JPS6036433B2 - 3−置換−4−オキソ−2−チオキソ−オキサゾリジンの新規な製造法 - Google Patents
3−置換−4−オキソ−2−チオキソ−オキサゾリジンの新規な製造法Info
- Publication number
- JPS6036433B2 JPS6036433B2 JP11158279A JP11158279A JPS6036433B2 JP S6036433 B2 JPS6036433 B2 JP S6036433B2 JP 11158279 A JP11158279 A JP 11158279A JP 11158279 A JP11158279 A JP 11158279A JP S6036433 B2 JPS6036433 B2 JP S6036433B2
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
Description
本発明は3一層襖−4−オキソー2−チオキソーオキサ
ゾリジンの新規な製造法に関する。 4−オキソ−2−チオキソーオキサゾリジン誘導体は、
写真感光材料中に使用されている感光色素の原料として
、極めて重要な化合物である。 [A]+CICH2C02日(又はCICH2CON日
2)4−オキソ−2ーチオキソーオキサゾリジンの製造
法についての文献は、例えばアルクビスト(山gvis
t)著、シャーナル プラクティシェ、へ・一(J・P
rakt・ehem)、第〔2〕99巻、45頁(19
1g王)の記載によると、先ず次の反応式に示される中
間体化合物〔A〕を経て、更に次の反応式に示される中
間体化合物〔B〕を得て、更に最終段階の次の反応式に
示される縮合及び閉環反応によって目的物であるところ
の4ーオキソ−2−チオキソーオキサゾリジンを得てい
る。 一般的な製造方法として知られている上記記載の方法に
おいて、反応の中間体化合物〔C〕を得る反応は、その
原料化合物〔B〕と第一アミンとの間で−SのS−C間
一重結合が切 れて第一ァミンと反応し が生成 するものである。 しかし乍ら、この反応では、劇反応として、のC−○間
一重結合 が切れて同様に第一アミンと反応して が生成することは避けられない ことである。 即ち、この創生物は次の段階の脱水閉環反応によってロ
ーダニン誘導体を生成する事は明らかである。この副生
物のローダニン誘導体を、目的物である4ーオキソー2
−チオキソーオキサゾリジン誘導体から分離精製する事
は多くの場合非常に困難であり、分離可能の場合も多大
の労力を必要とする。本発明の目的は、ローダニン類化
合物を劉生しない新規な3一置換−4−オキソー2−チ
オキソーオキサゾリジンの製造法を提供することにある
。 本発明の目的は、S−ペンジル−○−カルボキシメチル
ジチオカーボネートと目的物とする当該オキサゾリジン
の3位の置換基を有する第1級ァミソとを反応させるこ
とによって達成された。 本発明によれ‘よ、好ましくは、一般式〔1〕 で表わされるS−ペンジル−○−カルボキシメチルジチ
オカーボネートと一般式
ゾリジンの新規な製造法に関する。 4−オキソ−2−チオキソーオキサゾリジン誘導体は、
写真感光材料中に使用されている感光色素の原料として
、極めて重要な化合物である。 [A]+CICH2C02日(又はCICH2CON日
2)4−オキソ−2ーチオキソーオキサゾリジンの製造
法についての文献は、例えばアルクビスト(山gvis
t)著、シャーナル プラクティシェ、へ・一(J・P
rakt・ehem)、第〔2〕99巻、45頁(19
1g王)の記載によると、先ず次の反応式に示される中
間体化合物〔A〕を経て、更に次の反応式に示される中
間体化合物〔B〕を得て、更に最終段階の次の反応式に
示される縮合及び閉環反応によって目的物であるところ
の4ーオキソ−2−チオキソーオキサゾリジンを得てい
る。 一般的な製造方法として知られている上記記載の方法に
おいて、反応の中間体化合物〔C〕を得る反応は、その
