誤の末見し、出し、しかも、溶接時
の悪臭がないことを確認してこの発明を完成させたので
ある。上記の共重合体において、ベオバ樹脂の配合割合
が、10%より少ないと耐化学薬品性を向上させる効果
が認められず、一方べオバ樹脂の配合割合が60%を超
えると重クロム酸塩系水溶液に配合した場合に、処理液
の経時安定性が悪くなるとともに、コストアップになる
ことから酢酸ビニル/べオバ樹脂の配合割合は90/1
0〜40/60に限定した。
と良いことを試行錯誤の末見し、出し、しかも、溶接時
の悪臭がないことを確認してこの発明を完成させたので
ある。上記の共重合体において、ベオバ樹脂の配合割合
が、10%より少ないと耐化学薬品性を向上させる効果
が認められず、一方べオバ樹脂の配合割合が60%を超
えると重クロム酸塩系水溶液に配合した場合に、処理液
の経時安定性が悪くなるとともに、コストアップになる
ことから酢酸ビニル/べオバ樹脂の配合割合は90/1
0〜40/60に限定した。
次に酢酸ピニル−べオバ樹脂ェマルジョンの重クロム酸
塩系水溶液に対する配合量は、重クロム酸塩系水溶液中
のCの3:10の重量部に対して樹脂固形分として5〜
12の重量部とする。
塩系水溶液に対する配合量は、重クロム酸塩系水溶液中
のCの3:10の重量部に対して樹脂固形分として5〜
12の重量部とする。
というのは樹脂固形分が5重量部より少ないと、十分な
打抜性が得られず、一方、120重量部より多いと耐熱
性が劣化するからである。さらに被膜を不溶性化するた
めに、クロムの還元剤として、グリセリン、エチレング
リコール、ショ糖などの多価アルコール類を添加する。
打抜性が得られず、一方、120重量部より多いと耐熱
性が劣化するからである。さらに被膜を不溶性化するた
めに、クロムの還元剤として、グリセリン、エチレング
リコール、ショ糖などの多価アルコール類を添加する。
このとき有機還元剤の添加量は、重クロム酸塩系水溶液
中のCの3io広重量部に対して、】0〜6の重量部と
する。というのは還元剤の配合量が1の重量部より少な
いと、被膜の耐水性が劣化し、一方6の重量部より多い
と、処理液中で還元反応が進行し、処理液がゲル化する
不利が生じるからである。なお、被膜の耐熱性を一層向
上させるために棚酸を配合することもでき、この場合棚
酸の配合量は、Cの310の重量部に対し、20〜45
重量部の範囲内にすると効果的である。また歪取焼錨後
の層間絶縁性を上げるために、コロィダルシリカなどの
コロイド状物質を配合しても良いo上述した配合割合に
なる処理液を連続的に電気鉄板表面にロールコーター等
で均一に塗布した後に、300〜700qoの乾燥炉に
て短時間焼付けることによって、目的とする良好な電気
絶縁被膜が形成できる。
中のCの3io広重量部に対して、】0〜6の重量部と
する。というのは還元剤の配合量が1の重量部より少な
いと、被膜の耐水性が劣化し、一方6の重量部より多い
と、処理液中で還元反応が進行し、処理液がゲル化する
不利が生じるからである。なお、被膜の耐熱性を一層向
上させるために棚酸を配合することもでき、この場合棚
酸の配合量は、Cの310の重量部に対し、20〜45
重量部の範囲内にすると効果的である。また歪取焼錨後
の層間絶縁性を上げるために、コロィダルシリカなどの
コロイド状物質を配合しても良いo上述した配合割合に
なる処理液を連続的に電気鉄板表面にロールコーター等
で均一に塗布した後に、300〜700qoの乾燥炉に
て短時間焼付けることによって、目的とする良好な電気
絶縁被膜が形成できる。
このとき競付け後の被膜付着量は0.4〜6夕/〆程度
とすることが好ましい。
とすることが好ましい。
というのは0.4夕/れより少ない被膜量では打抜性の
改善効果に乏しく、一方6夕/れより多くなると被膜の
密着性が劣化するからである。一般的には、打抜性を重
視する時は被膜の付着量を多くし、他方溶接性を重視す
る時は付着量を少なくすることが望ましい。かくして得
られた絶縁被膜は、積層溶接時に悪臭を発散しないだけ
でなく、該被膜として要求される他の諸特性、たとえば
電気絶縁性、耐熱性、密着性、耐食性、および耐化学薬
品性などの面で十分満足のいくものであることも確めら
れている。
改善効果に乏しく、一方6夕/れより多くなると被膜の
密着性が劣化するからである。一般的には、打抜性を重
視する時は被膜の付着量を多くし、他方溶接性を重視す
る時は付着量を少なくすることが望ましい。かくして得
られた絶縁被膜は、積層溶接時に悪臭を発散しないだけ
でなく、該被膜として要求される他の諸特性、たとえば
電気絶縁性、耐熱性、密着性、耐食性、および耐化学薬
品性などの面で十分満足のいくものであることも確めら
れている。
次にこの発明の実施例を比較例と共に説明する。
実施例 1
板厚0.5肋の電気鉄板の表面に、下記の成分からなる