原料化合物〔B〕と第一アミンとの間で−SのS−C間
一重結合が切 れて第一ァミンと反応し が生成 するものである。 しかし乍ら、この反応では、劇反応として、のC−○間
一重結合 が切れて同様に第一アミンと反応して が生成することは避けられない ことである。 即ち、この創生物は次の段階の脱水閉環反応によってロ
ーダニン誘導体を生成する事は明らかである。この副生
物のローダニン誘導体を、目的物である4ーオキソー2
−チオキソーオキサゾリジン誘導体から分離精製する事
は多くの場合非常に困難であり、分離可能の場合も多大
の労力を必要とする。本発明の目的は、ローダニン類化
合物を劉生しない新規な3一置換−4−オキソー2−チ
オキソーオキサゾリジンの製造法を提供することにある
。 本発明の目的は、S−ペンジル−○−カルボキシメチル
ジチオカーボネートと目的物とする当該オキサゾリジン
の3位の置換基を有する第1級ァミソとを反応させるこ
とによって達成された。 本発明によれ‘よ、好ましくは、一般式〔1〕 で表わされるS−ペンジル−○−カルボキシメチルジチ
オカーボネートと一般式
〔0〕
日2N−R2
〔0〕
で表わされる第一級アミンとを反応させて一般式〔m〕
で表わされる3置換−4−オキソ−2−チオキソーオキ
サゾリジン類化合物を製造することができる。 上式の一般式においてR,は水素原子、ハロゲン原子、
カルボキシル基、スルホ基、カルバモィル基、スルフア
モィル基、アシルアミド基、アルコキシ基、ニトロ基、
シアノ基を表わし、R2は置換又は無置換のアルキル基
、アラルキル基、アルケニル基、アリール基を表わし、
Mは水素原子、又は金属カチオンを表わす。本発明に使
用されるS−ペンジル−○−カルボキシメチルジチオカ
ーボネートは二硫化炭素とグリコール酸を濃厚水酸化カ
リウム水溶液中にて反応せしめて得られるカルボキシメ
チルジチオカーボネートカリゥム塩溶液に置換又は無置
換のペンジルクロラィドを反応させることにより容易に
得られる。 一般式〔1〕において、S−ペンジル基をSーェチル基
に代えた化合物も同様に、第一級アミンと反応すること
が出来るが、Sーベンジル体化合物に比して、反応時の
悪臭が激しい上に、各種アミンとの反応における収率も
低い傾向が有る。本発明に係る反応に用いられる第一級
アミンとしては例えばメチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、lso−プロピルアミン、アリルアミン
、8ーヒドロキシエチルアミン、8−クロロヱチルアミ
ン、y−フロモエチルアミン、シクロヘキシルアミン、
エトキシカルボニルメチルアミン、エトキシカルボニル
エチルアミン、6ーアセトキシエチルアミン、メトキシ
メチルアミン、3−エトキシヱチルアミン、力ルボキシ
メチルアミン、8−力ルボキシエチルアミン、スルホメ
チルアミン、Bースルホエチルアミン、ベンジルアミン
、8−フエニルエチルアミン、アニリン、p−トルイジ
ン、pーク。 ロアニリン、p−アニシジン、p−アミノ安臭香酸、3
,4−ジカルポキシァニリン、スルフアニル酸、3−カ
ルボキシ−4−ヒドロキシアニリン、2,5ージスルホ
アニリン、1−アミノ−4−スルホナフタレンなどがあ
げられる。本発明の反応に使用するS−ペンジル−0ー
カルボキシメチルジチオカーボネートと、第1級アミン
のモル比は適当に変えることができるが、第1級アミン
を、1〜2倍モル程度を用いると好結果を得る。 反応溶媒としては例えば水や、メタノール、エタノール
などのアルコール系溶媒が用いられるが、脱水閉環反応
に於てはトルェン、キシレンなどの芳香族中性溶媒、酢
酸、無水酢酸などの酢酸溶媒も使用される。反応の温度
は、縮合反応に於ては、ほぼ室温(20〜3000)で
鷹洋下に行われるが、脱水閉環反応に於ては水浴上又は
油裕上加熱櫨梓下又は還流下で行われる。本発明の方法
は、以下に於て具体例によって説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。 合成例 1 S−ペンジル−○−力ルボキシメチルジチオカーボネー
トカリゥム塩の合成水酸化カリウム132夕を水132
のに溶かし、グリコール酸76夕及び二酸化炭素84夕
を加えて室温にて24時間激しく擬伴する。 得られた澄色液にアセトニトリル127の(及びペンジ
ルクロライド127夕を加えて室温にて5時間激しく櫨
拝する。析出物を炉取し、白色になるまでベンゼンで洗
じようする。収量149タ融店28500(分解)。合
成例 23一n−プロピル−4ーオキソー2ーチオキソ
ーオキサゾリジンの合成。 合成例1で得られた化合物28タ水120の‘に溶かし
、nープロピルアミン5.9夕を加えて室温にて3時間
櫨拝する。 析出した油をベンゼンで抽出して除き、水層を稀硫酸(
1:4)で酸性にする。この水溶液を水浴上1時間加熱
する冷却後析出する油をベンゼンで抽出し、溶媒を蟹去
する。n−へキサンでこねると結晶化する。インプロピ
ルアルコールより再結晶する。収量9.7夕、融点41
〜43午0 合成例 3 3ーフエニルエチル−4−オキソー2ーチオキソーオキ
サゾリジンの合成。 合成例1で得られた化合物28夕を水140泌に溶かし
、8一フエニルヱチルアミン12.1夕を加えて室温に
て2時間燈幹する。 析出した油をベンゼンで抽出して除き、水層を稀硫酸で
酸性にすると、結晶が析出する。 このまま水浴上にて2時間加熱する。冷却後固化物を炉
取し、アルコールより再結晶する。収量15.3夕、融
点79.0〜80.000合成例 43−エトキシカル
ボキシメチルー4−オキソー2ーチオキソーオキサゾリ
ジンの合成。 合成例1で得られた化合物28夕、グリシンェチルェス
テル塩酸塩14夕及びトリェチルアミン10夕をエタノ
ール140の【中にて室温下に4時間櫨拝する。 エタノールを留去し残留物をnーヘキサンで数回洗じよ
うすると固化する。この固化物をキシレン200机‘で
1時間還流し、不落物を炉去後キシレンを留去する。残
留物は冷却すると固化する。インプロピルアルコールよ
り再結晶する。収量10夕、融点50.5〜5〆○ 合成例 5 3−フエニル−4ーオキソ−2−チオキソーオキサゾリ
ジンの合成。 合成例1で得られた化合物28夕を水120の‘に溶か
し、ァニリン9.3夕を加え室温にて4時間蝿拝する。 析出する油をベンゼンで抽出して除き水層ご稀硫酸で酸
性にする。上裕上1時間加熱後、冷却すると半固体状の
ものが析出する。これをクロロホルムで抽出し、水洗、
乾燥後、溶媒を蟹却すると白色の固体が残留する。この
固体に無水酢酸10の【及び酢酸30の上を加えて1時
間還流する。溶媒留去後、残留物に水を加えてこねると
固化する。炉取し、メタノールより再結晶する。収量8
.1タ融点168〜170oo 合成例 6 3ースルホヱチルー4ーオキソー2−チオキソーオキサ
ゾリジンの合成。 合成例1で得られた化合物289を水140の【に溶か
し、これに、夕ウリン12.59を、水酸化カリウム6
.6夕を含む水溶液35舷に溶かした溶液を加えて、室
温にて2餌時間燈梓する。 析出した油をベンゼンで抽出して除き、水層を稀稀酸で
酸性にする。この溶液を水浴上、1時間加熱後、溶媒を
乾固する。この白色残留結晶に加熱しながら溶けるまで
水を加え、放置、冷却して析出する毛針状結晶を炉取す
る。収量7タ 融点270oo(分解) 合成例 7 3−p−力ルボキシフエニル−4−オキソ−2−チオキ
ソーオキサゾリジンの合成(7の・)。 合成例1で得られた化合物28夕を水120の上に溶か
し、この溶液に、p−アミノ安息香酸13.7夕を、水
酸化カリウム6.6夕を含む水溶液30のとに溶かした
溶液を加えて、室温に2独特間蝿拝する。 析出した油をベンゼンで抽出して除き、水層を稀硫酸で
酸性にして生ずる沈澱を炉取して乾燥する。この固体に
無水酢酸65地及び酢酸130泌を加えて1時間還流す
る。不溶物を炉去後、反応液を冷却して析出する結晶を
炉取する。収量9タ 融点25000(分解) ここで比較のため、従来の方法によって合成した比較合