処理液Aを塗布した後、450℃の熱風炉にて8の砂間
競付けて該鉄板表面に絶縁被膜を被成した。
処理液Aを塗布した後、450℃の熱風炉にて8の砂間
競付けて該鉄板表面に絶縁被膜を被成した。
被膜付着量は1.5夕/めであった。このときの塗布作
業性および処理液の経時安定性は極めて良好であり、し
かも均一な被膜が得られた。
業性および処理液の経時安定性は極めて良好であり、し
かも均一な被膜が得られた。
ついで得られた絶縁被膜付き電気鉄板を所定の形状に切
抜いたのち積層し、ティグ溶接して実機に組立てた。
抜いたのち積層し、ティグ溶接して実機に組立てた。
この熔接時における悪臭の発生は皆無であり、またその
他被膜諸特性は表1に示したとおりであつた。
他被膜諸特性は表1に示したとおりであつた。
o30%重クロム酸マグネシウム溶液13の重量部Cの
3分 32.5重量部o酢酸ビニルーベオバ樹脂ヱマ
ルジョン (樹脂固形分:50%) <酢酸ビニル/べオバ(R.,R2お よびR3の総炭素数10)=70/30>2の重量部 oエチレングリコール 1の重量部実施例
2板厚0.5肋の電気鉄板の表面に、下記の成分から
なる処理液Bを塗布した後450℃の熱風炉にて8現妙
間焼付けて、被膜付着量:3.1多/あの被膜を形成し
た。
3分 32.5重量部o酢酸ビニルーベオバ樹脂ヱマ
ルジョン (樹脂固形分:50%) <酢酸ビニル/べオバ(R.,R2お よびR3の総炭素数10)=70/30>2の重量部 oエチレングリコール 1の重量部実施例
2板厚0.5肋の電気鉄板の表面に、下記の成分から
なる処理液Bを塗布した後450℃の熱風炉にて8現妙
間焼付けて、被膜付着量:3.1多/あの被膜を形成し
た。
このときの塗布作業性および処理液の経時安定性は良好
であり、均一な被膜が得られた。ついで得られた絶縁被
膜付き電気鉄板を実施例1の場合と同様にして実機に組
立てたところ、溶接時における悪臭の発生は全くなかっ
た。
であり、均一な被膜が得られた。ついで得られた絶縁被
膜付き電気鉄板を実施例1の場合と同様にして実機に組
立てたところ、溶接時における悪臭の発生は全くなかっ
た。
その他の被膜諸特性は表1に示したとおりであった。〔
処理液B〕o30%重クロム酸カルシウム溶液 13の
重量部Cの3分 30.5重量部o酢酸ビニル−べ
オバ樹脂ェマルジョン (樹脂固形分:50%) 2の重量部<酢酸
ビニル/べオバ(R,.R2およびR3の総炭素数10
)=50/50>oエチレングリコール
1の重量部。
処理液B〕o30%重クロム酸カルシウム溶液 13の
重量部Cの3分 30.5重量部o酢酸ビニル−べ
オバ樹脂ェマルジョン (樹脂固形分:50%) 2の重量部<酢酸
ビニル/べオバ(R,.R2およびR3の総炭素数10
)=50/50>oエチレングリコール
1の重量部。
機 蝿靴実施例 3
坂厚0.5側の電気鉄板の表面に、下記の成分からなる
処理液Cを塗布した後450℃の熱風炉にて8の段・間
嫁付けて、被膜付着童:1.9夕/〆の被膜を形成した
。
処理液Cを塗布した後450℃の熱風炉にて8の段・間
嫁付けて、被膜付着童:1.9夕/〆の被膜を形成した
。
このときの塗布作業性および処理液の経時安定性は極め
て良好であり、しかも均一な被膜が得られた。ついで得
られた絶縁被膜付き電気鉄板を所定の形状に切抜いたの
ち横層し、ティグ溶接して実機に組立てた。
て良好であり、しかも均一な被膜が得られた。ついで得
られた絶縁被膜付き電気鉄板を所定の形状に切抜いたの
ち横層し、ティグ溶接して実機に組立てた。
この溶接時における悪臭の発生は皆無であり、またその
他被膜諸特性は表1に示したとおりであつた。
他被膜諸特性は表1に示したとおりであつた。
o30%重クロム酸カルシウム溶液 13の重量部Cの
3分 30.5重量部o酢酸ビニル−べオバ樹脂ヱ
マルジョン (樹脂固形分:50%) <酢酸ビニル/べオバ(R,,R2お よびR3の総炭素数10)=70/30>5の重量部 oエチレングリコール 1の重量部o棚酸
1の重量部なお実施例
3および前掲実施例2のように重クロム酸塩溶液として
重クロム酸カルシウム溶液を用いて得られた被膜は、N
2雰囲気下750℃、2時間の燐鈍後、温度50つ○、
湿度80%の陣温恒湿槽に20日間保持したときでさえ
発錆率は5%程度と、歪取り焼錨後の耐食性にも優れて
いた。
3分 30.5重量部o酢酸ビニル−べオバ樹脂ヱ
マルジョン (樹脂固形分:50%) <酢酸ビニル/べオバ(R,,R2お よびR3の総炭素数10)=70/30>5の重量部 oエチレングリコール 1の重量部o棚酸
1の重量部なお実施例
3および前掲実施例2のように重クロム酸塩溶液として
重クロム酸カルシウム溶液を用いて得られた被膜は、N
2雰囲気下750℃、2時間の燐鈍後、温度50つ○、