成例を示す。 上記合成例7に示した3−p−カルボキシフェニル−,
4−オキソ−2−チオキソ−オキサゾリジンの合成(7
の2)S,0−ジカルポキシメチルージチオカーボネー
ト(HOOCCH20CSSCH2COOH)52.5
夕を、水酸化カリウム49.5夕を含む水溶液190机
に溶かし、この溶液にn−アミノ安息香酸34.3夕を
加えて、室温にて2加時間蝿拝する。 反応液を稀硫酸で酸性にした後水浴上にて2時間加熱す
る。冷却して析出した結晶を炉取する。炉取物を水洗し
た後、エタノールより再結晶する。収量25タ 融点2
5が0(分解) 次にここで得られた合成例7の化合物の元素分析結果を
示すと次の様である。 CIoH7N・04SI ここで注目すべきことは合成例7の2(従来法)により
撮られた化合物の3−p−カルボキシフエニル−4ーオ
キソー2ーチオキソーオキサゾリジンではなく、その元
素分析値から先に詳述したところのローダン誘導体(C
,oH7N,03S2計算値C47.42%、日2.7
9%、N5.53%S25.32%)であることが推定
される。 この事実は、この化合物を用いて色素を合成し、その吸
収波長を測定することによっても確認できた。従って、
本発明による合成法は、4ーオキソ−2ーチオキソーオ
キサゾリジンの合成法として従来法よりもすぐれている
ことが判る。
サゾリジン類化合物を製造することができる。 上式の一般式においてR,は水素原子、ハロゲン原子、
カルボキシル基、スルホ基、カルバモィル基、スルフア
モィル基、アシルアミド基、アルコキシ基、ニトロ基、
シアノ基を表わし、R2は置換又は無置換のアルキル基
、アラルキル基、アルケニル基、アリール基を表わし、
Mは水素原子、又は金属カチオンを表わす。本発明に使
用されるS−ペンジル−○−カルボキシメチルジチオカ
ーボネートは二硫化炭素とグリコール酸を濃厚水酸化カ
リウム水溶液中にて反応せしめて得られるカルボキシメ
チルジチオカーボネートカリゥム塩溶液に置換又は無置
換のペンジルクロラィドを反応させることにより容易に
得られる。 一般式〔1〕において、S−ペンジル基をSーェチル基
に代えた化合物も同様に、第一級アミンと反応すること
が出来るが、Sーベンジル体化合物に比して、反応時の
悪臭が激しい上に、各種アミンとの反応における収率も
低い傾向が有る。本発明に係る反応に用いられる第一級
アミンとしては例えばメチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、lso−プロピルアミン、アリルアミン
、8ーヒドロキシエチルアミン、8−クロロヱチルアミ
ン、y−フロモエチルアミン、シクロヘキシルアミン、
エトキシカルボニルメチルアミン、エトキシカルボニル
エチルアミン、6ーアセトキシエチルアミン、メトキシ
メチルアミン、3−エトキシヱチルアミン、力ルボキシ
メチルアミン、8−力ルボキシエチルアミン、スルホメ
チルアミン、Bースルホエチルアミン、ベンジルアミン
、8−フエニルエチルアミン、アニリン、p−トルイジ
ン、pーク。 ロアニリン、p−アニシジン、p−アミノ安臭香酸、3
,4−ジカルポキシァニリン、スルフアニル酸、3−カ
ルボキシ−4−ヒドロキシアニリン、2,5ージスルホ
アニリン、1−アミノ−4−スルホナフタレンなどがあ
げられる。本発明の反応に使用するS−ペンジル−0ー
カルボキシメチルジチオカーボネートと、第1級アミン
のモル比は適当に変えることができるが、第1級アミン
を、1〜2倍モル程度を用いると好結果を得る。 反応溶媒としては例えば水や、メタノール、エタノール
などのアルコール系溶媒が用いられるが、脱水閉環反応
に於てはトルェン、キシレンなどの芳香族中性溶媒、酢
酸、無水酢酸などの酢酸溶媒も使用される。反応の温度
は、縮合反応に於ては、ほぼ室温(20〜3000)で
鷹洋下に行われるが、脱水閉環反応に於ては水浴上又は
油裕上加熱櫨梓下又は還流下で行われる。本発明の方法