湿度80%の陣温恒湿槽に20日間保持したときでさえ
発錆率は5%程度と、歪取り焼錨後の耐食性にも優れて
いた。
比較例 1
板厚0.5側の電気鉄板の表面に有機樹脂成分がこの発
明とは異なる下記の成分からなる処理液Dを塗布した後
、450℃の熱風炉にて8の砂間燐付けて、被膜付着量
:1.6夕/れの被膜を形成した。
明とは異なる下記の成分からなる処理液Dを塗布した後
、450℃の熱風炉にて8の砂間燐付けて、被膜付着量
:1.6夕/れの被膜を形成した。
その後実施例1,2と同様にして実機に題立てた。塗布
作業性および処理液の経時安定性は良好であり、均一な
被膜が得られたが、積層ティグ溶接時の臭気は強烈な刺
激臭であった。
作業性および処理液の経時安定性は良好であり、均一な
被膜が得られたが、積層ティグ溶接時の臭気は強烈な刺
激臭であった。
なおその他の被膜特性は表1に併記したとおりであった
。〔処理液D〕030%重クロム酸マグネシウム溶液1
3の重量部Cの3分: 32.5重量部oアクリル系
樹脂ェマルジョン (樹脂固形分:50%) 2の重量部oエチ
レングリコール 1の重量部比較例 2板
厚0.5肌の電気鉄板の表面に、この発明の必須成分で
あるべオバ樹脂を含まない下記の成分からなる処理液E
を塗布した後、450℃の熱風炉にて8の殿間競付けて
、被膜付着量:2.8夕/従の被膜を形成した。
。〔処理液D〕030%重クロム酸マグネシウム溶液1
3の重量部Cの3分: 32.5重量部oアクリル系
樹脂ェマルジョン (樹脂固形分:50%) 2の重量部oエチ
レングリコール 1の重量部比較例 2板
厚0.5肌の電気鉄板の表面に、この発明の必須成分で
あるべオバ樹脂を含まない下記の成分からなる処理液E
を塗布した後、450℃の熱風炉にて8の殿間競付けて
、被膜付着量:2.8夕/従の被膜を形成した。
その後実施例1,2と同様にして実機に粗立てた。塗布
作業時、約5時間後にコーティングロール表面で樹脂ェ
マルジョンが造膜し、均一な被膜が得られなかった。
作業時、約5時間後にコーティングロール表面で樹脂ェ
マルジョンが造膜し、均一な被膜が得られなかった。
なお積層テイグ溶接時における想臭の発生はなかった。
またその他の被膜特性は表1に併記したとおりであった
。〔処理液E〕 o30%重クロム酸マグネシウム溶液13の重量部Cの
3分:32.5重量部o酢酸ビニル樹脂ェマルジョン
3の重量部(樹脂固形分:50%)oエチレングリ
コール IQ重量部o棚酸
1の重量部表 ・1)層間抵抗:J
IS第2法 2)密着性 :屈曲して被膜の剥離しない直径3)耐食
性 :塩水噴霧試験 7時間後4)耐冷媒性:フロン2
2:冷凍機油=9:180℃XIO日間5)耐溶剤性:
沸騰キシレン中で6時間 6)耐油性 :1号絶縁油、120℃×72時間7)溶
接 :テイグ溶接8)打抜性 :15皿のスチールダ
イスにおいて、かえり高さが50〃mに達するまでの打
抜数以上述べたようにこの発明に従う絶縁被膜を有する
電気鉄板は、積層熔接時における悪臭の発生を完全に防
止でき、しかも該被膜に要求される他の特性の劣化も全
くない。
またその他の被膜特性は表1に併記したとおりであった
。〔処理液E〕 o30%重クロム酸マグネシウム溶液13の重量部Cの
3分:32.5重量部o酢酸ビニル樹脂ェマルジョン
3の重量部(樹脂固形分:50%)oエチレングリ
コール IQ重量部o棚酸
1の重量部表 ・1)層間抵抗:J
IS第2法 2)密着性 :屈曲して被膜の剥離しない直径3)耐食
性 :塩水噴霧試験 7時間後4)耐冷媒性:フロン2
2:冷凍機油=9:180℃XIO日間5)耐溶剤性:
沸騰キシレン中で6時間 6)耐油性 :1号絶縁油、120℃×72時間7)溶
接 :テイグ溶接8)打抜性 :15皿のスチールダ
イスにおいて、かえり高さが50〃mに達するまでの打
抜数以上述べたようにこの発明に従う絶縁被膜を有する
電気鉄板は、積層熔接時における悪臭の発生を完全に防
止でき、しかも該被膜に要求される他の特性の劣化も全
くない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 表面に電気絶縁性の被覆を有する電気鉄板であつて
、該被覆は、少くとも1種の2価金属を含む重クロム酸
塩系水溶液に、該水溶液中のCrO_3:100重量部
に対し有機樹脂として酢酸ビニル/ベオバ比が90/1
0〜40/60の比率になる樹脂エマルジヨンを樹脂固
形分で5〜120重量部および有機還元剤を10〜60
重量部の割合で配合した処理液を、基地鉄板の表面に塗
布し、常法による焼付け工程を経て得たものであること
を特徴とする溶接時における悪臭の発生がない電気絶縁
被膜を有する電気鉄板。 2 電気絶縁被膜の付着量が、基地鉄板の単位面積1m
^2当り0.4〜6gである特許請求の範囲第1項記載