は、以下に於て具体例によって説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。 合成例 1 S−ペンジル−○−力ルボキシメチルジチオカーボネー
トカリゥム塩の合成水酸化カリウム132夕を水132
のに溶かし、グリコール酸76夕及び二酸化炭素84夕
を加えて室温にて24時間激しく擬伴する。 得られた澄色液にアセトニトリル127の(及びペンジ
ルクロライド127夕を加えて室温にて5時間激しく櫨
拝する。析出物を炉取し、白色になるまでベンゼンで洗
じようする。収量149タ融店28500(分解)。合
成例 23一n−プロピル−4ーオキソー2ーチオキソ
ーオキサゾリジンの合成。 合成例1で得られた化合物28タ水120の‘に溶かし
、nープロピルアミン5.9夕を加えて室温にて3時間
櫨拝する。 析出した油をベンゼンで抽出して除き、水層を稀硫酸(
1:4)で酸性にする。この水溶液を水浴上1時間加熱
する冷却後析出する油をベンゼンで抽出し、溶媒を蟹去
する。n−へキサンでこねると結晶化する。インプロピ
ルアルコールより再結晶する。収量9.7夕、融点41
〜43午0 合成例 3 3ーフエニルエチル−4−オキソー2ーチオキソーオキ
サゾリジンの合成。 合成例1で得られた化合物28夕を水140泌に溶かし
、8一フエニルヱチルアミン12.1夕を加えて室温に
て2時間燈幹する。 析出した油をベンゼンで抽出して除き、水層を稀硫酸で
酸性にすると、結晶が析出する。 このまま水浴上にて2時間加熱する。冷却後固化物を炉
取し、アルコールより再結晶する。収量15.3夕、融
点79.0〜80.000合成例 43−エトキシカル
ボキシメチルー4−オキソー2ーチオキソーオキサゾリ
ジンの合成。 合成例1で得られた化合物28夕、グリシンェチルェス
テル塩酸塩14夕及びトリェチルアミン10夕をエタノ
ール140の【中にて室温下に4時間櫨拝する。 エタノールを留去し残留物をnーヘキサンで数回洗じよ
うすると固化する。この固化物をキシレン200机‘で
1時間還流し、不落物を炉去後キシレンを留去する。残
留物は冷却すると固化する。インプロピルアルコールよ
り再結晶する。収量10夕、融点50.5〜5〆○ 合成例 5 3−フエニル−4ーオキソ−2−チオキソーオキサゾリ
ジンの合成。 合成例1で得られた化合物28夕を水120の‘に溶か
し、ァニリン9.3夕を加え室温にて4時間蝿拝する。 析出する油をベンゼンで抽出して除き水層ご稀硫酸で酸
性にする。上裕上1時間加熱後、冷却すると半固体状の
ものが析出する。これをクロロホルムで抽出し、水洗、
乾燥後、溶媒を蟹却すると白色の固体が残留する。この
固体に無水酢酸10の【及び酢酸30の上を加えて1時
間還流する。溶媒留去後、残留物に水を加えてこねると
固化する。炉取し、メタノールより再結晶する。収量8
.1タ融点168〜170oo 合成例 6 3ースルホヱチルー4ーオキソー2−チオキソーオキサ
ゾリジンの合成。 合成例1で得られた化合物289を水140の【に溶か
し、これに、夕ウリン12.59を、水酸化カリウム6
.6夕を含む水溶液35舷に溶かした溶液を加えて、室
温にて2餌時間燈梓する。 析出した油をベンゼンで抽出して除き、水層を稀稀酸で
酸性にする。この溶液を水浴上、1時間加熱後、溶媒を
乾固する。この白色残留結晶に加熱しながら溶けるまで
水を加え、放置、冷却して析出する毛針状結晶を炉取す
る。収量7タ 融点270oo(分解) 合成例 7 3−p−力ルボキシフエニル−4−オキソ−2−チオキ
ソーオキサゾリジンの合成(7の・)。 合成例1で得られた化合物28夕を水120の上に溶か
し、この溶液に、p−アミノ安息香酸13.7夕を、水
酸化カリウム6.6夕を含む水溶液30のとに溶かした
溶液を加えて、室温に2独特間蝿拝する。 析出した油をベンゼンで抽出して除き、水層を稀硫酸で
酸性にして生ずる沈澱を炉取して乾燥する。この固体に
無水酢酸65地及び酢酸130泌を加えて1時間還流す
る。不溶物を炉去後、反応液を冷却して析出する結晶を