の電気鉄板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19533182A JPS6036476B2 (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 溶接時における悪臭の発生がない電気絶縁被膜を有する電気鉄板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19533182A JPS6036476B2 (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 溶接時における悪臭の発生がない電気絶縁被膜を有する電気鉄板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5985872A JPS5985872A (ja) | 1984-05-17 |
JPS6036476B2 true JPS6036476B2 (ja) | 1985-08-20 |
Family
ID=16339388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19533182A Expired JPS6036476B2 (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 溶接時における悪臭の発生がない電気絶縁被膜を有する電気鉄板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036476B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991002828A1 (en) * | 1989-08-14 | 1991-03-07 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Insulation coating composition for electric sheet and method of insulation coating of electric sheet |
WO2014188679A1 (ja) | 2013-05-23 | 2014-11-27 | Jfeスチール株式会社 | 絶縁被膜付き電磁鋼板 |
WO2015079633A1 (ja) | 2013-11-28 | 2015-06-04 | Jfeスチール株式会社 | 絶縁被膜付き電磁鋼板 |
US9534136B2 (en) | 2010-07-22 | 2017-01-03 | Jfe Steel Corporation | Magnetic steel sheet with semi-organic insulation coating |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2712663B2 (ja) * | 1989-11-22 | 1998-02-16 | 日本鋼管株式会社 | 耐歪取り焼鈍性に優れた電磁鋼板用絶縁皮膜の形成方法 |
-
1982
- 1982-11-09 JP JP19533182A patent/JPS6036476B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO1991002828A1 (en) * | 1989-08-14 | 1991-03-07 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Insulation coating composition for electric sheet and method of insulation coating of electric sheet |
US9534136B2 (en) | 2010-07-22 | 2017-01-03 | Jfe Steel Corporation | Magnetic steel sheet with semi-organic insulation coating |
WO2014188679A1 (ja) | 2013-05-23 | 2014-11-27 | Jfeスチール株式会社 | 絶縁被膜付き電磁鋼板 |
WO2015079633A1 (ja) | 2013-11-28 | 2015-06-04 | Jfeスチール株式会社 | 絶縁被膜付き電磁鋼板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5985872A (ja) | 1984-05-17 |
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