炉取する。収量9タ 融点25000(分解) ここで比較のため、従来の方法によって合成した比較合
成例を示す。 上記合成例7に示した3−p−カルボキシフェニル−,
4−オキソ−2−チオキソ−オキサゾリジンの合成(7
の2)S,0−ジカルポキシメチルージチオカーボネー
ト(HOOCCH20CSSCH2COOH)52.5
夕を、水酸化カリウム49.5夕を含む水溶液190机
に溶かし、この溶液にn−アミノ安息香酸34.3夕を
加えて、室温にて2加時間蝿拝する。 反応液を稀硫酸で酸性にした後水浴上にて2時間加熱す
る。冷却して析出した結晶を炉取する。炉取物を水洗し
た後、エタノールより再結晶する。収量25タ 融点2
5が0(分解) 次にここで得られた合成例7の化合物の元素分析結果を
示すと次の様である。 CIoH7N・04SI ここで注目すべきことは合成例7の2(従来法)により
撮られた化合物の3−p−カルボキシフエニル−4ーオ
キソー2ーチオキソーオキサゾリジンではなく、その元
素分析値から先に詳述したところのローダン誘導体(C
,oH7N,03S2計算値C47.42%、日2.7
9%、N5.53%S25.32%)であることが推定
される。 この事実は、この化合物を用いて色素を合成し、その吸
収波長を測定することによっても確認できた。従って、
本発明による合成法は、4ーオキソ−2ーチオキソーオ
キサゾリジンの合成法として従来法よりもすぐれている
ことが判る。
Claims (1)
- 1 3−置換−4−オキソ−2−チオキソ−オキサゾリ
ジンの製造法において、s−ベンジル−O−カルボキシ
メチルジチオカーボネートと前記4−オキソ−2−チオ
キソ−オキサゾリジンの3位の置換基を有する第1級ア
ミンとを反応させることを特徴とする3−置換−4−オ
キシ−2−チオキソ−オキサゾリジンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11158279A JPS6036433B2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | 3−置換−4−オキソ−2−チオキソ−オキサゾリジンの新規な製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11158279A JPS6036433B2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | 3−置換−4−オキソ−2−チオキソ−オキサゾリジンの新規な製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5634675A JPS5634675A (en) | 1981-04-06 |
JPS6036433B2 true JPS6036433B2 (ja) | 1985-08-20 |
Family
ID=14565020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11158279A Expired JPS6036433B2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | 3−置換−4−オキソ−2−チオキソ−オキサゾリジンの新規な製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036433B2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-31 JP JP11158279A patent/JPS6036433B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5634675A (en) | 1981-04-06 |
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